みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 この監督の荒っぽいCG(実写との融合感を誤魔化すためなんでしょうね)、ビジュアルや美術関係は雰囲気あって好きですね。ゴシック風な建物や奇抜な衣装などで無国籍風な日本はよく出来てたな。 でも圧倒的な身体能力を持った忍者にもかかわらず処刑寸前の才蔵を助けに行く時にはわざわざ群衆の間をかき分けて行ったり(しかも名前を聞かれても答えようとしない才蔵に名前連呼)、忍者のくせに並の人間の気配に気づかず「ハッ」と後ろを振り返ったり、人を斬るたびイチイチ顔に返り血を付けたがるあたりこの人はビジュアルあり気なんだろうなとは思います(にもかかわらず血を付け忘れたシーンがあったのはさらに脇が甘い)。あと格闘シーンはCGだとシャカシャカ動いて重みが無くゲームのようで、役者が演じているシーンは動きが遅いので気になった。バランスの問題なのかお金の問題なのかわかりませんが。 そういえば織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など誰でも知っている歴史上の実在の人物がたくさん登場する中、忍者=猿飛佐助という程イメージの強い佐助も登場しますが、アレだけ小物に扱われるとは思いませんでした。最後もアレをやってみたかっただけにしか見えなかったし押しつけがましいメッセージは止めて明るくシメて欲しかったな。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 4点(2009-05-07 21:05:07) 10.《ネタバレ》 紀里谷監督の作品は前作から注目しています。この映画もほとんど紀里谷監督の思いが作った映画だと言っていいでしょう。これだけの話や映像を作れる監督は、日本にはいないと思います。おしむらくは、同じぐらいの力のある、脚本家などの仲間がいたらもっとすごい作品になったかもしれません。内容として賛成しかねるのは、赤ちゃんを殺してしまうところです。私なら、赤ちゃんが投げこまれたら、窯から手が出てきて民衆の方へ投げ出します。民衆は、大切なものを受け取るようにし、次から次へと後ろへ手渡ししていきます。そして、本物の五右衛門の手に渡ります。そういう内容にしてほしかったです。ただし、五右衛門風呂や歴史的な史実は出来るだけはずれないようにしようとした努力は良いと思います。あながち、ありうるかもしれないと感心しました。伝えたいメッセージは、「トップにいる人間は人間が幸せに暮らせる世界をちょんと作れよな。自分の富ばかり考えてる場合じゃねえだろう。」と受け止めました。最後に、よく続編を作らせてくれというばかりの内容が多い最近の映画で、「これっきりだぜ。」という終わり方はさすがと思わせました。 【matan】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-05-07 13:51:18)(良:1票) 9.《ネタバレ》 内容はともかく、邦画でこれだけのものが作れるんだと感動しました。ハリウッド的CGとは別の、アニメの世界に実写を取り込んだ感じ。雰囲気があってよかったです。ゴリの「獲ったどー」は笑ってよかったのかな。 【ピチクン】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-05-07 00:36:04) 8.キャシャーンは否派です。CGはスリーハンドレッドと比べると差は歴然です。マトリックスと比べても劣ります。ひたすらアニメを見ているような感じを受けました。ただこれが邦画の限界だと思って見るのなら気にはならないかもしれません。 【トニー・モンタスキュー】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-05-06 01:12:02) 7.賛否が大いに分かれた(というよりも殆どは“否”だった)前作「CASSHERN」から5年。紀里谷和明という映画監督の、創作者としてのエゴイズムと方向性が、圧倒的に正しいということを、改めて確信させるに余りある作品に、この「GOEMON」は仕上がっている。 既存のヒーローを描いた作品でありながら、、独創的で独善的なストーリー展開に突っ走った「CASSHERN」は、多数がどう言おうと素晴らしい映画だった。しかし、その分観客の許容範囲を狭めてしまったことも事実。 しかし、今回は史実に伝説として残りつつも、想像の部分が多分に含まれる”石川五右衛門”というヒーローを扱うことで、自由な表現が出来るから故に、単純明快なストーリーの上に、至高の娯楽が構築されたのだと思う。 当然のことだけれど、この映画に歴史的リアリティやその他もろもろの「常識」を求めるなんてナンセンス極まりない。 あらゆる固定観念を捨て去り、本当の意味でフラットな状態でひたすらに突き詰められた映画世界に没頭すべきだと思う。 日本映画に大きく欠けているもの。それは創造物に対する絶対的な「自信」と、それを持つためのエゴイズムだと思う。 そういうものを備えているからこそ、紀里谷和明という人間の創造物は、「日本」という枠を大きくはみ出るほどの、圧倒的なパワーに溢れている。 今後もそのスタンスを貫く限り、再び彼は「絶景」を見せてくれるに違いない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(邦画)] 9点(2009-05-05 09:26:21)(良:2票) 6.《ネタバレ》 単純にかっこ悪い。 映像も言ってることも空虚でかっこ悪い。ぺらぺらなCGは迫力ないし、繊細さもないし、ただスピーディーにして誤魔化してるだけじゃん。人が飛び上がって月とか太陽をバックにするのは本当に止めて欲しい。失笑だよ、あれ。 「CASSHERN」の時と同じことになるが、何故この映画に生身の俳優を起用する必要があるのかがわからない。 人件費しかり、美術セットや衣装や持ち道具やらにお金を掛けないでCGにお金を費やせばいい。そして撮影する時間があるなら部屋に籠ってパソコンだかMacだかに一日中面と向かってCGを描き描きしてたほうがよっぽど有意義だろう。 鈴木清順の「オペレッタ狸御殿」にはフルCGの美空ひばりが出てくるがこれは誰が見ても美空ひばりだ。しかし「GOEMON」に出てくる戸田恵梨香とか佐藤江梨子なんかはほとんど誰だかわからない。グレーディングでコントラストつけまくって、色足しまくって俳優を誰だかわからなくするくらいなら、最初から俳優なんか使わなければいいじゃないか。こんなの俳優に対しての冒涜だろ。敬意もへったくれもない。 割腹の瞬間を後ろから撮るってどういうことなんだ。しかも五右衛門がそれを見ているという設定であるなら、余計それは前から撮るべきだろ。その瞬間を脳裏に刻ませなければ、その過酷さは伝わらない。ホラー映画ではないし、レイティングの問題もあるだろうから、決してかっ捌いている腹を見せろと言っているのではない。その顔だけでも見せなければ、その過酷さは伝わらない。 更にはりょうの死に様も駄目だ。あれは首を刎ねるべきだ。障子越しなのだからそれは可能なはずだ。障子に飛び散る血飛沫なんてどーでもいい。そんなものでは過酷さは伝わらない。 ってことで、結局何にも響いてこない。 化学調味料、着色料、保存料を含有しまくったアメリカンフードみたいな映像の洪水はぎとぎとべたべたしつこく大味。こんな映画が溢れたら、映画もテレビ化していき、どんどん思考停止していくだけだ。 一瀬たん、こんなのに尽力注いでていいのか?とりあえず紀里谷先生にはもう撮らせちゃ駄目だよ。 【すぺるま】さん [映画館(邦画)] 2点(2009-05-05 02:56:49)(良:1票) 5.《ネタバレ》 紀里谷監督の作品初めてみました。初めて邦画でこんなにスケールの大きなものを見ました!!SF的なのとかCGばっかりのものとかあんまり好きじゃないんですけど、GOEMONは全然嫌じゃありませんでした。話の内容も面白かったからだと思います。見終わった後、爽快で気持ちよい気分になれました。邦画でもこのジャンルの映画がここまで描き出せると誇れる作品だと思いました。 【Sea】さん [試写会(邦画)] 7点(2009-05-04 20:22:25) 4.《ネタバレ》 ずっと麻生久美子だと思っていたら広末でびっくり。 ずっと佐藤浩市だと思っていたら江口でびっくり。 特に広末、あれ麻生久美子でしょ。違うの?さすが麻生ってずっと思っていたのに。 まるで外国をマーケット対象としかしていないような描き方で、日本人には逆に違和感になることが少々。織田信長の肖像画はやっぱり教科書に載ってるあれでなきゃアレ?ってなる。なので、もっと時代錯誤の衣装やメイクをやってしまってよかったのではないか。ヘリコプターで空爆とか、馬でなくバイクで疾走とか。 むしろ押井守よろしくアニメーションでもよかったんじゃないか。やってることはほぼアニメーションみたいだし。 外国人は、家康がその後300年くらい戦争をしなかったという史実をご存じないのではないか、これを知ってるか否かでラストの感慨が変わる。 【no_the_war】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-05-03 01:55:13) 3.《ネタバレ》 大沢たかおがフェイドアウトするまでは文句なく満点なのですが、 その後の五右衛門があまりにも超人的になりすぎて緊張感0で 面白くなかったです。 キャシャーンなら許せるけど 普通の人間の五右衛門が三国無双かよとツッコミたくなるぐらいに 敵をなぎ倒していくのは興醒めしますね。 まあ、この監督の作品は嫌いじゃないんで次回作も期待しています。 【映画大好きっ子】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-05-02 01:39:00) 2.なんて言えばいいのかよく分からないけど・・・ モノを作っている人の熱意や情熱が映画全体から発している。 観ていると「おまえは何をやる?」って迫られているようなエネルギーが飛んでくるの。 すんごいよこの映画 【シロちゃん】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-05-01 22:52:31)(良:1票) 1.《ネタバレ》 織田信長が明智光秀に暗殺され、豊臣秀吉が明智光秀を討伐した時代。盗賊・石川五右衛門が盗み出した南蛮製の箱にはある重大な秘密が隠されており、それを巡る豊臣秀吉に石田三成と霧隠才蔵、徳川家康と服部半蔵らを交えた戦いが始まり・・という話。 監督は、宇多田ヒカルの元ダンナ・紀里谷和明。コケた部類の「CASSHERN」のほとぼりは冷めたんでしょうか。またも松竹・テレ朝が製作に今回はワーナーも加わっています。 ミュージッククリップ出身監督の映像センスはなかなかなもので、「CASSHERN」でもその点ではいい仕事した感ありましたが、いかんせん原作と思い切りかけ離れた全体の出来栄えに疑問符が付いてしまいました^^; でも今度は五右衛門という虚実のはっきりしないキャラを主役にすることで、原作云々に囚われることなく自由度が広くなって力量が生かされたんじゃないですかね? まー他キャラも大いに使い古された、秀吉・家康に忍者ものなんですけどねw 家康と三成の戦いや忍者の主従関係等が史実に近いですが、五右衛門と才蔵が修行仲間とか、秀吉が光秀と連判状を交わして唆したとか、五右衛門が茶々を護衛していてラブラブモードとか、創作も多いのでそれを受け入れられれば楽しめることでしょう。 カラコン?の青い目のキャラに南蛮風な衣装に時代物だか近未来のような建造物等、異世界的なCG含む美術の数々。押井守作品を意識とかしてますかね? ガレッジセ-ル・ゴリがそうくるかっのキャラで最後まで絡んでくるんですが、猿飛佐助の名前を冠してるんだから、実は秘術を持っていたとかひとヒネリが欲しかったところですけど^^; CG&実写の映像という作品分野において、脚本選定によっては紀里谷監督のアビリティはまだまだ期待できそうです^^ 【尻軽娘♪】さん [試写会(邦画)] 7点(2009-04-29 01:05:08)
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