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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
7.《ネタバレ》 最近、飛行機を利用する人が、自分は何処に行くと言った後に「落ちなかったらね」と冗談を付け加えるのをよく耳にする。統計学的にみると安全らしいが、こうも立て続けに墜落のニュースを聞いては、少しばかりは不安を抱いてしまうもの。心のどこかで、ほんの少しだけ、ナーバスな気持ちを感じてしまう。そんな不安にさらなる拍車をかけてしまいそうなのが本作「フライト・ゲーム」だ。
監督は「アンノウン」でもリーアムと組んだジャウマ・コレット=セラ。ホラーだったり、サッカー映画であったり、いろんな作品を撮っている彼だが、一貫して安定感のある演出を見せてくれるため、個人的には気になる監督だったりする。
そんな彼の新作は飛行機パニックもの。よくもまぁ定期的に作るもんだ。ネタは出尽くした感があるジャンルだが、本作はその原題どおり、ミステリとスリラーがまさにノン・ストップで展開する佳作に仕上がっている。
いや実に巧い。恥ずかしながら、まったく犯人の目星を掴むことなく映画が終わってしまった。いや正確に言えば、犯人を捜すための時間すら貰えなかったというのが正しいか。なにしろ、容疑者は紛れもない自分(リーアム)。ダイ・ハード並みに孤立無援、乗客VSリーアムのパワーゲーム。時間制限のある中、いかにスマートに嫌疑を払拭するかに、手に汗握り、引き込まれてしまう。
冷静に考えることが出来たなら、犯人が分かったかもしれないし、脚本の粗を探したり出来たかもしれない。しかしこうも矢継ぎ早に展開されては、考えることもままならない。そんな状態ではいられない。そんな心理的なパニックに自然に導く、「緻密」な力業が、本作の巧いところだろうか。まさにノン・ストップな構成に、完全にやられてしまった。
犯人が分かったときの「おまえかー!」って感覚、なんだか久しぶりって言うか新鮮で、素直に楽しかったなぁ。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-09-17 00:31:31)
6.ハリソン・フォードもどきの主人公が「ダイハード」のブルース・ウィリスばりに八面六臂の活躍をし、「古畑任三郎」の田村正和の如く真犯人を突き止める。まさにノンストップな作品です。 【tonao】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-09-16 16:22:47)
5.《ネタバレ》 予告編や冒頭のシークエンスから何やらニオイがジョディ・フォスターの飛行機映画やデンゼル・ワシントンの飛行機映画を思い出しちゃってイヤな予感がしたのですが、中身はちゃんとリーアム兄さんのゴツゴツした映画で良かった(笑)
犯人は誰だ?ってミステリー部分は最後まで見ると「ん?」って首を傾げちゃう感じもありますが、クライマックスに至るまでのヒリヒリとしたサスペンスは上々。
主人公が真犯人扱いされてゆく展開も物語の足を引っ張ってテンポや気持ち良さを殺してしまうレベルまではいかずに良かった良かった。このゴニョゴニョした部分が大きくなればなるほど、イライラと気持ちよろしくないストレスが溜まる事になっちゃいますからねぇ。
乗客や乗員のリアクションも不快になる前にむしろ気持ちいい方向に持っていってくれますし。
画面内にメール文字を出すのは『子猫をお願い』や『電車男』を思い出して「ハリウッドは今更それやってるか(笑)」と思いましたけど、映画をテンポ良く運ぶには良いテですしね。
往年のエアポートシリーズを思わせる航空パニック映画の匂いも漂わせて堂々としていて、デカくて強いけど不器用なリーアム兄さんの正統な系譜に刻まれる娯楽作品でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-09-15 22:12:46)
4.《ネタバレ》 終わってからよく考えてみるとハイジャック計画に無理がありすぎて不満、というかいい加減すぎる。しかし劇中はそんなことを考える隙を(観てる人に)与えない展開がすばらしい。結果座っている間は楽しめたのだから素直に面白かったと評価できる作品 【かのっさ】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-09-15 02:49:43)
3.《ネタバレ》 これは充分面白いです。航空パニック物として十分な水準だと思います。「どうせ犯人は◯◯でしょ?」と、たかをくくってたんだけど、見て思いの外出来が良いので驚きました。犯人が誰なのかは最後まで分かりませんが、その過程を楽しむのが本作の醍醐味でしょう。主人公と同一の視点でね。いくつかあり得ないだろうと言う展開もありますが、最後まで緊張感を維持したのは率直に評価します。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-09-14 21:27:54)
2.《ネタバレ》 携帯画面の文字情報と、それを読むリーアム・ニーソンのリアクションを
同じ画面内に乗せながら物語を畳み掛けていく。
観客は双方に視線を配りながらの視聴を要求されるが、それぞれのショットを
定番的に分断させるよりも断然テンポとリズムがいい。
その意味でも「NON STOP」である。
犯人とメール交渉をしつつ、相手の反応を機内の複数の監視カメラを通して
女性二人にチェックさせていく。
そこに同時進行で機外との通話が重なる、といった具合に複雑な
シチェーションを的確に処理しながらテンションを上げていく手際がいい。
主人公を陥れていくマスメディア、謎解きに一役買う携帯動画メディア。
各種映像媒体の提示も現在的で面白い。
閉所での格闘アクションは相変わらず煩雑でぶつ切りなのが玉に瑕だが。
割れた鏡面に歪む主人公の像などは、もはや監督のトレードマークといえる。
【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2014-09-11 23:59:05)
1.《ネタバレ》 面白かったです。日本語タイトルやTVCMからは「フライトプラン」や「エアフォースワン」のようなアクション重視の映画のような印象を受けますが(ちなみに原題は"NON-STOP"。これはこれでひねりのないタイトルではありますが・・・)、あえてジャンルを決めるならミステリーで、犯人捜しに重点が置かれています。実際、上映時間のほとんどが犯人捜しに費やされ、真犯人がわかるのは映画の最後のほうです。うまいなと思ったのは、航空保安官である主人公にも犯人の嫌疑が掛けられることです。しかも外部からは容疑者の筆頭と見られてしまいます。映画を見ている観客は、主人公は無実のはずと思いながらも頭の片隅では最後にどんでん返しがあるかもしれないと、映画に集中することができるようになっています。
主人公を演じるリーアム・ニーソンは身長が193cmもある大男ですが、その風貌からくたびれたおっさんにしか見えない(映画の中ではアル中ですし)ので、一見ただのおっさんが観察力を駆使して犯人を捜していくプロセスが面白いです。リーアム・ニーソンのアクションものが気になった方は「96時間」「96時間/リベンジ」もオススメです。 【MASS】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-09-07 19:54:41)
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【点数情報】
Review人数 |
87人 |
平均点数 |
6.51点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 2 | 2.30% |
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4 | 4 | 4.60% |
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5 | 8 | 9.20% |
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6 | 24 | 27.59% |
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7 | 33 | 37.93% |
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8 | 15 | 17.24% |
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9 | 1 | 1.15% |
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10 | 0 | 0.00% |
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【その他点数情報】
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