みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.《ネタバレ》 前作ほど派手なアクションはなかったけれど、電気ドリルでグリグリとかバッティングセンターでのシーンとか、数は少なくとも一つ一つが実に印象的。特にバッティングマシーンの、機械的な音と反復操作がより狂気っぽさを醸し出してて良い。北野監督は、暴力シーンは痛みを感じなければいけない、というモットーを持っていて、本作もそれがしっかり伝わってくる。今回も悪い奴いっぱい出てくるけど、刑事さんが一番あくどい。なので、あの唐突なラストには思わずニッコリ。うむ、さすがは北野映画だ。ヤクザは義理と人情が大事なので、それを逆手にもてあそぶのが一番許せなかったのだろう。ハード的には、これまで固定カメラが多かった北野映画だが本作は移動するショットが多く、照明のこだわりもかなり伝わってくる画作りだった。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2013-04-18 23:51:07) 7.《ネタバレ》 次に何が起こるのかというワクワク・ドキドキ感は前作の方が上ですが、どうも私にはグロさを散りばめたコメディにしか思えなかったので、いい意味で落ち着いて観れる今作の方が好みです(前作がお好みの方は物足りないでしょうが・・・) 言ってみれば、現代版・仁義なき戦いで・・・ 花菱の幹部との罵り合いなんかは迫力あって結構な名シーンだと。 しかし登場する男は確かに漢だけどさ、こんな命のかかった裏切りの世界で生きるのは本当に嫌でカタギで良かったよ・・・と思わせてくれる映画です。 本当のケジメをつけるラストが爽やかでした。 【ぐうたらパパ】さん [インターネット(字幕)] 7点(2013-04-14 16:50:14) 6.刑事によって振り回されるヤクザ映画。斬新だな~。でもそのせいか、緊迫感がだいぶ薄味に。パワーバランスもちょっとおかしい。大友の呼び出しにノコノコと現れる石原。自分の命狙われているのに、用心しないってなんだよ。にしても、顔面ドリルと顔面剛速球はイタすぎっしょ!オチは非常に良かった。 【Dream kerokero】さん [DVD(邦画)] 5点(2013-04-13 14:51:10) 5.《ネタバレ》 飛行機の中で鑑賞。中野英雄が指を食い切るシーンは笑った。松重豊はいい演技だが、ベテランにしか見えず、ひよっこ刑事にはまったく見えない。意図が謎。大阪のヤクザチームの怖さは気持ちよかった。正直散漫した映画だと思う。編集次第で変わりそうだがコレがむしろ「うまく誤魔化した」結果なのかもしれない。やや残念。 【reitengo】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-21 02:05:09) 4.《ネタバレ》 前作越えはならなかったが、良いシーンはいっぱいある。「このシーン良い!」と思えるシーンが定期的に来るので飽きずに観れる。個人的には加瀬の失禁シーンと中野が自分の指を噛みちぎるシーンが好きだ。というかこの映画の中野英雄が素晴らし過ぎる。中野が武と兄弟の杯を交わすシーンや前述のシーンからは、やくざのパワーゲームとは一線を画した「人間同士の心の通い合い」が感じられ、感情を揺さぶられる。「良い役をもらい、みごとにそれを演じきったなあ。」と素直に思う。欠点を言うと、拳銃で撃ち殺すシーンばかりでワンパターンなのは気になった。韓国フィクサーや塩見、特命係長など良い新キャラは沢山出て来ただけに、ほんとにそれだけがもったいない。 【bolody】さん [映画館(邦画)] 6点(2013-01-09 20:59:19) 3.素直に面白かったです。前作を超えてはいませんが、よくできた続編と思いました。上司のパワハラに耐えながら、いかに生き残るかという視点でついつい見てしまい、見終わるとどっと疲れました。怒鳴られてびくびくしていた人間が、立場が替わると怒鳴って凄むので、考えさせられました。肝の座った男でありたいものです。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-11-18 01:08:13) 2.《ネタバレ》 全体的に悪くは無いんですが、前作の時のようなインパクトやおもしろさはやや後退した印象。相変わらずキャスティングは豪華で、北野監督がこれだけの俳優を集めて撮ったのは満足だったろうなとは思います。不満なのは関西の面々の活躍が中途半端だったことと、高橋克典演ずるヒットマンが強力すぎて、ドンパチがいささか単純になってしまったところ等でしょうか。小日向文世の刑事は嫌らしさ全開で、まあ想像通りのラストではありましたが、筋としては「え、ここで終わっちゃうの?」という感じ。好評につきまだまだ続ける気、なのでしょうか…ね? 【蛇蟇斎狐狸窟】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-11-11 14:57:55) 1.『アウトレイジ』の主要な顔でもある黒塗りの車体と、 北野映画の「海」とが組み合わさるタイトルバックから一気に惹き込まれる。 前作にも引けをとらない俳優陣の面構えの強さと、 暗闇に浮かび上がるブルーがかった街路と黒塗り車の光沢の艶。 舞い上がる土埃。そして暗転した画面に響く銃声もまたフェティッシュな感覚を纏う。 今回はどのように煙草を使うかと見ていれば、 「煙草は止めた」との台詞で主人公の変化を提示し、 新井浩文・桐谷健太二人の遺影の前に置かれた二箱の煙草のショット一つによって、 乾いたドラマの中にさりげなく情緒を潜ませるあたりが熟練である。 ほとんど顔を見せない高橋克典の身のこなしも凄みがあり、いい。 映画の締め方にも痺れる。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-11-04 21:20:24)
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