みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
44.《ネタバレ》 やはり小説くらいわかりやすい弟の傍白(心の中の説明セリフ)が欲しかった。ただし、ラストは泣けました。なぜならば、小田和正の「言葉にできない」がかかるから。あの歌は反則というか、大量破壊兵器でしょ。 弟はかつての漫才師仲間と一緒に刑務所の慰問に訪れた。整然と並ぶ服役囚がじっと舞台上の二人を見つめる。なんとも重苦しい空気で二人は漫才を始める。だんだん場があったまってきて、笑いが起こってきたが、弟はどうしても客席を捜してしまう。どこかに兄がいる、どこかに兄が。ただし積極的に捜していたようには見えないし、弟としては絶縁を告げる手紙を送りつけた以上、見つけたくない気持ちはあったのだろう。でも捜してしまう。 漫才のネタなのか、家族ネタに噺が転がると、途端に涙目になり黙り込みながらネタを続ける弟。そのとき弟は見つけてしまった。整然と並ぶ作業服坊主頭の中に、昔よりだいぶ小さくなった兄の姿を。合掌している兄の姿を! そのときに小田の声で「♪ラーラーラ」と入ってくるわけだから、そりゃ泣くだろってなもんよ。 ポスターについて。沢尻が無表情で棒立ちのあれの横でテンション低い兄の姿。兄の前に手紙の「罫線」がかかっていて、弟と沢尻とを遮断している。あれがなんだか手紙の中の存在としての兄というニュアンスとともに、刑務所にある「鉄格子」を喩えているように思うのだが、なんだかそれって「うまいっ!」とは思うが、とても安っぽい「うまいっ!」でない?そう思って見てしまうと、か細い檻に見えてきて、まるで鳥かごの中に兄が入っているようだ。ピヨピヨ。 【no_the_war】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-30 00:20:57) 43.《ネタバレ》 原作を読んでから鑑賞しました。あの話を2時間にまとめるんだからそれなりにカットされているんだろうとは思ってましたが、「え?あそこカットしちゃったの!?」的なとこがあってショック!直貴(弟)が犯罪者の兄に絶縁の手紙を渡すことになったいきさつなんかは、原作の方が分かり易く納得出来るし、電機店の社長の言葉も、原作の方が重みがある(ような気がする)。それにしても、某映画の製作発表のようにトラブルとかなくてよかったねぇ(笑)。この頃はまだエリカ様もまともだったんだなぁ…。 【selene】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-11-24 22:05:47) 42.《ネタバレ》 なんで主人公がお笑い芸人という設定なのか。 沢尻エリカはいったいどういう人間の役なのか。 という二つの疑問があってイマイチ入れませんでした。 こういう映画はこうあるべき、とは言わないけど、 こういう映画はこうあるべきではないんでは?と思う部分はありました。 話の本筋はとても感動的で、思わずジーンとしてしまいましたが。 【ご乱心 jet city】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-02 01:20:15) 41.反省(後悔、罪悪感、謝罪)が人間を人間たらしめるのだなと強く感じた。それがなければ動物と同じ。すごくつらい内容なのに、なぜか救いを感じてしまうのはそういことだと思う。昨今の事件や不祥事で真の意味の反省がなされていないモヤモヤ感が少し晴れるような作品だった。 【MIUMAX】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-10-19 08:22:14) 40.方向によっていろいろな見え方をするよい映画だった。 兄弟、家族や恋人の愛、逃避、罪、差別とそれぞれ考えるところがあり、感じ方も変わってくると思える。総じていい映画だった。 自分としてはラストの「生まれたときから当たり前のようにそこにいる。」この一言がすべてだったように思えた。 【Jane.Y】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-24 07:53:36) 39.《ネタバレ》 殺人犯の家族の挫折と苦悩を描いた社会派ドラマです。世の中の差別というものは本当恐ろしいと改めて思いました。ただ、山田孝之演じる主人公は、沢尻エリカが好意を寄せてくれてるのにずっと相手にせず、吹石一恵を好きになるというのは自分的には理解できません。どう見たって沢尻の方が可愛いのに。最後はハッピーエンドでよかったです。 【ジム】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-09-21 20:24:36) 38.人を殺めるという罪を犯した男の家族(弟)の人生について描かれていますが、被害者の憤りや、犯罪者の家族の背負う痛み、周りの人からの対処・対応など、特に意外性のある展開はあまり無いように思いました。 しかしながら、一生償っても消せる事のできない罪が自分の周りで、被害者側であれ加害者側であれ、発生してしまった時のイメージを、改めて感じさせてもらえる内容だと思います。 芝居では、誰かの支えを必死で求めながら服役している玉山鉄二の演技が印象に残りました。 【Prayer】さん [DVD(邦画)] 5点(2007-09-15 18:18:21) 37.《ネタバレ》 私としては兄が強盗をしないといけないほど切羽詰った状況ってのが、そんなに描かれなくて物足りなかった。みんなと一緒にいるときも(雑居房の自由時間?)正座してる程キチンとした兄が、殺人に至った過程もどうかなって・・・。なんかその場面はテレビのサスペンスものみたいに軽かった。でも結局最後は泣いてしまった・・。くそーっ 【さら】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-03 11:36:41) 36.ぜひ見ていただきたいが、ツライ、かなり見ていて心がツライ映画です。その分、最後のシーンで久々に映画で泣かさせていただきました。漫才はちょっと微妙だったんですが、最後のシーンのためには仕方ない。と思えばなんともない、ハズ。一つあるとすれば、沢尻が結構苦労している設定なのだが、まったく感じられない。演技が下手とかじゃなく、主役の弟が持っているような、苦労オーラ?がなく、そこだけ微妙。わざと明るく振舞っていると考えても、やっぱり微妙。それさえなければもー10点です 【マキーナ】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-09-01 20:02:01) 35.《ネタバレ》 主人公は最初は誠実に受刑者の兄に接し、途中からは疎遠になるが、それでも兄の存在が自分に負の影響を与え続けることを知り、ある日縁切りの通知を行う。兄はそれによって弟の本心を知り、突然考えを改め、それと同時に対被害者との関係も一応の解決を見る。要するに、「逆ギレ一発」によって全部が都合良く解決しているのである(他方、主人公家族に偏見・圧迫を加えていた周囲との関係はどうなったのか、といったあたりは何も描写されていない)。物語の解決として、何とも安直だと思う。それまでの受刑者との意思疎通の部分をほとんど全否定し、自分の本音だけを押しつければ事足りると言わんばかりの持って行き方は、あまりに一面的に過ぎるし、かつ雑である。 【Olias】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-08-26 13:28:45) 34.《ネタバレ》 ラスト、刑務所での漫才シーンにおける主人公、相棒、主人公の兄の表情演出は心に染み入るほど良く出来ていた。これは泣ける。泣けるんだ。「言葉にできない」が上手く生かされていたことに感謝。全体的には、金持ち家族や仕事場が、あからさまに差別をすることが、よくある表現だ。しかし、恵まれた層ほど自分のプロテクトは厳しくなると思うので避けれない演出とも感じる。そして、無残にも(弾みとはいえ)刺し殺された人がいるということは、忘れてはいけないと思う。でも泣ける。一番不幸なのは刺し殺された人だ。でも泣ける。 その迷いで-1点。 【チューン】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-08-25 20:39:51) 33.《ネタバレ》 最後の刑務所での漫才シーン、玉鉄の涙にホロっときたが、全体的に臭い演技に終止しらけっぱなしでむず痒くなった。 【みんてん】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-19 12:32:12) 32.好きな作家さんの映画化は鑑賞後に殆ど後悔することになりますが、この映画は主人公の設定を変えたり、原作を上手く省略したり脚本の勝利です。ただ、沢尻エリカは美人過ぎです。ラストは映画で久々に泣かされました。 【楽人】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-14 09:49:16) 31.《ネタバレ》 授業で見ざるを得なかったので鑑賞。…が、なんだかなぁーなキャスト。これでもかと立て続けに降りかかる不幸には感動を通り越して笑えてくる。甘栗をカラーにした意味は何?漫才がさぶすぎ。終始ぼそぼそ…ちゃんと喋れよ。キーパーソン的な描かれ方をされてる電器店の会長も大したことは何一つ言ってない。既出の、それだけでも泣けるような『言葉にできない』をなぜあそこでかぶせる?そもそも一体誰向けに作った映画なのかがさっぱり分からない。 「泣きたい人、見れば?」これぐらいにしか感じませんでした。最近の邦画ってなぜこうも似たような毛並みの映画ばかりを作りたがるのでしょうか。 【Kの紅茶】さん [DVD(邦画)] 1点(2007-08-07 16:48:02) 30.原作を読んだときから映画化したら面白そうと予想はしてました。印象としては、「それでもたった一人の兄貴なんだ」となる前の、二転三転する主人公の心理が描ききれてなかった感じが残りました。でもこれは時間が足りなかっただけなのだと思います。全体的にはうまくまとまっていたと思います。ただ、ロックバンドがマンザイになってしまったのはどうなのでしょう?韓国映画「ラストプレゼント」と何となくかぶって見えてしまいました。それにバンドの相手役の彼の方が、今回の相方より魅力的だったように思います。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-08-05 19:06:06) 29.《ネタバレ》 すごく考えさせられました。加害者の家族に降り注ぐ苦しみを描いた映画なんですけど、このラストの漫才のシーンはずるいですね。あれは泣いてしまいますよ。兄の登場を溜めて溜めて溜めておいて、パーンと兄が写った瞬間、あの演技ですからね。あそかは良かったです。 【垢抜け戦隊】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-08-01 16:11:59) 28.映画を観てこんなに泣かされたのは初めてでした。普段なら映画観て無くなんて1シーンぐらいのもんですが、この映画、途中で一度涙腺が決壊してからはもうシーンが変わる度に泣かされました。役者が泣いて、僕が泣いて、泣いて泣いての連鎖状態です。それでいて、ただ感動するだけの話じゃなくて、テーマも深く考えさせられる内容だったと思います。本当なら10点付けたかったのですが、関西人として沢尻エリカのウソくさい関西弁が許せなかったので9点とします。 【na-chu】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-07-31 13:15:10) 27.《ネタバレ》 原作を読んでいたので、期待はしてなかったのですが、思っていたより楽しめました。そして原作同様、ラストの玉山鉄二で号泣してしまいました。 【コスッタルイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-30 17:53:49) 26.《ネタバレ》 ラストの漫才は涙なくして見れないです。 【エカ】さん [映画館(邦画)] 10点(2007-07-27 23:57:57) 25.《ネタバレ》 小説読んで、比べてみたくなり見ました。 小説自体がが絶賛と言う程でもなかったののもあるのか、あまり小説と遜色なく作られていると思います。 殺人を犯した兄を持つ弟の人生を描いた作品ですが、最初はすんなり上手く行き過ぎだと思いながら観ていました。 後半徐々にその兄との葛藤を描けていました。 ですが、俳優人の演技が微妙に感じました。特に沢尻エリカの関西弁は違和感ありすぎで、特に関西弁にする必要も感じませんでした。 しかし、玉山鉄二だけは違い、出演は少なめですが最後の刑務所でのなんとも言えない表情は全てを表せていたと思います。 小説を上手く映像化出来ている作品だと思います。 【コショリン】さん [DVD(邦画)] 6点(2007-07-25 17:56:51)
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