みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
81.欲望という名の電車を見た直後こちらを見ました。なるほど、世界観はよく似ています。決して感動する類の話ではない。でも仕事に対する熱意の行き過ぎた人間のなれの果ての姿には、現実味がありぞっとする。ラストのノーマの狂気に満ちた表情が忘れられない。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-26 23:07:20) 80.今更言うのもなんだけど悲しい位に恐ろしいグロリア・スワンソンの演技がやっぱすごい。 【たいがー】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-11 15:24:28) 79.《ネタバレ》 これは何とも言えずとても残酷な…。この映画の表皮1枚下にある意図に気付いた時、その相が一変する。男女の愛憎話、痴話話、“よくある話”。その一枚下に何と残酷な暗喩を置いたのか(いやむしろここまで露骨だと直喩なのだが)。これは、映画史の中の一時代への一種の葬送。サイレントの大女優スワンソンを主人公役に、サイレントの大巨匠シュトロハイムをその執事役に据える残酷さ。新時代の巨匠デミル監督は本人役で登場。サイレントからトーキーへ。シュトロハイムからデミルへ。遺物としてのチャップリンへの回顧。豪奢で薄暗い屋敷はサイレントという過去の栄華の暗喩(直喩)。陽の当たらなくなった過去の遺跡の中に生きるスワンソンとシュトロハイムの一方で、華やかな撮影所のライトの下、隆盛を謳歌するデミル監督。これはビリー・ワイルダーの一級のグロテスクで残酷なユーモアなのですね。ラストの凄絶な花道。魔都ハリウッドを貫く大通り。だけれどその名はサンセット。衰退。 【ひのと】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-05-15 22:42:10)(良:2票) 78.ビリーワイルダーとしてみたら少し違っていました。 【午後のコーヒー】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-23 21:36:55) 77.「出会ってから殺されるまで」・・・とにかく単純に目が離せなかった。 【k】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-01-29 22:22:15) 76.面白い!ノーマ・デズモンドの必死さと異常性、人間関係のいびつさがよく表現されていました。 【H.S】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-23 15:45:01) 75.グロリア・スワンソンのものすごい鬼気迫る演技にただただ脱帽するしかなかった.なんか怖さを感じる映画だった。最後にマスコミが押しかけたときにカメラに見せたノーマの顔が忘れられない。 【思込百遍】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-10 15:39:36) 74.DVDのパッケージの写真と題名から、もっと華やかなお話しかと思いました。 いやはや~!これほどまでにおどろおどろしいとは。 良い意味で裏切られ、ノーマとマックス(執事)の鬼気迫る演技に圧倒されました。 あちこちの映画評で読みましたが、グロリア・スワンソンさんの本当のデミル監督作品「男性と女性」を観てみたい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2005-11-09 20:33:21) 73.最近、演技に迫力がある役者が少なくなってきてますが、久しぶりに、”ド迫力”の演技というものを観させていただきました。一言で言って「こわい」。周囲の嘲笑に気がつくことなく、出るつもりでいる映画(ウソ)のために女優としての磨きをかけるノーマが哀れでたまらない。スポットライトを浴びて、涙するノーマの心境って、過去の栄光への回顧をうまく描写していました。『イヴの総て』と大接戦だったと知りましたが、内容の濃さでこちらが軍配でしょう。『情婦』といい、この映画といい、女優を演じる女優に伝説の大女優を平気で起用する、ビリー・ワイルダー監督は意地が悪いだー。 ワイル…、悪いだー。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-25 18:37:00) 72.落ちぶれた老大女優、ノーマを演じたグロリア・スワンスンの才気溢れる演技、かつての名監督を演じるエリッヒ・フォン・シュトロハイム(この人、確かジャン・ノワール監督の大傑作映画「大いなる幻影」でも物凄い存在感を示していたけど)の存在感といい、本人自身を演じるセシル・B・デミル、更にバスター・キートン、ウィリアム・ホールデンの演技といい、ビリー・ワイルダー監督は本当に役者を輝かせるのが上手い!そんな役者の演技とビリー・ワイルダー監督の演出の冴えが見事に生かされた傑作!ハリウッドの裏側をここまで徹底的に暴いて見せた映画、他には観たことありません。ビリー・ワイルダー監督はどんなジャンルでも傑作にしてしまう素晴らしい! 【青観】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-16 22:14:20) 71.映画じたいに質の高いオーラが出ている。不気味感と孤独感が重なり合うノーマが登場することで、さらにそれは増す。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-26 00:59:36) 70.あ~なんかもう、身につまされるといったらヘンに誤解されちゃいそうだけどね、ノーマはもうホントに女なのよね。女優は感覚が「男」だなんてよくいわれるけど。あの最悪で悲哀のあるラストがワイルダーなのかなあ。でもすごいラストだわね、キマったって感じです。誰が切ないって報われることなく影ながらノーマを支えた彼ね。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-07-04 22:20:36) 69.《ネタバレ》 ラストがだいたい分かっているのに、面白くてモノクロの画面に引き込まれてしまった。憐れな女優の物語。「サンセット…」というタイトルと、パラマウントの撮影所でのワンシーンに全てが集約されている。旧知の照明技師が当てたスポットライトによって、スタジオ中の人が「ノーマよ!」と元大女優に駆け寄るが、光が逸れると群衆も三々五々彼女の元から散っていく。太陽が沈んでいくのと同じ、時間が絶え間なく流れるのと同じ、自分の価値が変わっていくことを心の底で判っているからこそ無駄に藻掻いて、見苦しい姿になっていくノーマ。三流の脚本家にまで捨てられ、プライドゆえ狂っていく。人間、プライドなんぞより流れる時間を楽しむくらいの余裕が必要なのだ。もしかしたら彼女はそれにも気付いていたかもしれないけれど…。あの執事も時の囚われ人で、彼をもっと掘り下げて描いたら、いっそう不気味さが益したろう。人間の内面の愚かさを巧みに映像化した秀作。明日は我が身と震えた業界人も多いのでは…。 【のはら】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-04 21:50:50)(良:2票) 68.この映画を観て初めて、燕尾服がかっこいいと思った。着る人が着れば、だが。いちおうサイコサスペンスになるのかもしれないけど、恋愛映画にも思える。 【ぷりんぐるしゅ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-06-23 20:59:04) 67.《ネタバレ》 本物のドキュメンタリー映画ですね。メイキングを見て、+1点。ジョーが殺された後のシーンには、泡肌が立ちました。それにしても、昔の映画は展開が遅いですね。おもしろいんだけど。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-17 14:17:55) 66.売れない脚本家の話なのか落ちぶれた元スター女優の話なのか、どっちかにしてほしかった。 【michell】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-23 10:46:16) 65.ノーマの醜悪さばかりが目について、忘れられた大女優の悲哀みたいなものはイマイチ伝わってこなかった。 【NIN】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 16:14:01) 64.《ネタバレ》 払わないと車を差し押さえられる290ドルがどのくらいの金額なのかがわからないので困ったな、と思っていると、新聞社の編集の仕事が週給35ドルとわかり、なるほど、290ドルは2か月強の給料なのかとちゃんとわかる仕掛けになっている。そして、週500ドルとはずいぶん吹っかけたものだと観客に思わせ、そんな金額は問題ではないと女主人公に一蹴させることで、彼女の金満家ぶりも窺える、という一連の流れは、貨幣価値が製作当時と全く違った時代に生きているわれわれにとってはありがたい。中盤、主人公と閲読係との間で、「陳腐な脚本だが、人物像が魅力的なのは、実在の人物にもとづいているから」というような会話を交わすくだりがあるが、この部分がスパイスとして非常に効いている。この映画自体、金持ちの年上の婦人と仕事にあぶれ金に困っている男、という陳腐な設定ですすむのだが、この部分が挿入されたことで、観客は女主人公と執事についての予備知識がなくても、実在するモデルにもとづいた人物像だと知らず知らずのうちに思って見入ってしまい、ただでさえ鬼気迫るラストの怖さが、いっそう増幅されるつくりになっている。ただ、テーラーの場面と、邸宅の天井や調度品を説明する場面がモノクロ画面のためか、科白に頼りすぎてしまっていたのが少々残念。 【南浦和で笑う三波】さん 8点(2005-03-09 00:09:54) 63.怖いというより切ない。ノーマ・デスモンドには本気で同情してしまった。 【ゆきむら】さん 8点(2005-03-06 19:14:15) 62.脚本・配役共にすごいですね。スワンソンが出演を断らず、見事な演技を見せ付けたのはサイレントスターとしての意地だろう。パラマウントがいかにビリー・ワイルダーを敬服していたか、この映画を許可したことからわかるのである。 【T橋.COM】さん 8点(2005-02-26 16:03:27)
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