みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
142.《ネタバレ》 テイストはそれほど嫌いではなかった。 女性向け作品と思われるだけに、さすがに大ハマりというテイストではないが、落ち着いた穏やかな時間を堪能できた。 ストーリーはほとんど存在せず、何かに傷ついた人々が、ただコーヒーを飲んだり、おにぎりを食べたりする程度のものである。 その程度でも、それほど飽きることないということは、女優陣の自然体な演技力、監督の技量が高いということだろう。 フィンランドという国が持つ魅力もあるが、ナチュラルな空気感は見事だ。 本作においてはそれほどリアリティを気にする必要はないのではないかと思う。 「どうやって生活しているのか」「就労ビザはあるのか」「日々の余った食材を捨てているのか」などのつまらないことを気にすると面白みを減るので、あまり考えない方がよい。 汚いところも、きついところも、言い争いも全く描かず、「自分らしくしていれば、そのうち上手くいく」という妄想や理想に近いところがあるが、“映画”というものは現実逃避の手段でもある。 厳しく忙しく、常に何かに追われる日常生活を一瞬でも忘れることができる手段として、本作には存在価値がある。 「やりたくないことはやらない」、そのような理想が通じる世の中が良いのか悪いのかは分からないが、こういう作品もたまにはいいものだ。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-12-28 23:18:32) 141.これは観賞側の生活のリトマス試験紙映画かな。仮に、幸福で裕福で平和で牧歌的で健康で満腹で愛に満ちた生活をしている人が観たら、高く評価する映画と思えないから。つーか、そんな人はきっと途中で寝ますね。またその逆で、仕事で体力と精神力を削り取られていくような生活をしている人がこれを観たら、すごく高い評価(か、低い評価)をすると思う。憧れる(か、有り得ないと目を背ける)から。 このところ、比較的落ち着いた生活をしている自分には平均点映画。神経質に観察すると成立しないような食堂経営だったけど、精神的にニュートラルな生活に憧れる人には味わい深く映ると思います。私は小林聡美の演技力をかなり見直しました。いや、別に見くびっていた訳じゃないけど。彼女の最後の「いらっしゃい!」はホント、いい顔してました。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-12-26 22:19:27) 140.《ネタバレ》 おすぎの映画評論の影響で、鑑賞しましたが、なかなかおもしろかったです。 たいしたエピソードもなく、たんたんとかもめ食堂の様子が映されていくのですが、最初、一人で店をやっていた主人公が、【ガッチャマン】の歌により、一人の観光女性と知り合いになり、店の手伝いを受けます。店には、日本かぶれの外人客1人しかこなくて、どうなるのだろうという感じ。そこへ、一人の中年男性がコーヒーを飲みにやってくる。 (この人はあとにも泥棒で、再登場。)美味しいコーヒーの入れ方を伝授する。 お手伝いの人が、いろいろと提案する。シナモンロールを作ってみる。おにぎりを作ってみる。焼肉定食を作ってみる。そのうち、お客さんは、やってきた。 また、空港で自分の荷物が届かないという女性も巻き込み、店を3人でやりだした。途中、酔っ払いで、亭主にでていかれたフィンランド女性の話や、前途の泥棒や、森へのたびなど、こネタをはさみ、2時間を飽きさせない。 とにかく、この店で出している料理がやたらに美味しそうで、おもわずつばを飲み込む場面も。 最後の、3人3様の【いらっしゃい】など、締め方もうまかったです。 【G&G】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-12-19 09:49:58) 139.北欧の家具や雑貨ってオシャレよね。こんなユルい生活憧れるわ。なんてOLにはめちゃうけだろうが・・・ 【長谷川アーリオ・オーリオ】さん [DVD(邦画)] 2点(2010-12-18 19:18:44) 138.《ネタバレ》 何も起こらない日常を日記に綴り、それを映像化しただけって感じの映画。これほど何も起こらない映画は他に類を見ない。ある意味、希少価値の高い映画。だがしかし、この映画をお勧めする気には全くなれない。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 3点(2010-12-05 08:29:15) 137.《ネタバレ》 評価が高い映画なんで、今頃レンタルで鑑賞。 いつのまにかうとうとし、気がついたら翌朝。 今まで何十本となく見たけど、途中で眠ってしまったのは、この映画がはじめて。 朝起きてから記憶のあいまいなところから見直したけど。うーん。 泥棒と酔っ払いくらいしか事件がないんだからしょうがない。 いつの間にか繁盛しているのもご都合主義。 演技もなんかアングラの演劇っぽい。 内容も役者の個人的に発するオーラにおんぶに抱っこと言う感じ。 仕事や人間関係に疲れて、たまにはぼーっとしたくなるような エリートの働き蜂人間が、つかの間のオアシスとして鑑賞する映画なのかも。 俺向きじゃあないな。 【ひであき】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-10-21 08:38:33) 136.《ネタバレ》 日本刀を片手にかもめ食堂へ単身乗り込む俺。 「ちょっといいか!おい!そこの豚身!このオタク野郎め!お前もだ!動くんじゃねえぞ。フィンランドでとんだ世迷事を抜かしてるロハス女どもがいるっちゅうから、遥々日本から年休取って来てやったのさ。言っとくけど、お前らのせいで今年の正月は、もう休み取れなくて実家に帰れねえんだからな!そこんとこ、よろしく頼むぜ!耳かっぽじって聴いてくれ! だいたい何なんだよ、この仲良しクラブはよぉ!お前ら、商売する気あんのかよ!こんな商売やってて、絶対、客来ねぇだろ!何かラストたくさん来てたけど、あれは絶対演出だろうが! そもそもどうやって生活立ててんだよ、お前ら!もともと金持ちか(泣)!?ならいいけどさぁ・・・って、こっちゃ良くねぇんだよ!うちの純真な彼女がこの映画を観て、海外でカフェやりたいって言い出したら、どうしてくれんだよ!?夢見がちな日本人女性の心をもてあそぶのはいい加減にしてくれよ!ちゃんと、こういうビジネスモデルじゃダメでしたって展開にしてくれなきゃ困っちまうだろうが! しかもお前らわがまま過ぎんだよ!特にサチエ!『やりたくないことはやりません』みたいなこと抜かしてるじゃねぇか!おぅ、おぅ!俺だってなぁ、好きで仕事やってんじゃねぇんだよ!みんな、そうなんだよ!でもな、みんな『家族に美味い飯を食わせてやりたい!』とか『お客様の笑顔が見たい!』とかいう理由を、何とか見つけ出して、もしくはでっち上げて頑張ってんだろうが!それによって、『日本の競争力』が保たれて、お前らは金持ちなんだろうが(憶測)!フリーライドは許さねぇぞ!せめて『努力が美徳』だっていう日本の競争力維持に必要な命題くらいは肯定してくれよ!頼むよ!みんながお前らみたいに自分探しし出したら、日本はこれからどうなっちまうんだよ!そして、俺はこれから何を信じて生きてけば良いんだよぅ(号泣)。」 その後・・・。その場に泣き崩れた俺は、速やかにサチエに関節を決められ、マサコに猿轡を噛まされ、ミドリに店の裏へと引きずられて行った。そう、「かもめ食堂」は日本人観光客を誘い込む人肉饅頭工場だったのだ・・・。 この映画を好きな方、ほんとネタにしてすいません。すいませんけど、俺アこんな有閑映画、絶対認めねえぞ(笑)! 【枕流】さん [DVD(字幕)] 1点(2010-10-11 23:22:48)(良:1票) (笑:1票) 135.《ネタバレ》 かもめ食堂にいる人々は、時間や義務に追われることなく自分のやりたいことを自由にやっている。客がまったく来なくても気にしないし、荷物が届かなくても焦らないし、友達がいなくても楽しんでる。でもそういう生き方は、様々なことに日々追われて生きる僕にとってはあまりにもベクトルが違いすぎて、共感も憧れも抱くに至らなかった。ただ、何事にも動じないで落ち着き払った小林聡美の演技は魅力的でした。それから作中の手料理がすごく美味しそうに見えました。 【プライドだらけ】さん [地上波(邦画)] 5点(2010-10-07 23:19:00) 134.《ネタバレ》 最後まで見事に何も起こらず、呆気にとられましたw それでもこの映画、清涼感が漂っていて好きです。 特にラストの、小林聡美演じるサチエの『いらっしゃい』は気持ちいい!と片桐はいり、もたいまさこ演じる女性たちが褒めるシーンが好きです。自分もあんなシャキっとした挨拶が自然に出来るようになりたいものです。 それから女4人で「何もしない」正真正銘のバカンスで、もたいまさこがタバコをたしなむ姿も好き。 先日久しぶりに観たけど、また数年後にも楽しめそう。そして忙しくしていると忘れがちな軸を取り戻してもらえそう。飽きずに何度でも観れる、気持ちよい映画です。 【フィットピッポ4】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-10-07 16:39:27) 133.どうも何も起きなさそうな映画を見るのにためらいがあって手に取らずにいたが、たまたまDVDの整理をしていたときに観たら、本当に何も起きない映画でそこにびっくりした。しかしその低いハードルのまま鑑賞してみると、片桐はいりやフィンランドの役者とかに笑える部分があって観る前よりも大幅に印象が良くなった。小林聡美の年相応の雰囲気は魅力的だと思う。個人的にもたいまさこは大学時代のゼミの先生を喚起する。 【おっちょ】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-09-19 19:22:21) 132.もう少し料理に視点を当ててもいいかな。フィンランドという設定時点である意味成功している映画だと思う。同じくユルい『めがね』よりも数段上。 【noji】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-09-13 09:43:11) 131.《ネタバレ》 美味しそうな映画です。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-09-07 17:31:58) 130.《ネタバレ》 北欧は好きだけど(といってもフィンランドよりノルウェーの方が)、正直つまらなかった。異国の街で開店してから客が入ってなくても平気でいられる神経がどうも理解不能。かと思えば急にはやりだすし、いかにも作り物といった感じ。もたいまさこのスーツケースの中身が意味不明。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-07-25 12:35:09) 129.荻上監督作品の代表作であり、 彼女のキャリアの中で個人的にも最も好きな作品。 舞台はフィンランド。 個性的な3人の日本人女性が繰り広げる物語。 小林聡美、片桐はいり、もたいまさこ 3人の関係性はいつもながらに安定感があります。 私が特に好きだったのが小林聡美演じる主人公のサチエでした。 夢はあるけれど片意地をはらない、素晴しい女性像を演じます。 そんな彼女は作中、印象深い言葉をいくつか残しました。 その中に、ミドリ役の片桐はいりさんに 「サチエさんは好きなことして暮らしていていいなー」 と言われた時の回答 「嫌いなことはしないだけですw」 という言葉がありました。 現在の日本では戦前に比べ女性は自由になったと聞きます。 しかし現状は30代で独身の女性を「負け犬」と揶揄したりする社会が悪いのか、 本当の意味で自由な女性というものには中々お目にかかりません。 ちょっと拡大解釈しすぎなのかも知れませんが、 この映画はそんな現代人に「こんな幸せもあるのだよ」と投げかけてくれるような気がします・・・。 沢山のお金。誰もがうらやむような仕事。庭付き一戸建て。素敵な結婚相手。 そんな風に「社会につくられていない幸せ」が確かにこの映画にはありました。 今の日本の社会に欠けている「何か」を見つけられる一本。 【吉祥寺駅54号】さん [DVD(邦画)] 7点(2010-07-12 20:50:08) 128.おにぎりを握る、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっという音、フライを揚げるじゅわ~っとジューシーな音。さくとん、さくとんと鳴る包丁とまな板のリズム。料理の載ったお皿をテーブルに置く、ごとっという音。それらを聞かせるために、料理中はBGMを排除していたようだ。小林さんの美しい手の動きとこれらの音を楽しみたくて、またこの映画を見たいと思ってしまう。同じく食べ物を扱った癒し系「ショコラ」では、視聴したあと特にチョコレートを食べたいとは思わなかったが、今回は黒い海苔を巻いたシンプルなおにぎりが無性に食べたくなった。それと何より、箸とおにぎりに何の違和感もなく食事を楽しんでくれるフィンランド人のお客の姿が日本人として嬉しくて、最高の癒しになった。 【tony】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-17 10:41:38) 127.見る前からこういったゆったりとしたテンポで特に事件もない話というのを知っていたので、そうゆう気分でみたら期待通りで安心して見てられました。 【紫電】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-02-24 15:42:20) 126.海がきれいだなぁ~ 【シトロエン】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-02-05 22:46:03) 125.癒される。 キャストが素晴らしい。 トンミ・ヒルトネンの当て字に笑った。 【りえりえ】さん [DVD(邦画)] 6点(2010-01-23 23:06:54) 124.平穏な感じがとても良いです。北欧に出かけたいと思っていたところなので、予習的な感じで見たのですが、ヘルシンキの雰囲気がよく伝わってきました。本当にのんびりした映画。とくになにがあるわけでもないですが、個性豊かな人間と、日向ぼっこをしているような感じですね。 【lalala】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-12-25 16:41:21) 123.《ネタバレ》 日本映画で穏やかなイメージは前もって持っていたけど、日本映画独特の「間」が苦手な自分にとってどんな映画なのかなって思っていました。ストーリーは予想通り穏やかで、出演している女性3人と現地の人達も含めて全員がとても舞台に合っていて、自分があたかもヘルシンキの「かもめ食堂」にいるような気持ちになれました。実際、日本を離れて生活するだけでなく外国でお店を出すというのは大変な事がたくさんあるはずなのに、映画を観ている限りはそんな感じをまったく受けさせない、寝る前にゆっくり観れる、そんな映画でした。 【珈琲時間】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-07 17:40:55)
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