みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
376.まるで夢を見ているような、そんな映画でした。 【eureka】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-02-11 14:29:22) 375.子供の頃にテレビで2度ほど観て、ゲラゲラ笑い、ラストで切なくなったのを覚えている。今どきの子供の鑑賞に耐えられるのかという興味で小学生の息子に見せる目的と、いい大人になった自分が今どんな感覚で観れるのかという思いでDVDをレンタルした。息子も小学生だった頃の自分と同じ反応を見せていたし、自分自身も素直に「いい映画だな~」とあらためて思った。ライター型のスパイカメラは、僕が子供の頃は似たようなものが雑誌によく紹介されてたけど、あれは子供に説明が必要だった。物語の出来は「素敵なさよなら」で決まると、ある作家の談を聞いた覚えがあるけれど、それを思い出すとき必ずこの映画のラストがセットで思い出される。白黒映画なので古いということは最初から分かっていたけれど、具体的にいつ頃なのかと今回初めて確認してビックリ。自分が生まれる約10年も前に作られて、今観ても充分に鑑賞に耐えられて素直に「良い」と思えるのはスゴいことだと思う。オードリー・ヘプバーンの奇麗さ可愛さは言うまでもないが、同時にグレゴリー・ペックも良く、これが今どきのジャニ系や軽くイケメンとはやされる男たちじゃドッと冷めてしまうだろう。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 9点(2010-01-07 18:07:31)(良:1票) 374.オードリー作品は「麗しのサブリナ」に続いて2作目なのですが、これもなかなかいいですね。 まず、ストーリーはこの時代に公開したら絶対ここまで人気が出なかっただろうなという、とんでもなくシンプルなもの。50年以上前に作られたからこそここまで人気があるんだろうな、と思います。 この映画はやっぱりモノクロで正解ですよ。中途半端な新しさがあったら絶対にこんなに人気出ないはず。不朽の名作と言われるまでの長い歳月がこの映画の面白さを外側から助長しているのではないでしょうか。この映画を見て感動した人にはもっと色々なモノクロ映画を見てほしいと思います。そして、自分だけの“不朽の名作”を見つけて下さい。必ず見つかります! 今は価値観が多様化してしまっている時代ですから、こんな万人受けするストレートなストーリーを作るのはこの時代じゃまず無理な話でしょう。この時代の作品だからこそできたこのストーリー。そして、この感動。 そう、この“普遍的な感動”こそがクラシック映画最大の魅力なのです!※ 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-30 15:12:51) 373.《ネタバレ》 久しぶりに観ましたけど、やっぱり素敵ですね。ロマンスはもちろん、コミカルな場面も挟みつつ、押さえるとこは押さえて…と展開がテンポよく無駄な冗長場面もないので、キュッと詰まって楽しめます。オードリーは初々しさも然ることながら、演技が私的に発見でした。冒頭の子供っぽい王女から、アーニャとして街に繰り出すときの陽気で溌剌として、生き生きとした感じ、そして最後は王女としての威厳というか覚悟みたいな顔つきの変化に、これが映画初主演なんだろうかと驚いた次第です。対するグレゴリー・ペックのスマートな物腰もいい。難を言えば、借金するようなぐうたらに見えないというところでしょうか。ほとんどいちゃもんですけど。兎に角、ほんと2人とも、上品。気品があるんです。このような品を感じさせる俳優って、現代の同年代ではちょっと思い浮かばないです。 【泳ぐたい焼き】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-11-25 22:55:10) 372.ストーリー的には大した事ないように思いますけど、オードリー・ヘプバーンがお美しいですね。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-11-20 18:38:53) 371.《ネタバレ》 日本では名画の代表ですが、米映画協会の映画BEST100には入ってません。それだけ日本人の感性に合っているのでしょう。特筆すべきは、オードリーのピクシーぶり。王女であるときの立ち居振る舞いには、作り物ではない高貴さがにじみ出ています。庶民のときは清楚で愛らしく、泣いたり、笑ったりの表情が豊か。甘く爽やかな声。画面いっぱいに映る笑顔は神々しいほど。彼女を引き立てる独創的な衣装や髪型も見逃せません。物語は王女の窮屈な公務の様子から始まります。脱げた靴が履けないのはちょっと不器用ですね。夜になり、窓から音楽が聞こえてきたときに、ベッドから飛び降りる場面は実に印象的。アンの本来の奔放な性格が一瞬で表現される演出が見事。それから脱走までテンポよく進みます。新聞記者のジョーの部屋で目を覚ますまでは眠り姫状態ですが、酔っ払いにも見えてかわいいですね。ジョーが貧乏なので、王女との身分差が際立ちます。かつ記事をあきらめたときの犠牲を大きくみせる伏線です。美容院では「カットだけ」と頼んだのに、綿密に仕上がっています。ここで船上の音楽会の伏線あり。写真家アービンが絡んできてからは、ラブコメモード全開。王女の願いは「一日でいいから、自由気ままなにやりたいことをしたい」というささやかなもの。王女の窮屈な生活を思えば、誰でも応援したくなります。真実の口の場面では早くも恋人同士になっています。秘密警察のおまぬけぶりはラブコメの常道。ビンやギターで頭を殴ったり、川に飛び込んでの派手な脱出と大いに盛り上がります。大笑いして見つめ合い、咄嗟の情熱的なキス。お互い身分は明かせず、恋は厳禁。十分承知していても、恋心は隠しきれません。固く抱き合う二人ですが、分別がまさり、恋の告白はなし。シンデレラの時間は終り、決して振り向かないと誓って別れる二人。そして王女にとって思わぬ再会。二重の意味の会話が心を打ちます。「人と人の間の友情」「信念が裏切られることはないでしょう」「ローマの思い出をいつまでも懐かしむことでしょう」余韻の残るエンディングです。日本人がこの映画に感動するのは「忍ぶ恋」だからでしょう。王女の生涯つづくであろう窮屈な公人生活を思えば、その悲恋に涙がでます。また世紀の大スクープをあきらめて友情を選んだアービンは表彰したいくらい。悪意のある人が登場せず、心洗われる物語、フェアリーテイルです。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-28 21:00:16)(良:2票) 370.《ネタバレ》 何度目かの鑑賞。初めて観たという夫もドはまりしていた。一番好きなシーンは倒れてしまった注射嫌いの将軍をみてアン王女が叫んだ一言。美容室の鏡を見ながらグーにした手を髪にあてるところ。ベッドで不満をぶちまけた王女に対して冷静に「(ミルクは)こぼれませんでした」とお盆を下げるところ、あんだけ迷惑をかけられたのに結婚式に急いでいたという理由ひとつで笑顔で祝福する陽気なイタリア市民たち、それとやっぱり「ローマ!」と叫ぶ・・・あれ、一番じゃないじゃん。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2009-09-19 23:29:52) 369.若い頃からもう何回も観てます。あのラストシーンは酸いも甘いも噛み分けた今ですら(笑)、ほんとに切なくなる名シーン。白黒なのにいつの間にかカラーを観てると錯覚してしまうのは、きっとこの作品が魅力的だからなんだと思っています。 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-03 14:26:25) 368.文句なしの満点です。 【あげどん】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-07-14 12:37:20)(良:1票) 367.《ネタバレ》 オードリーの可憐で初々しい魅力は、幸か不幸かすべて、この彼女のデビュー映画1本に集約されていると思います。他愛ないストーリーなんですが、この映画の場合、その言葉は似つかわしくない。誠実で包容力のあるグレゴリー・ペックの起用が成功して、成熟した大人の恋愛ではないけれど、とても素直なラブストーリーになりました。ワイラー監督は、こんな愛くるしい映画も撮るんですね。しかも、これほど豪華なのにムダが何一つありません。脇を固める俳優たちも素晴らしく、ユーモアたっぷりのアーヴィングはもちろん、王女の世話係の伯爵夫人や大使に将軍、アパートの管理人、美容師や花屋に至るまで粋でいい配役でした。みんないい人だし。あの美容師は仕事の直後、王女をパーティーに誘うところが、さすがイタリア男ですね。あと、イーディス・ヘッドデザインの、あのファッション。冒頭の白いドレスとティアラ、ラストのドレスも素晴らしいんですが、秀逸なのが「永遠の一日」でずっと着続けた、白いブラウスとスカート姿です。手袋やタイ、スカーフで味をつけていますが、これがまた素敵で、あのしなやかな首とウエストの細さには、つくづく驚嘆しました。そして、記者会見の大詰め、ここは友情ストーリーでもあります。王女とジョー、アーヴィングの3人は言葉をあまり交わさず、手の内を見せあい、お互いの友情を信じて別れます。ここでバックミュージックがない、アップの多様が効いています。そして、ラストシーン。王女も記者もいなくなった王宮をペックが1分くらいかけて、ゆっくり歩き、1度振り向き、すべて胸に収めて去っていく。ここ、最高に格好いいです。ペックを見上げるカメラワークが最高でした。最後にちょっと気になりましたが、王女の国の秘密警察は、もっと厳しく鍛え直した方がいいと思います。あと、変装術も。 【くなくな】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-02 22:59:55) 366.50年以上昔の映画なのに古くささを感じない所はすごい。 最後の記者会見のシーンで、当人同士しか通じない会話はとても切なくなるが、ある意味すがすがしい感じがとても良い。 オードリー・ヘプバーンのキュートな演技も良いが、エディ・アルバートがいい味を出していると思うのだが、アカデミー賞獲れなかったのはなぜだろう? 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-17 01:03:34) 365.確かにヘプバーンは可愛い.表情,仕草すべてがキラキラしている.キスシーンのあごのラインの美しさはちょっと凄い. 【noji】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-05-14 23:06:29) 364.昔から往年の名作だ不朽の名作だって言われている映画に対し、よく思うことは「ホントにそこまでいい映画なのか?昔のだし案外大した事ないんだろうなー」。この「ローマの休日」も同様でした。ラブストーリー苦手だし……って敬遠していたのがバカみたいに、素直に面白かったです。会見~ラストまでの流れは映画を見ている気がしませんでした。二人の視線が切なくて、別れがどんどん近づくにつれ、二人とも今からでも遅くないから早く行け!って気持ちと、あくまでも王女と記者の一日限りの恋だから良いんだよな、って気持ちが一人せめぎあってました。オードリーはもう言う事なし。本当に妖精が彼女に宿っていたんじゃないかとまで思います。 【深々】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-03 17:03:41)(良:1票) 363.オードリー・ヘプバーン出演作のなかで、オードリーが一番光っている作品であろう。オードリーは日本人受けの良い顔立ちをしていると思う。それがこの作品の人気の理由であろう。 【doctor T】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-04-28 06:25:44) 362.髪を切ったオードリーにぽわ~んとうっとり。女神降臨、みたいな。1つ1つのエピソード、シーン、カットが本当に夢のようで、何から何まで愛すべき映画。静かで切ないラストシーン、夢の終りに、もっともっと夢を見続けたいと思う私でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 10点(2009-04-14 00:41:50)(良:1票) 361.ラストは切なかったけど、アンとジョーが土手でキスを交わす終盤まではこれといったドラマがなく退屈でした。 アパートからラストまでの2人の姿はとても切ない感じでしたが、前半のローマを遊び回るシーンは2人の間には恋の雰囲気も何もなく、なんだか味気ないです。2人が意識し合う、惹かれあう過程が抜けているような気がしました。終盤、特にアパートでの2人は「大人のラブロマンス」を感じさせてくれて好きですが。 【ドテカボ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-04-09 20:41:17) 360.恋愛モノが駄目な僕だが、この映画は素晴らしい。無言で表情だけで見せる演技部分が特に素敵。 【おーる】さん [地上波(字幕)] 7点(2009-03-27 09:05:37) 359.妻投稿■突然ですが、何で女の子はお化粧をしたりおしゃれをするのでしょう・・・私は「自分らしい美しさ」を表現したいからだと思います。■でも王女さまは国家の象徴・・「自分=国家」で存在していますから、お化粧も振る舞いも全部自分ではなく国家を表現することになっちゃう。■この映画はたった24時間「1人の女の子」として輝く王女さまの美しさをどれだけ表現するかに全てを注いだ映画。時間も登場人物も限定し、映画の1秒1秒を素晴らしいものにしようとする監督だからこそ、限られた時を1秒1秒楽しもうとする王女さまの気持ちをうまく表現し、この映画自体をこの世で最も美しい白黒映画にしているのだと思います。 【はち-ご=】さん [地上波(字幕)] 10点(2009-03-23 13:19:51) 358.《ネタバレ》 多分僕が今までに繰り返し観た回数の最も多い映画がローマの休日です。全てのシーンのオードリーがまぶしすぎるほどの魅力にあふれ、この名作の何を、どこから、どうレビューすればいいか分からないくらいです。でも、一つだけあげればラストの記者会見ですね。記者会見でのアン王女とジョーの心のこもった2人だけの“会話”が最も好きです。グレゴリー・ペック、エディ・アルバートの2人も素晴らしかった。笑顔で会見場でアン王女を撮影し、アン王女に思い出の写真を渡すアルバートが実に気持ちがよく、ペックの会見の間は笑みを絶やさず、そして会見場を立ち去るラストシーンの姿もたまらなくいい。ストーリーはジョーが記事にしない事も結末も大体分かってしまうのですが、僕にとってはそれでいいんです。極上のラブロマンスであると共に人間の真心を変にひねることなくストレートに見せてくれた事が嬉しいです。この名作の誕生に関わった方々に、アン王女役にオードリーを選んでくれた事に心から感謝したい。そして観ているだけで幸せな気持ちにさせてくれるアン王女・オードリーに心から感謝したいと思います。 【とらや】さん [地上波(字幕)] 10点(2009-02-28 19:29:16)(良:1票) 357.《ネタバレ》 うーんうーん、ごめんなさい。そこまで高く評価できないの。名画だということはわかる。何故皆に愛されてるのかも、高い評価を受けてるのかも、わかる。でも、初見時母に絶賛されて見せられ、半ば拍子抜けしたとこから中々脱却できません。。。非常にシンプルなストーリーだから子供にも理解できた。以下、その時の印象(まあ、私は多分にひねくれた子供ではあったが・・・)。 →そこまでいい?このストーリー、少女漫画レベルじゃん(自分が愛読者だったくせに)。いい大人が絶賛するような話?・・・悲恋?これって悲恋っていうの?お姫さんが旅先で街に抜け出して、遊んで、ロマンスも楽しんで帰っていきましたとさって、それだけじゃん。女優さんはとてもキレイ。でも、男の人、かっこよくないし(マセガキだったんで、男性の好みははっきりしていた)、大体ローマが一番とか言わせるなら、イタリア人にしたら? ・・・あんなに絶賛されてから見せられたのでなかったら、もう少しよかったと思うんだけどね。今になってみれば、非常に青臭いこと言ってたとは思うんだが、第一印象って結構残るんだな。初見時の感想に+2点ということで、それ以上は・・・ごめんなさい。 【あっかっか】さん [地上波(字幕)] 6点(2009-02-09 13:32:04)
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