みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
16.《ネタバレ》 監督の優しさが溢れ出た新たな傑作だ。基本的な展開は「ジャンゴ」や「イングロリアスバスターズ」と同じと捉えて良いだろう。歴史の中で悲運の人生を送った方々の想いをタランティーノが遂げる作風である。ただ今作はより個人的なお話なので感情移入もしやすい分、見終わった後は本当に複雑な気分になるだろう。作品全体のリズム感は「ジャッキーブラウン」が一番近いのかもしれない。ストーリーが動き出すのは上映開始後2時間ほど経ってなので、この辺りはヘイトフル・エイトっぽい。となるほど今までの監督フィルモグラフィーの様々な要素を併せたような作品だ。本当に世界観がある映画というのは、いくら上映時間が長かろうがいつまででも観ていられるものだと思うが、本作も途中からもうストーリーなんて展開しないでいいからこの人達の生活をこのままずーっと観ていたいという気持ちになってくるのが不思議だ。それくらい1969年のハリウッドに没頭させてくれる。シャロンにもう一度命を与えたかった、普通の生活をさせてあげたかったという監督の言葉が全てだと思うが、当該監督の作品から優しさをこんなに直接受け取ることができる日が来るとは。ブランディが良く躾されていることや(ブランディは最後に大活躍)、途中途中でブラッドピット演じるクリフがとんでもない身体能力の高さを示すシーン(ベランダに登るところetc..いちいち面白い)など、クライマックスに向けての伏線もバッチリ。賛否両論分かれる作品だと思うが、今までの当該監督作品が好きな方はきっと気にいるだろう。点数は一度鑑賞時点でのものだが、もう一度観たらあと1点くらい上がりそうだ。 【rain on me】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-07 10:39:53) 15.《ネタバレ》 アル・パチーノ扮するプロデューサーから現実を突きつけられリック・ダルトンは泣く。とにかくよく泣く。自分が読んでる本の主人公と自分を重ね合わせ子役の前でも人目もはばからず泣く。台詞をとちりまくって激高し、その後気を取り直して見せた会心の演技を称賛され泣く。そうかと思うと隣に今注目の監督ロマン・ポランスキーとその妻が引っ越してきたことを知りテンションが上がって機嫌を直したり、まさに感情の生き物と言える人物だが愛らしく憎めないキャラクターにディカプリオは作り上げている。 クリフ・ブースはまさに無敵の男。ブルース・リーを車に叩きつける男なんて無敵以外の何者でもないのだが(車がメチャへこんでて爆笑)、これがメチャかっこいい。一挙手一投足にカッコよさと色気を感じさせる程のブラッド・ピットのハマり具合。男女問わず惹きつけられるのではないか。 主演二人の演技力とスター性を思う存分発揮した幸福な初共演。この二人がとにかく良い。落ち目の俳優リック・ダルトンとそのスタントマン クリフ・ブース。この二人の仲睦まじい感じがとにかく観ていて楽しいのだ。リックの出演したテレビドラマをピザとビールをつまみにワイワイ騒ぎながら観るところとか観ているこちらが思わずニヤニヤしてしまう。 ポランスキー夫妻が登場した時から始まる惨劇へのカウントダウン。しかし、「イングロリアス・バスターズ」でも見せたようにタランティーノの前では史実すら吹き飛んでしまう。 無敵の男のところへ踏み込むマンソン・ファミリー。そして、とどめの「マクラスキー 14の拳」。あまりにも痛快なラストに思わず爆笑してしまうと共に安堵もする。そう思わせるのはシャロン・テートの日常を魅力的に描いたからだろう。映画館へ出演作を観にいく彼女。ポスターの前でポーズをとる彼女。自分の演技への観客の好反応に無邪気に喜ぶ彼女。こんなかわいらしい人が惨劇に会わずに済んで良かったと心底思うのだ。 もちろんこれはフィクションだ。でも、いいじゃない。映画の中くらいこういうことがあってもさ。タランティーノが作り上げたキャラクターがラストに隣人とあいさつを交わす。粋だし愛情がつまってる。こういう形の映画のマジックもあるんだなあ 【⑨】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-07 00:44:24) 14.《ネタバレ》 ただの映画ギークだったクエンティン・タランティーノが、いよいよアメリカ映画界の巨匠になろうとしている。 『イングロリアス・バスターズ』では、糞ったれた史実を、バット一本で完膚なきに塗り替えてしまう、という傑作を見せつけたが、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に於いては、映画史に刻み込まれてしまった狂った殺人事件を、もう単純に家を間違えるというだけで、これもまた塗り替えてしまうのだ。平たく言えば嘘つきだ。所詮、映画は絵空事だ。 だがしかし、こんなにも優しい嘘はない。 まさかタランティーノの映画を観て、最後の最後で泣きそうになるなんて。 しかもその直前までは笑いまくってたのだから。 最後の最後まではずっと壮大なフリだ。もうぎりぎりまでフリ続ける。 ハリウッドをレオナルド・ディカプリオでフリ、マンソンファミリーをブラッド・ピットでフリ、 そしてマーゴット・ロビーが自分の映画を観るという件がまたサスペンスを高めるフリだ。 そして岐路は単純。そう家を間違えるというだけ。 そこからのブラッド・ピットの怪演とタランティーノ得意のゴアなバイオレンス描写がもう笑えてくる。 ここで、事実を捻じ曲げて、さあどうするタランティーノ、どう決着をつけるというふうになる。 しかし誰もが納得するだろう。 現代ハリウッドの象徴と言って過言でないレオナルド・ディカプリオとシャロン・テートを抱擁させる。 彼女をスクリーンの中で生き続けさせること。 そしてタイトル Once Upon A Time in ... Hollywood それがしたかったのか。泣ける。優しいよ、タランティーノ。 これは史実に対する復讐である。 糞ったれた史実を犬に噛み千切らせ炎で焼き尽くし、血生臭いフィクションを張り付ける。 生と死を描いて辿り着く先は、優しい抱擁、これこそ正に映画である。 またしても傑作。 さて、帰路に着いてふと思い出したが、『イングロリアス・バスターズ』の最後、クリストフ・ヴァルツは、ブラッド・ピットによって額にナイフで鉤十字を刻み込まれるんだ。実はここから既に壮大なフリだったのか。まさかそんなわけがあるまいな。 【すぺるま】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-09-07 00:28:01) 13.《ネタバレ》 60年代後半のハリウッドが舞台ということとシャロン・テートが登場するという予備知識だけで鑑賞。 ポランスキーとシャロン・テートが出てくるってことはあの事件のことも当然語られるわけで、観始めてすぐに夫妻はリックの隣人ということがわかるんです、もう最初から予感はするんですが、事件をどう絡めるのかそれが気になって気になって。 しかし、リックとクリフとシャロンの日常のエピソードがとりとめもなく続くわけです、クリフの元撮影所でのシーンではドキドキするもののあのオチだし。ディカプリオのメソメソキャラもよかったけど、ブラピ演じるクリフのキャラがいい意味で掴みどころがなくて魅力的だと感じる。 そしてラストの13分、なんと爽快だこと!!立ち上がって拍手喝采したかったですよ、2時間以上待たされましたしね。 「イングロリアス・バスターズ」の映画館のシーンに共通する爽快感でした。 やっぱりタランティーノは心得てるというか上手いなあ。血みどろのバイオレンスが不快ではないという類まれな才能を持った監督だと本気で思う。物語を作るのもほんとに上手いですね、シャロン・テートの事件は本当は前の住人を狙ったということですが、映画の中ではそれも承知だし、あの日のパーティに招待されていたけれど行かずに難を逃れたというマックイーンとブルース・リーも登場してる。あのラストの13分はタランティーノの思いが込められてるようにも感じます。 シャロン・テートの幸せそうな笑顔、屈託のない大らかそうな人柄を感じてやるせなくなってしまいました。 【envy】さん [映画館(字幕)] 10点(2019-09-05 23:23:01) 12.《ネタバレ》 いやぁ不思議な映画でした。ブラピがかっこいい。観てるときはちょっとダラダラして退屈だなあ、なんて思ったりもしたんですが。ブラピがかっこいい。観終わったらなんか、色々調べたくなるし、面白かったなあ、みんなの感想は?とか、気になっちゃう。ブラピがかっこいい。わりと映画好きを自称してるけど、知らないこともたくさんあるんだなあと。ブラピがかっこいい。ブルースリーの描き方は逆に、愛を感じましたけどね。ラストシーンは、イングロリアスバスターズが好きなので楽しめました。ブラピがかっこいい。はい、なににしても、ブラピですよ。なに、あの、スタイル、雰囲気は。顔じゃないんですよね。なんというか、究極に垢抜けた肉体美おじさんですよね。かっこいいという言葉以外に思いつかない。女性はもちろんだけど、男性からみても、相当憧れますよねきっと。。 【ギニュー隊長★】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-09-05 21:01:31) 11.《ネタバレ》 直訳で"むかしむかしのハリウッドで…"と称されるような、タランティーノ流おとぎ話。 界隈から消える恐怖に怯える元人気俳優役のディカプリオと、 トレ―ラ―暮らしでも達観しているスタントマン役のブラッド・ピットの組み合わせは意外にも絶妙で自然体。 20年前に人気の一位二位を争った二人が共演していたら大事件だったくらいに、 双方の魅力を偏りなく惜しみなく注ぎ込む。 一方、ストーリー自体は50年前のハリウッドの日常を業界ネタと併せて淡々と綴ったものでしかないが、 一見無駄と思われるエピソードの積み重ねが例の事件に集約される脚本の巧みさで最後まで引っ張る。 そう、往年の映画ファンならシャロン・テ―トとチャールズ・マンソンを知っていればその陰影がくっきり際立つ。 映画牧場のマンソンファミリーの得体の知れない不気味さと、待ち受ける悲劇を知らない映画館のシャロンの笑顔に、 『この世界の片隅で』を彷彿とする複雑な感情を抱かせる。 そして運命の時が刻一刻と迫り、どんな結末を迎えるか固唾を飲むことになる。 彼の過去作品を知っているものなら、結末は予想できるだろう。 しかし、これが変化球で強引な筋書きになっていないのが良い。 だからこそ現実で叶わなかった切なさでいっぱいになる。 シャロン・テ―トが少しでも呪縛から解き放たれ、"銀幕のスター"として永遠に生き続けること。 タランティーノの切なる祈りだ。 【Cinecdocke】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-09-05 08:16:01)(良:1票) 10.《ネタバレ》 「映画史を変えるラスト13分」の宣伝文句に偽りなし、まさに文字通り。 ただし、”驚愕っ!”という意味ではありません。 ストーリー的には、タランティーノにしては予想外に大人しかったです。 まぁ2大ビッグネームを存分に使っているので、大衆受けするよう考慮したのか、その点は致し方ないでしょう。 変幻自在のディカプリオ、歳を重ねてもいちいちカッコいいブラピ・・・ 2時間40分はけして長くなく、この2人がいい年齢のときの共演を見れたことで十分意義がありました。 群集劇としての展開の上手さやスピード感がもう少しあれば”名作”になり得たでしょうが、ちょっと惜しかった気がします。 【午の若丸】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-09-01 22:41:09) 9.《ネタバレ》 映画自体は可もなく不可もなし。タランティーノらしい会話劇にはキレはなかった。残酷描写も彼としては非常におとなしい。全般的に長い割に見所に乏しい作品だった。話題?となっているブルース・リーの扱いの酷さについては、彼がブルース・リーを好きでないのは良いとしても現実世界での彼のみっともない反論には同調する気が失せた。タランティーノも歳をとったと感じた作品。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-09-01 15:48:59) 8.《ネタバレ》 舞台は60年代末期のハリウッド。TVから映画への転向が上手くいかず下り坂に入りかけてるハリウッド・スターのリックと親友で付き人であり専属スタントマンのクリフの物語。ある日、リックの家の隣に売れっ子ポランスキー監督と新鋭女優シャロン・テート夫妻が引っ越してくる。光り輝いている二人を見てもう一度返り咲くためにイタリア映画息を決意するリック。そして、あの日がやってくる。 161分と長めながら一方では苦悩と焦りで消えていく俳優を描き、一方では華やかなスポットライトを浴び結婚もして幸せの絶頂だったシャロンを描く。相変わらず緻密な演出と上手い構成で、過渡期を迎えていたハリウッドの陰と陽が巧みに描かれていて全く退屈しなかった。 その消えていった多くの俳優と違い土壇場で会心の演技を見せるリックと相棒クリフがそれぞれひょんなことからマンソン・ファミリーとかかわり、それによって映画史に残る悲劇を回避。悲劇のヒロインだったテートは自身が出演している映画を鑑賞している観客の反応を見て成功を実感し天真爛漫で屈託のない笑顔で喜び、リックとクリフのおかげでカルト集団とも全くかかわらずにその後も過ごすことが出来た。最後のリックとテートのインターホンのやり取りはちょっとウルっと来ましたね。凄惨で映画史を塗り替えたといわれた事件をさらに塗り替えたのが苦闘していた俳優とその相棒スタントマン。映画の小道具で撃退するリックと戦場仕込みのマジ者クリフの活躍はスカッとしましたね。本当にこういう顛末だったら良かったな。あの二人はポランスキーとも出会いさらに成功を収めたのだろう。ポランスキーも後の愚行をせずシャロン・テートと幸せに暮らしたのかな。 60年代ハリウッドの風景、ファッション、音楽がこれでもかと溢れかえっていて古き良き時代のハリウッドへ送るタランティーノの愛情あふれるラブレターでしたね。あのラストは幸福感に溢れていたなあ。 しかし、ブルース・リーの扱いがちょっと残念だったかな。いろいろ読んできた限りではあんなに傲慢で好戦的じゃないと思うけど。カシアス・クレイに関しても信奉者でアリのファイトスタイルを研究してましたし「僕の小さな拳じゃとても勝てない」と語ってましたしね。あと、出て来た時は「似てるかな?」と思いましたが、サングラスを取ったとこで「ブルース・リィ」とか「ブルース・リ」などを思わせるパチモン臭が酷くて吹きそうになりました。主役が落ち目のスターとスタントマンでシャロン・テートやブルース・リーを絡めると聞き、「あー、これはハリウッド映画にかかわった人たちでカルト集団をボッコボコにするんだな」と誰もが思ったでしょうけど、そのメンバーにリーも噛ませてもらいたかった気がします。でも、タランティーノの思いを込めた映画だし、あの俳優じゃアレくらいの出番で正解かもな。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-08-31 22:54:17)(良:1票) 7.《ネタバレ》 かなりマニア向けの映画で、たぶん私は、面白いところの半分も理解できていないのだろうと思います。 だから、上映時間の半分くらいは退屈してしまいました。 話の中心は、ポランスキーの妻シャロン・テートの悲劇(これくらいは知っていた)で、主人公2人の架空の人物を隣家に配置することで、この大悲劇をイングロリアス・バスターズと同じ方式で歴史改変し、ハッピーエンドにしています。 タランティーノにしては、えぐいシーンがかなり少ないので、それはホッとしたところ。 面白かったのは、名優ディカプリオが、さえない三流役者を、しかもNGシーンを連発するようなシーンを演じたところ。NGシーンを上手に演じるって面白かった。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-08-31 22:00:39) 6.ネタバレを恐れるあまり、初見時は一切の情報を仕入れず観たため、60年代のハリウッド事情や、元ネタの映画がわからない上に、シャロン・テートの事件ですらよく知らずに観たものだから、途中までまったりした雰囲気だったのに、何故か急に怪しげな空気になる中盤のあのシーンとか何が起こっているのかわからず、あまり楽しむ所か、ポカーンとしたまま帰路に着くことになり、感想としては「つまらない」というものだった。 という訳で2回目を観るにあたり、まずシャロン・テートが出てる映画を観るべきだろうと思い「サイレンサー第4弾 破壊部隊」とポランスキーと共演した「吸血鬼」を鑑賞。さらに詳細を知れば知るほど胸糞悪くなったあの事件の事も調べた。これで完璧、いざ2度目の鑑賞へ。 結果、面白かった。 ストーリーが無くてダラダラと長いと思っていた主演2人の日常パートでさえかなり見所があった。 やっぱりレオ様の演技シーンがとても良かった。ちょっとダメ出しされただけで精神的に弱っちゃう繊細な所や、8歳の子役に慰められるシーンとか良かった(この女の子が短いシーンながら凄い存在感)、また、スタントマンを演じたブラピとの関係性がとても興味深かった。 ブラピの方もとても人間味があって魅力的な一方で、何処か得体の知れない凄味を感じさせる独特の存在感が凄かった。 あと、これまでのタランティーノ映画と決定的に違うのは無駄なバイオレンスが一切無い事である。終始落ち着いた雰囲気で見られるのが良い。 60年代ハリウッドを忠実に再現するのではなく、この時代の空気感をタランティーノ流に再現して見せる事に特化しており、夢と現実が交差するなんでもありのファンタジー的な面白さがあると思う。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-08-30 18:51:13)(良:1票) 5.気づけば、あのブラピも50代のおじさんなんだよなぁ。。 なのにあの格好良さと肉体美はなんだ...すげぇ!大人の色っぽさプンプン。 ディカプリオも「ギルバートグレイプ」の少年時代を思い返すと、 今や俳優としても円熟味を増して、この二人の共演は奇跡、演技とはいえ、普段から親友なんじゃないか?って思うくらい 自然体でいて、如何にもそれらしい立ち振る舞いはお見事でした。 この両者を結びつけたタランティーノ監督、過去作で各々とタッグを組んだだけに、 その眼力は流石!恐るべし! 個人的には、貫禄たっぷりのアル・パチーノをもうちょっと見たかった。 他にも、タランティーノ映画常連の役者も大勢出てるし、選曲や舞台セットに美術など、 それら全て至るまでタランティーノ節、映画愛が爆発した集大成とも呼べる本作。 ストーリーも一応あるけど無いようになもんで、大筋は実にシンプル。 2時間40分の長尺ですが、途中退屈せず時間が気にならないほど夢中で楽しめました。 実際にあったシャロンテート殺害事件の内容を知ってると..... ラストの顛末にはただただ驚きます!! 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-08-30 18:36:09) 4.『ローマ』と言われているが個人的には 当時のハリウッドの現実に架空を混ぜ込み《映画愛》で描いた、タランティーノ版『フォレスト・ガンプ 一期一会』だと思った。 当然、当時のハリウッド事情に詳しければ 詳しい程、ニヤニヤして観れる作品。映画のルックスやテンポも60年代らしいスタイルで、50代の映画好きにとっては、とても面白かった。 ただし(ネタバレになるので書かないが)ラストシーンの事実背景を知らないと面白さは半減するかな。 【墨石亜乱】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-08-30 18:07:58) 3.おじ様2人の掛け合いが実に楽しい。 タランティーノ味をたっぷり堪能しました。 どってことない雰囲気だけれど、どのシーンを切り取っても凝っている。 作品全てが、タランティーノ監督のやりたい放題で埋め尽くされてる。 自分の色だけで映画作れるって、素晴らしい才能。 派手なシーンは少ないし、レオさんブラッドさんもいぶし銀の演技で大人の好みにぴったり。 チビチビ飲みながら観ると更に乗れるかも。 情報は見ないようにしてたけど、これから元ネタとかいろいろ仕入れようと思っています。 楽しみがもっと広がっていく。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2019-08-30 16:50:36) 2.《ネタバレ》 ディカプリオとブラピ、2人のコラボは息がぴったりで最高に良かったと思います。序盤はタランティーノ特有のバイオレンスもほとんどなく、2人のストーリーが展開していきますが、最後に待ってましたとばかりにタランティーノワールドが炸裂します。マンソン事件の実話とフィクションをうまく絡めて2時間40分は感じさせずに最後まで十分に楽しめました。アルパチーノのシーンが少ないのが残念でしたが 、、、。タランティーノファンは100%楽しめる作品です。 【みるちゃん】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 9点(2019-07-30 10:59:28) 1.《ネタバレ》 米映画館で観ました。こちらの観客は大爆笑でした。ディカプリオの英語は聴き取りにくい。ブラピの英語は聴き取りやすい(あと肉体が完璧すぎる)。いかにもハリウッドという二人を起用したのは良かった。女優さんは他の人でも良かったかな。最後のアホシーンは秀逸だったけど、最後だけで良かった気もします。 【なす】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2019-07-29 13:02:39)
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