みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
98.《ネタバレ》 たけしと少年が母親を捜して旅をする前半はそれなりに面白いのだが、それ以降がちょっとダラダラしてて退屈。特にたけし軍団が登場してからがつらい。後半、あてもなくダラダラと遊び呆けるところなんかは『ソナチネ』を思わせるが、やはり『ソナチネ』の方が遥かに面白く仕上がっている。ちょっとイマイチでしたね。 【とかげ12号】さん [ビデオ(吹替)] 5点(2005-10-26 20:57:15) 97.ふつうに楽しめた。HANABIの後に観たので気分が救われた。 【Sleepingビリ-】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-20 22:15:42) 96.私も「また、お母さんを探しに行こうな」にジーンときました。たけし作品らしい笑い、感動、人間味のある”なんかいいんだよ”という1本です。 【FHARCYDE】さん [DVD(吹替)] 9点(2005-05-13 15:24:03) 95.《ネタバレ》 夏休みに離れて暮らす母親に一人で会いに行く正男少年と、妻(岸本加世子)の言いつけでそれについていくたけし演じる菊次郎の珍道中を描いたロードムービー。たけし映画としては分かりやすい人情ものとなっている点もそうだが、なにより菊次郎がテレビで見るいつものタレントたけしそのままなのがとっつきやすく、たけし映画の中ではかなり見やすい映画になっているのが良い。風来坊と子供が主役のロードムービーというのはありがちではあるが、競輪場のシーンなどたけしらしい毒のあるギャグも多く、それが人情喜劇として見ると少し異質な感じがして面食らうのだが、見ているうちに慣れてきて、この二人の関係も微笑ましくなってくる。車のカップル(菊次郎と正男がこのカップルと遊んでいる場所が立ち入り禁止区域というオチがなんか好き。)と別れて古びたバス停でずっと来ないバスを待っているシーンの雰囲気が良いし、そこでの菊次郎と正男のやりとりもどことなく切なさが漂っていて印象的だった。菊次郎が盲人のふりをしてヒッチハイクをするシーンやタップダンスが出て来るところは先週に「座頭市」を見ていたのでちょっと「おっ」となってしまった。正男の母の家にたどり着いて、その母が別の家族を作っていたという結末は物悲しいが、その後の海のシーンがいかにもたけしらしい美しさで、ほかにも本作では夏の風景が美しく撮られているのだが、やはりこの海の美しさは監督としてのたけしの真骨頂だろう。落ち込んでいる正男に天使の鈴を渡して慰める菊次郎がなんとも優しくていい。その後のグレート義太夫と井手らっきょとバカなことをして遊ぶシーンがバラエティ番組のようなノリで少々くどさも感じるのだが、劇中で言っているように楽しいことをしていやなことを忘れようという趣旨と思うせいかそこまで気にならなかった。(でも、好みが分かれるのは理解できる。)その近くにある菊次郎の母が入っている施設に向かうのに菊次郎が義太夫と一緒にバイクに乗っているが、おそらくこのシーンはたけしが自身のバイク事故と向き合うために入れたのではと思えてくる。正男にとっても菊次郎にとってもほろ苦い夏の思い出となったわけだが、ラストの菊次郎と正男のやりとりに救われた気持ちになり、とても後味の良い終わり方になっていて、全体的に見れば雑なところもあるかもしれないが、やはり個人的には好きな映画だ。実は本作が初めて見たたけし映画だったのだが、久しぶりに見て、最初に見たのがこの映画で本当に良かったと思えた。久石譲の音楽も映画に良く合っていて名曲であるが、今では本作以外でも耳にすることが多い曲ということもあり、たけしの映画の音楽ではいちばん有名かも。元々この映画の曲ということを知らない人も今では多そうだけど。(2024年11月14日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2005-04-02 11:58:07) 94.北野さんの映画の雰囲気にだんだん馴染めてきました。基本的に静けさを大切にする北野さんの映画の中で、随所に流れる久石譲さんの綺麗な音楽はとても印象的です。あまりにも素晴らしかったので着メロとして使わせて頂いてます。で、ストーリーは非常に淡々とした雰囲気で、飛びきり盛り上がったりする場面はないのですが、それでも少年と菊次郎の冒険のような好奇心一杯の旅は観ているだけでとても楽しかったです。随所に盛りこまれたビートたけしのギャグ!ギャグ!ギャグ!いやぁ~笑いました。馬鹿みたいに笑えました!真面目な中にギャグをポンッと入れ、観ている側に不思議なギャップで楽しませてくれる。これはすごいです。楽しくてちょっぴり泣ける、夏の思い出って感じでした。 【ボビー】さん 7点(2005-03-05 14:38:21) 93.にくめない作品。 【ckeru】さん 7点(2005-03-05 11:26:37) 92.この雰囲気、好きな人は好きなんだろうなぁ・・・個人的にはそこそこ面白かったって感じですけど。久石譲の音楽は良すぎ。また年とったら見てみます。 【A.O.D】さん 5点(2005-01-07 20:01:07) 91.北野作品は初めて観ました。 率直におもしろかったと思います。 やはり北野監督の演技が光ってた思う。最初は「菊次郎」というのは男の子だと思っていたけど、実際は大人の北野監督だったんですね。なんか意表を付かれましたw。 タケシ軍団もしっかり出演しており、合間に見せる笑いもさすが世界の北野だなと感じた。ただ大人と子供の小旅行みたいな感じだけで終わってしまっているので、もうちょっといろんな展開があっても良かったんじゃないかなと思う。あと、たまに出てくる踊りのシーンがよく理解できなかったが、なにか北野監督には意図があったんでしょうねぇ 【すごろく】さん 7点(2004-10-11 15:35:16) 90.こんな小手先の芸じゃなくて、たけしさん次はウディアレンの映画みたいに、映画監督かつ俳優である自分をテーマに、くすくす笑えるウィットに富んだコメディを作っておくんなせえ。たけしの芸じゃ無理か。 【キャプテン・セントルイス】さん 4点(2004-10-06 00:37:02) 89.あと一分でも長かったら、あと一つでもギャグが多かったら、「駄作!」と思ったかもしれないが、ギリギリのところで、北野監督の心象風景を垣間見ることができる作品になったと思う。 北野監督は照れ屋で控えめな人だと思っている。だから、バイオレントな作品では容赦が無いのだと思う。一方、「やさしさ」を描く作品においては、北野監督の人物像がそこここに見て取れる。照れ屋で控えめだから、菊次郎がやさしさを表す時にも照れ屋だ。それは、北野氏の役者としての演技力を評価する場合はマイナスポイントになるのかもしれないが、この作品においては、監督としての北野氏は、完璧な演技を役者たちに要求しなかったと感じる。心象風景が、よどみなく流れるものであるべきだとは誰にも言えないだろう。北野氏のそれも、断片をつなぎ合わせるようにして映画という作品に仕上げたのだろうと思われる。だから、役者の半端な演技も、物語がつぎはぎのような印象を与えるものであっても、この作品の主題に影響は無いと言えるのかもしれない。だって、北野監督は、ささやかな「やさしさ」を慎み深く表現したのだから。…ただし…北野監督…世界の北野という地位・名声を知らない人や、日常的に北野氏をTV画面で見る機会の無い人や、私のように北野氏に好感を抱いていない人にとっては、つまらない作品だと評価されても仕方ないだろう。 【日雀】さん 8点(2004-08-03 16:54:34) 88.キャスティングの妙。麿赤児の使い方が良い。コメディーに関してはいつも通り。ラストのような照れ笑い、素の笑いがとても優しい。久石譲の音楽よかです。 【はざま職人】さん 6点(2004-07-21 05:19:29) 87.北野作品で一番馬があったさくひん。おもしろかったし、見終わった後の気分もよかった。 【LYLY】さん 6点(2004-07-05 19:42:10) 86.《ネタバレ》 何とも清々しい観後感。母を訪ねに飛びしたときと同様、少年は駆け足で家に帰っていった。もう大丈夫だろう。菊次郎の蛮行も、映画が優しい雰囲気に包まれているので、少しも不快に感じない。コピーにあるように、「たくさん笑って、すこーし泣」いた。子供への愛情の示し方がだんだんわかりづらくなってきているけど、ただ一緒にいてあげることが大切なのかも、そんなことを思った。 【kozi】さん 8点(2004-06-28 09:56:13) 85.このやろう、馬鹿やろうが不必要に多い気がした。クスリと笑える場面もいくつかはあったが、後半は安っぽいバラエティ番組を見ているようだし、なんかいまいち。 【HK】さん 4点(2004-06-24 10:12:01) 84.この映画は賞を取れるような大作ではないかもしれませんが、心を和ませてくれるだけのパワーは持っている映画だと思います。それにやっぱり久石さんの音楽がいいですよね。内容のまとまりには欠けるし(特に豊橋に着いた後)はちゃめちゃな部分も多いですが、見て損したという気分にはさせないでしょうね。 【書記】さん 7点(2004-06-23 17:01:41) 83.ヴェネチアで受賞を逃したことについて、残念だと北野がコメントしたのが、とても意外でした。物語の前半は、菊次郎が子供を母親の元に届けるまで。後半は、子供と過ごす夏休み。子供は、容姿がよくなく、口数も少ない。菊次郎は、自分の少年時代を重ね合わせているーーーといったとても単純なお話。本作の大半は、おそらく現場でアドリブ的に作られたのではないかと思います。芝居の部分とアドリブの部分とのトーンが違い大きく、違和感があります。映画館でテレビのつまらないバラエティを観させられているように感じることもありました。脚本、構成、アイデアは、レベルの低さが目立ちます(悪い、ということではなく)。アラの多い本作ですが、エンターテーメントとしてのツボは押さえていて、楽しめる映画に仕上がってはいます。 【DONGYAOS】さん 5点(2004-06-19 01:31:31) 82.音楽が最高にいいし、映像も合ってる。でも、それだけだった。 【夏目】さん 6点(2004-06-12 01:32:04) 81.優しいほのぼの気分を味わえる映画。たまにはこういう北野映画もいい。 【新井】さん 7点(2004-03-20 13:12:25) 80.しっかりと切なさがある。それは夏。 【no_the_war】さん 9点(2004-03-05 00:33:56) 79.菊次郎のキャラクターが素晴らしい 【リーム555】さん 6点(2004-02-19 16:43:41)
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