みんなのシネマレビュー |
|
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
72.《ネタバレ》 ラブストーリーですな。 このタイトルにするならハードボイルドに徹して、ラブストーリーは省いてほしかった。 家族を描きたかったのか。 【MARTEL1906】さん [DVD(字幕)] 5点(2015-08-17 06:31:34) 71.ブラッドリー・クーパーが本当に良かった。画面からどこかやさしさを感じさせながら、心が蝕まれていく。わかったような事は言いたくないけど、戦争はダメだ。それは感じた。 【ラグ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-13 23:54:17) 70.《ネタバレ》 オープニング、屋上から子供を狙うスナイパー。場面変わって鹿狩りのシーン。父親とその息子。先ほどのスナイパーと父親が同一人物に見える。あぁ、数日あるいは数ヶ月前の回想シーンか。そう思い鑑賞を続ける。ところが!あれ?れれれ?実は息子のほうが主人公だったというオチ。そこにつまずいてしまったのが残念。お父さん役の人、もう少し雰囲気の違う人にして欲しかったな~。あとイーストウッドにしては珍しく、アメリカ側を正義として描いていて、ファンとしてはやや戸惑ってしまった。反戦でもなく、あくまでも一人の人間のドラマとしてまとめあげたから仕方ないのかと納得。ただその一人の人間の葛藤が、物凄く感じ取れたかというとそれもまた微妙。精神を病んで家庭崩壊か?でも意外と苦悩もそこそこな感じで、気が付けば元の明るい家庭に。だから主人公に対してさほど感傷的にはなれなかった。ただね、総合的な演出が良いせいか、しっかりと最後までドラマに集中することも出来たし、何よりやっぱり戦争は怖いなと感じれた。合法的に人が殺せるんですから・・・。 【Dream kerokero】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-08-13 11:55:24) 69.《ネタバレ》 無音のエンドロールが印象に残る映画で、それが全てを象徴していると思います。ブラッドリー・クーパーは役作りも含め頑張った! 何か面白系な人な雰囲気が強かっただけにとても深い演技だったとオモイマスハイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-08-12 10:53:14) 68.《ネタバレ》 ブラッドリー・クーパーというと、「ハングオーバー」シリーズを真っ先に思い浮かべるわけですが、 本作では抑揚的ながらも眼に気持ちを存分に表現する素晴らしい演技を見せていましたね。 役者として一皮剥けた演技を見せてくれたように思います。 内容的には、思っていたよりもわりとあっさりしてるなと思いました。 淡々としているといいますか、主役のキャラと同じく、そんなに情感的に描くわけでもなし。 ただ、主人公が「伝説」という言葉でもてはやされることに対していつも戸惑いを見せていたのは印象的でしたね。 「父親たちの星条旗」でも、兵士たちが英雄だと周りから言われることに対する苦悩を描いてました。 そして最後の結末でガクンときましたね。実話なわけですものね。あぁ、現実とはなんと皮肉なことかと。 助けようとした同じ元軍人に殺されるとは、誰が予想したでしょう。 現実というのは、本当に一筋縄ではいきませんね。一筋縄ではいかないこの現実を、そのまま描く。 いつも、この不条理の塊という現実に対峙し苦悩しながらも、人は前に進んでいく。 イーストウッドの映画って結末は物悲しいものばかりなのに、そんな人の生き様をそのまま描いていて、 「それでもみんな前を向いて生きていこう」って言ってるに思え不思議と勇気をもらいます。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-08-10 22:23:43) 67.《ネタバレ》 痛い。心に刺さるような痛みが残る。娯楽映画として捉えてよいのか、点数をつけることすらおこがましく感じる。戦争を物理的なものだけではなく精神的なものまで描けている唯一の作品だと思う。 【Keytus】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-08-03 00:16:04) 66.《ネタバレ》 強烈な反戦映画。子供も容赦なく殺されるだけでなく、子供が人を殺そうとする地獄。クリス・カイルが超長距離のスナイプを成功させたのち、妻に電話をかけ半泣きで「ウチに帰る」ともらすシーン。そこにいたのは愛国心に燃える英雄でも家族を思う父親でもない、ただ眼前の恐怖から逃れんとする一人の人間でした。ただのカウボーイにあこがれる善人だったが、愛国心を持っていたがために地獄に叩き込まれ、背負いきれないほどの業を背負わされたカイルが不憫でかわいそうで、たまらなかった。 【bolody】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-08-02 21:25:48)(良:1票) 65.《ネタバレ》 見応えある映画だった。ただし、イラク側のスナイパーとの決着が簡単についた気がする。向こうも現地を背負っているだけに、そんなに簡単には倒せないだろう。もう少し、二人のスナイパー同士の戦いを観たかった。 【トント】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-08-02 18:59:28) 64.《ネタバレ》 観終わった後の率直な感想が、あれ?イーストウッドなのにこんなものか?というものでした。戦争ものなのでまた重いテーマを掲げた映画かと思いつい身構えてしまいましたが戦争ものという視点で見ると特筆すべき点はなし。そうではなくてクリス・カイルという一人の男の物語として観るのがこの映画の正しい観方。4度の派遣を生きぬきPTSDも回復した男が自国で同じ退役軍人のアメリカ人にあっさり殺されるラストが空しい余韻を残します。奥さんが「やるからには良い映画にして」と伝えたそうですがクリス・カイルという一人の男の存在が広く認知された本作が残された家族のためになればそれだけでもこの映画の価値はあったのではないのかなあと。作中でカイルが190kgのハーフデッドリフトを行っていますがあれは実際にブラッドリー・クーパーが挙げたそうです。20kg程の増量で軍人役にしてはえらく脂肪が目立つなあなんて思いましたがその役作りには賞賛を送りたいです。ハングオーバーのときより明らかにでかい(笑) 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-07-29 14:02:38)(良:1票) 63.予想していたものとは、違っていた..良作ではあるが、ちょっとキレイに創り過ぎ..最初スピルバーグに監督を依頼したらしいが、スピルバーグだったら、もっと違う映画になってたと思う..ライフルを撃った時の反動が、変..何で上下に(びっくりした時のように)身体が動くかなぁ..撃った反動なら、後ろ方向にだけ動くでしょ..演出があまい、こだわりが感じられない..しかも、狙った標的は100発100中..少しくらい(何発か)外さないと、リアリティが無くなってしまう..そして、とても興味深い題材なのに、(申し訳ないが)物語として魅力を感じない、感動も共感も無い..戦争と、帰還兵としての日常生活の比重、描き方が中途半端..どっちつかずで、何を伝えたいのか分からない..同じ実話もの「エリン・ブロコビッチ」なんか、終盤、鳥肌が立つくらいの感動があった..脚本、物語としての流れ(編集)が良くないのだと思う..映画として、残念... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-24 21:18:28) 62.《ネタバレ》 期待したほどではなかった、という率直な感想です。イラク戦争を描いた作品は数あるワケです。「ハート・ロッカー」、「リダクテッド 真実の価値」、「華氏911」は観ましたし、他のレビュワーさんが指摘しているものを含め、Wikipediaによれば24本はあるとのこと。その上に新しい色を重ねているとすれば、百発百中のスナイパーが登場したこと。人のいいおじさんのふりして、精密機械のようだ。見所はそこだけですね、なんて観終わった直後は、思っていましたけどね。 しかしなぁ。これを書きながら、ワタシはいったい何を見ようとしていたんだろうと思うと、暗い気持ちになりますね。イラク戦争映画に麻痺しているんじゃないか。何を期待してたんだろう、オレ。 【なたね】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-07-20 19:21:20) 61.実在した人物をモデルにしているわけだが、一にも二にもブラッドリー・クーパーの役作りが光る作品。ラストに実物の写真が出てくるが、劇中のクリスと違和感がほとんど感じられなかったくらいだ。内容はイラク戦争を舞台に「戦争がいかに生身の人間を壊していくか」という古くて新しいテーマに沿って描かれており、その点は「フルメタルジャケット」にも描かれているし、近くは「ハート・ロッカー」にも似ている。敵地で包囲される近代戦の恐怖としては「ブラックホーク・ダウン」にも既視感がある。その意味でとりわけ新しいメッセージは感じられなかったわけだが、最後まで緊迫感を失うことなく物語を展開させ、意外な結末で終わりを迎える構成にはそれなりの見応えがあった。 【田吾作】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-13 16:20:05)(良:1票) 60.《ネタバレ》 原作はクリス・カイル自身の手記だそうだ。その中で本人は戦争で活躍したことを自ら肯定している。アメリカではこの映画をクリス・カイルを英雄扱いした戦争賛美の映画だと多くの人がとらえ、この映画の賛成派と反対派が大きくぶつかっているらしい。が、しかし、実際に映画を観ればわかるが、この映画では主人公を単に英雄視ししてない部分が多く描かれている。不穏なBGM、女性や子供を最初に撃ち殺す不気味さ、敵役であるブッチャーやムスタファを殺すシーンになんのカタルシスもあたえない表現、特にムスタファには妻と子供がいるシーンも描かれ、彼が主役の写し鏡であるようにも描いている。この二人の敵役は映画だけの脚色である。そして帰国するたびの彼のふるまいにおいては、うわー、壊れてるなーとしか思えない数々の言動。ちょっとした音に反応するのは当たり前で、泣いている赤ちゃんを見て、ほっとかれていると思い看護師に叫びだしたり、犬が子供とじゃれているのを見て、子供が襲われてると思いこんで、犬に殴りかかろうとしたり、怖いよまじで。監督のイーストウッドはイラク戦争反対の立場の人間であることからも、少なくとも英雄扱いの戦争賛美でないのは明らかである。だから手記に大きく脚色をいれている。じゃー、なんでアメリカでそんな感じになっちゃってるのか、僕はイーストウッドが映画人として、退屈な映画にしないようにちょっとサービスしすぎたんじゃないかなと思う。だから見ごたえはあるのだが、正直、僕は観終わってから、特になんの感動もえられず、虚しさだけが残った。ただ色んな物議をかもす作品であるのはなんとなくわかる。ちなみに海外へ派兵した自衛隊の中にもPTSDの発症者はいる。そしてイラク戦争は、最悪のイスラム国を生む結果を残した。 【なにわ君】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-07-09 09:25:22)(良:1票) 59.《ネタバレ》 始まって早々に、今どき流行りの時間の巻き戻しが入る。 幼少期の父親の薫陶であったり、ライフル体験であったり、9.11への義憤であったり。 これが結果的には、今そこにある主人公に対する弁明・釈明ともなり得てしまう。 従来の監督なら、回想による生い立ち説明などには依存せずに あくまでも現在の人物の言動で提示しうる範囲でもって人物を描写したのではないか。 「スナイパーはスナイパーだから狙撃する。」と。 そうした「古き良き」簡潔さを許さぬのが映画の現在であり、 実話ものの制約・しがらみなのだろうが、 この隙もまた本作をめぐるイデオロギー論争を助長させたように思える。 ともあれ、本作での銃撃や着弾の即物的音響は生々しく尾を引く。 白いシーツの翻る、視界不良の屋上空間では、尚のこと音の恐怖が倍増する。 帰国後の主人公を苛むのも、ドリル音や子供の泣声など、視覚以上に聴覚的記憶のほうであり、 携帯電話から響く戦場の音も、現場が見えないだけに主人公の妻を恐怖させる。 エンディングはそこからの開放でもあろうか。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2015-07-05 20:44:27) 58.実在の人物を描いた話なのに、重々しい息苦しさはなく、娯楽戦争映画として楽しめました。映画としての重厚感よりも戦場の緊迫感や戦争のヒーローとしての主人公が次第に変化していく様を判りやすく描いており、人間ドラマとしてはちょっと安っぽく、でも私のような娯楽映画大好き人間には、実在の主人公には失礼ですが楽しませて頂きました。いい映画だと思います。 【ぽじっこ】さん [DVD(吹替)] 8点(2015-06-21 09:47:13) 57.《ネタバレ》 ○このような内容の作品でもエンターテイメントとして成立させてしまうあたりイーストウッドはさすがだと感じる。この年になってもハイペースで映画を撮り続けるのはすごいし、彼の作品が映画館で観られるのはうれしい限り。○PTSDの描き方は特筆すべきものこそないが、戦争の地獄は十分表現されていた。特に終盤の砂嵐の中の銃撃戦はものすごい緊迫感だった。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-05-17 16:21:55) 56.《ネタバレ》 (娯楽)作品として良くできた映画だと感心したのが第一印象でした。好戦的映画か反戦映画かという議論も(どちらかと言えば戦争礼賛的だけど)結論は出せないというのが本音です。描き方としては「おとぎ話と真実」ということだと思います。終了間際までは「悪いオオカミであるテロリストから無辜な羊である米国民を守るために牧羊犬たる主人公が正義の見方としてイラクに赴く」という2003年のイラク戦争開戦時の米国の掲げた大義名分に則ってストーリーが描かれます。人間的な葛藤はあるもののクリスは西部劇のヒーローであり、悪い奴をバンバンやっつけるダーティーハリーと同じです。主人公の戦争神経症も軽く克服し、傷痍軍人の描き方も比較的明るい。勧善懲悪という前提であれば、殺人も戦争もOKというのが監督の信条ですからその描き方で良いのです。主人公も自分の戦いが家族を守ることにつながっていることに疑問を持っておらず、ありえないことですが戦闘中にも妻と電話で話をします。きっと純朴な主人公に監督自体も好意を持っていて、政府への批判とか政治的メッセージを主人公を通して描くことを「良し」としなかったのだと思います。 しかし最後の場面で圧倒的な真実を観客につきつけて映画が終わります。皆さんが評しておられるようにこのアンビバレントな状態を敢えて監督は残していったのだろうと思います。現在中東はぐちゃぐちゃであり、出口戦略とアジアへのピボット戦略で、イラク戦争開戦時の大義名分など政府の誰も口にしません。だから西部劇の勧善懲悪として(殆どを)描いた作品を米国99%の大衆の視点からはアカデミー賞として支持したけど、米国中枢としては2015年におけるアカデミー賞としては「勘弁してくれ」だったのかなと勘ぐりたくなります。 【rakitarou】さん [映画館(字幕)] 7点(2015-05-10 19:20:35) 55.《ネタバレ》 ◇その描写は客観的かつ冷酷で、賛美でもなければ否定でもない。 ◇クリス・カイルは父親に云われた「羊を狼から守る牧羊犬」となるべく、その愛国心と卓越した狙撃力を開花させていく。 ◇鑑賞後、「誰にとって狼なのか、それを決めるのは・見極めるのは誰なのか?」を自問自答した。 紛争地域に生まれたか弱き羊であるはずの子供や女性は、無意識で狼の皮を纏うだろう。 祖国では英雄の彼も、敵にとっては彼こそが悪魔(狼)となる。 ◇実話を必要十分の表現・緊張感で描き切ったイーストウッド監督に感謝。ブラッドリー・クーパーの役作り(体作り)にも感服。 【ハクリキコ】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-05-04 18:13:13) 54.《ネタバレ》 イラクの戦場で160人を射殺した伝説の狙撃手。誉れの裏にあるその苦悩の日々を、イーストウッド節で淡々と綴る。愛国心と家族愛の狭間に揺れ、思わず頭を抱えてしまうレジェンド。それでも漢は戦場へ。生々しく、リアルに再現された市街地戦。戦争に起因するPTSD回復後、静かに襲う悲劇で幕。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-04-19 21:53:32) 53.《ネタバレ》 巨匠の映画らしく戦争の恐怖を伝える演出はやはり余念がない。ドリルで貫かれる少年の姿。男だけではなく子供や女まで、ありとあらゆる"標的"がスコープの中を彷徨い、次の瞬間にはその体を無残に銃弾が貫く。戦場というよりは、これはまるで地獄だ。構成としては、クリス・カイルが米軍史上最強の狙撃手として生成される過程、特に前半における彼の決意や心境の描写が足りないと感じた。そのクリス・カイルはアメリカでは英雄と呼ばれたらしい。しかし160人射殺して英雄とは本当に馬鹿げている。殺戮者を英雄と崇めるこの道義のないヒロイズムこそが戦争の狂気であり、多くの人間を戦争に駆り立て、多くの命を奪った悪しき根源なのだ。これからも"愛国心"を煽り文句に殺人マシーンを育成し、"英雄"という名の人参で多くの人間を戦場に送り出す。私は、ヒアアフターで描かれた天国に涙した。あの時は途方もない幸福感に胸が震えた。クリント・イーストウッドがまたしても地獄を描いたのは本当に残念だが、この年齢にしてまだ戦争を伝えようとするその信念だけは強く心に突き刺さった。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 3点(2015-04-01 22:48:58)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS