みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
9.考えさせられる映画でした.目的を達成したあとの虚脱感みたいなもの. 現実と理想のギャップなど,うまく問題提起されているように思えます. 消化不良の点もあるのですが,好きな映画です. 挿入歌が沢山あったのですが,実は,これが重要な役割を果たしています. はじめはBGMかなと思っていたのですが,数曲経ったころ,結構重要な描写要素となっていることに気がつきました.ヒアリング能力があったほうが断然有利です. 特にエンドロールの途中から流れるケビン氏の歌は必聴です.席を立たないで. 原題の Up in the Air の意味がこの歌で理解できました. それまでは,フライトのことかなと思っていたので.. 何はともあれ To be myself! がんばりましょい. 【ursla】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-04-13 01:09:52) 8.《ネタバレ》 自分とジョージ・クルーニー役のキャラクターと考え方とほぼ同じなので、飽きることなく、共感しつつ興味深く鑑賞することができた。合理性を重視、人間関係を重視せずに、“バックパック”は常に身軽にという考え方は非常に機能的であり、現代的な生き方ともいえる。主人公の考えに近い自分が本作を鑑賞してみても、良い意味で特別深く感銘を受けるといったことはなかった。自分の人生を見つめ直すといったことや、自分の人生を改め直すといったことをしたいとは思わないが、本作の言いたいことを、少しはアタマの片隅にでも置いておこうかなというスマート作品に仕上がっている。ラストのインタビュー形式(「家族の素晴らしさやありがたみ」を強調する)以外はあまり説教くさいところがないところも好印象であり、押し付けがましさがない辺りが本作の良さでもある。 やや冷めたドライな目で本作は物事を見つめており、その視点が自分には心地よかった。ジョージ・クルーニーも見事だ。あまり感情を表に出さずに、終始それほど熱くはなっていない。相手としては裏切るつもりは毛頭なかったが、たとえ裏切られたとしても、慌てず騒がすに落ち着いて対応する辺りがリアルだ。たとえ夢見たとしても、もはや手遅れ、“現実”はそれほど甘くはないという描き方もなかなかクールではないか。 あのシーンにおいては女性と男性との違いなども垣間見られた。 また、深い人間関係を築こうとしないジョージ・クルーニーが誰よりも深く人間を見つめる一方で、彼氏を追ったりする人間らしい新人女性はダンスやカラオケ等で盛り上った相手を置き去りにしたり、大事な用件をメールやテレビ電話で済まそうとしている。 このような複雑性によって、単純ではない様々な人間味が描かれていると思われる。 ジョージ・クルーニーが利己的で自己中心的な男として単純に描かれているわけではない点も深みや共感を生んでいる。たとえ深い人間関係を築けなくても、実はジョージ・クルーニーは非常に多くの企業と関係を築いていたことが、紹介状の件で分かる仕掛けにもなっている。人間はやはりどこかで、何かで繋がっているのかもしれないとも感じさせる。バックパックは軽く見えても、実は誰しもぎっしりと詰まっているのも人生といえそうだ。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-04-10 11:40:02)(良:1票) 7.《ネタバレ》 クールに割り切れていたはずの人生が実は・・って事なんでしょうね。割りきれる女性・割り切れるはずだった女性・割り切っていると思っていた主人公。1000万マイル貯めたい・・ 【東京ロッキー】さん [試写会(字幕)] 7点(2010-04-09 15:01:04) 6.《ネタバレ》 George Clooney渋いな。Cool。絵になる。わたしは意外にもこの人の出る映画に興味を持ったことがなかったようで今回初めて観たことに気づいた。助演女優たちは彼を食うことなくそれぞれの役を好演している。アカデミー賞でいろいろノミネートされていたので期待していたけれど、映画自体は印象に残らないものだった。設定は面白いけれど、それが特別話のよさに生かされている気がしない。ストーリーが実に地味。普段の生活にいくつかのちょっとした変化が訪れた。・・・ような気がしたんだけども、最終的には元の生活に戻りました、という話。変化の前後の主人公の気持ちの移り変わりは観ている者に委ねられている。エンディングは釈然としない。なんとかまとめたけど、実際はまとめるのに苦心してああいう消化不良のようなことになってしまった気がする。そもそも話よりも設定ありきで、それを生かしたかった映画だったんだろうと思う。後味としては、虚無感が残るばかり。 【にゅ~】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-04-06 13:07:39)(良:1票) 5.《ネタバレ》 どうも今ひとつ、なにが言いたいのかよくわからないところがありました。「リストラ宣告人」の主人公が、あくまで相手と直接向かい合って仕事をすることにこだわることは、面白いと思いましたが。おそらくこの人は、人間が大好きなんでしょうね。その点がたいへんいいと思ったのですが、劇中ではなにやら批評されているようで不思議でした。いわゆる「いい人」ではないけれど、実直で誠実、クールではないけれど熱くもないという、バランス感覚のとれた人物像が魅力です。それに比べると、女性2人はちょっと……。主人公が2人に振り回されてお気の毒、という感じだったのですが、それであまり高く評価できないのかもしれません。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-05 19:33:00) 4.《ネタバレ》 登場人物に生き方の多様性を語らせながら結局は一方的な価値観を押し付けてくる困ったちゃんな映画。最終的に自分は、この映画の主人公のようにしか生きられないのが判っているので、送り手側の無神経な悪意すら感じたりします。このまだ若い監督の作品は、前作『ジュノ』にしろこれにしろ、なんだか無邪気過ぎてちょっと腹立たしく感じます。自殺するって主張し、実行した人間に対するドラマとしてのフォローが殆どないあたりに(主人公も若い女の子もさっさと逃げて全く引っ張りもしやしません)、この監督の浅さが表れていて。細かすぎるカット割りのシーンと長いコミュニケーションのシーンとで対比される形式やカタチだけのモノに対する否定と人間同士の結びつきの大切さは、あまりに安直で「いやいや判っちゃいるけれど、青臭さ爆発してるお前に言われたくはないよ」とグチの1つも言いたくなる感じ。まあ、30代前半くらいまでなら有効な映画かもしれませんが。そして私もこれを笑って生暖かい目で見られるところまでは、まだ到達してない状況ではありますが。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2010-03-30 22:03:07)(良:2票) 3.《ネタバレ》 派手な作品ではないが、軽妙な語り口ながらしっかりと考えさせられます。 前半はちょっと退屈かな、と思ったが、笑えるシーンも多く、心に訴えてくるシーンもあり、十分満足しました。 孤独に強く生きることに異を唱え、結婚万歳なメッセージ性はちょっと…とも思ったが、甘ったるいだけではなく、現実もしっかりと描かれているため、最終的にはこの映画を肯定する気になれた。 しかし、ライアンさんはヒネクレてるという設定ではあると思うが、割りとごく普通の善良なビジネスマンに見えた。 もっと嫌味全開なジョージ・クルーニーが観たかったかも。 思えば僕のスーツケースもずいぶん軽い気がするな。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-27 10:17:23) 2.個人的に身につまされる映画。助演女優二人はともにドライ。結局一番ウエットだったのは主人公だったのか。女優二人がもう少しセクシーならばもっと感情移入できたのだが。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-21 22:56:13) 1.マイレージをシコシコ溜めて生きがいに、という感じなのかな、と勝手に想像してたのですが、少し違った雰囲気でした。意外、というよりはちょっとだけ?生きていく上での価値観とか大事にしているポリシーとか・・踏み込んでいるように。 ここはあえてより深く踏み込まないことによって映画としての洒脱さ、後味のほろ苦さにも繋がったように思えて・・私はスキです。 【AKO】さん [試写会(字幕)] 7点(2010-03-16 18:26:31)
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