みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
93.「脱獄もの」では、脱獄に正当性を感じさせるようなエピソードを付け加えたくなります。何故なら普通は「脱獄=悪いこと」だから。観客が物語に感情移入するためには、脱獄に“納得できる理由”があった方がいい。でも本作にその理由付けはありません。ここで活きてくるのが主演のイーストウッドの存在です。今までの出演作品の役柄から、イーストウッドにはワイルドさと正義のイメージがあります。観客は彼から犯罪者としてのワイルドさを感じると共に、根拠のない“正義”も勝手に感じ取ります。これが“納得できる理由”の代わりに感情移入の手助けになるのです。まさにベストキャスティング。だから脱獄の理由を省略できた。ただ単に脱獄でよかったわけです。そこに山があるから登るがごとく、そこが監獄だから脱獄する。ドラマ性を極力抑えた結果、脱獄そのものに焦点を当てることに成功しています。脱獄までの道程は遠足前の準備の時の気持ちに似ています。さらに脱獄のための準備が進めば進むほど、増して行く緊張感。脱獄ものというジャンルのひとつの完成型が本作だと思います。 【目隠シスト】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-07-21 18:13:02)(良:3票) 92.久しぶりに映画見て楽しいって感じた作品でした。尺もちょうど良いし大満足の時間を過ごせました。 【ゆきむら】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-06-23 00:17:43) 91.《ネタバレ》 犯罪者の脱獄が成功したところで何のカタルシスも感じないのが最大の難点。それ以外の部分も特に引き込まれるものがなかった。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-05-16 17:25:31) 90.幼い頃見て、「ぼくも将来刑務所に入りてぇ!」と思い、大人になってからまた見て、どことなく 居心地よさそうに思えてしまった。 アメリカの刑務所は、人間関係さえ良好であれば カプセルホテルみたいなものに見えてしまう。 そんなことはどうでもいいけど、本当に面白い映画。女が出てこない映画はなぜか面白い、の法則。 小さい頃から大好きな映画なので、10点あげちゃいます。みんなも見てください。 【STEVE-O】さん [地上波(吹替)] 10点(2006-04-16 09:41:25)(笑:2票) 89.エンターテイメント作品としてなかなか楽しめました。女性が1人も出演しないという潔さも新鮮です(設定上、当然といえば当然ですが)。ただ、「ショーシャンク」でも思ったんですが、米国の刑務所ってけっこう“自由”なんですね。さすがは「自由の国」です。これなら1週間くらい「体験入所」してみてもいいかなと思ってみたり、犯罪者なんだからもっとコキ使って社会貢献させろよと思ってみたり。だから、危険を冒して脱獄を試みるモチベーションがどこから湧いてくるのか、ちょっと不思議でした。少なくとも、こんな刑務所じゃあ犯罪の抑止力にはならないでしょう。「犯罪大国・米国の温床見たり」、という感じです。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-15 00:07:12)(良:1票) 88.目が離せない面白さ。ドキドキ感がたまらない 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-02-26 20:06:22) 87.《ネタバレ》 まちがいなく最高傑作。これ以上の作品はみあたらない。刑務所脱獄物としては「ショーシャンク」もおもしろかったが、アルカトラズの無駄のない狭い世界の無限性に飽きさせないものがある。10回近く見てる気がするがなぜか飽きない。当時の役者のすばらしさに改めて感心する。一点問題を挙げるならテーマソングらしきものがない。エンディングも印象に残らなかった。あと今見て、発見したこと。最後隣の房のバッツが、間に合わずに手の届かない天井にジャンプしている場面で、なんで衣類を利用しないのか、と疑問に思ったが、そういえば入所当時ちょっと間抜けな一面をみせていたことに気づいた。 【joumonn】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-02-24 02:30:18) 86.あえて囚人のバックボーンを語らず、「脱獄」だけに焦点を絞って見せているのがいい。 人間の尊厳だとか明日への希望だとか、そういうものはこの程度描いてあれば十分。 脱獄の緊迫感は凄まじい。 実話でありながらエンターテインメント^^ ハラハラドキドキ。 面白かった^^ 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-31 19:57:12)(良:1票) 85.地味だけど、いい。 「大脱走」は好きになれなかったけど、これはいい。緊張感が半端じゃなかった。D・シーゲルとC・イーストウッドのコンビはやっぱり最高。 【ジェイムズ・ギャッツ】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-10-27 14:40:12) 84.《ネタバレ》 刑務所映画というと自分の中で5本指に入る映画。スプーンを使って穴を掘るといえば間違いなくこの映画。期待しないで見ていると結構イケるかも。最後の終り方が気になるけど。 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-10-26 21:53:16) 83.《ネタバレ》 映画の限りではあまりにもうまくいきすぎたようで、大脱走のような山あり谷ありのドラマではない。舞台も警備が厳重な以外はよくある普通の刑務所で、欠点がある映画ではないが特に高く評価する点も無い地味な映画である。まあ面白いことは面白い 【Arufu】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-24 16:13:28) 82.《ネタバレ》 この映画の凄い所は話の筋自体は大したアクションもどんでん返しも無く 淡々と進んで行くにも関わらず、逆に緊縛感は映画が進めば進むほど増大し まったく観客を飽きさせない事です。 シーゲル特有の癖の有るアングルから舐める様に撮られた独房 味気ないコンクリートの壁、冷酷な看守、そして1癖も2癖も有る登場人物。。。 彼等は凶悪な犯罪者では有りますが、ある者は二十日鼠を愛し 自分の食べ物を分け与えて育てていたり また有る者は絵を愛し、描いた自画像に実際には有るはずの無い菊を描いて自分の自由を表現します。 主人公のモリスは聞きます「菊は何処に有るんだ?」 絵描きと呼ばれる囚人は言います。「それは心の中だ。彼等(看守)も私の心の中までは縛る事は出来ない」と。 ともかくこの映画は立場はどうあれ、人間はいつどんな時も自分の持っている自由が 奪われれば奪われるほど、逆に自由を追い求めると言う哲学が根本に敷かれていて それが全編重厚なイメージと共に観客を引き付けながら いやが上にも増して行く緊迫感をあえてギュウギュウと押さえ付けながら クライマックスでは一転、一気呵成に駆け上がって行く。 警報が鳴り響く中、床にコロリと転がったモリスの首人形を見て笑った黒人が 事の全てを凝縮し 痛快にこの作品を表しています。 【一般人】さん [地上波(吹替)] 10点(2005-08-01 18:39:41)(良:3票) 81.脱走映画の王道ですな。ただ、監守の甘さが目立つ映画! 【ボバン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-05 01:48:45) 80.評価が高いようですが自分には、何一つ惹きつけられる場面がありませんでした。緊迫感がなかったです。かつ脱出もかなり後半からなんですね。ぶっちゃけ前半1時間は観なくてもいいような感じです。さらにぶっちゃけ無理して観ることもないかも(笑) 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 2点(2005-06-02 12:24:05) 79.さすが名作..ヒヤヒヤ、ドキドキさせる演出がニクイ!です..脱獄は悪いことと分かっていながら、観ている自分が脱獄しているかのような錯覚に陥ってしまう..人の心理を衝いた描写がすばらしい..監督の腕がイイってことですね... 【コナンが一番】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-06-01 16:56:20) 78.《ネタバレ》 『ショーシャンク』の元ネタだったんでしょうか。こちらは脱出劇であることがタイトルから明らかなので、比べてラストのサプライズ度は弱いが、その過程は(達成されることを前提に見ても)かなりドキドキした。爪切りとスプーンで道具を作ったり、全く動かないダミーの頭をベッドに置いたりするところは本当にハラハラさせられた。また屋上に出たとき、青や赤のライトが三人を照らす所なんかは、サイレンや銃声がいつ鳴るのかと、心配で心配で目を覆ってしまう程緊張した(いやだから達成される事と思って見ても)。その緊張感は、それまでのどこか淡々とした雰囲気と違い、まさにクライマックスの盛り上がりを見せている。これが絶妙で、最終的に生きていようがそうでなかろうが、彼らが873日練りに練った作戦を遂行した事には変わらない、そんな爽快感が残った。バッツが一緒でなかったことだけが、心残り。 【ちゃか】さん [地上波(字幕)] 9点(2005-01-17 23:27:26) 77.淡々としてました。もっと何かサブ要素がほしかった。 【ばかぽん】さん 6点(2004-12-09 14:54:29) 76.スリラー映画の傑作。忘れた頃に見直してみると、よく作られていた作品だったと再確認させられます。刑務所モノの中ではとりわけ暗いというか地味というか、渋いイメージが強いです。終わり方がとてもあっさりしていて、その地味さがまた印象的でした。第一印象は「イボタカコ・ツアー」。 【プミポン】さん 7点(2004-10-20 18:56:44) 75.よく「大脱走」と比較されるこの作品。私はどちらかと言えば「大脱走」のほうが好きだ。 以前、テレビのドキュメンタリー番組で刑務所から囚人が脱走した時の再現をやっていて、全員が外に出されてバスケをしている最中に看守が牢屋の中をくまなくチェックする、といったことをやっていたので本作品の牢屋の管理の仕方がどうしてもヌルく思えてしまい、素直に楽しめなかった。また、本も読めるし楽器も弾ける、さらには、牢屋の中も完全にマイルームと化してフカフカの布団で寝ているのを見ればこれはもう面白いと思える訳がない(マッチを使っていたのにはビックリ!)。 この映画では脱走の過程を描くことに重点をおいているが、その割には肝腎な場面での緊張感が感じられず、映画としての評価となればどうしても低くなってしまう。これを見るくらいなら上記の「●●アンビリーバボー!」などのドキュメンタリーを見た方がまだマシであろう。 最後のエンドクレジットで出る転がった人形の首のカットは“脱獄は悪”というこの監督の考えが出ているような気がする。つまり、この主人公を悪役として見せたかったのではないか。だとすると、この映画の人物描写を徹底的に排除した淡々としたつくりは間違いであるとは言えず、見る者の主人公への感情移入を拒んだこの監督のやり方は評価に値するかもしれない。 けど、せめて、主人公の投獄理由くらいは出して欲しかったけどなぁ・・・ 【もっつぁれら】さん 5点(2004-08-27 14:44:34)(良:1票) 74.クリント・イーストウッドは、ここでもやっぱりヒーローなんだけど、仲間とじっくり脱獄計画を練り、看守の目をくらましながら少しづつ実行していく描写がとても良い。派手さを抑えた作りがクリーンヒットした好例かと。 【次郎丸三郎】さん 7点(2004-08-14 16:51:22)
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