みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
40.《ネタバレ》 「ロメロだよ!それくらい観とけ!」 もう最高! 【no_the_war】さん [DVD(邦画)] 10点(2013-08-27 01:39:03) 39.《ネタバレ》 ほどよくリアリティのある、それでいてわかりやすい、普遍的なスクールカーストを表現した作品だと思う。うまくいかない青春、恋愛の苦さがうまく表現されていた。 しかし、自分を当てはめて昔を懐かしむほど達観できるわけでもなく、痛みとともにそれを味わうには、群像劇ゆえにそれぞれの人物についてエピソードが薄すぎ。結果「今更こんなもの見せられても……」と思うしかなかった。 結局青春時代にどうすればよかったかなんて答えは存在せず、この世界で、それぞれの立場で、それぞれがあがいて戦って生き続けるしかない、という当たり前のことしか言ってくれない。悩める者が、この先生き続けるために、人生を鼓舞するために何かを与えてくれるものではない。だからこの映画には未来のふりをしたノスタルジーだけが溢れていて、それ故に無意味で、とても嫌いだ。 【ブラック武藤】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-08-24 03:23:02) 38.《ネタバレ》 嫌いなタイプの映画なのになぜか面白かったです。この映画には観ている人それぞれが自分に重ね合わせられる登場人物がいるのではないでしょうか。それぞれの人に恋愛・部活・将来に不安や悩みを抱えている。そんな心の機微を直接ではなく間接的に描いていくことで映画に深みを感じます。ところで桐島はどうして突然いなくなったのでしょうか?屋上から飛び降りたのは誰なのですか?誰か教えてください。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-08-18 19:17:58) 37.見るたびに味わいが毎回変わる稀有な群像劇映画です。日本映画はまだまだやれる。 【カニばさみ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-08-10 23:33:19) 36.《ネタバレ》 これは……! とてもいい映画です! 私は原作も読んだしそれに感動もしたのですが、正直その映画化である本作がここまで秀作であることを期待していませんでした。 …原作を愛する読者がその映画化作品に満足すること、これは本当に難しいことで滅多にあることではありません。当たり前です、原作好きの人間にとってはその原作によって頭の中に築き上げられた世界こそが完璧であり、全ての愛読者の脳内世界を超える映画などどんな巨匠にも不可能なことなのだから。 だた稀に原作を超える映画も確かにあるのは事実です。でもそれは、断じて「原作に忠実に丁寧に作られただけのもの」であるはずがない…その映画には「原作とは違った魅力」という要素が含まれなければならず、それにより「同じでありながら全く別の作品」としての存在感が求められるのです。 この作品はそういう意味でほぼ完璧といっていいぐらいアレンジ上手い…そしてその結果この映画単品としての「味わい」を生み出すことに成功しています。…映画中にところどころ現れる原作と違う点(映画部の撮っている映画のジャンル、彼氏彼女関係、片思いの相手、新たに追加されたクライマックスのローエングリン)、全て不愉快な違和感を感じることがなく、納得して鑑賞できました。…いやむしろ原作よりいいわ、こっちのほうが… そんなわけでの9点献上(-1点は実果のストーリーは原作読まないとわかんないのじゃないかという老婆心から。もうちょっとうまくオリジナルな展開で映画に溶け込ませられそうなものだという気がしたものですから…)。 いずれにせよこんな映画が今の(TVドラマ、アイドル偏重の)邦画界に誕生したことに少なからず、感謝です! 【ぞふぃ】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-08-02 17:06:20) 35.《ネタバレ》 予想以上に良い作品に出会ったという思いです。 時系列をうまく使った群集劇は個人的に好きなのですが、それに学園青春ものを組み合わせたのは新鮮に感じました。 大げさな出来事がおこるわけではなく、登場人物も派手さはなく、いってみれば普通の高校の日常に近い平凡なストーリーです。 しかしながら、構成が非常にうまく、何より言いたいことが明確だったことが良かったと思います。 安易な暴力・性的描写や奇抜なキャラクターに頼らず、インパクトを残したのは見事。 もう中年に足を踏み入れた身としては、「あったあった」「わかるわかる」といった描写も楽しめました。 原作のおかげだと思いますが、「霧島」が気になって最後まで飽きずに見続けてしまうのも、術中にはまった感じです。 結局、どんでん返しも、これといった種明しもない・・・だが、それがいい♪ 中高生限定の安い青春ストーリーとは一線を画す、30、40のおっさんおばさんになっても楽しめる作品だと思います。 いや、むしろおっさんおばさんになってから見てもらいたいような気がします。 それにしても、大御所俳優が主演の重厚ドラマ(いわゆる「アカデミー賞っぽい」作品)を退けて、本作品が日本アカデミー賞最優秀作品賞に選ばれたのは意外や意外。 「アカデミー賞」=「面白い」わけではなく、ハズレのケースもありますが、この「桐島・・・」は"お勧め"とさせてください。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-07-27 16:05:58) 34.《ネタバレ》 なんだろう、この切ないようなほろ苦いような気持ちは。 胸の奥のどこかが微かに痛くなる感覚。 キャラの描き分けが巧みで、登場人物の誰かに感情移入できるようになっている。 高校生の青春群像が等身大で、セリフもリアルでいい。 時系列を前後して視点を変えながら描いているで、群像劇が立体的な質感をもって迫ってくるよう。 ゾンビの逆襲は笑えたし、センスの良さが散見される。 沙奈にめちゃくちゃムカつくが、ということはキャラがしっかり描けている証拠だろう。 でも、桐島一人の動向がこんなに波紋を呼ぶなんて、その影響力は誰もが羨むようなもの。 そんな学園のスターにも人知れず悩みがあったようだけど、贅沢いうなよ。 【飛鳥】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-07-10 22:25:09) 33.自分はもうイイトシだから、現代の青春映画を見た場合、微笑ましく見るのが普通。 「若いっていいな~、がんばれ~」みたいな。 しかし、この映画は、あっという間に自分を30年以上前の高校生に戻してしまう。 そしてセリフ一つ一つが、いちいち痛々しく感じられる。 自分が一番感情移入して見てしまったのは、バレー部補欠君と、その彼に恋心を寄せるバド部さんだったけど、それはこの映画の主題から少し外れてしまったようだ。 どうも、この映画の描くいわゆる「スクールカースト」には納得いかなかった。 だって、帰宅部と部活命は、特に男子の場合、自分から見たら、明らかに後者が上だから。 卒業後の成功率だって全然違う。 彼女がいるいないは、全くと言っていいほど関係ない。 自分はイイトシだから、経験の蓄積からこう断言するわけだけど、今の高校生だって、「部活動がこれだけ推奨されるってのは、何か意味あるな」って感じてるだろうに。 まあもっとも、自分が彼女なし運動部だったのはやっぱり関係あるかなw 高校当時は、確かに文化部を下に見ていたしね。 ただ、この映画の登場人物の個性の書き分けと物語への引きずり込み方は、もう圧倒的と言っていいほどうまい。 でも、ラストはちょっと物足りず、「あれ?なんだ、これで終わり?」って思った。 ただ、その後すぐ「まあいいか。もう一回見ればいいし。」と思った。 それって、もう充分に秀作ってこと。 【まかだ】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-06-30 14:43:19) 32.こういった凝った構成の作品は好きですよ。 学校内のパワーバランスがコミカルに描かれていて笑えました。 普段あまりホラー映画を見ないので、ホラーネタではいまいち乗れなかったけど、それ以外の人間模様はいちいちツボに嵌りました。 特に大後寿々花の行動がお気に入りで、終盤の何プレイだかよくわからない展開は萌えました。 それにしても、この淡々とした展開であそこまで盛り上げられるシナリオ構成には感心するばかり。 ホラー映画に興味のない僕ですら、生徒会・オブ・ザ・デッドはちょっと見てみたいと思いましたもん。 そして、ドラフトの件やラストの野球部の練習風景でちょっと泣きそうになるという名作の余韻もあり、僕の中ではほぼ満点に近い評価です。 ホラーネタを理解できずスルーした分だけ謙虚に点数付けておきますね。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-05-17 17:41:12) 31.《ネタバレ》 まばらに帰り始める同級生にばいばーいとさよならを投げかけつつ、部活の準備をする。 そろそろ帰宅部の連中は駅やアパートに向かって行ってしまった頃になる。そうすると僕らの第二格技場に向かう広い道で四人のクラスメイトが、ケチをつけてくる。いつもの出来事である。 「ねー、そんなにガチにやんなくても良いから帰ろうよ」 街で遊ぼうよという彼の気持ちは分かる。出来るだけ大勢が良いと言うのもだ。でもこの日は単調なトレーニングが中心だったからかつい、練習したいから遊びにいってくれ。と、僕は強く言ってしまう。このとき生じた彼らの中の黒い気持ちは、すぐに大きくなって僕に向かった。 「あのさ、ここはお前んちじゃねえし」俺らの勝手だし。一人が乱暴に近づいて僕の襟首を引き寄せると、彼らの心から本音のような物が溢れてきた。 不愉快だったのは彼らのせいでは無かったと思う。けど、僕は彼の右腕に僕の右腕をするすると這わせて肩口をつかんだまま、背後に立った。用意していた左手でつかんだ後ろ襟から彼に重しを掛けるとすぐに膝を突かせて自由を奪った。視界が揺れた瞬間の出来事に何が起こったのか彼は理解できないようだった。 今にも暴行事件になりそうな雰囲気に、残りの三人は顔色を変えてすまんすまん、コイツが悪い。悪かった。と、慌てて走り寄ってきた。 「いや、そう言うつもりでは無く、なんか怒っちゃってすまん」と、今にも壊れそうになっている人間関係を取りなそうと、僕も含めて全員必死だ。 彼らの中に溜まっていた、「何かに打ち込みたい」という応力が心を折って、今日は外に向かってしまったのだった。僕の一言が原因でもあった。 だけど、この一件で僕の心も何となく本当は打ち込んでいない事実を自分のなかに見つけてしまった。 厭々やっている。自分で選んで入ったのに。仲間が無心でサンドバッグを打ち続けているその傍で、僕も怒声を上げて人を蹴り上げている。嫌なのに。 そうやって月日が経っていくうちに、部活には出なくなってしまった。 結局、僕も講義が終わるとベンチに座って遊びに行くのを誘う側に立っている。「何かに打ち込みたい」って思いながら。 新しい仲間全員がそう思っていない事を意外に思い、でも、自分だけが勝手に狭い価値観を作り出している事にやっと気がついた。 と、脳内学園で事件が起こった。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-05-15 13:41:29) 30.最初なんか良く分からないけどなんか意味ありげな内容で 調べたらようやく理解できた。 理解してから見ると出来の良さがはっきりして名作だと確信できた。 原作も読んだけど映画の方が好きかな。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 10点(2013-05-03 21:22:23) 29.昨今の、若者の心情をよく捉えていて、なかなか斬新で面白い作品..と、思うが..この原作者、監督は、文化系の人なのかな?って思わせる節が、随所に見られる..私自身、体育会系なので、はっきり言って、この映画の主人公達の気持ちは、理解できない..なぜなら、運動部で汗水たらして、頑張っている大半の奴らは、理屈ではない! のだ..ただ単に、その競技が好きなだけ、団体だろうと個人競技だろうと、好きだからやっているのだ! 中には、不埒で不純な奴もいるけれど..本当に強くて、まともな運動部なら、好きだからこそ、情熱を注ぐし、その先にあるチャレンジ精神、達成感、そのために、ひたすら頑張り続ける..そんな奴ばかり集まった集団、なのだ..好きじゃなきゃ、キツい練習なんてやってられないし..目の前のことしか考えてない..人生の先を、あれこれ考えることなんてしやしない..繰り返すが、理屈ではない! のだ..主人公が、運動が得意で才能があるのに、中途半端にぷらぷらしているのは、その競技が好きじゃないからだ..情熱を傾けるほどの、価値も 魅力も 達成感も、得られていないからだ..この映画には、その運動部の本質が、すっぽり抜け落ちている..見た目だけの、外から見た薄っぺらい設定、描写に、リアリティが感じられない..残念ながら、主人公(本質)に嘘があるからだ..もし本作を、体育会系の人が観たら、共感する人は皆無だろう..そう思う... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-26 19:33:20) 28.《ネタバレ》 評価が難しい映画。とりあえず普通の映画ではない。 とにかく変わった映画だ。 誰もがこれを観ながら高校の学生時代を思い出すはずだ。 この映画は人によっては全く面白くないと思う。 しかし人によってはとても面白いと感じるとも思う。 だから人にはオススメしづらい映画だなぁ。 なので評価がとても難しい。 【虎王】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-24 01:39:57) 27.《ネタバレ》 ピラミッドの頂点に君臨する(悪魔でも一部の人たちの中で)桐島が抜けることで起きるリアルな変化を見事に表現されています。まず、学園生活の中で自分がどの位置にいるかを考え、その階級の人物に感情移入できるかでしょうね。訳のわからない痛い活動をしていたのは、私のリアルな世界では演劇部にあたります。体育館で失笑していた自分を思わず振り返ってしまいました。そういう風にあるあるな出来事が、自分の思い出の中と重なれば、この作品にハマるでしょう。「あいつは良いよな」という人にも、それ相応の悩みがあり、「あいつは可愛そうな人生」っと見下している人ほど、充実した生活を送っている勝ち組なのかも知れません。個人的なツボは「あ!」、「え!」などの使い方が非常に巧みで笑ってしまいました。特に映画部と沢島の場所取りでの辛みは最高です。沢島を演じる大後寿々花の表情がすごく印象的。作品全体を通して言えば、トップ俳優がでてこないので、ストーリーに集中できます。とにかく青春時代は人生の中で一番大事な時、それを精一杯楽しむことがベスト!!そういう意味では、学生生活だらだらと時間の無駄遣いをし続けた私も負け組。余談ですが、エンディングでキャストにクラブ名を入れているなか宏樹だけ「()」表記でした。影の主人公は、宏樹だったのかも知れません。 【マーク・ハント】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-04-18 17:09:15) 26.《ネタバレ》 ほとんど校内の出来事だけで描いたわずか5日間の学園ドラマ。話題の中心は作中一度も登場しないバレー部のスター“桐島”。部活、受験、友人・恋愛関係などにおいて高校生たちが未成熟で繊細な心の揺れを感じつつも、青春を謳歌している姿を忠実に再現していて懐かしさを覚えました。ついこの間まで子役だった神木隆之介以外はほぼ無名の若手俳優を起用。雰囲気の暗さがテンポの悪さを助長してしまっていますね。それでも2012年度日本アカデミー最優秀作品賞受賞作。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-04-17 01:40:48) 25.◇中流高校生は、セレブ高校生に憧れる。◇自分が中流であること、自分の身の程を知る年齢がこのころなんだなぁ、と懐かしく思い出した。分相応。◇でも、セレブにはセレブの悩みがあるし、中流は中流なりのプライドがある。◇若手俳優の演技に、素直に感情移入できました。 【ハクリキコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-04-14 23:54:36) 24.まああれですね。ぼくは完全に桐島ではありませんでした。桐島のまわりの人でもありませんでした。前田、というか前田未満ぐらいでしたね。そういう人にはグサグサグサーっと刺さりますよね、はい。もう血だらけです。桐島や桐島のまわりの人たちには「???」なのかなあ。どうなんだろう。聞いてみたい。あ、でも友達にそういうタイプいないからなぁ…… 【とと】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-21 01:15:05) 23.つまらないです。期待して見ない方がいいでしょう。桐島という一人の男に周りがこれだけ振り回されるのが謎です。 【映画】さん [DVD(邦画)] 3点(2013-03-18 03:32:01) 22.昔から高校生っていろいろ大変だけど、今の時代はもっと複雑になってるのかな。撮り方が面白かったし、爽快感はある。 【noji】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-03-17 22:21:19) 21.《ネタバレ》 会社などで派閥のトップが飛ばされたりすると側近たちは大騒ぎになるが、平社員はそんな事に関係なく普通に仕事してたりする。 桐島の退部は桐島の近くにいた奴には大きな出来事でも、ヒエラルキーに差がある生徒たちには変わらない普段の生活がある。 この映画の良さは最後の最後まで桐島が出てこないとこで、それが桐島の存在が観客それぞれの思う桐島として成り立つ。 懐かしさも感じる良い映画。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 8点(2013-03-15 14:52:50)
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