みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
19.《ネタバレ》 マイケル・オアーのあの体格、あのパワー。大関把瑠都を彷彿とさせる怪力を発揮して笑わせてくれる。こういう映画をみていると、バスケで刺青をした黒人選手も一歩間違えればギャングなんだろうと、考えさせられる。それがほんの紙一重で超一流選手として成功している。それにしても、何を好き好んで、どこの馬の骨かも分からない大男を自宅に居候させるのだろうか。しかも相手は黒人。偏見だろうが差別だろうがやはり黒人は怖い。身の危険を感じる。しかしだからこそ、主人公は立派です。偽善だろうが、金持ちの道楽だろうが、自己満足だろうが、ゴジラのような巨人を引き取ろうとしたのだから。そもそも偽善者と言われるのが怖くて他人の目を気にして行動できない人間よりよっぽどマシだ。貧乏人こそボランティアをよく馬鹿にするけど、それは自意識過剰だ。救われる人間は、「おれをこじき扱いして失礼なヤツだ」と怒る人はあまりいない。ほとんどの人は救われたら感謝するはず。しかし主人公は人を救ったことによって世間の好奇の目に悩んでいた。他人からみれば、金持ちの道楽。偉そうなことをしやがって、と影で思われているはず。この映画じたいをそう思っている人も必ずいる。本人も自分は偽善者なのではないかと悩む。そんなとき、彼女は夫に「私は本当にいい人?」と聞く。夫は「おれにとって君は世界一の善人だ」と言った。分かりますか?善人という概念は相対的なものに過ぎないのです。愛する家族から「いい人」だと思われていれば、それが相対的な真実になります。金持ち=性格が悪い。それは金持ちを悪者にすると共感されやすいからそうしているだけ。この作品は黒人に対する偏見よりもむしろ金持ちに対する偏見が描かれているのではないかとさえ思いました。勇気を持って行動した女性に拍手。そしてサンドラブロック、相変わらずバカ男をやりこめるのがうまい。彼女は偉大な女性です。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-26 19:09:54)(良:1票) 18.個人的にサンドラ・ブロックの魅力的な表情の一つだと思うのが「してやったり顔」。本作はその使いどころが非常に上手く、爽快なシーン、溜飲が下がるシーンであたたかい気持ちにさせてくれる。それは、苦悩する部分のドラマがしっかり描かれていることにも裏打ちされている。総じて、非常にクオリティの高い作品だと印象づけられた。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 23:31:24)(良:1票) 17.マイケルは本当に幸運な奴だと思った。第三者から見れば偽善者の塊のような家族に囲まれてここまできてしまうんだから凄い。ラストでノンフィクションだという事を知って驚きました。作品的にはもう少しマイケルの苦悩を出して欲しかったです。 【映画】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-08-13 17:22:40) 16.実話なので仕方なにのですが、記憶に残るにはさらっとし過ぎた感もあります。でも、気持ちの良い映画でした。 【あるまじろ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-08-11 09:26:09) 15.《ネタバレ》 かなりの金持ちで夫婦円満で、姉ちゃんは可愛くて優しくて、弟は愉快で愛くるしい。 全く弱点もなく善良すぎる家族がかなりファンタジーに見えるが、それはそれで観てて気持ち良く、面白かった。サラっとした演出も好きだ。 たまたまこの家族に拾われた時点でマイケル君の不幸は終わっていたのだ。 恵まれない境遇の子を救うには「金」と「善意」と「余裕」が必要だなー、とも見えてしまう映画。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-09 14:21:25)(良:1票) 14.良質な映画。実話らしく演出も控えめに淡々とストーリーは進んでいくけれど十分伝わってきます。 【Yu】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2010-08-02 21:53:05) 13.ポジティブなマインド、そして挿入されたファッションや音楽は、かつて日本人が憧れた「良きアメリカ」を描いている。下品な登場人物はほぼ出てこない。S・ブロックは完璧すぎるほどカッコイイ。映画はこれでいいのだ。 【kaaaz】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-07-31 00:02:16)(良:1票) 12.アメフトはルールもよくわからないし、あまり面白いとは思っていなかったけど、この作品を通してアメフトの良さが少し理解できたような気がします。 アメフト以外の物語も感動的で、実際にはこんなに上手くいくことはないだろうけど、フィクションとしてはよく出来たストーリーだなぁって思ってたら、実話だったんですね。 エンディングの家族写真でようやく気付きました。 終盤にどんどん増長していったSJがまともな大人に成長することを祈っておきたいと思います。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-07-30 12:04:12) 11.《ネタバレ》 この作品でサンドラブロックがオスカーをとったことぐらいしか知らずに見たのですが、見終われば爽やかさが残っていました。我々日本人にすれば、得体の知れないそれも黒人を自分の家に招きいれ、彼の人生までもかなえる援助をしてあげる。こんなこと全く考えられないと思います。私は学生の時に運よくアメリカ大陸を旅行する機会がありました。その時に出会った多くの人が自分の家に必ず招待してくれます。金持ちには金持ちなりの形で。一般の人でも、農家の人でもその人の立場に準じたもてなしでこころよく迎えてくれました。これは、カトリックの教えに関係があると思います。自分の境遇に準じた奉仕の精神があるのだと思います。そして、リーアン婦人もその軽い気持ちでマイケルに手を差し伸べたのだと思います。そして、面倒を見ていくうちに彼の境遇に負けずひたむきに生きる姿勢から自分の今までの人生を見つめなおす機会を得たのです。良い夫、よき家族に恵まれ不自由なく暮らしてきたが自分に欠けているもの、もっと自分を高める事は無いのか?それを見出す手助けをマイケルから逆にかんじ、手助けしてもらったのでしょう。なんとなく進んでいくストーリーですが人と人との真の助け合いを感じて、見終わって爽やかさが残るのだと思います。私はこういうストーリーが好きですね! SJ役のジェイのテンポの良い演技も見ものです。みなさんが邦題を話題にしていますが私も「チョットネー」と言う感じです。ブラインドサイドとは、アメフトの試合でクオーターバックが右利きの場合パスの時に左側のサイドからのアタックが見えにくいのでそちらのサイドをブラインドサイドと言います。また私見ですが南部の街でスラムのような所は皆が見てみぬ振りしています。そのような所をもブラインドサイドと言うのかなと… 【としべい】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-29 12:50:43)(良:1票) 10.《ネタバレ》 実話を映画にした作品。 知らない人を自分の家に受け入れるのは、日本の文化から なかなか考えられない環境。 アメリカならではの話だと思った。 純粋な心になれる作品だった。 【kure】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-07-18 18:27:01) 9.サンドラブロック出てなかったら2点。 ちょっと酷い。映画としての完成度の低さ、演出の稚拙さ。 HBOの2時間ドラマとかの方が全然しっかり作ってる。 あと、実話の映画化ってことですけど なんというか不幸だったけどウルトラ超ラッキーな人の話 ってだけで。 日本人が好きな台詞 『感動をありがとう』 というのがぴったりな感じ。 だからこその、このもの凄いセンスの邦題か。。 サンドラブロック大好きなので単純にオスカー穫れた事は嬉しいです。 クラッシュの辺から欲しそうにしてたもんね。良かった! これからは今までどうり変なラブコメにもいっぱい出て欲しい! サンドラブロックLove ! 【Pecco】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-07-12 21:49:58) 8.いい映画でした。自分の感性にピタっとハマる作品で見ていて非常に気持ちが良かったです。最近のサンドラ・ブロックはいい味出してますねー。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-06-21 20:05:42)(良:1票) 7.《ネタバレ》 アメリカは広い・・成り立ちや人種傾向も州によって様々、文化や習慣も狭い国土の日本人からは驚くほど違うのでは・・と。フットボールにかける思いもたくさんの米産スポーツ映画の中の割合を見れば(知ってるだけでも;)なるほど!!と納得させられます。 なんてこと全部すっ飛ばして、サンドラ姉さんはアメリカ版鉄火姉です。周りや雰囲気、会話などがサラサラと進んでいくので尚更姉さんのスッキリさやシンプルな人間愛?とでも言っていいブレなさが胸に沁みます。大分、年はいったけどこんなサンドラ・ブロック、久しぶりのはまり役、当たり役!ではないでしょうか。 【AKO】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-26 16:34:06) 6.ルールもロクに知りませんがフットボールのシーンには燃えました。でも、どこか「薄い」んです。ちょっと前の海外ドラマを見ているような気分になりました。素人の私が言うのは何ですが、演技が少しわざとらしくて萎えます。ノンフィクションと言うことでそれぞれの境遇には同情しますが、それがイマイチ心に響かない何かが本作にはありました。サンドラは久々に見ましたが老けましたねー・・・。ところで主演女優賞ってどうなのよ。 【Kの紅茶】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-03-23 19:57:51) 5.恥ずかしながら感動系実話にはとことん弱い私ですが、こんな自分には珍しく涙が出てこなかった。大げさに感動をあおったり涙を誘う演出も無く、音楽も終始控えめ。実際に今もアメリカで暮らす家族の姿を淡々と見せていく。実話なのが信じられないほど驚くべきイイ話。大げさにしようとすればいくらでも出来る話だと思いますが、今もアメリカで暮らす彼らのありのままの姿を伝えたかったのでしょう。悪意に満ちた人物も出てこないし、実際にはこの映画で描かれなかった苦労の数々もあったはずですが、その辺も意外なほどあっさりとしている。しかし淡々としたこの作品の空気とこの家族の描き方が不思議なほど心地良さを感じさせてくれる映画でした。 【とらや】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-15 21:39:17)(良:2票) 4.実話に基づく感動作として、大分宣伝していましたが、感動度数はそれ程でもありません。割と淡々と物語が進んでしまいます。この映画に出てくる人々は、もっと泣いていいし、もっと怒っていいし、もっと喜んでいいと思うのです。物語を丁寧に綴っているうちに、大切な感情表現を忘れてしまったようです。しかしながら、その境遇を考えて見ていると、とても応援したくなるのです。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-12 18:25:05) 3.《ネタバレ》 サンドラ・ブロックのアメリカ版「肝っ玉母さん」ぶりが素晴らしかった。気が強く、self-determined、元気で働き者の、プチセレブ母さん。今までで一番ハマっている役ではないだろうか。実は本人には全然似ていない、マイケル役のキャスティングもかえって良かったと思う。 ファミリー物にありがちな、「子供が活躍するシーン」がいかにもな感じでちょっと白けたけど、まぁ、いいか。。 監督としては、アメリカの抱える貧困や黒人スラムの問題に踏み込みたいところかとは思うが、それでは映画のトーンが重くなり、観客が限られてしまう。 この作品は、そういったことを軽んじて描いてはいないと思うが、ストーリー上の背景として描き、多くを語らないレベルで留めている。まず楽しんで見られ、素直に感動できる作品。 アメリカを旅したことがある人なら、アメリカは国土だけじゃなく、ハートもビッグだなと感じたことがあると思う。 私もロスにホームステイした時、他人を信じて受け入れるアメリカ人の心の広さ、鷹揚さを身をもって感じた。 他人を家にあげ、泊まらせて、家族同然に一緒に暮らす。気楽にしていてね(make yourself at home)。ステイ中、この言葉を何度も聞いた。 他者を助けるという、人として当たり前の精神が、キリスト教を通じて最も基本の宗教観として、根本的に尊ばれている国なのかもしれない。 どこの国にもチャリティーという形で他者を援助しているスターは多いだろうが、血のつながらない子供を自分の家庭に受け入れているスターが多い国はダントツでアメリカだろうと思う。他人を家族とわけへだてなく助け受け入れようとするのは、やはりアメリカ独特の文化性で、日本にはないものだ。 なので今回のこの映画のストーリーは、アメリカでは、別にそれほど珍しい美談の類ではないと思う。GWに公開予定だという「プレシャス」しかり、なぜ今、こういう映画なのか... 白人優位社会だったアメリカは、本当に幸せな国になるために何をすべきかようやく見出し、やっと隣人に目を向け始めたのだろうか? それにしても、原題の「ブラインドサイド」という観客に問いかけてくるようなキリッとした感じを、もうちょっと邦題に活かせなかったのだろうか....。 【hatomix】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-04 11:49:33)(良:2票) 2.《ネタバレ》 あらすじを知っていて観たのですが、初めてマイケルをクルマに乗せてあげるところから、泣かせられました。彼女こそ、男の中のおとこ!いや!男の中のおんな!もとい!女の中の女!いやヒトのなかのヒト!でしょう。それに対してマイケルの実家の黒人地域。そこの生活。犯罪の巣窟。悪人の黒人。この対比はなんなのだろう?私は世の中の”政治”にまったく興味のない”バカなおとな”なのですが、世界が、世界の”平均値?”グローバル化といいますか、ユーロじゃないですが、やはり、どう考えてみても諸悪の根源は”宗教”と”おかね”であることを再認識させられる。”国境”と”言語”ではまちがってもない。僕は”アメリカ合衆国”という国が、やはり、すばらしいといと思わざるを得ない。(ひとがひとを全滅させない未来。という事が良しという前提で) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-02 23:39:56) 1.《ネタバレ》 出来過ぎなハナシではあります。マイケルを受け入れる一家の悪意なき善人っぷりときたら、見ているこちらの方がハラハラしてしまいます。まるで人を疑うという意識が欠落している人々のように見えて、危険な場所にいちいち飛び込んでしまうシーンにドキドキ。かと言って、上流の人々の常識知らずっぷりをシニカルに笑う映画って訳でもないんですよね。一方でマイケルにしても悪い事をするでもなく素直な性格で。しかもこれが実話だっていうのだから、アメリカ人って良くも悪くもおめでたいと言うかなんと言うか・・・。もっとも、そこにあえて色々な疑念を抱くよりは、素直に映画を受け止めてこそ吉ではあるのだろうと思います。本当は周囲に渦巻く偏見や悪意だってもっとキツいものだったでしょう。でも、あえてそこをサラリと流したあたりに、この映画の狙いがあるのでしょう。無償の愛を与え、また受け入れた先にこそ、夢や理想が花開く世界があると。そのピュアっぷりを消化して堪能してこそな映画(その分、ラスト近くの尋問から家出あたりのエピソードがジャマではあるのですが)。もっとも、最大の問題は、映画化が早過ぎるのではないの?という事。この映画の存在が、ここに描かれた実在する人々のこれからの人生を縛り付けやしないのかな? そんなの余計な心配? 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-01 17:34:58)(良:1票)
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