みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
89.タイトルの通り色々な場面でタバコをふかすシーンがありました。テレビで野球観戦をしながら吸う、タバコ屋で主人と話しながら吸う、家出した少女が18年ぶりに父と再会して吸うシーンなど、タバコを吸うという行為がいろんな場面を引き立てていたのが良かった。日本やアメリカで喫煙というものが排他的に見られる中で、この作品を作り上げたのはすごいと思う。この作品を見るとつい自分もタバコを吸いながら見てしまいました。いい映画でした。 【すごろく】さん 8点(2004-11-07 13:46:54) 88.《ネタバレ》 じんわり。やんわり。そんな言葉が似合う映画だったと思います。主要キャラクターを各エピソードに分けて、誰をメインで見れば良いか、ちゃんと教えてくれている。ハーヴェイ・カイテルとそのチャプター分けが『レザボア~』を連想させたけど、全然違う。友を思う古びれたタバコ屋のオヤジっぷりが見事でした。アシュレイ・ジャッドも若かった。 ラストのおばあちゃんのシーンは要らなかったという人もいますが、ぼくは逆。おばあちゃんがオージーを抱きしめて、オージーが話す。その時一瞬、おばあちゃんはハッとした顔をしています。これは飽くまでぼくの推論だけど、おばあちゃんはすぐに別人だとわかったんじゃないでしょうか?にも関わらずオージーは一所懸命楽しいパーティをしてくれた。そのオージーの気持ちが、おばあちゃんは一番嬉しかった気がする。人生最後の素敵なクリスマス・パーティを過ごせたんだと思う。 ぼく個人としては・・・禁煙しようとしてる今、この映画でみんな実に美味そうにタバコをふかしてる。それでぼくもついついつられて吸ってしまった。 【C・C・バクスター】さん 8点(2004-11-05 17:40:12) 87.《ネタバレ》 ハーベイ・カイテルのタバコ屋は、いい味出してますな。いわゆる社会的な“勝ち組”にはなれなかったけれど、なまじな“勝ち組”ではとうていかなわない人間力を備えているって感じで魅力的です。こういう下町親分をやらせたらピカ一。 ピンポイント写真のアルバムをウイリアム・ハートの作家に見せるとき、「ゆっくり見たほうがいいと俺は思うな」と、さりげなく亡き妻エレンを見つけさせようとするところや、ホントかウソかわからないクリスマス話を語るところなど、じんわり胸に伝わってくるものがありました。いいですね、この役者。 本作の場合、あまり「意味」を「理解」しようとするのは“正しい”味わい方ではないと思われますが、「お金」と「家族」が終始強い意味合いをもっていました。黒人少年が泥棒から泥棒した例の5000ドル、泥棒→少年→(作家)→タバコ屋と“持ち主”を転々と変えていきましたが、結局、誰もただの1ドルも使わないで、可哀相なルディのところへいってます。そして、1ドルも使われずに“持ち主”が変わるたびに、 なぜか“幸せ”を生み出していく不思議! 「家族」のほうは、ルディと娘、黒人少年と自動車工になっていた父の親子関係、ルディとタバコ屋、作家と亡き妻の夫婦関係が作品のなかで一つのアヤをつくっていたように。家族関係がきわめてややこしくなった現代アメリカでも、いや、そんなアメリカだからこそ、か、やっぱり「家族」が最後の寄りしろになるのですね。 と同時に、家族でも何でもない他人同士のあいだにも家族同様、いや場合によったら家族以上の関係が築けるとも訴えているように思えました。ラストのクリスマスストーリーの逸話は、その“まとめ”として受け取れました。カイテルのタバコ屋と黒人おばあさんのクリスマスの1日、「他人」と「家族」があいまいにミックスしたような状態での幸せなひととき。作者は、ここに社会の縮図を織り込んだのでしょうか。ちなみに、最後はカメラを盗んだとしたのは、カイテル・タバコ屋のテレがあったからだと私は解釈しました。 白人黒人、若いの年寄りの、男女……いろんなセクターの登場人物を巧みに取り込み、一つの作品にまとめあげた力量は大したもんです。残念ながら、こういう作品は日本ではとうていつくることはできないだろうなあ、ということで8点也です。 【delft-Q】さん 8点(2004-10-31 01:10:30)(良:2票) 86.弟にプレゼントでもらったDVD。一回目に観た時はフ~ンって感じだったが、二回目観た時は鬱だった気分がほぐれて最高にいい気分になれた。ありがとう、弟よ。 【BAZ】さん 9点(2004-08-18 11:30:05) 85.《ネタバレ》 スタッフロールの老婆とのエピソードは確かにいらなかったかなと思う。自分の想像では老婆がカイテルが息子ではないと悟る所の表情はもっと控えめだった。それだけが残念。でも製作者の人間に対する暖かい視線が伝わってくる良作だと思う。悪役や派手なドンパチが無くてもこれだけ人の心を打つ物語が作れるのだ。俳優のギャラはともかくとして、おそらく低予算だと思う。邦画も頑張って欲しい。 【ロイ・ニアリー】さん 8点(2004-07-27 14:53:58) 84.こんなにゆったりとした時間を過ごせる映画は珍しいかも。タバコを通じて交わる大人たちの日常生活と会話。自分はタバコ吸わないんですが、こういうタバコの吸い方はかっこいいですね。 【カーマインTypeⅡ】さん 8点(2004-07-19 11:52:34) 83.とにかくあたたかい雰囲気で、大人の男がゆっくりとコーヒーとタバコを用意して一人で見たい「男」の映画。最後のウィリアムハートとハーベイカイテルの笑顔からはじまるシーンとトムウェイツの音楽がかなりグッとくる 【UPRISING】さん 9点(2004-06-26 14:00:42) 82.空気と時間、漂う目線がゆったり流れる、観た後も余韻が残る映画でした。コーヒー飲みながら、じっくり味わいたい映画です。 【rexrex】さん 9点(2004-06-18 02:00:08) 81.味のある映画っていうのかなぁ。ラストもお洒落。 【夏目】さん 8点(2004-06-13 15:43:48) 80.見落とされる日常と言うよりも見捨てられがちな日常と言いますか、社会の隅っこで懸命に生きる人々を拡大した、大人の映画です。 【白狼】さん 9点(2004-06-09 04:15:45) 79.毎日同じ場所で写真撮りたくなりました。素敵な映画だと思います。 【かずのすけ】さん 6点(2004-06-08 19:27:11) 78.タバコ呑みってなんとも言えないやんわりとした連帯感がある。他人同士でも火を貸したりするとなんか「仲間」って感じがしたり。そんな感じがここに出てくる男たちには、ある(まあ当然といえば当然なんだけど)。タバコをやめて随分経つけど、ヤニ臭い昔にちょっとだけ戻った気になれるそんな映画。 【馬飼庄蔵】さん 8点(2004-06-02 17:58:11) 77.男の繊細な面に焦点を当てた傑作。これと言った大きな事件も起きず、淡々と流れる日常生活。その中で生まれる、男たちの細やかな部分の感情の揺れ。一つ一つのエピソードがいいのはもちろん、作品全体に流れる空気に身をゆだねたい。 【ラーション】さん 8点(2004-05-24 05:30:44) 76.街かどのタバコ屋に集う人達の、それぞれの他愛もない物語が少しずつからまりあっている。そんな、どうでも良いようなことを、味わい深く、タバコの煙を交えてじっくりと描いている。ラシード少年もなかなか良いが、なんといってもハーヴェイ、カイテルでしょう。 【Andy17】さん 8点(2004-04-25 19:40:34) 75.古き良きアメリカって感じでした。作品全体の雰囲気はとても好きです。 【ぷー太。】さん 7点(2004-04-02 23:29:13) 74.やっぱり最後の映像にすべてやられました。センスがいい。ゆるい映画もいけるなと思った。 【ひで】さん 9点(2004-03-27 00:43:27) 73.銃撃戦も大爆破も無い、血も流れないしカースタントも無い、それでいて退屈ではない。こういう作品が出来る、それってスバラシイ事だと思います。何回観ても映画が好きで良かったと思わせる1本。個人的には無人島に持ってく5本にノミネートされてます。 【HLB傭兵】さん 10点(2004-03-15 16:38:06) 72.それまでは何ともなかったのに、ラスト、エンドロール時の“あれ”で涙が溢れてきた。余計だ、という意見はよく分かるけども、まあオマケ的に付け加えてる感じだし良いのではないでしょうか。全体的に平坦な展開で進んでいく映画ですが、それがいいのでしょうね。新聞の片隅にある”ちょっといい話”を集めて群像劇にした、という感じ(←もちろんいい意味で言ってます)。使い古された言葉ですが、人って何て温かいんだろう、人と人の付き合いって何て素敵なんだろうって思わせてくれる1本ではあります。 【nothing-to-lose】さん 7点(2004-03-11 12:05:57) 71.とにかく上品な映画であり、見ながら3.4本タバコを吸ってしまったほどタバコが吸いたくなる映画。ラストのクリスマスエピソードは字幕だと多少分かりくい部分もあって、ひょうし抜けしたが、吹き替えも見て納得。こういう映画の良さを、しみじみと感じれたら精神的に大人なのかなーとか思う。そんな意味で私はまだ未熟なのでしょうか・・・。 【六爺】さん 6点(2004-03-07 18:13:16) 70.《ネタバレ》 社会の少し端っこに生きる大人の話。オチもなく、日常の中の、ほんと煙草吸いながらのよもや話。でも、この日常というのが、一番のクセもので、そうそうドラマチックなものや事は起きないのが当り前。むしろ、映画で取り上げる要素のない題材なんだけど、日常に中にこそ、見落としたドラマがある事を教えてくれる映画。煙草屋が毎日同じ時間、同じ場所で写真を撮り続ける習慣があり、何百枚もあるプリントの中から死んだ妻を見つけた時の小説家のシーンや、嘘でも楽しめる話ならとクリスマス小説のために、語りはじめるシーンなどは、ドラマの片鱗をつまみ上げる上手い場面だと思います。煙草をくゆらせながら、熱いコーヒー片手に観たいですね。もちろんライターじゃなく、煙草はマッチで火をつけて。 【映画小僧】さん 9点(2004-03-03 14:23:51)
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