みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
73.撮影には大変な苦労をしたでしょうね。膨大な金と時間とエネルギーが 費やされた作品であることは素人の私でも分かりました。 アリ首長が 男らしくてカッコよかったです。女性はたぶん、ロレンス派が 多いとは思いますが(笑)。 【しまうまん】さん 9点(2004-06-13 02:12:17) 72.映画化の話が何度も企画されては消えていたそうです。原因は撮影不可能と言われた砂漠での戦闘シーン。それをやってしまったデビッド・リーンも凄いが、かなり過酷であっただろう砂漠ロケをやり遂げた出演者も含むスタッフたちには本当に頭が下がる。今ならCGでやっちゃうんでしょうが、本物の迫力には到底かなわないと信じたい。ロレンスがトルコ軍に捕えられレイプされるという事件を境に、彼は人が変わったように残虐行為をするようになりますが、レイプを予感させる描写はあってもレイプそのものの描写はありません。今ならコレもたっぷりと見せるんでしょうね。 第一次世界大戦中のヨーロッパ列強国の植民地争奪戦が背景にあるのですが、聞いた話だとトルコ軍の戦い方は非常にフェアであり、対するイギリス軍の戦い方は卑怯極まりなかったようです。もちろん英国人ロレンスも優秀な駒として大国のエゴに翻弄された一人には違いありません。 この作品、目に焼き付いて離れないような名シーンがたくさんあります。アリ登場のシーン、列車爆破のシーン、従者を助けて戻ってくるシーン、これらはやはりCGではなく本物の映像だから名シーンとして記憶に残っているのだと思う。あと、私だけかもしれませんが、ラクダがあんなに速く走ることのできる動物だと知ったこともかなりの衝撃でした。(←きっと私だけです。) 【R&A】さん 7点(2004-05-31 18:40:31) 71.時間が長すぎてだれそうになったが、最後まで観て良かった。 【ボバン】さん 8点(2004-05-19 23:46:56) 70.VHSがなくて劇場でしかこの映画を見られなかった時代の感動はものすごいものだったと思います。空の青と黄色い砂の大地を分ける地平線、残酷に照りつける太陽、駱駝を駆る人々等々・・・。でも、美術・音響はずっと優れていると思いながらも同じ民族自決をテーマにした「ガンジー」よりも3点も低い点数をつけた理由は、まず主人公の生き方・・・ガンジーが熟年に達してから本格的に自己犠牲に目覚めたのに対し、ロレンスの行動は若気の至りみたいなところが多分にあるし、(少なくとも作品中では)平気で暴力に訴えるという点、あるいはオックスフォード大学で考古学を専攻したアラブ通で軍人というよりもむしろ諜報部員だったロレンスの知性があまり描かれていない点、それから現在のアラブ世界の有様・・・民族自決(=民主主義)で及第点がつけられるのはエジプトくらいで残りの国々は最悪のイラクを始めとして「アラビアン・ナイトメア(悪夢)」の状態・・・でもこんなこと(特に後者)を映画の評価に加味することが妥当かどうかはわかりません。私個人の見方として理由付きでこのままにしておくと思います。ロレンスとアリとの衝撃的な出会い、「外国人は自分の井戸の水を飲んでもいいが、(先祖代々対立してきた)他部族の者には一滴たりとも飲ませない。」というアリの台詞が現在のアラブ世界の状況を語っています。さて、このアリ役として当初アラン・ドロンだったそうですが、眼の色のせいでどうメイクをしてもアラブ人に見えないので現地の俳優オマル・シャリフが選ばれたそうです。中近東出身の人に向かって以前、「オマル・シャリフって何?」と聞いて呆れられたことがありますが彼はアラブ世界では三船敏郎のような存在で、欧米の映画に民族を代表する役として出演した点は「ラスト・サムライ」の渡辺謙と同じです。アラン・ドロンのアリなんて想像もつかないほど役にはまって、いい味を出していますよね。 【かわまり】さん 7点(2004-04-21 09:25:22) 69.決死の砂漠横断には息が詰まり、決闘のシーンには息を呑む。昨今のCGを多用した映画の方が確かに見た目はすごいが、この映画にあるような“感じさせる”ものが無い。ロレンスの狂気が、そして最後に彼が感じる虚無感が、身に染みるように伝わってくる。どれだけ史実に忠実であるかについては僕は分からないが、グローバリゼーションという言葉が叫ばれて久しい今日、民族とは何かを根源的に問う本作は絶対に見ておきたい。 【nothing-to-lose】さん 8点(2004-03-06 05:28:08) 68.《ネタバレ》 砂漠に陽が昇る。赤く、赤く、真っ赤な陽が昇る。映画の最初で、ロレンスがマッチに火をつけるシーンで砂漠の日の出につながる場面があります。後半、自然の太陽にではなく、独立という戦いのもとに流された血で、砂漠が赤く汚されていきます。砂漠を愛するロレンスは、「こんなはずではなかった」という想いで胸を傷めるのですが、やはり人間。大自然の前では、希望足り得ても、希望そのもの(多くの人の恵みとなる太陽にはなれない) には届かない弱さが、凄く滲み出ている映画です。砂漠の美しさはもちろん、怖さも、はかなさも、まるで役者のように変化をみせる、その撮影にはひたすら脱帽です。男なら、同じ挫折でも、ここまでのスケールで挫折してみたいものです。 【映画小僧】さん 10点(2004-03-01 21:35:33) 67.《ネタバレ》 NHKで再見しました。アカバ攻略のシーンに萌え。馬が走る。走る、走る。快進撃。進撃、進撃。そして海。砂だらけだった画面に水がたくさんの水が画面に出る。ロレンスが純粋さを失い、汚れていく様子が痛い。命を賭けて救った男を殺し、付き添ってきた若者を砂地獄に失い、そしてさらにもう1人も。生気を失ったロレンスは悲しかったし、正直、怖かった。ダマスカスでアラブがまとまっていさえすれば! 【解放軍2003】さん 10点(2004-02-29 01:10:11) 66.圧倒的な映像は後世に残るべき美しさだと思う。ロレンスの描写については実在の人物というだけあって、ただの判官びいきにたよった英雄として描くのではなく、人間として生きていく仮定での様々な懊悩が差し込まれていて見ごたえがある。ピーター・オトゥール、アンソニー・クインの演技も見事だが、特に目を引いたのはオマー・シャリフ演ずるアリの潔さだ。砂漠の主のように現れ、神がかったロレンスに次第に惹かれていく。そして再び失望のうちに砂漠に戻っていく・・・。話が進むにつれて、我々も彼に対して愛情を持つようになる。名誉と物欲一筋のアウダと、ナルチシズムに酔うロレンスとの間にあって、実質上彼らの統率を取っていたのは彼である。最後にこの機軸が崩れ去るときのシーンは、哀愁がにじみ出るようで、忘れられない。 【神谷玄次郎】さん 9点(2004-02-28 21:14:28) 65.映画館でこそとは思うが、充分面白い。 最初長く感じるが、乗り越えれば引き込まれる。 (ビデオ) 【zero828】さん 9点(2004-02-24 21:29:25) 64.前半の英雄化したオレンスの武勇伝。それと対照的な後半の苦悩にみちたオレンス。ともにアラビアを愛したがための苦悩が、ひしひしと伝わってくるほど良く描かれています。これぞ「漢の生き様」って感じです。 【tantan】さん 8点(2004-02-02 07:24:47) 63. 砂漠の映像の美しさ! 砂漠を撮りたいがために、適当に 題材を探してきて脚本書いて・・・、ってやったんじゃないかと いうくらいに圧倒的な映像(他が手抜きっていう わけじゃないですよ、もちろん)。音楽も素晴らしい。最近の映画にない 底の知れない深みというものを感じる。確かに長いけど、(ある程度時間をおいて)また観たくなる。 ● ただテレビ的な、一方的に楽しませてくれる、多くの ハリウッド系映画と違って、積極的に「鑑賞するぞ」的な気持ちが ないと眠くなるかも(うまく言えないです、すみません)。 【NOW】さん 10点(2004-02-01 01:48:07) 62.地元の老舗映画館の閉館に伴うリバイバル上映を観に行きました。これが40年も前に作られた作品だなんて!映画が大衆の娯楽であり、ヒーローへの憧れであり、人生を映し出す鑑であったことを教えてくれます。大変に長い映画で、劇場でも途中休憩が入っていましたが、広大な砂漠の映像に圧倒され、最後まで食い入るように観ていました。大画面で観ることができて本当にラッキーだと思いました。 【denny-jo】さん 10点(2004-01-26 10:16:36) 61.そうか....そうまで言われると大画面で観たいな...。でもなんかホモっぽい映画だという印象は,画面の大きさに関係ないだろうからとりあえず書いておきます。 【veryautumn】さん 7点(2004-01-18 16:46:55) 60.雄大な砂漠のシーンは大スクリーンで見ないと本当のすごさは分からないでしょう。リーン監督が現地ロケで描く映像は、砂漠の熱気や広大さを伝えて圧倒的な迫力がある。昔リバイバルで見られたのは幸いだった。アラブの白い装束のロレンスがアラブ軍団を従えて進撃するシーンなど素晴らしい。この話は第一次大戦のアラビアが舞台だが、その背景にはイギリスとトルコのアラブ支配(石油)をめぐる戦いがある。ロレンスはもともと考古学者で、中近東の事情に明るいことからイギリス軍将校として活躍することになる。しかしロレンスは次第にアラブ民族のために統一を図ろうとするが、アラブは部族対立でまとまらず彼の努力は実らなかった。ロレンスは実在の人物なので、この地域の歴史的背景、石油をめぐる他国の思惑など、興味ぶかいところもある。オトゥールはじめアラブ側のオマー・シャリフ、アンソニー・クインなど男ばかりの個性的な面々も印象的だった。 【キリコ】さん 9点(2003-12-26 23:20:20) 59.あらま。すばらしい 【モンティ】さん 10点(2003-12-25 21:04:29) 58.父親が最高の作品だと言っていたので見たが、なるほどなという感じだった。個人的には前半のアカバ攻略までが好き。点数は父親の10点、僕の8点の間をとって9点。 【ボーリック】さん 9点(2003-12-09 01:35:21) 57.《ネタバレ》 何が誰がロレンスを狂わせたのか・・・。英雄だと思っていたけど、大きな誤解で、ロレンスはとてもかっこわるい奴でした。とても純真。子供のようでした。ロレンスはもっとアリを大切にすべきです。ロレンスが砂漠を厭がるようになってからの砂漠がとても嫌でした。それまでは素晴らしいと感嘆したのに。見事です。母親のことや、トルコ人の将軍(?)のシーンがもっとあからさまだった方が分かりやすかったです。多分彼は精神的潔癖性だったと思うのですが、その件についてもっと描かれた方がロレンスと云う人物に入りやすかった。ロレンスの時とオレンスの時、この区別はかなり重要だったけど、その描写もたりなかったです。しかしそれを補ってもあまりある映画でした。久しぶりに映画と云う映画を見ました。スクリーンで見れた事に感謝します。 【cock succer blues lee】さん 9点(2003-11-30 03:02:29) 56.砂漠のシーンは迫力ありました。本当に凄いと思う。ロレンスという人物を人間らしく描いてました。英雄も一人の人間だったという点で共感が持てたし、応援したくなりました。……でも何といっても、長い。後から知ったんですが、ロレンスってゲイだったんですね。 【もちもちば】さん 8点(2003-11-22 12:01:00) 55.凄い。その一言に尽きます。それ以上のコメントを言う頭脳は僕には無い・・・。 【ケンジ】さん 7点(2003-11-11 00:51:00)(良:1票) 54.壮大なスペクタクル劇でした。監督がこの作品にかける情熱が痛い程伝わってきました。政治的な駆け引きには必ずしも長けてはいなかったであろうロレンスが、自らの信念の下にアラビアを導き、夢を抱き、そして失脚する、その様を見ているのは辛いものがあった。 【凛々】さん 6点(2003-11-05 15:55:54)
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