みんなのシネマレビュー

アンストッパブル(2010)

Unstoppable
2010年【米】 上映時間:99分
アクションドラマサスペンスパニックもの実話もの
[アンストッパブル]
新規登録(2010-10-15)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2024-05-14)【M・R・サイケデリコン】さん
公開開始日(2011-01-07)


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監督トニー・スコット
キャストデンゼル・ワシントン(男優)機関士 フランク・バーンズ
クリス・パイン(男優)車掌 ウィル・コルソン
ロザリオ・ドーソン(女優)操車場長 コニー・フーパー
イーサン・サプリー(男優)機関士 デューイ
ケヴィン・ダン(男優)AWVR社運行部長 ガルビン
ケヴィン・コリガン(男優)連邦鉄道局職員 スコット・ワーナー
リュー・テンプル(男優)溶接工 ネッド・オールダム
T・J・ミラー(男優)機関士 ギリース
アイシャ・ハインズ(女優)鉄道安全教室の案内役
ジェフ・ウィンコット(男優)ウィルの兄 ジェシー
ケヴィン・チャップマン(男優)バニー
大塚明夫機関士 フランク・バーンズ(日本語吹き替え版)
阪口周平車掌 ウィル・コルソン(日本語吹き替え版)
本田貴子操車場長 コニー・フーパー(日本語吹き替え版)
森田順平溶接工 ネッド・オールダム(日本語吹き替え版)
成田剣連邦鉄道局職員 スコット・ワーナー(日本語吹き替え版)
てらそままさき機関士 ジャッド・スチュワート/ウィルの兄 ジェシー(日本語吹き替え版)
浦山迅AWVR社運行部長 ガルビン(日本語吹き替え版)
津田英三(日本語吹き替え版)
かぬか光明(日本語吹き替え版)
小形満(日本語吹き替え版)
脚本マーク・ボンバック
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
ブライアン・タイラー〔音楽〕(追加音楽)
作曲ブライアン・タイラー〔音楽〕"Predator Arrival"他 (「AVP2」より)
撮影ベン・セレシン
製作トニー・スコット
ミミ・ロジャース
エリック・マクレオド
アレックス・ヤング〔製作〕
ジュリー・ヨーン
20世紀フォックス
製作総指揮クリス・シアッファ
リック・ヨーン
ジェフ・クワティネッツ
配給20世紀フォックス
特撮アサイラムVFX(視覚効果)
美術クリス・シーガーズ(プロダクション・デザイン)
衣装ペニー・ローズ
編集クリス・レベンゾン
録音ケヴィン・オコンネル[録音](音響再録ミキサー)
その他エリック・マクレオド(ユニット・プロダクション・マネージャー)
あらすじ
ベテラン機関士フランクと、入りたての新人車掌ウィル。初めてペアを組んで勤務に就いたものの、どうにも気が合わない2人は険悪な雰囲気に。一方、操車場では1人の運転士のミスが元で、有害物質を積んだ貨物列車が無人のまま暴走を始めてしまう。そして、列車の向かう先には住宅密集地が…。情報を耳にしたフランクとウィルは、自らの命の危険も顧みることなく、無謀ともいえる手段に訴え暴走の阻止を図る。果たしてその結末は…。実話をベースに繰り広げられる恐怖のタイムリミット・サスペンス。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2011-10-31)
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【クチコミ・感想】

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32.列車の止め方をいろいろ想像しながら見ていたが、最後の止め方を見るとそれなら最初からそうやれよと思ってしまった。乗務員の感動エピソードもちょっとありがちかな。暴走列車の臨場感はあるし、そつなくよくできているとは思います。 ぷろぐれめたるさん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-17 21:05:06)(良:1票) (笑:1票)

31.《ネタバレ》 面白かった! スコット監督の技法は既に円熟期にあり、前作は試行錯誤、実験的な映像が多かった感を受けたのですが、本作品は緊張感を保つ、緊張感を煽る撮影技法に最後まで目が離せませんでした。大事なシーンで一瞬対象となる絵にアップさせるなんざ脚本とカメラを熟知している監督にしかできない技法だと思います。 ストーリーもほんのささいな失敗?からどんどん被害が大きくなっていく様を赤裸々に描いていて飽きさせないもの。 そこには会社対社員の確執や先輩後輩の思い違い、家族愛がバックボーンにあり感情移入もしっかりできます。 ま~、この惨事の原因となった二人が最後にガッツポーズしたり、それまで電話に一切出なかった奥さんが、旦那がヒーローになった途端電話したりね~。 「お前ら~!調子いいねん!!!」と突っ込めるところも監督の狙いでしょう、たぶん。 そうそう、この作品は極力CGを控えたそうな。 確かに途中アクションを狙うあまり「暴走感」がそがれるシーンがいくつかありました。 そこがちょっとだけマイナスポイントかな。 ゆたさんさん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-17 09:03:41)(良:1票)

30.《ネタバレ》 後に残るものが何にも無いけど見てるだけで力が入って時間があっという間に過ぎてしまう99分でした。 トニー・スコット監督の最近の映画(デジャヴ辺りから)は映画に関しての拘りや思想は一切感じられないのですが良い意味で驚きがあり「面白い」ものを作ってると思います。オスカーには縁は無いと思いますがこれからもいい映画をどんどん作って欲しいです。 AIRSさん [映画館(吹替)] 7点(2011-01-17 00:11:05)

29.味付けについて自由度の高いラーメンには名店も多くありますが、例えばそうめんで客を唸らせる味を作ってみろと言われれば、これはとんでもない難題です。映画の世界でそんな難題に挑み、奇跡的に満足できる商品を作ってしまったのが本作。しばしば「スピード」との類似点が指摘されますが、テロリストとの駆け引きがあり、さまざまなトラップや見せ場を準備することができた「スピード」と比較すると、無人で暴走する列車を止めるだけというシンプルな本作は遥かに難儀な代物だったと思います。シンプルだからこそ監督の手腕がモロに問われ、逃げも隠れもできない素材。私はロン・ハワードのような堅実なタイプの監督に任せるべきで、ビジュアルばかりが先行するトニー・スコットは適任ではないと思っていました。が、観終わればそれは大きな間違いだったことに気付かされます。スコットは驚異的な演出力を披露し、難儀な企画を燃える傑作に変えてしまっているのです。いつものビジュアルセンスはもちろん健在で、他の監督が撮っていれば単調になったであろう本作の見せ場も、スコットの手腕によってかっこいい場面の連続に。列車を追うヘリやありえない台数のパトカーの並走など、乗り物を撮らせるとスコットは相変わらず良い仕事をします。クライマックスに向けて計ったように盛り上がっていくテンポ作りも見事で、どんどんエスカレートしていく物語には手に汗握りっぱなしなのでした。そして、今回のスコットが凄いのはここから。見せ場とドラマのバランスがほぼパーフェクトであり、神がかった職人芸を見ることができます。本作のメインはもちろんアクションでありドラマは添え物という扱いなのですが、映画のテンポを邪魔することなくアクションの高揚感に貢献させるという、アクション映画にあるべきドラマ作りが完璧になされています。ドラマを挿入するタイミングやその分量が本当に絶妙で、スコット兄やスピルバーグですらここまで巧くはできないでしょう。30年ものキャリアにおいてひたすらアクション映画を撮り続け、主要な映画賞へのノミネート経験が一度もないというアクションバカがついに辿り着いた究極の作品。それが本作なのです。。。強いて苦言を言うならば、カタカナにすると語感の悪いこの邦題、作品の趣旨から外れたヘタレな宣伝文句は何とかならなかったのでしょうか。 ザ・チャンバラさん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-16 23:31:49)(良:1票)

28.画面を横切る線路の向こう側に佇む一人の少女の姿。それをかき消すような鉄塊の流れ、その巨大感、暴走感。 線路の手前側と向こう側が世界を分ける。列車の映画では馴染みのモチーフであり、この映画ではアクションと衝突のアクシデントは専ら暴走列車の進行方向左手側を中心に展開する。社会見学の児童らの乗る列車が危難を回避するのは右手側である。 何度も逆進方向である右後方を振り返るD・ワシントンと、クリス・パインの同一方向上の切り返しショット。二人の面構えがそれぞれ素晴らしい。 そして毎度馴染みのロケーション、「高架鉄橋」への拘りも空撮中心に気合が入っているし、背後から迫る列車と手前の踏切内の馬を組み合わせたショットの圧縮感などもいい。 視界を大きく遮る穀物の散乱の過剰ぶりと、連結部でのアクションの見え隠れ具合もサスペンスを一段高める演出として見事だ。 ただし、離れ合った登場人物達があっさり一堂に会してしまう大団円の記者会見は蛇足の感あり。それぞれが遠隔地同士のまま、シンプルに〆ていれば尚良い。 ユーカラさん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-15 23:57:37)

27.この手の作品は『映画館で観てこそ、手に汗を握れる』って言うんでしょうねえ。 ハラハラ・ドキドキの娯楽作品で、十分に楽しめます。 でも、数年のうちにテレビで放映されるんだろうなあ。 なぜなら、極めてテレビ的な作品だと思ったからです。 ストーリー、伏線、登場人物、そして上映時間、これらすべてが2時間枠の映画放送にピッタリ当てはまるような作品です。 ミスプロさん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-15 14:17:09)

26.《ネタバレ》 暴走した電車を止める。ただそれだけの話です。オチもクソもありません。大丈夫です。デンゼル・ワシントンですから。きっとSTOPPABLEです…。 最初、仲が悪くてその後仲良くなる凸凹ヒーローコンビという構図が王道なら、本社の運行管理部長は何も分かってなくて現場の操車場長のほうが頼りになるという「現場至上主義」な構図も王道。フーターズを除いては王道なので、そのシーンで一番興奮してた。今度上京したら絶対に行こう。フーターズに。 それにしてもアメリカ人ってちっとも仕事しねえな!発端となった怠け者二人は言うに及ばず、ヒーローもやたら電話してるし、注意されるとふてくされる。あのヒーロー面してた長髪のおじさんも最初は食堂で仕事をサボってただろうが!人事の仕事をしている者としてはこれは見逃せない。お母さん、日本の現場はまだまだ健全ですよ! ただ、上映中ずっと手に汗を握りまくっていたことは秘密だ。悔しいことに。これでは6点をつけざるを得ないではないか。映画館で観るかさもなくば・・・な映画。 枕流さん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-15 00:10:29)(笑:2票)

25.《ネタバレ》 この映画のキャッチコピーは「生きて帰れたら、言いたいことがあるんだ」。 言いたいこととはもちろん「全部お前のせいだ、このデブ!!!」だろうね。 あのデブはファーストフード業界に転向というオチがありましたが、これはあのデブが転職した先々で大惨事を引き起こすというシリーズ化への複線ということでよろしいのでしょうか。 8bitさん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-12 15:14:43)(笑:3票)

24.事実を基にしてるということで突拍子もない展開にはできなかったんだろうが、全てが予定調和。CG全盛の現代じゃ、この程度のアクションシーンではスリルもスピードもイマイチ。昔、観た黒澤明原案のハリウッド映画「暴走機関車」が懐かしい。 Q兵衛さん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-12 14:16:13)

23.暴走した列車を停めるってだけの話で、昨今のハリウッド映画の様にド派手にしない分、リアリティと緊張感を維持できて中々良い作品だと思いました。何しろ見ていて時間を忘れて見れたという映画は最近では少ないんですよ。そうした中で、この映画は時間的にも短いという事もあるでしょうが、あっという間に終わったという感じがあり、良かったと思います。 奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 7点(2011-01-12 12:26:46)

22.《ネタバレ》 列車の重量感が視覚と効果音でうまい具合に表現されていて、まさに「鉄の塊」という感じでした。その鉄の塊が暴走して、行く手を阻むものをすべて豪快に破壊していくという演出はとても迫力がありました。車で並走して操縦席に飛び乗って列車を止めるという方法を早くやってれば良かったのでは、と思わないこともないが、それじゃ映画になりませんね(笑)。大画面、大音量で観賞できる映画館で観るのがおススメです。 珈琲時間さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-12 11:05:48)

21.《ネタバレ》 緊張感・緊迫感に溢れたスリリングな仕上りとなっており、だいたいの顛末を知っている自分でもかなり楽しむことはできた。 実際の事故を基にしたストーリーであるため、このような映画の製作は難しいものだ。 思いっきり脚色すると、関係者や専門家から文句を付けられてしまう。 娘の誕生日、妻との不仲、コネ入社といった飾り程度の最低限の設定はあるが、だいたいのことは無視して、暴走する列車を“メイン”に仕立てた戦略はある程度の成功といえるだろう。 このような脚本があってないような映画は、監督の技量が問われるものであり、映像の技術屋・トニー・スコットだからこそ、この映画は成立できたようなものだ。 映画開始10秒ほどでぐにゃぐにゃとした画面にトニー・スコットの映画が始まったと感じさせており、彼の世界に飛び込むことができる。 また、列車に乗っているデンゼルの顔を撮るショットを中心として、画面が左から右へと急速に流れていることが繰り返されており、それが列車の動きと合っている。 カメラの動きが象徴的となっている作品であり、トニー・スコットの技術と映画の中で描かれる出来事と上手くマッチしているように感じられた。 面白い映画だとは思うが、ラストのオチがややショボ過ぎやしないかと個人的には感じられた。 クルマから飛び移って停められるぐらいならば、それほど苦労は要らないように思える。 列車を後部に連結させてスピードがかなり落ち切ったところで、飛び乗るのならば、少しは分かる話ではあるが、再び時速100キロ近くまでスピードが上がったような描写もあったと思う。 実話をベースにしているので、メチャクチャなミラクルを描くことを避けたのかもしれないが、もうちょっとドラマティックな展開の方がより楽しめたように思える。 ただ、確かに「あのシンプルさがかえって良い」というようにも感じられるので、難しいところではあるが、もう一工夫欲しかったところ。 オチをシンプルにするのならば、二人の鉄道屋をもうちょっと“熱め”に描いてもよかったかもしれない。 利益主義の上層部や司令室の混乱を描くと問題が生じそうなので、その辺りには触れずに、彼らの熱い魂をもっと感じたかった。 一方(人間ドラマ)を描けば、他方(列車の凶暴化)が疎かになるので、二兎を追うことなく、確実に一兎(列車の凶暴化)を追ったということだろうか。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-11 23:30:46)

20.1時間30分があっという間に過ぎて、釘付けになりました。スピード感溢れる映像が良かったです。 映画さん [映画館(字幕)] 7点(2011-01-11 15:47:38)(良:1票)

19.《ネタバレ》 2011年映画館観賞1本目となる作品。「サブウェイ1・2・3」の強力タッグ再現。映像をブレさせる手法により緊迫感を演出するトニー・スコット監督と鉄道サスペンス主演常連、渋めのデンゼル・ワシントン。後半はスピード感あふれる急展開。実話ならではの緊張感がありました。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-11 00:06:44)

18.トニースコット劇場。トップガン時代からな~んも変わってない”バカ一直線映画!”わたしに言わせれば、”not unstoppable?"止められなくな~ィ??よし!俺もフーターズ行こう!追加!それから、これの鉄道の仕事に就いてる奴ら全員から、ケータイ取り上げろや!!危なっかしくって観ておれんわ!”バカにもケータイ”ってな感じ。 男ザンパノさん [映画館(字幕)] 5点(2011-01-10 23:51:10)

17.《ネタバレ》 2011年の映画初めには最適の映画でした。 仕事に誇りを持っている男たちはかっこいいです。最後に主人公二人が、腕を上げて称えあうシーンにスカッと感動しました。 それと前作のサブウェイのときと同じように、パトカーがなんか大慌てで勝手に転倒しまくるシーンは爆笑してしまいました。 バナナシェイクさん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-10 22:32:55)

16.《ネタバレ》 今日も午後の映画館はお年をめしたご夫婦と、暇な(失礼!!)映画好きで連休の最後はまあまあの込み具合でした。あまり気乗りはしないまま、トニー&デンゼルのコンビ映画に来てしまいました。でも、期待はずばり、ドーソン狙い。メンインブラックでお会いしてから大ファンに。まあ、それは置いといて本題です。デジャブで感動して123 で落とされたこの、頭の中は少しこの映画で戻されたかなと思います。 まあ、期待とはほど遠かったけど、そこそこハラハラさせられ、少し泣かされ、最後にこぶしを堅く握らせてくれました。なによりその、軽妙?な会話の数々。各々の立場の対立を軽いジャブのようにスパイスを効かせて話す内容にはクスクスと笑わずにはいられませんでした。それにしても警察や軍や上司などコケにしないと受けないのかな? 列車が町に差し掛かる大きなカーブも半分脱線しかかりながら簡単にこなし、車で暴走列車に追いつけるなら、なんで、ヘリから危険をおかして人を吊り下げたのか?ナーんて! 堅いこといわずに見てください。まあ、そんな事思う頃には正確な行為が決まって歓喜の嵐のエンディングになっているけどね。 ロザリオドーソンですが今回は列車の運行室の責任者というコニーフーパー役で出ていました。少しインテリくさい役回りも良いですね!黒い瞳が素敵でした。 としべいさん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-10 16:24:20)

15.《ネタバレ》 メチャクチャおもしろい映画。「スピード」のスリルと「鉄道員(ぽっぽや)」(←無理矢理)のドラマ。内容は至ってシンプル、電車を止めるだけ。ただそれがおもしろい。尺も100分足らずとコンパクト、その割に熱い。男気に燃える。トニー×デンゼル映画は完成の域に達したと言っていい出来映えだ。冒頭で列車によってみたり、引いてみたり、ブレてみたりするカメラワークは100人が観たら100人が「こりゃトニーさんの映画やわ。」とわかる程の独特さ。全作の「サブウェイ123」では正直乗り切れなかったが、本作ではベストマッチ。素晴らしい臨場感を醸し出しており、不注意がめまぐるしく大惨事に発展していく様を活写している。クリスとデンゼルそのまんまの立ち位置の配役も良い。いがみ合う若手とベテラン(ただの若手・ベテランではなく、若手車掌のお陰で熟練作業員が解雇されていると言う付加設定が巧い。)が共に地獄をくぐって信頼を築く展開はアリガチだけど熱い。実は家族に問題を抱えているって事をサラっと紹介した後は、いかにもな馬鹿二人組の怠慢から生まれたあまりにも不注意な人為的ミスが事の発端となり、怒りは馬鹿二人組に集中。会社の上層部は社の利益ばかり考えて現場の事は全然だし、警察は役に立たないし(頑張りすぎてクラッシュ!)、ライアンはアッサリだし、頼みの綱は二人のぽっぽやだけ。罪のない天使のような子供達と善良なアメリカ市民が危ないとなればもう心の底から、時速100マイルのモンスターに立ち向かう男達を応援するしかない。圧倒的なスリルとスピード感に身を委ね、気づけばラストまで疾走し、痛快な大団円を迎える。事件が起きてそれを解決、誰しもが予想しうるエンディングだがこれでいいのだ。娯楽映画なんだから非日常に連れていってくれた後は、仕事も家族とも上手くいったデンゼルの満面の笑顔でいいのだ。ブサメン二人がやらかしたらイケメン二人が奇跡を起こしていいのだ。 サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-10 06:43:51)(良:2票)

14.《ネタバレ》 この映画には、感動もないし、深いストーリーもあっと驚くような展開もないし、暴力もないし、犯罪者も悪人も出てこないし、可愛い女の子もでてこないし(フーターズ除く)、ラブストーリーもない。それなのに面白いなんて! ただ電車が走っていて、二人の男が一生懸命それを止めようとするだけのお話。 主人公二人だけでなく、脇のキャラクターがそれほど掘り下げられない割に、魅力的に映るのは、会話のやりとりが軽快だからかな。いちいち面白くて、ニヤニヤしてしまう。 下手に感動させようとか、驚かせてやろうとかいう、欲張り根性が全くない分、すっきりしていて、シンプルに楽しめるパニックムービーとしてしっかり仕上がっている。 特に気に入ったのが、やけっぱちみたいな二人の動機。その軽さが心地よい。簡単に命かけちゃう、この二人、嫌いになれないっす。 期待せずに気楽に映画館で観るには最適な一本。映画館で観ないなら、観ないでもいいような一本でもある。 すべからさん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-10 00:30:36)(良:1票) (笑:1票)

13.《ネタバレ》 非常に面白かったです。いわゆる「暴走列車もの」ですが、実際に起こった事件を元にしていると言うだけあって突飛な場面が少なく(ないわけではない)、リアリティがありました。「暴走列車もの」って必ず列車は止まるという結果がわかっているので、単純に経過を楽しめるというのも娯楽映画としていいですね。アクションだけでなく、仲間や家族のドラマも盛り込まれていて、それがとってつけたものでなかったのも良かったです。ウルっときてしまいました。 MASSさん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-09 20:11:49)

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【点数情報】

Review人数 132人
平均点数 6.82点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
453.79% line
51813.64% line
62619.70% line
74231.82% line
83224.24% line
964.55% line
1032.27% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review8人
2 ストーリー評価 6.69点 Review13人
3 鑑賞後の後味 7.53点 Review13人
4 音楽評価 6.77点 Review9人
5 感泣評価 6.40点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

2010年 83回
音響賞 候補(ノミネート) 

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