みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
66.《ネタバレ》 スターウォーズならではの突っ込みどころ満載のお決まりのパターン、お決まりの展開でしたね。 以前の作品を観ていないと厳しいストーリー。 ハンソロのとレイア姫の印象が強く、最期はマーク・ハミルが 全て持って行ったという高齢者SF作品として長く語りつかれるであろうという作品。 いうほど傑作では断じてない。 【SHOGO】さん [映画館(吹替)] 5点(2016-01-11 09:39:39) 65.《ネタバレ》 なんでハンソロ殺しちゃうのかが訳解らない。ハリソンフォードの年齢とか健康とかで退場せざるを得ないんだろうけど、もうちょっとやり方あるだろう!と、思った。 白兵戦や、風景などのリアリティはもはやCGの方がリアルなので、未だにCGCG言ってる人を見ると、張りぼてとフィルタでここまで出来るわけないよね、ってだれか教えてあげてください。完璧です。 話にならないからしょうがないとは思うけど、理由もなく共和国(こんだけ科学が進んだ世界で共和制て!と失笑するところだが)が、残党(このファシズムの概念も失笑だ)に追われまくってる状態も失笑。ストーリー以前の設定がガタガタ。エンジェルダッシュみたいに、口で言ってるだけですよね?そうはならないだろ?って笑ってしまう最低レベルのSFです(笑)。ルーカスなのか誰なのか知らないけど、パワーバランスをきちんと描いてきたシリーズだけにあー、企業が中身考え始めたな感に変な感慨を覚えた。 別に他の映画では普通なので、SWとして異質だなって思った部分だ。 あと、チャンバラが雑!雑です!棒立ちで殴り合わないでください!もうジェダイとか能力関係無い(笑) 神秘性とか超能力とかを嫌ったんでしょ?どうせ。っていうマーケティングをガリガリ感じる!(笑) まあ、もうディズニーなので受け手が頭切り換えるところでしょう。もう旧作みたいな殺陣はない!諦めろ! とは言え、視覚的に凄くリアルなので、それはそれでいいじゃないかと。お話しが懐古趣味だからなんだ。お話しの作り手としては下の下なんだろうけど、観る側としては非常に親切だ。お話しの創造性ゼロで、全く創作能力がない人達の集まりでも、ゼロなりの戦い方があるじゃないか。それをやってのけて、映像を作る才能たちがしっかりと受け止めて良い物を作り上げている。 ネームバリューがなかったり、SWの設定を使わないでやれと言われたらたぶん同じレベルの物を作り出せなかっただろうけど、有る物をきちんと能力限界まで使い切ったんだから尊敬すべきだ。ストーリー以前の話作りがガタガタでもここまでの物を作るディズニーに、作った人にリスペクトだ。 【黒猫クック】さん [映画館(吹替)] 8点(2016-01-10 18:20:37) 64.《ネタバレ》 映画の絶対評価としては高得点。スターウォーズシリーズの1本としては、まあまあというところ。EP4~6からすると既視感ありまくりの描写が多すぎる印象。いつか来た道とでも言うべきか。デススターよりでっかい兵器と言われても「そりゃスゲー」とはならず、「また同じかよ」と言うのが普通の感覚と言うものではなかろうか。EP1~3の方が、2の酷さはさておき、新味はあった。危惧してしまうのは、本作がこの内容だと、今後の流れとして、EP8はジェダイ、シスとしてのそれぞれの成長譚(もしかしてルーク死亡のおまけ付き?)、EP9は善悪の最終決戦になるしかないんじゃないか。そんな安易な展開になってしまったら、もう最悪だ。 【えぴおう】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-01-09 18:00:25) 63.《ネタバレ》 おもしろかった。登場人物、乗り物、内容等含め、まさに同窓会のような映画である。ストーリーは大まかに予想通りの展開ではあったが、随所に飽きさせないようアクションをちりばめられており良くできた脚本でもある。あの美しかったレイア姫も普通のおばあちゃんになっているあたり等、エピソード4〜6をリアルタイムで見た世代にはもうたまらない映画になっている。正直エピソード1〜3は俳優が若返るということが出来ないため、まったく別な人たちが演じているので、いまいち感情移入できず、スターウォーズのスピンオフ映画を見ているような感じがしてしまったが、この映画はまさに続編という感じがし、満足のいく作品であった。まあ、敵への潜入が簡単だったり、初めて使うライトセイバーが異常にうまく扱えたりと、いろいろ突っ込みどころはあるのだが、それは目をつぶってこの同窓会を大いに楽しんで、次回作のルークの活躍に期待したい。それにしても、よくマークハミルはあそこまで体をしぼったなと感心してしまった。 【シネマファン55号】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-01-08 11:09:03) 62.SWなら遠出も厭わないと、IMAX3Dへ・・・ なのに、感想はもう皆さんの言うとおりで既視感満載の画とストーリー。 それこそ、最初にタイトルが出た時の胸の高鳴りは最高潮だが そこから砂漠でのドッグファイトまでが、新作の見せ場。 それ以降は3Dにも慣れてしまって、退屈なストーリーを延々と・・・ 何故、こんな事になるのだろう。 JJは尊敬のあまりなのか、未知との遭遇と同じ撮り方の「SUPER8」も 今回のSWep7も、シーンをパクる事を効果的に利用していない、まんまパクる。 映画を独自のものにする事に興味が無いのか、才能が無いのか、製作からの圧力なのか解らないが、 2時間ちょっとはもたないよ。 話が完結しないのは仕方ないとしても、3代に渡る親子喧嘩を観るハメになる 世界中の観客のためにもう少し考えて欲しい所だ。 でも文句を言いながら次もきっと観る。 【カーヴ】さん [映画館(字幕)] 6点(2016-01-08 10:26:04)(良:1票) 61.《ネタバレ》 スター・ウォーズの新しい物語を期待したのは、これで二度目だ。前の時(EP1)にも思ったのだが、スター・ウォーズのヒーローは必ず砂漠から現れるんだな。また、銀河の星々の戦争と言いながら、実はいつもある一族や親子の物語になってしまうんだな。特に前半3部作は、やればやるほど、ある種の女々しさで「銀河戦争」がショボくなっていく感じがして、自分的にはあまり好きではなかった。 そんな自分だから、この映画のベイダーを継ぐものの正体を知った時には「またか」と同時に「今度はそっちも絡めますか」という感じだ。 暗黒卿側の最終兵器が、またぞろ大きな星の渾身の巨砲というのも、工夫が無さすぎでは?というか、これってEP4のパロディなんですか?ってほど、同じだ。共和国側はまたまた大事な情報をロボットに隠して脱出させるし、行き着いた砂漠で主人公と星を出たら、またまた敵に捕まり、何とか脱出したら、またまた巨大な星を模した兵器にやられそうで、またまたそいつの弱点を叩いてギリギリ勝利する。 これにEP5の皇帝と主人公一族の親子の話を模して、さくっと混ぜると今作の出来上がり?EP4+EP5=EP7?計算合わないなあ。 だけども、この同じようなことの繰り返しこそ、元々スター・ウォーズの元ネタ「連続冒険活劇」の形式なのだろう。だから、われわれはそこに不満を言うべきではないのかもしてない。と言うか、それが楽しいのだ。ずっと、ずっとこれを見ていたいのかもしれない。 また、今回ちょっと気になったのは、今回の暗黒卿とその師弟の関係に、ちょっと宗教っぽさが入っている所。戦うべき相手が「悪の国」から「悪の信者」に変わり、現在の国際情勢を反映しているのだろうか。だが、その告解のシーンは爺さん同様の結末を思わせる。もしその伏線だったあんまりな稚拙さだ。そうで無いことを祈る。 だがしかし、それでも今までの思い入れ故、ハン・ソロの「帰ってきたぞ」のカットには涙こぼれそうになったし、お馴染みのスクロールと音楽にもジンと来た。何と言っても、これが我々世代映画の最大級の出来事お祭りごと、これ以降ないほどの出来事、スターウォーズなのだ。おそらく僕らはこれを観て死んでいく、そういう映画なのだ。 ところで「フォースにバランスをもたらす」とは、一体何だったのか?結局ダークサイドに落ちる者を無くせないのなら、暗黒卿とジェダイ騎士がそれぞれ拮抗しているのが、本当の「バランス」みたいな気がしてきた。或いは「清濁併せ呑む」などという言葉があるように、それらを含んだより大きな枠組の新たな「フォース道」に進化するとか。 【Tolbie】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-01-08 01:26:52)(良:1票) 60.《ネタバレ》 「何年も置きっ放し!」 あのミレニアムファルコンが砂にまみれて放置され動くかどうかも分からない。だが、EPIVの冒険を神話でしか 知らないような若い新しい人たちがファルコンを起動させタイファイターの追撃を、いつかどこかで見た ような逃走劇を演じてかわしていく。 このシーンで初めて、我らのSWが帰ってきたと感じ、EPIVを初めてみて一目惚れした、遠い少年の日と繋がった。 途中アナキン3部作もあったけれど、最初の衝撃が絶大でSWと云えばEPIVであり、ルーク3部作なのだ。 そして、スカイウォーカー家の人物にはやはり砂だらけの背景がよく似合う。その意味でもルーク3部作の続編に ふさわしい序章だ。 ニューホープだったルークが消え30数年が経った設定だと云う。劇中の世界も今自分が見ている世界も、 同じくらいの時が過ぎてしまった。ファルコンが砂漠の中を宇宙と変わらないようなスピードで元気に逃げ回り、 (神話の象徴の一つである)スターデストロイヤーが幾隻も砂に沈み空にそびえる遺跡の中を疾走する。 誰にも、この38年の間、色々なことがあったと想う。当然自分にも多くの事が起き、沢山の想いが生まれそして 消えていった訳で、映像を見ながら不意にそんなことに思い至ってしまった。そして、「希望をあらたに持ち続ける砦(Rook)」を 失っていた自分の心の、想像力の墓がスターデストロイヤーに重なってみえて、思わず胸がいっぱいになった。 同時に、昔と変わらない元気いっぱいのミレニアムファルコンに勇気づけられ憧れるのだ。 序章でさえこれ。全編こんな調子で多くのことに不意打ちで気づかされ、ファンとしてのうれしさと 長い時の経過への想いが ない交ぜになって、感慨というより感無量の連続だった。 あとどうしても云っておきたいのは、今回ハンソロとレイア姫の息子がかつてのダースベイダーのような 立ち位置で出ていて、彼には魅力的な敵としてのオーラが無いとか散々云われているけれど、あの映し方で 間違っていないんじゃないかということ。神話は終わってしまった時代なのだ。彼だけでなく敵軍も、アイデンティティを 失った若者たちの愚連隊であるし、戦後70年が過ぎた現代世界のメタファーと云える。 ソロの息子が自信無さげで猫背でせかせかと歩きつねに苛立っていながら、だけど、マスクの下の目が凄く 悲しそうなのは、もうほんとうに仕方の無いことなのだ。単純明快な悪でもなく、鬱屈してるけど魅力的な愛すべき人物 だと思う。 最後にもうひとつ。フォースとルークを象徴するあのテーマ(原題は「オビワンのテーマ」と云う曲)が 劇中何度も、ルークまたはジェダイ騎士団やフォースを想起させるシーンに使われているのだけれど、その度 なかなかクレッシェンドに盛り上がるまではいかずに止んでしまって、でも最後に、やっと伝説のルークの登場 シーンで(予想通り)初めて、最後まで盛り上がって聴かせてくれて、渋く老成して格好いいマーク・ハミル にも会えて、涙が出ました。(笑) 【みっしぇる】さん [映画館(字幕)] 10点(2016-01-07 15:50:33)(良:4票) 59.この映画は字幕で鑑賞すると深みが出て面白い作品ですね、スターウォーズ8作目を早く鑑賞したいです。 【SAT】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-01-07 07:54:44) 58.《ネタバレ》 まずテーマ曲と共にオープニングクロールが流れた事、そしてディズニーがシンデレラ城のオープニングロゴを出さなかった心意気、それだけでもう十分満足。 前作までのセルフパロディ、歴史や世代を超えた繋がりを感じさせる数々の場面の踏襲はあげればきりがなく、そのどれもでいちいち涙が出そうになった。 そして今作で前作までと大きく変わったと感じたのは、前作まではアナキンやルークという選ばれし者の物語であったものが、今作はストームトルーパーであるフィン、ダースベイダーの正当な後継者ではないカイロ・レンといった選ばれなかった者達の物語に変化したという事。 そのことにより物語に厚みと深さ、多くの人に対して共感、勇気を与えていると思う。選ばれなかったものたちの物語の中で、特に自分が魅力的に感じたのは、カイロ・レンという人物で、アナキンと比べるとどうしても全ての面で劣っており、劣っている事を自ら感じているゆえの苦悩、どうやっても拭えない小物感、若さゆえの痛々しさには清々しさすら感じたし、愛おしくなってしまった。 スターウォーズという世代を超えた繋がりを感じさせる壮大な物語を現代社会の中で生きるあらゆる人に向けて作った素晴らしい作品だと思った。 【ちゃじじ】さん [映画館(字幕)] 9点(2016-01-06 11:22:02)(良:1票) 57.《ネタバレ》 上映中はしっかり楽しんだのだけれど、終わってみるとなんか釈然としない。一番の理由は、話自体がたいしたことないというか、ああまたスカイウォーカー家のゴタゴタで、ハン・ソロまでついにこれに巻き込まれてしまって最後は・・・・だし、EP4〜6の既視感を追いかけた2時間ちょいだったことが不満なんだと思う。とはいえ、レイとフィンをはじめ、新キャラの間のコミカルな掛け合いとか、いままでのスターウォーズではうまく描けてこなかった部分をしっかり描いてるっていう新しい魅力も感じたはずなんだけど、そこにそれほどワクワクできていない。で、結局なんだったのか1週間くらい考えた末、実はEP4〜6も映画としては「たいしたことなかった」ということに、ついにこの7で気づいてしまったというか、自分で認めざるをえなくなったことが原因なのかと思っています。EP1〜3のときは「自分が見たいスターウォーズはこれじゃない」観はずっとありました。でも、今回、JJは「俺たちが見たかったスターウォーズ」をこれでもかというサービス精神で作ってしまった。でも、その結果、昔好きだったバンドの再結成ライブ(しかもベスト選曲)を見たときに気づいてしまう、ある種の「閉塞」感を今回のEP7でも感じてしまった。僕にとって、EP7は、そういう悲しいリアリティを突きつけるものでした。JJは、「次」は完全に新しい世界を用意しているのかもしれませんが、今回のレイやカイロ=レンを取り巻く因縁を見た上では、それもあまり期待していないし、そもそも自分がそれをみたいと思っているのかどうかもわからなくなりました。まあ、そういうノスタルジーを取り込みつつ、うまく作品化していくのだとは思いますが、「その程度のシリーズ」として、今後もつきあっていくのがいいのかなあ、なんて思いはじめています。そういう意味で、自分が30年あまりのSWがらみの夢から「覚醒」をしてしまった気分です。 【ころりさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2016-01-05 23:32:14)(良:2票) 56.よく出来てて退屈しないんだけどそれだけ。もうSWという作品では尖った、冒険的な作風を会社から禁じられてるんでしょうか?万人受けのかわりに深みも感じられないような作品でした。 【がんばれ阪神タイガース】さん [映画館(吹替)] 6点(2016-01-05 21:32:59)(良:1票) 55.《ネタバレ》 期待して観たせいか、余りの内容の無さにガッカリというより、あきれてしまった。全ての内容(宇宙スケール、悪に導かれる人間の弱さ、戦闘、剣術、愛憎、ドラマ性)が前作までのシリーズの中で最低(軽薄)であり、ディズニーが作るとこんなに中身が無くなってしまうのか(まるで昼の連続ドラマ)。ただ単に過去からのストーリーをつなげて儲かる映画を作り続けたいというだけの代物に見えた。 ★最も悪質なのは、この映画のテーマであるフォース(正しき道を信じる、自分を信じる強さ)を、安物の超能力(頭の中の透視、相手の心を操る)に変えてしまったこと。努力もなしの超人物語に、成り下がってしまった。Ⅹメンや、ミュータント系の映画なら、それでOKなのだが。 ★フォースの意味、暗黒面に引きづられる人間の弱さ(いじめをする。いじめを傍観する。万引きをする。先に戦争を起こす。テロの実施。空爆・原爆を投下する・・などの暗黒面)、不安と恐怖・憎しみの暗黒面に引きずられてしまう人類の弱さに対抗する「善なる理性」と考える。 それは、超人的に単純な「覚醒」など起こらないため、古代から現在まで人類は戦争を繰り返している。その未来を以前のSWは映していた。 過去のスターウォーズファンとしては、この映画を続編として作って欲しくなかったと心から思った。観客動員が「妖怪ウォッチ」に負けるはずである(創造性で劣るため)。ハリソンフォードは、なぜこのストーリー(脚本)で出演をOKしたのだろうか。 一般のSF映画としては6点位であるが、「スターウォーズ」と称することで、本作の不出来がこのシリーズの根底に流れる哲学を軽薄にする影響において2点と評する。 【cogito】さん [映画館(字幕)] 2点(2016-01-04 10:00:35)(良:6票) 54.《ネタバレ》 ルーカスの偉大さを再確認する映画でした。ルーカスの作る映画が子ども向け(シンプルな筋書きと、緻密に作り込んだ世界観で魅せるもの)であるなら、最新作のこちらは残念ながら子供だまし。スターウォーズらしく作ってはあるけれど、全体的に作り込みが浅く薄っぺらい。代表的なのは仮面の男、カイロ・レンの性格を表す場面。直情型で自分の感情を抑えられない未熟さを表す場面で、失敗のイライラでライトセーバーで周囲の物に八つ当たりして壊しまくるという、あまりに安っぽい演出を筆頭に、これくらいで良いか、の連続。話の展開が全て偶然だよりのご都合主義というのもがっかりしてしまいました。 【kirie】さん [映画館(字幕)] 4点(2016-01-03 19:11:01) 53.《ネタバレ》 『クリード』などと共に、いわゆる黒人と白人が一致協力して活躍といった内容は米国内では現在的なテーマだろう。 そういう副島某的な一種の政治的配慮を勘ぐりだすと、映画の妨げになってしまうのだが。 ゴーグルをつけて廃船の中を探索し、小高い砂丘を滑り降りていくヒロインの姿からして『風の谷のナウシカ』実写版の趣があり、 キャラクターや構図など、参照したなと思わせる箇所が多々あるのも、再生産品の印象を強める。 敵方の黒騎士は登場シーンからして淡白で味気ない。宇宙船から降りてくる足元からあおるとかのケレンは出せないものか。 この敵将の貫禄不足・魅力不足はかなり致命的で、ドラマの進行に伴って益々テンションを下げていくのも困ったもの。 マーク・ハミルも、『キングスマン』等の後ではどうしても有難味に欠ける。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 4点(2016-01-03 10:15:09) 52.《ネタバレ》 それなりにスターウォーズを追いかけて来た一人のファンとしては、主要製作者としてルーカスの名前がクレジットされていない本作に対して、多少とも懐疑的・・・と言うより「本当にこの映画はきちんと『スターウォーズになっている』のだろうか」という不安な気持ちを持って本作の鑑賞に臨んだのですが、幸いなことにこの不安は、個人的には杞憂に終わりました。過去の6作と比べると当然より現代的にスタイリッシュになっている部分はあるものの、目の前の映画は、僕にとっては間違いなくスターウォーズでした。 僕がそう感じたのは、ハン・ソロやチューバッカにレイア、そして懐かしいドロイドたちといった見知った面子が出てきてるからといったこまごまとした部分だけによるのではなく、このシリーズ全体を貫く、フォースという要素をフックとした「善と悪の葛藤」が、この一作にして既にしっかりと語られているように見えたからです。 それを前提としてまず強く印象に残ったのが、この作品は単なるファンサービスというレベルに留まらない次元で、明確な意思を持って第4作「新たなる希望」になぞらえられているということでした。つまり、例えばファルコン号のレーザー砲の照準装置や同船内のモンスター・チェスのテーブルを登場させたり、シーンの構図や展開の所々にEp4を彷彿させるものを差し挟むといった、旧来のファンの心を快くくすぐるレベルに留まらず、そもそもの話の大まかな流れ自体が、Ep4を強く思い起こさせるものになっていると思うのです。 この部分を、一人のSWファンとして好意的に、作品の物語に即して捉えるなら、それは「歴史は繰り返す」ということがこの事によって描かれているのではないかということです。この作品においては、銀河は再び動揺の時代を迎えています。そしてそのような動揺の時に、まさしく再び「新たなる希望」が生まれつつある・・・このEp7でその様子を描くにあたって、過去にあった「新たなる希望」の誕生の時(すなわちEp4)が、運命とも予言ともつかない形で二重写しに重ねられているのではないかと、見ていてそう思いました。 しかし、大まかな話の流れはEp4に則っているように見えつつ、細かな部分では当然のことながらEp4とは大きく相違しています。 一番大きな違いは、ジェダイ側も暗黒面の側も、双方の戦士の状態がひどく不安定であるという点です。カイロ・レンは早々にそのマスクを外して「光の側にまた戻るかもしれない」と危惧しますし、一方のレイは、終盤の「覚醒」の時に至って、暗黒面の力に身を委ねたのではないかと見間違える程に闘争心をむき出しにしてレンを圧倒します。そしてレン(その正体はハンの息子であるベン・ソロ)の指導に失敗したと思われるルークは自ら表舞台から身を引き、ヨーダやオビ=ワンに見られたような自信も感じさせず、どうやら指導者としての自分の力量に疑問を感じている様子です。 この作品における、このようなある種の「不安定さ」の表現は、恐らく製作者側の明確な意図であるだろうと僕は思っています。ヨーダ率いるジェダイ騎士団、あるいは皇帝ダース・シディアス率いる銀河帝国という、明確な「善や悪」が存在した過去の6作とは違い、このEp7の舞台で前提となっているのは「善も悪も戦い尽くし、過去の秩序が崩壊した=新たに秩序を作り直していく世界」です。そしてその秩序の立ち上げの段階において、「新たなる希望」であるレイも、暗黒面に堕ちたレンも、そして新たな指導者としてのルークも、皆がみな「手探り」の状態なのだろうと思います。 光の側にせよ闇の側にせよ、それらに関わる人物たちの「当事者」としての生々しい「不安定さ」が、僕自身はこの作品の欠点ではなくむしろ「持ち味」であるように見えて、とても魅力的でした。またこの「手探りの不安定さ」がどのような方向に転んでいくのかという点が、今後の展開において重要になるのではないかと僕には思われて、非常に楽しみになりました。 全体としては、過去6作からの「継承」と、それに留まらない「新機軸」が、しっかり見られる作品となっていたと思います。 【マーチェンカ】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-01-03 02:46:41)(良:2票) 51.《ネタバレ》 ほぼ全てのシーン、全てのキャラが、いや、親子の確執テーマそのものが過去作の焼き直し。 過去のなにかに当てはまってしまう。 こんなん、SWじゃない!やっぱディズニーはだめだな!と言われる恐怖が先に立ち、腰が引けてしまった作品。 むしろ、おお、ディズニーが作ったらこんなに変わるのか!というのを見せて欲しかった。 別にミッキーマウスやドナルドダッグやティンカーベルが出てきてもいいじゃん。 いやさ、ベイマックスくらいは悪乗りして出せよ! まあ、シンデレラ城のオープニングを外した姿勢にもう、その腰抜け具合が象徴されている。 たぶん最初はもっともっと面白い脚本(たたき台)がいくつもあったんじゃないのだろうか? しかし、叩いて叩いて、叩きまくって、全然角がなく、丸っこい軽石になってしまいました・・・というような映画でした。 それでも敵にオーラがあればまだよかったが。 それすらない。弱い。あいかわらずアホで抜けてて弱すぎて悲しくなる。 【うさぎ】さん [映画館(字幕)] 4点(2015-12-31 00:24:00)(良:1票) (笑:1票) 50.《ネタバレ》 1作目から映画館で観てきた世代です。今回は1983年に公開された「ジェダイの復讐」の続きという思いのもとに観賞しました。 やっと平和が訪れたと思った前作から、再び帝国軍いやファーストオーダーなる悪の軍団が銀河を征服しようとしていた。 そこでヒロイン、レイの登場。若さが前面に出ていい女優さん。でも、いきなりあのミレニアム・ファルコン号を操縦しちゃうんだなー、やめてー。 まあ、ファントムメナスで幼きアナキンがポッドレースで優勝しちゃったこともあるから、許しちゃおう。 そして、ハン・ソロがファルコン号を操縦、いきなりハイパードライブかい、なんでやねんと突っ込みを入れたくなりました。 レイアとソロの子供カイロ・レンが、ダースベーダーを信奉しダークサイドに落ちたのかー、さぞかしマスクの下には恐ろしい顔と思いきや 何と好青年じゃん。ダースモールやダースベーダーの怖い顔とちゃうねん。 敵に捕らえられたレイがとてつもなく巨大な敵陣を逃げていると、仲間のみんなとバッタリ合流よかったよかったー、もうどうにでもしてー。 レイはフォースの修業をしていないのに強いこと強いこと、いや、カイロ・レンが弱いのか。なんでー、ダークサイドなのに。 後は、1977年に観たデススターがやられる時のような光景、なんでー、フォースも使わないのにコアに命中、自然豊かな星が爆発。 あー、少年のような素直に感動する心が欲しい。 【ねおやま】さん [映画館(字幕)] 6点(2015-12-31 00:15:07)(良:1票) (笑:3票) 49.壮大なCGの宇宙物語、今までもファンほどではないにしろ全部見てきましたがもう少し深い内容になっていてほしかったです。次回はどうなるか、ですね。 【HRM36】さん [映画館(吹替)] 7点(2015-12-30 10:16:11) 48.《ネタバレ》 前作6話を予習のため観たが、今作はエピソード4、5に並ぶ良作かと思います。懐かしい登場人物も勢ぞろい、新シリーズの始まりに相応しい内容です。でもハンソロは痛ましい。次作でも観たかったです。予習中、自分はスターウォーズがそんなに好きじゃないんだと感じたが、それはエピソード1〜3のイメージが良くなかったからか。新シリーズが楽しみですね。 【kaaaz】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-12-30 04:14:18) 47.《ネタバレ》 この一本で完結というならもっと面白く出来たと思いますが、3部作という制約がありスターウォーズという看板を背負う中では十分良く作ったと思います。JJエイブラムスはホントに匠の職人ですね。今回新登場した悪役のカイロ・レンは名前はカッコイイし雰囲気はあるもののダース・ベーダー、ダース・モールと比べるとキャラが少し弱いですね。フィンごときにダメージを受けるシーンは入れないで欲しかったな。一方BB-8は動きがすごくコミカルでかわいくてこれは人気でそうですね。R2-D2がドラえもんだとしたらBB-8は妹のドラミちゃんみたいな感じで非常に気に入りました。最後のR2D2と一緒に地図を完成させるシーンは旧作と新作の共同作業のようで良いシーンです。ドラマのヒーローズやロストの人たちがレジスタンス側で出演してましたね。知ってる顔が出ると何となく得した気分になります。他の人の感想を見ていろいろな批判を一通り読んだ上で見に行きましたが、十分納得の批判もあればそういった印象は全く受けなかった批判もありましたので、そういった評価を読んでこれから見るか見ないか迷ってる方は自分の目で実際の所を確かめて見てください。お祭り映画なので見て損ということはないと思いますよ。僕は一本の作品としてもスターウォーズとしてもどちらからも楽しめました。 【映画大好きっ子】さん [映画館(吹替)] 9点(2015-12-29 10:20:55)(良:1票)
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