みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
42.難しくてよく意味がわかりませんでした。 【ぽじっこ】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-08-31 17:12:23) 41.《ネタバレ》 大作であり、名作と思う。しかし、セミ・ドキュメントであるのはわかるが、脚色しすぎと感じた。時代背景はあるにしても、経験不足の素人集団の暗殺が簡単に運んだり(各国の警察はなにしてる?)、情報が簡単に取れたり(最も難しい問題なのに・・・)、エロ女性暗殺者がバーで誘ったり(こんなヒットウーマンは現実にいるの?)、アクション・ヒーローのごとく戦闘に参加したり(戦闘訓練は?銃を扱ったことあったの?)、いささかリアリティに欠ける感は否めない。主人公のチームは、もっと汚く、ずるく、かっこ悪く、弱々しく描写してほしかった。モサドの暗躍をもう少し具体的に描いても良かったと思う。一方で、主人公の心理描写は見事であったと思う。また、取り巻きのキャラもそれぞれ光っていた。ある意味、「仲間」「家族」「国家」というそれぞれのコミュニティにおける自分自身の意味を問う作品であった。 【ぼぎー】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-31 00:39:57) 40.ノンフィクションということで、リアルに描かれていました..ノンフィクションであるが故に、淡々と物語りは進み、派手なクライマックスシーンがあるわけでもなく、淡々と終わる..良くあるパターンとも言えます..秀作ではあるが、10点ではないです... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-28 12:13:44) 39.スピスバーグ監督の才能のひとつに人が死ぬシーンのリアルさがあると思います。この作品もそこかしこに、そう感じる場面が多々あります。女暗殺者が殺されるシーンは本当に凄いとさえ感じてしまう。この重いテーマの作品に対してはなかなかコメントが思いつかない自分がありますが、スピルバーグ嫌いの自分にしては心に残る作品です。誰にでも薦められる映画ではありませんが、こういう映画を観て何かしらの感想を自分で考えて、自分の感想を持つべきだと感じました。 【はむじん】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-27 01:01:12) 38.黒の「9」月に「11」人の暗殺ターゲット。そしてラストに浮かび上がるあの建造物。1972年のミュンヘン事件から始まった物語の終着点がWTCだった事が象徴するように、これは単なる34年前の事件の一断片ではない。まさに現在進行形の物語なのである。根深い民族の対立、見えない妥協点、その解決策としての暴力。それらの止むことのないうねりがやがては「○○のための報復」から「報復のための報復」へと変化していく。そして悲しいことに、ミュンヘン事件も9.11もまた、出発点でもなければ終着点でもない。いつ終わるとも知れない報復の連鎖の通過点に過ぎないのである。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-26 08:13:41) 37.《ネタバレ》 それでこの主役の俳優さんはいったい誰、とエンドロールに目をこらしたら、なんとエリック・バーナではないか。あの「ブラックホークダウン」のニヒルなデルタ兵士の。あまりの変わりように、2時間30分もの間気づかなかったという、なんということだ。 フランスの役者さんのことでは、オゾンの近作「5×2」の妖艶美人テデスキさんと、その父役だったロンズデールさん(ジャッカルの日のヨレヨレ警部)がセットで出ていて驚いた。(先日見たばっかり) それにしてもルイにはすっかりやられてしまった気分です。なんという妖しくやばい空気。出番が少ないのにルイの存在感がすごすぎる。「やばい男優」部門第1位を進呈したい。 この重苦しすぎる「ミュンヘン」、興行的成功はまず無いであろう。 私はスピルバーグが最も失敗したと思うのは、ミュンヘンの人質事件の様子ををフラッシュバックで事細かに入れてしまったこと。これは無くてよかった。そうすれば2時間でおさまったでしょうし。 これはだめ。そんなものをビジュアル化して見せるというのは、映画としては格落ちしより茶番に近づくだけだし、モサドのやったことの正当性を補足している感が否めない。モサドやアブナーや仲間の復讐心というものは、その原因となった事件をビジュアルで見せるのではなく、観客の想像力で見てもらうような演出をするべき。そこがダサい。 「憎悪の連鎖」というものに対して、スピルバーグは何かを示したかったらしい。最も得意な武器を使って。それで思い余って「こんなことを続けていてはダメだ」とセリフで言わしちゃった。それもダメだ。セリフで言わすなら言いたいことを本に書くとか広告を打っても同じじゃん。せっかく「映画」という得意技を使ったのになんだかちっとも映画になっていない。真っ向勝負すぎる。 スピルバーグという巨匠(?)にして力みすぎてなんだかなあ。 (「憎悪の連鎖」については、人類ははるか昔に特効薬を見つけていたのに。それは「婚姻」による「混血」です。血を流さない解決法はこれしかないのです。なのに現代ではこの方法がほとんど使われていない。「婚姻の自由」よりも、「憎悪の解決」のほうが重要な場合もあると思うけど(特に要人の場合)。異教徒だから結婚は難しいのがあたりまえだけど、もうこの方法以外には、無い。ためしにイスラエルの首相とPLOの代表の子女が結婚してみたらいい。) 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-19 23:08:40) 36.長く重たい作品でした。風光明媚なヨーロッパの風景を背景にこれほど暗い作品が成立するとはいやはや・・・。スピールバーグ監督の説明つきのDVDで見たのですが、監督によると原作はめちゃくちゃ酷評を受けたものの作品の構想自体は良いし評価されるべきだから映画化に踏みきったんだそうで、実話ではないもののミュンヘン・オリンピックでの人質事件を画策した「黒い九月」の複数の幹部が実際に殺害されているとも言っていました。実話だったら怖い話です。イスラエルの法律では死刑がないので政府のシークレット・サービスのアヴナー(エリック・バナ)にスイスの隠し口座経由で大金を与えて人質事件の首謀者を殺害させるというストーリーに思わず「ありえない!」と叫びたくなってしまいました。当時イスラエルの首相だったゴルダ・メイヤー女史をメチャクチャな悪役に描いていているのも「一国の首相でこんなのってありなの?」と思わせますが、ふと思うのはイスラエルとパレスチナの報復合戦て悪いのは結局どちらなのか、ということです。どっちもどっちながらスピールバーグ監督自身がユダヤ系なのでメイヤー首相をワルに仕立てたことも含めて全ての責任を自分で引き受けて身内であるイスラエルを悪く描いたのかもしれません。ブッシュ大統領だってイラクに派兵することによって千人以上のアメリカ人の若者と数え切れないイラク人を殺したわけですし、戦争なんて一旦始まってドンパチやっている間は大義名分なんか関係ない殺すか殺されるかのゲームです。点数の評価は9点と2点の間を揺れ動いています。真中を取って5点にしておきます。 【かわまり】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-08-19 09:36:43) 35.誰から狙われてるか分からず神経をやられていく主人公を見てこっちまで重ーい気分になりました。昔の雰囲気も良いし、アクションも迫力があるいい映画でした。 【srprayer】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-08-11 01:53:13) 34.北朝鮮も怖いがイスラエルも怖い 【くまさん】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-07-11 22:23:02) 33.実に暗くて冷たくて重たい映画だった。9.11が世界と映画のあいだにもたらしている歪みと、スピルバーグの内なる悪意(というか、なんか黒いもの)の肥大化が、20年以上前に起こったショッキングな事件をさらに不気味なものへとチューニングしてしまったような、そんな感じ。でもだからといって映画がグニャリとしているわけではなくて、映画自体は非常に洗練されているので見ごたえは十分。罪悪感ではない、エネルギーの消費としての殺人の重量みたいなものを感じられる映画だと思う。その最たる場面が、誰の印象にも残るであろうオランダ女の登場する部分。彼女の存在感はそのまま死を喚起させる。確か、彼女がらみで直接ではなくても仲間の3人が死んだはず。それが事実に基づくか基づかないかは置いても、イメージの喚起力が現実を凌駕してしまうような凄みがここにはあった。それにしても「映画のような」という形容詞すらついたあの同時多発テロだが、映画はこのミュンヘンのラストのように再びタワーを甦らせる事だって出来るということを忘れてはいけないと思う。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-05-17 12:56:39) 32.スピルバーグらしく、アクションシーンは大変迫力があった。 人物描写も意外としっかりしていて、テーマ性も豊かなのだが、 なぜかあまり印象に残らない。 テロシーン意外の演出が少し大人しすぎたのが原因かな。 【Ruby】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-05-16 03:12:37) 31.《ネタバレ》 最初は映画館で、今回DVDにて鑑賞。ミュンヘンオリンピックの事件の時は僕は小学生だったが、なんとなく覚えている。今も憎悪と暴力の応酬が続くパレスチナ。ユダヤ系であるスピルバーグにとっては大変身近なテーマなのだろう。その点日本人にとってはニュースでいつも見ることはあっても、何処か遠い世界のような気がする。平和ボケが良いか悪いかは置いて無実の国民を何百人も拉致されても何も出来ない日本とは全く違う。イスラエルも、土地を終われたパレスチナ人も、自らの国、生存権を守るためには暴力をも躊躇しない。その血と暴力の歯車に否応無く巻き込まれていくアヴナーは、任務を遂行するうちに、段々とこの現状に疑問を抱くようになり、最後には暴力の応酬からは何も生まれないことを悟るわけだ。うーん、しかし、どうだろう。この応酬からは何も益が無いということは多くの人がわかっているのではないだろうか。それでも止まらない現実に悲劇がある。映画としてそのような落とし所に持っていくのはとても正統で、確かにそのとおりなのだが、僕には何か割り切れないものが残る。おそらくスピルバーグもその辺はわかっていて、その絶望がラストシーンのWTCに現われているのではないか、と僕は解釈したのだが・・・。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-30 16:16:59) 30.所謂「前提知識が無いと訳が分からなくなる映画」です。 「パレスチナ問題」に繋がる、イスラエル人とパレスチナ人の対立が主軸な訳ですが、これに加えて 「黒い九月事件」 このワードに聞き覚えがない場合は事前に知識を仕入れて置いた方が良いです。 知らなくても楽しめるんですが、知ってると更に楽しめます(^-^) 「ミュンヘン事件」 については http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%83%98%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E4%BA%8B%E4%BB%B6 ここに書いてあります。軽く目を通しておくと良いかと。 【らべ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-28 00:23:54) 29.《ネタバレ》 非常に良く出来た作品です。スリリングな展開、アクションもハリウッド仕様でとても迫力がありました(爆発シーンは心臓が止まるかと思いました。)。 しかし、これが現実に起きた話を基に作られた作品であり、ここで描かれているパレスチナの問題はあまりにも惨たらしく、そして今なお殺し合いが続いている事を考えると、非常に恐怖を感じてしまいます。スピルバーグは自らの出自がユダヤ系であるにもかかわらず非常に中立的に描いており、逆にそれが双方が加害者であり被害者であり、また正義であり悪であるという救いようのない現実を浮き彫りにしています。 【TM】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-16 22:10:41) 28.Munich と書いて ミュンヘン とは、どうしても読めない自分がいる。 【STEVE-O】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-04-14 21:40:33) 27.スピルバーグの楽しく愉快なアクション演出、サスペンス演出を楽しもう。まるでこれは70年代アクションではないか。■異国のホテルのベランダ。風が気持ちよく吹き、繁華街のざわめきが階下から微かに聞こえてくる。隣室の新婚夫婦と、やがて暗殺されるであろう男との語らい。そして暗殺の合図を示すベッドサイドのスタンドをなめ逡巡する暗殺者の表情を捉えた、悪い意味でも良い意味でも稚気あふれる構図。そして爆発。■あるいは、子供が忘れ物をとりに暗殺現場へと帰ってくるあたりのサスペンス、そしてオランダ女!!!その登場時の時代錯誤なノワールぶり、そして暗殺シーンのああなんてかっこいい銃なんだ、とガウンをはだけた女の風情。あるいは市街地での銃撃戦。画面に対し垂直に配された階段を駆け下りるモサド暗殺チームと、下で待ち受けるパレスチナ軍団を共におさめたロングショット。見せ場のことごとくが、かああっつこいいいいい。■正直、私はそれで充分なのだが、ま、いろいろある。そのいろいろがスピルバーグの場合、許せちゃうのが何故だかわからん。ゲージつぶるなよ深刻ぶるなよ、とは思うが、許せちゃうのは何故だろう。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-03-29 00:27:43) 26.テロに対して報復しようとすることは分からないことではないが、結局やっていることはテロと同じ。互いに自分達が正義だと信じているのでタチが悪い。周りの国を巻き込んでさらに状況を悪化させるだけだと思う。イスラエルはパレスチナに移住してきたユダヤ人達が独立して出来た国だから、もともといたパレスチナ人達にとっては侵略者になるので、問題が複雑化してるのを感じた。 実話だけに重苦しい感じであと味悪かったです。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-24 07:48:27) 25.こういった作品が作られたということを客観的に評価できるのは、我々日本人のような民族なのではないだろうか。定まった宗教もない。民族もほぼ統一されている。土地を失ったこともない。更に、60年間もの間戦争が起こっていない。よって、世界で起きている出来事を、主観ではなく客観的に見れる目を、我々日本人は持っていると思う。そして、世界にそんな国は他にないのだから。本作に対し、イスラエル側、アラブ側、共に否定的な意見を出しているようだが、当然のことである。何故なら、作品自体が両国、というか醜い土地の奪い合いを否定しているからだ。だからこそ、我々が評価しないといけないと思う。作品としての点数自体は6点だが、作品が作られた意義は10点だと思う。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-12 00:15:25) 24.賛否両論あるようですが、今の時代だからこそ必要な映画だったと思います。 【longsleeper21】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-10 19:44:26) 23.娯楽とテーマ性を両立させたバランスの良い作品だと思います。緊張感を保ちつつ長さを感じさせないスピルバーグの職人技に感服。ただ、あまりにキレイにまとめすぎてて、それでいいのか?と感じます。このテーマなら、後味はもっと不快で良いはず。劇場を出た後の尾を引く不快さがないのです。たぶん一年後には記憶の波に流されてしまいそう。役者にも脚本にも演出にも不足は無いんですが・・・・・・一番印象に残ってるのがアヴナーの包丁捌きだったりして(笑) 【HIDUKI】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-05 15:43:23)
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