みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
55.TV(民放)で見たんですが、エンドロールで海外の映画際で深津絵里が受賞したシーンが映されていましたが映画館で上映した時もこの編集だったんでしょうか?これだけでもマイナス10点ですが…映画は原作を読んでいたので良くも悪くも原作通りです。予想外によかったのは老けたな~と思わせるほどのリアリティを見せた深津絵里と、売り出し中なのに「嫌な奴」役を演じた岡田将生です。逆にうんざりしたのは、いい加減やめたらと言いたくなるラスト部分でのスローモーション。感動的な場面の余韻を作ろうとするスローモーションほど興ざめはありません。 【仏向】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2011-11-18 01:29:14) 54.《ネタバレ》 あの「告白」(観てないけど)を抑えて日本アカデミー賞を一人勝ちした「悪人」。 まぁ、良くも悪くも日本アカデミー賞審査員が好きそうな映画だな、という印象。 登場人物は、映画の世界を取っ払ってリアルで、わりと人殺しなんてのは、何かのタイミングだったり、ほんのちょっとのことで身近に起こったりすんのかもしれない。 満島ひかりは、フォルダー5で踊ってる頃は、こんな良い女優さんになるとは、思わなかったな。悪人、モテキ、それでも生きていくを観て、今、間違いなく上手い女優さんになったなと思う。気取っておかしな方向へ行かないことを願いたいが、女優って言う奴は箔がつくと、感性を失うというか、感性が狂うというか迷走しだすよね。 なんか満島ひかりの話しかしてないな。しょせん、その程度の映画です。 【バニーボーイ】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-11-17 23:40:22) 53. 深津絵里演じる光代は世間から見れば、バカな男に入れあげたバカな女ということになるのでしょうが、この映画の中ではそう見えません。脇を固めた樹木希林や満島ひかりはもちろん、バスの運転手役のモロ師岡まで全く隙のないキャスティングでした。映画館に行かなかったことを後悔しています。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-11-10 21:32:24) 52.《ネタバレ》 先日「罪と罰」を観賞したせいか、なんとなく下敷きにしているような作品に思えてなりませんでした。 私は俳優さんについてよく知らないせいか、始めに殺された女性は最後まで演じきるのかと思いました。 妻夫木聡は今までのイメージから全く変わっていて「ああ、これが俳優さんなんだな」って勝手に高評価してしましまた。 しかし、気になるのは、男女の出会いが、出会い系サイトとナンパ。あまりにもチープすぎる。 モントリオール映画祭で深津絵里が賞を取ったそうですが、主役が妻夫木から深津へ変わっているのも気になります。 深津演じる女性が寂しさからセックスをきっかけに男を守っていく過程も、こういう作品があるから、一般の男性は勘違いして、違う方向でロマンティストになるのだと思います。 少々批判的な言葉が並んでしまいましたが、う~ん…、でもやっぱり来年には忘れてしまいそうな映画です。 6点はおまけです。 【クロエ】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-11-10 04:30:50) 51.いい作品でした。丁寧で、テーマの選び方、表現しかた、などなど、とってもよかったです。いろんな風に解釈できるところもよかった。が、その分、若干観客に投げちゃった感もあります。・・・・え?え?これ、あの超駄作「フラガール」の監督と同じ人が撮ったの??信じられません。 【コウモリ】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-11-08 01:11:28) 50.人間というもののリアリティーは感じましたが、それを取り巻く環境や背景がも一つ伝わらなかったです。一見すると重厚なように見えてフタを開けるとからっぽ。そんな印象です。映画で足らない部分は原作で補完できるだろうし、原作を読みます。おそらく原作越えはしてないだろうからこれぐらい。 【アフロ】さん [地上波(邦画)] 7点(2011-11-07 18:09:06) 49.《ネタバレ》 メッセージ性を強く感じる良い映画でした。見終わった後にあらためて「悪人って一体何だろう」と考えさせられました。登場人物それぞれの感情の動きが細部まで丁寧に描かれていて、思わず涙が出る場面も多くありました。父親が現場で娘の幻と出会うシーンは何とも言えない気持ちになりました。 【civi】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-11-07 14:59:08) 48.《ネタバレ》 で、結局何なの?って感じ。メッセージがさっぱりわからない。これで何かの賞をとったみたいだけど選考した人のセンスもさっぱりわかんない。まあ、柄本っちゃんは岡田の頭をかち割ってほしかったね。つまんない映画でした。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 3点(2011-11-07 00:47:50) 47.《ネタバレ》 予想と違ってメッセージ性を感じるなかなかいい映画でした。殆ど観ないけどここ最近観た邦画の中ではダントツだと私は感じました。 殺人事件をきっかけにそれに関係する人々の人間性、関係性を描いている群像劇だと思います。出てくる人たちの誰かひとりを悪人にしているわけではないし、美化もしてない。 殺された子はかなりムカツクキャラになってるけど「それでも殺人はいけません」という誰でも知ってることを言いたかったわけではないだろうし、逆に殺されても仕方ないと思わせるわけでもないでしょう、描きたいこと、伝えたいメッセージのためには殺された子が同情されてしまってはそれが伝わらなくなるからじゃないかな?まあ、あえて言うなら悪質健食業者が悪人でした。どういう意図があって悪質業者を絡ませたのかな? ラストの祐一のとった行動なんですが、あれをすることで光代は逃亡を手伝った共犯者にならなかったわけですね、理解しにくい行動ですが彼のやり方で光代を守ったんだと解釈しました。 俳優たちの演技は文句なしだし、カメラワークもよかったです。 文句と疑問があるなら、床屋のああいうタイプの両親に育てられた娘はああはならないと思うし、あと唯一のファンタジックなシーン、あれで被害者の善悪のバランスをとったのかもしれないけど、他に方法はなかったのかなあ。全編ヒリヒリとした緊張感が凄く良かったのに、なんかスコンと拍子抜け、甘すぎると感じました。 そして音楽がね、なんかメロドラマにありがちでイライラしました。あれならいっそナシでいい。文句はあるけど稀にみる邦画の傑作、完成度の高い秀作だと思います。ああ、びっくりした、良かった。 【envy】さん [地上波(邦画)] 9点(2011-11-07 00:09:55) 46.《ネタバレ》 孤独な二人が魂の彷徨の末に出会い愛を育んでいく過程は、愛に飢えている人間には只事ではありません。主人公二人は「誰かを愛したい!誰かに必要とされたい!」と考えており、恐らく出会って逃避行する間、この二人は人生で最高の幸せを感じていたんじゃないでしょうか。一方は紛れもない殺人鬼でも愛が成立する。それほどまでに愛を猛烈に求めていたのだから、それも仕方がない。倫理や善悪を超える愛だってあるし、それを考えると祐一は決して「悪人」ではない。素晴らしい純愛映画だったと思います。少なくともどちらも丸切りの善人同士のロマンスより確実に面白い。ただ重箱の隅ですが、イカのどアップには参ってしまいました。あれはイカが回想しているのでしょうか?意味の分からない演出でした。 【民朗】さん [地上波(邦画)] 8点(2011-11-06 23:55:23) 45.リアリティがあるようでなかった。 【がらんどう】さん [地上波(邦画)] 5点(2011-11-06 23:27:31) 44.《ネタバレ》 「良い人たち」と、「悪い人たち」とを安易に二分する排中律は可能かと疑問ではあるが、道徳感がじりじりと刺激されて心地いい。 【no_the_war】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-11-06 22:28:45) 43.《ネタバレ》 俳優陣の演技が秀逸。とくに主演の妻夫木の演技が良い。内向的で、影があり、犯罪を犯しかねないとさえ周りに思われている不器用で孤独な若者を演じきった。深津の演ずる地味な田舎の女も良い。被害者・加害者家族の地味な生きざまも、平凡な漁港や田舎の雰囲気とあいまっていい味を出している。岡田のちゃら男ぶり、満島のむかつく女ぶりは、ちょっと誇張されすぎていて、ここまでひどいのは現実にはあんまりいないだろうと思わせるが。とくに満島、あの堅実な両親からなんでこんなばか女が育ったのか疑問。全編を貫く九州弁がいい雰囲気を醸し出している。灯台は、どこかの絶海の孤島のようで、そこに逃げ込む二人の孤独感を際立たせている。柄本明と宮崎美子の夫婦は年が離れすぎに見える。柄本明がほとんどじいさんなのに、宮崎美子は巨乳でまだまだ女の魅力を発揮している。新鮮ないかの姿造りがむしょうに食べたくなった。 【エンボ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-10-29 22:27:31) 42.《ネタバレ》 普通の展開過ぎて逆にびっくりした。ラストに何かあるんだろうな、と思っていたのですが、何にも無くて。強いて言えば妻夫木の首絞めか。あれは色々な解釈が出来るんだけど、それが最後の一捻りというのは味気ない気もする。まあでもこの手のストーリーは意外と時を忘れて見れちゃうんですよね。 【ny】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-10-24 15:25:34) 41.《ネタバレ》 祐一と光代の間で「好き」とか「愛してる」などの言葉が一切ありませんでした。 でも二人のそれまでの生活や背景をみれば、今の二人の結びつきがどれほど強く互いに必要な存在であるかは痛いほど伝わってくる。それは男と女、恋人という言葉だけでは表しきれない、もっと深くて切ない人と人との結びつきが生まれていたからこそだと思いました。 【ちゃじじ】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-10-15 11:53:55) 40.孤独な若者の刹那的な行動を描いたドラマ。この手の映画は邦画では昔からあって、 新鮮味はないけど、タイトルの定義づけがそのままテーマになっているようだ。 ずいぶんと時間の長い映画だなと思ったら、事件の加害者側と被害者側、 その関係者たちの描写まで描いており、ストーリーに厚みを与えているようだが、 個人的には分散されてしまったようで、ドラマとしての物足りなさを感じてしまう。 妻夫木君の役作りは良かった。実際こんな若者います。深津絵里では相手が少々悪かったけど。 時間の限られた映画よりは、やっぱり小説で読んだほうが面白いかも。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 4点(2011-10-04 06:28:02) 39.《ネタバレ》 タイトルは「犯罪者」ではなく「悪人」なのだ。 妻夫木演じる男は、コミュニケーション能力が欠如している、いや心を閉ざしている。仕事と父親の介護に疲れはて唯一の楽しみが出会い系サイトなのだから。どうみても根暗な人間にしかみえない。 法治国家である以上、いかなる理由であれ殺人は許されざる行為であり、世間体にも犯罪者としてのレッテルを貼られて当然の報いなのである。 それが何故、観ている側が、悪人の定義を考えてしまうのか? その理由のひとつに、被害者家族、加害者家族の登場人物の描き方。キャスティングでも脚本でもロケーションでもない、リアルな人物描写が秀逸だからである。とどのつまり感情移入し易いわけである。これには妻夫木の熱演ぶりが助長させている気もしている。これまでさわやかな好青年役が多かった印象の彼に対して「気の毒」と思ってしまう感情が少なからずあり、「悪人」一辺倒に思えないのはそのためである。もし仮に名もない冴えない役者が演じたとしよう。果たして同様な眼差しでみることができようか? 美談で終わらない物語であるからこそ、妻夫木と深津の演技に助けられた部分はとても大きいと思う。切なさや悲しみを乗り越えて前進しようとする人間のたくましさにもふれ、流した涙以上に勇気付られたいい映画でした。 【シネマブルク】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-22 23:32:43) 38.《ネタバレ》 原作既読。彼は悪人か?誰が悪人か?被害者のお父さんの「大切な人がいない人間が多すぎる」=悪人ではないとは思うが、これが作品のテーマだと思う。光代が好きになるまでの経緯に共感できるかどうかがポイントだが、女性は共感できるだろうか?どちらかというと加害者の祖母と被害者の父に感情移入したので、双方の最後の展開まで見入った(原作を読んだ時に一番心が揺さぶられたのが祖母が悪徳事務所へ乗り込むシーンだったので)。キャスティングに違和感も無く演技もみんなすばらしい良作でした。 【ラグ】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-09-04 01:46:39) 37.《ネタバレ》 クズな人間を描かせたら日本一の吉田修一。役者は大変だと思います。頑張ってはいたけどやはり映像では吉田修一の世界を表現するには限界があるかなと。原作では冒頭の女3人の人間関係の描写が秀逸で、そこでイッキに引き込まれるのですが、映画ではそれがサラリと流され、まあ映画化ってこんなもんだろうな。という気持ちにさせられ、それが最後まで続くという感じ。原作では被害者家族への世間からのバッシングがあったのですが、それが全くないのはなぜ?ネットで正義を声高に叫ぶ一般人も悪人になる可能性があるというのは重要な部分だと思いますが。よかったシーンは紳士服屋を素通りするところかかな。あの現実と非現実の対比は映像ならではだなと思いました。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-08-28 03:02:52) 36.《ネタバレ》 ストーリーはありきたり・・・というか意外性はないのだけれど、一人ひとりの登場人物や一つ一つのシーンをすごく丁寧かつ繊細に、さらに重厚に描いているので観ごたえがあった。(特に光代が乱れたベッドを見て襖を閉めるシーンや、車内から仕事場を見てホテルへ行くことを決心する流れ、ラストの光代と佳男の邂逅シーンはグッときた!)ただ、イカの目からの回想シーンはやりすぎかな笑 満島ひかりは殺されても仕方ないと思ってしまうほどのビッチぶりを見事演じていて素直にうまいと思った。 【eureka】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-08-22 00:25:34)
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