みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
83.《ネタバレ》 難しい、けど面白い。難しいから面白いのか。誰がほんとのこと言ってんだろと思ったけど、誰も言ってなかったんですね。京マチ子最初ぜんぜんしゃべんなかったのに、しゃべりだしたら怖いことしか言わないんだもんなぁ。坊さんが人を疑ってしまうシーンひとつで、なんだかバシッときませんか。赤ん坊がどうなったのかは見る人によって違うのでしょうね。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-28 05:21:56) 82.変わったストーリーでしたが、もう少し展開がほしかった。 【午後のコーヒー】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-11-26 08:28:29) 81.この映画おもしろいんじゃないでしょうか。やっぱり、脚本がいいんでしょうか。短いわりに、深いです。密度が高いというか。最後はじんときました。人は利己的にもなれるし、思いやることもできるもんですね。 【よしふみ】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-11-17 01:24:48) 80.思ったより難しくなかったですね。時間も短いのでわりと観やすい作品です。しかし「七人の侍」や「椿三十郎」などの作品と違い鑑賞後は人生や人間について考えてしまいます。そして考える内容は恐らく人によって全然違うでしょう。人生で一度は観ておくべき作品です。 【みどりいろ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-02 23:57:22) 79.本当に恐ろしい映画ですねー。これ見たら人間なんて信じられなくなっちゃいますよ。でもセリフ聞き取りにくーい。DVDでも字幕ないんですよね、これは、、、 【maemae】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2005-10-30 02:14:57) 78.人間の本質的な部分であるエゴをあのような形で表現していることに驚いた。モノクロが作り出す映像美とカメラワークの斬新さは圧巻素晴らしいの一言に尽きる。ただああいったエゴの表現があまり好きではないんですよね。 【CPA】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-10-27 07:09:55) 77.《ネタバレ》 死人に口なし。人間というものは自分に有利で都合のよい供述をする。死人も死人でこれまた同じで、しかも恥を嫌う侍なのでなおさらだ。(巫女を通してだが) ラストに赤ん坊を登場させるわけだが、これは芥川龍之介の原作にはない。賛否両論分かれるところだが、救いを持たせるラストともいえ溜飲が下がったのは事実。この辺り、やはり黒澤監督らしい締めくくり方だ。登場人物はわずかに8人。(赤ん坊除く) 京マチ子の妖艶な演技を初め、各人各様の存在感のある演技が作品そのものを引き締めている。生々しい斬り合いのシーンは当時としては斬新であったろうし、霊媒師の異様なシーンもこの不可解な心理劇に独特の味付けをしている。また宮川一夫のカメラワークと映像も見応え充分で、セット美術も申し分ない。鬼が宿るという羅生門の不気味な雰囲気描写、神秘的な森や木の葉を映し出すシーンなど印象的なカットは数多い。人間の心の奥底に潜む業という、洋の東西を超えた普遍的かつ永遠的ともいえるテーマ性。芥川龍之介の世界観とまた一味違った独自のものを構築しており、監督黒澤明を筆頭に三船敏郎、京マチ子、そして宮川一夫の名を世界に知らしめた傑作。 【光りやまねこ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-08-30 23:34:53)(良:1票) 76.たぶん、ストーリーはそれほど複雑じゃないんだろうけど、途中からついていけなくなった。宮川一夫の撮影の素晴らしさにプラス1点。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 6点(2005-08-09 10:18:54) 75.三船敏郎さんがやたらかっこいいです。西部劇でガンマンが決闘する時に砂埃が舞うように、この映画も雨音や風の音などの効果を巧く演出しています。欧米の監督が黒澤監督に影響された事がよく話題に上りますがなんとなく黎明期の西部劇に共通するかっこよさを感じました。 【わーる】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-07-09 22:52:18) 74.人間のエゴを徹底的に描き出したこの作品のエネルギー、その力強さ、何とも印象に残る映画だ!京マチコが林の中を走るシーンでのモノクロなのにカラー映画でも見ているようなその映像美と三船敏郎、志村喬に森雅之と日本映画黄金時代の名優達の演技も見所がいっぱいで見応え十分です。 【青観】さん [地上波(字幕)] 8点(2005-07-02 18:37:32) 73.戦後10年ほどの間の黒澤作品の中で、特に傑出した作品には、僕には思えない。、、、海外で評価されたのは、推測するに、1.例えば三船が森をかけるカット割りの躍動感などの映像技術、2.絶対的真理の否定という物語のアイデア、3.様式美を抜きにして日本文化の独自性を伝えていること、などだろうか。、、、、、だが、1.については他の作品にも十分に片鱗は示されているし、2.については、そもそも黒澤のリアリズムと、絶対的真理の否定というのは両立するものなのだろうかと思うし、3.については日本人の私たちには、特に意味のあることではない。、、、、、そもそも、海外で高く評価されたからといって、僕たちも高く評価しなければならないいわれはないのだ。、、、、、確かに、三船という時代劇の旧来の垢に染まっていない役者を中心にして、これまでとは異なる時代劇の空間を構築した意義は大きい。だが、その本格的な構築は「七人の侍」まで待たねばならないのではないか。、、、、そしてこの作品では、映像は斬新だとしても、音は劣悪で、しばしば映像を妨害している。、、、、さらに、すでに触れたが、黒澤自身、最後に木こりの話を付け足したように、ある種、確かなもの、絶対的なものは存在するのだと黒澤は考えているに違いない。そしてそれに基づいて彼のリアリズムは成立していると僕は思う。だとすると、主観的な語りによって事実が形成されるから、事実自体多様なものであり、一つではないというポストモダン的な、「羅生門」の一見したところのテーマは、実は黒澤の思想とは一致せず、へんな目くらましになってしまっている。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-30 11:33:53)(良:1票) 72.うおー、徹夜明けの朝5時から見たのでしんどいしんどい。内容もしんどい。けど眠気も吹っ飛ぶ映画でした。雨が止むと同時に赤ん坊が泣き出すのが印象的でした。確かに希望が残るラストだけど、赤ん坊に希望を託したとしても、その赤ん坊にしたって、自分が生きるために必死になって泣きじゃくるエゴの塊なわけで・・・。一歩間違えばまた地獄になってしまう、そんな危ういバランスが上手く描かれていると思いました。 【ゆうろう】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-21 08:06:57) 71.私には合いませんでした。見ていて気分が悪くなった。もう少し私が成長すれば面白いのかな。とにかく、なにがよいのかわかりませんでした。 【トナカイ】さん 6点(2005-02-17 17:29:57) 70.《ネタバレ》 ホラーじゃないのに怖い映画でしたな。 人間とは恐ろしい生き物だなぁとつくづく感じてしまう一本。 なんとか希望を持たせてくれる締め方が唯一の救いですね。 主演3人の演技は素晴らしく、特に京マチ子さんの鬼気迫る表情には圧倒されました。 動揺しまくりの殺陣もある意味リアル。 ってか本当に半世紀前の映画なの?出来良すぎ! 【ふくちゃん】さん 9点(2004-12-29 02:28:13) 69.イタコが出てきたときはさすがに笑ってしまったが、この短時間(88分)でこの重厚感は凄い。 【夏目】さん 8点(2004-11-10 17:11:51) 68.モノクロ映像美と真実の虚構性。黒澤は好きじゃないけど、これは良いです。 【みんな嫌い】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2004-10-24 18:44:34) 67.欲望を感じさせない、3人・他の思惑が飽きさせない侍風味のメロドラマ。90分の時間配分に無駄が無い。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-09-15 12:14:48) 66.《ネタバレ》 期待して見たのですが・・・ まず原作を知り、粋なサスペンス的映画&哲学的な人間の本性の 映画化を期待し、MISTYで失敗し(でも5点つけた)この有名な 羅生門でなら思ったとおりの世界かと期待しすぎたのかも。 だから可もなく不可もなく厳しい点になりました。 原作がとても私の中でウェイトを占めていたので、解釈から外れるとこうなります。 描こうとしている世界はとてもわかるのですが、かなり美化されているラスト。 映画としては大成功、でもぞっとするような原作のラストの謎がない。 爽やかすぎる・・天国と地獄のときのような終わって放心状態になり、 考え込むことがない。木こりや羅生門や赤ん坊など、あとから足したものが なければこの映画はこんなに評価されていたか。だから原作をも超えたのでしょう。 でももうひとつ、京マチ子が怖いだけで色気や妖艶さが伝わらない。 うるさいし濃いです。もっと切れたところとさめざめしたところがあると 期待したのですが・・それと三船さんが軽い。聞き取りにくいセリフ。 音楽と映像と(森の中は白黒で大正解)脚本はよい。何が特に気に入らなかったか。 結局まるめこまれてしまったと、見ていてしらけてしまったということ。 羅生門のしたでの3人のうちひとり、本音を言い続ける男のいうことが一番。 洋画のサスペンスであまり好きではないですが、将軍の娘エリザベス・キャンドル、 ああいうタイプの問題作のほうか、閉ざされた森みたいなのを期待してたんですが。 結局でもこのふたつは、羅生門のオマージュですよね。 ということはすごい作品なんだろうなあ・・・ 【アルメイダ】さん 6点(2004-09-09 06:38:26) 65.《ネタバレ》 グロテスクです。変なホラーよりある意味グロい。自己中心的、うそつき、泥棒、そんな奴らが交わす濃厚なストーリー。だけど面白い!あれが人間の本性なんですかねぇ?ラストもなんかあいつを、信用できなくて・・・あーーーっ俺は性格が腐っているー!!あっ京マチ子さんキレイでした。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-09-01 23:45:59) 64.やはり、後のヒットメーカーと呼ばれる監督たちに多大なる影響を与えた黒沢監督だけあって映像、ストーリー共に最高水準ですね。冒頭の土砂降りの中不気味に佇む「羅生門」そして、「死体なんざ、この上にあがってみればいつも5,6体は転がってらぁ」の台詞が異常なほどに不気味。そして、自分さえよければあとはどうでも良いといわんばかりの登場人物たちの意見の食い違い。結局、真実は誰にも判らない。それが人というもの。平安時代だろうが現代だろうが、いつの時代になっても、それは変わらないものなんですね。しかし、だからこそ、理想主義の僧侶のように、人を信じるという事がより大切なんですよね。 【クリムゾン・キング】さん 8点(2004-08-20 03:19:59)
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