みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
31.俺は「男の映画」が好きです。ポスターを見てそれだと思えば内容関係なくとりあえずチェックします。しかぁし!!(←決めゼリフ)今まで完全に満足したそれには未だ巡り会っていませんでした。『ヒート』『コラテラル』『マイアミ・バイス』『シン・シティ』などなど・・・・。『シン・シティ』は大好きな映画ではあるものの、あれはアメコミ映画であって完全な男の映画ではない。・・・・・・。だからこそ、こんな映画を待っていた!!とにかく全体に漂う重圧な雰囲気と、スリリングなストーリー展開の素晴らしさよ!!この映画には男にしか分からない美学があり、男にしか分からない暴力があり、男にしか分からないカタルシスがある。まさに俺の求めていた「完璧な男の映画」でしたね。2時間37分?そんなにあったの?てなわけで長尺もなんのその。一瞬たりとも目を離さずスクリーンに夢中になってしまいました。裏社会の頂点に登りつめたフランクと、あくまで正義を貫こうとするリッチー。二人の人生がゆっくりと交錯する様子がダイナミックに描かれ、またそれらを見ごたえある演出で描いたリドリー・スコットの手腕もさすが。特にクライマックスの教会でのシーンで♪Amaging Graceを流す演出には鳥肌すら感じてしまいました。そしてデンゼル・ワシントン&ラッセル・クロウという2大スターの演技や存在感の素晴らしさよ!!カッコよさよ!!特にラッセル・クロウはカッコよかった。登場した瞬間は「腹も出てるしダセェ~」て思ってたんですが、やがて彼ががむしゃらに正義を追う姿にフランクよりも「男」を感じてしまいましたね。それにしても、映画の中で出てくる悪徳警官を見ていると、現代社会にも通じる矛盾を感じてしまいました。本来「善」の側であるべき人間が「悪」に住んでいる。こうした「善」と「悪」の矛盾こそが、今の歪んだ現代社会を作り出しているのかも?・・・・・・・・・・。何か考えさせられてしまいました。点数は文句なしの10点満点。このまま上手くいけば(?)2008年ベスト1に躍り出るのも気の早い話ですが不可能じゃないでしょう。 【ポール婆宝勉(わいけー)】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-03-19 18:14:03) 30.《ネタバレ》 最近のリドリー・スコットは波があるようですが、この作品はとても良かったです。 実話はストーリー展開が難しいのですが、緊迫感を持って時間の長さを感じさせない手腕は流石でした。緻密に70年代を再現させ、ボクシングファンとしてはモハメド・アリの試合エピソードも楽しめました。次回作も期待出来そうです。 【くだごんべ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-12 09:42:04) 29.《ネタバレ》 ギャングものというより社会派ものみたいで、派手さはないけどいい映画でした。 ★フランクは先代ボスのバンピーに倣い、誠実で秩序を重んじ、家族(と縄張り)を大事にする、服装も地味で、「仕事が非合法」「暴力を躊躇せず使う」この二点がなければまるでまじめなエリートサラリーマン。 ★彼を追う刑事リッチーは「誠実で秩序を重んじ、家族を大事にする(思う)」のは一緒だが、ことごとく空回りしている。押収した大金くすねず署に届けるほどのバカ正直さが煙たがられ、汚職に漬かる仲間には干される、妻には逆になじられ、逃げられる。 ★冒頭にバンピーが、ディスカウントショップの日本製テレビの前で、仲買を省いた直接取引きに米国の伝統的なビジネスが壊されていくと嘆く。しかしフランクは彼の亡き後、同じ手法を麻薬に取り入れて成功していく。彼は先代を尊敬しつつも、軽んじられる黒人の立場を容認できず、新しい秩序を作ろうと決心したのだろう。 ★そんな彼も、過剰な成功が新たな敵を作るという法則を軽んじていたようだ。マフィアのボスと手を組み、モハメド・アリの試合観戦では彼の上席で妻のプレゼントである派手なコートを羽織るという愚を犯し、とうとうリッチーや悪徳刑事トルーポに目を付けられてしまう・・・それからは予想された通りの転落劇。 ★「皮肉」をキーワードにいろんな要素や事象が絡み合い、流れを作り、ドラマを形成していく。フランクを逮捕したリッチーは彼の協力を得てNY市警の汚職を一掃。古い秩序は壊れ、新しい秩序が作られて行く。下手なミステリーよりよほど面白い。 ★主役二人の演技はいいし(ただデンゼルはしばしばギャングのボスに見えなくて困った)、リドリー・スコットの抑え目の演出はとても冴えている。フランクあっけなくつかまっちゃってトーンダウンするかに見えるが、そこからの二人の対峙がクライマックスなんて、いいねこれ。 ★最後の最後は具体的に誰かを?それとも単なる監督のメッセージ?とにかく久しぶりに頭をからっぽじゃ見れない「残る」作品でした。バカみたいな新作見るのやめて終わる寸前のこっちにしといてよかったよ。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-09 23:50:49) 28.『ゴッドファーザー』『スカーフェイス』『セルピコ』『フレンチ・コネクション』あたりが好きな方にとっては、まずハズレになることはないでしょう。これらのおいしい部分を現代風にアレンジしながらも上手に繋ぎ合わせたといった感じ。それ故に、上記の名作群に対し大きく抜きん出る要素がないとも言えますが…。まぁそれでも、最初は別々に展開していたフランクとリッチーの物語が徐々に一本化していく展開は非常に見応えがあり(彼らが初めて対面するシーンは文句ナシにかっこいい!)、サスペンス映画としても十分楽しめると思います。 【とかげ12号】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-08 21:12:49) 27.なかなか重厚なドラマでした。後半一気に引き込まれましたね。デンゼル渋すぎます。 【ギニュー】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-03-02 16:40:00) 26.《ネタバレ》 70年代アメリカン・ニュー・シネマのテイストを持った映画。実話をベースにしているとのことだが、NYの警察の3/4(でしたっけ?)が検挙されたというのは驚愕。「ゴッドファーザー」にも共通するが、家族を愛し神をを信じるギャングが犯すその「罪」の大きさに、市井の人々ならば大きな違和感を感じる。映画としてはちょっと長かったかな。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-03-02 02:42:21) 25.《ネタバレ》 このテの映画って、追う側と追われる側のどちらかが非業の死を遂げたりして、どちらにも感情移入してしまっている観客としては気分が重くなる作品が多いが、この映画は違いましたね。二人とも悲運の結末にはならず、誰も感情移入などしない汚職刑事に制裁を加えて一定のカタルシスが得られるといううまい落とし方。笑 あれだけ服装等に気を遣っていたフランクが愛する女性の贈り物である瀟洒なコートを身に纏ったところから綻びが出始めて・・・最後の最後でリッチーと対峙する描き方はうまいなぁ。 【雲の上から】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-26 07:43:32) 24.作りはいいと思うし、出演者はすごく豪華なんですけど、すごく地味なんですよね。アッと驚く展開がないのがいけないんでしょうか。デンゼル・ワシントンなんか、すごく良かったと思うんですけどね。主人公2人があまり交わらないのも、盛り上がりに欠ける原因かもしれません。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-20 23:43:20) 23.「この映画は重厚でっせ」的広告宣伝プロモーションに耐えうる内容の映画って最近少ないよなー、って思っていたが、これはアタリだった。 【麦酒男爵】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-18 16:00:09) 22.《ネタバレ》 2時間半を超える長尺にもかかわらず飽きずに見せるストーリーテリング&編集はさすがの一言。あと雪を印象的に描いた画づくりもさすがですな。主演ふたりの演技で元がとれ、なおかつこれだけ映像で楽しませてくれれば文句ナシです。同時代に生きていなかった分、感情移入ができないのは仕方ないことですから。 【ダブルエイチ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-17 18:18:53) 21.ギャングが公衆の面前で堂々と人を撃ち殺しても捕まらず、また、警官が捜査で見つけた現金をネコババせず署に提出したら、仲間から特異な目で見られる・・・こういう映画をみると、そんな国に生まれなくてよかったなと毎回思います。 【かすお】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-17 00:00:37)(良:1票) 20.マフィアを超えた黒人ギャングの実話ということで、迫力、重厚感もあり、アクションや家族愛もそれなりに充実し、2時間37分という長さも気にならず楽しめた。しかしながら、やはり「ゴッドファーザー」は超えられなかったというのが実感。それと「アメリカン・ギャングスター」というタイトルはどうなんだろう。もうちょっと工夫があったのでは…。 【Q兵衛】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-15 16:00:32) 19.メタボなボディのラッセルクロウでした。 【くまさん】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-02-14 03:04:22) 18.《ネタバレ》 ラッセル・クロウを完全にくってしまっているデンゼル・ワシントン。ラストは少し違和感があるのだが、実話なら致し方ないように思う。映画館でみて損はない映画である。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-13 18:56:40) 17.《ネタバレ》 実在の人物と事件という事でどこまで事実なのか気になりました。2時間37分と長めの上映時間ですが、男たちの人生はどれも見応えがあり、70年代の街並みやファッションなど絶妙に再現しており音楽もよくあっという間でした。ただ、結局はイタリア系マフィアに牛耳られ下に付いたくだりや、軍や警察の汚染などもうちょっと深く描いて欲しかったかな。常に抑制し目立たぬよう行動してきたフランク。妻に贈られた派手な毛皮のコートを着て他のマフィアよりも良い席でボクシングを観戦するというチョットした慢心から目を付けられてしまったわけですが、自らへの怒りでコートを焼き払ってしまう姿は鬼気迫るものがありましたね。デンゼル・ワシントンは知的かつ危険な匂いをさせ好演。ラッセル・クロウが演じたリッチーを突き動かした物は正義感だけなんだろうか。世の中には大なり小なり不正が罷り通っているが、あそこまで正義を貫く信念の強さは立派だ。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-02-12 22:21:12) 16.《ネタバレ》 デンゼルとクロウの役柄が、とても対照的で面白かった。 緊迫感のあるシーンもあり、しっかり観ることができました。 ただ、デンゼル側の苦悩や地位を築くまでの課程を、もう少し観たかった気もします。 【familysale】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-12 17:01:27) 15.《ネタバレ》 前置きの部分がかなり長いのですが、退屈するほどではありません。ラッセル・クロウの捜査官は、特殊な技術や格好良いアクションがあるわけではなく、普通の手順の積み重ねで地道にターゲットに迫っていきます。何となく、昔の日本の刑事ドラマを思い出しました。デンゼルの麻薬王の方も、引くべきときは大人しく引いたり、マフィアのドンにありがちな仰々しい言動がなかったりするので、その辺が現実感があって意外に新鮮でした(弟たちの風貌が、いかにもその辺にいそうな一般人なのもよい)。ただし、最後の部分であっけなくまとまってしまったのは何とも物足りない。 【Olias】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-12 03:13:38) 14.《ネタバレ》 これから映画館に足を運ぶ方はこの映画のパンフレットは事前に観ない方がいいです。結末まで書いてあり、ガッカリすること請け合いです。 「ゴッドファーザー1」を期待して観に行ったら、Part2でした。といった感じ。事前に承知してました。アクション映画ではないということは。でもリドリースコットで犯罪ものとくれば、ついつい期待してしまうというもの。二人が対峙する場面もフランクが逮捕された後だし、全編を通してスコット監督らしい緊張感が感じられませんでした。あと何回か見返せば評価が変わってくるのでしょうが、今はこの点数です。 【osaosa】さん [映画館(字幕)] 5点(2008-02-10 19:51:14) 13.《ネタバレ》 2大スター+R・スコット監督とくれば、見ないわけにはいきません。何度も観れる作品ではないが、見ごたえ十分で長尺も苦にならず鑑賞出来た。フランクの役は「トレーニングデイ」のように完全悪ない為、難しい役柄だと思う。それ故に不完全燃焼かなぁと・・・ 逆にリッチー役は無骨で不器用で野性味溢れ、いわばR・クロウ真骨頂。 それとは別に脇役も最高。「羊たちの沈黙」のバッファロービルや「ボディ・ターゲット」の悪役色が強いテッド・レヴィンの善人役は嬉しい拾い物だし、オールバックに髭、いかにも怪しい汚職刑事、主演の二人を食ってしまっている感のあるJ・ブローリンの怪演も光る。個人的には彼に助演アカデミーをあげたいくらい。彼の「ノーカントリー」も楽しみである。久々に 映画 をみた気分です。 【キャラハン】さん [映画館(吹替)] 8点(2008-02-09 20:35:14) 12.《ネタバレ》 秀作。点数は、ちょっと甘め。導入部の引き込み具合に比べて、序盤にもたつき感はあったものの、長尺を生かしてさまざまなストーリーが盛り込まれていました。その点では、もう少し精細な描写がほしかったとも思います(粗悪品を売っていたニッキーとか、妻ごと撃った相手とか)。実話モノは、最後に現実的な落としどころになってダレてしまうこともあるのですが、意外にうまくまとめられていました。ちなみに、デンゼル・ワシントンはどうしても善人のイメージが拭いきれなかったですね。 【mohno】さん [映画館(字幕)] 8点(2008-02-06 21:52:38)
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