みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.《ネタバレ》 原作既読で鑑賞。新聞社での「格闘」はカメラワークの”懲りよう”の賛否はあろうが緊迫感が伝わった。過去の事故にまつわる新聞社での遣り取りと、現在の場面である登山の映像が一致しない。脚本を映画専用に変えてしまった(悠木の家族の問題)ことが消化不良になっている観がある。ラストの社長の態度も?惜しい。 【プライベートTT】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 6点(2008-07-15 21:20:12) 11.原作を読んでいないので、原作との違いで評価はできませんが、魂の震えるような現場の雰囲気や様子には、鳥肌が立ちました。 それだけで僕には十分な作品でした。 【familysale】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-13 21:40:39) 10.《ネタバレ》 終始緊張感が持続し、見ごたえのある映画でした。 フィクションといいながら、実際にあった飛行機事故の生々しい記憶があるので、それに負うところが大だと思います。 記者の仕事っぷりはたっぷり堪能できますね。 他社とのスクープ合戦をしながら、毎日締め切りが夜12時とか1時ですから、大変です。 実際の事故のときは、遺体確認場所である体育館が修羅場となったのですが、その場面はカットされています。 事故現場は再現されていても、遺体は見せません。 また遺族はおろか、泣く人の姿も描かれていません。 そこがちょっと肩透かしです。 事故を知らない人にとっては悲惨さが伝わりません。 それで、精神的におかしくなり、事故で死んだ記者に感情移入できないのです。 主人公堤の家庭問題がサブストーリーですが、よくわかりませんでした。 最初はてっきり堤の子供が飛行機に載っていたのかと思いました。 そうではないけど、子供は仲たがいをして親には会いにこない関係になっている。 母親はかつてパンパンをしていて、新聞社社長の愛人だという。 それらがうまく消化されていない印象です。 監督は何をいいたかったのか? そもそもあんな独善的なセクハラ社長はいないでしょ。 現代の話は一切カットしてもよかったと思います。 【よしのぶ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-07-12 21:51:45)(良:2票) 9.《ネタバレ》 すでにNHKでドラマ化されているため、それを意識しすぎてしまっている。 NHKで改変・削除されていた日航の謝罪広告の件と幻の特ダネの日にちなどが正しい一方、主題は大幅に変わってしまった。キャラクターが存在を抹消されたり死んだことにされたりした。まあ新聞社の雰囲気がリアルに感じられたので自分としては満足。 でも「共同ピーコ」という共同通信社の送稿スピーカーは寡黙すぎ。 堺さんは電話の掛け方から何から辣腕記者っぽいと思った。一方原作になかったフジらしきテレビクルーの存在意義が謎。 【シオサイ】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-07-09 03:23:36) 8.《ネタバレ》 原作と比べて「あそこが違う、ここが違う」と騒ぐほど子供ではない。でも作品のテーマにかか割ってくるとなると話は別。主人公の出自を私生児にしたり、家族と別居状態に描いたり、長女の存在をなくしたり、と原田脚本の改変は「改悪」と断じていいほど物語の価値を損ねている。個人的には、安西の息子との登山シーンを挿入する以上は、悠木の長女にまつわる告白まで描かないと意味がない。映画は息子との葛藤を匂わせながらも、こまやかな描写を怠っているために意味不明になっている。 逆に「大事故で失われた大きい命と日常の交通事故で失われた小さな命」は、新聞報道をめぐる問題意識として重要なポイントなのに置き去りにされたまま。全体として、映画が「大事故に遭遇して狂躁状態の新聞社」という風景の切り取りでしかなくなっている。 あまりに後味が悪かったので、鑑賞後、数年前に放送されたNHKドラマを見て口直しをしました。 【satoshi】さん [映画館(邦画)] 2点(2008-07-08 12:32:51)(良:1票) 7.《ネタバレ》 出演陣は申し分ない。 堤さんと堺さんファンにとってはこのうえない2ショット! 内容はというと、あくまでも飛行機事故の悲惨さという話ではなく新聞社の話。 しかもその話はフィクションであってノンフィクションというように宣伝しているがそれは嘘。 実話じゃないとすれば非常に滑稽な話だった。 堤、堺陣営の若手で生きの良い記者の行動は見ていて面白く熱くなるが、上司はいたって売り上げと自己利益・立場にしか興味がないので常に衝突を起こす。 極めつけは新聞社社長がただのセクハラ親父だということで見ていてなんの面白さもない。 飛行機事故のニュースを他社から抜く必至さ→上司との衝突→社長のセクハラという流れが何周かします。 そこに上乗せして同僚の事故、主人公の家族関係、社長のセクハラ問題、会社内の営業関係と側面が物凄い詰め込まれているので飛行機の話題は何処へやら・・・。 詰め込んでおいて結果どうなったかということもない中途半端さが目立つので正直無駄。 単に詰め込みすぎですね。 飛行機事故だけに焦点を絞ったほうが良かったと思う。 【Sway N Lin】さん [映画館(邦画)] 5点(2008-07-07 14:49:55)(良:2票) 6.原作から思い描いていたイメージそのままの見事なキャスティング。すべてそこに。 【monteprince】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-07-06 02:46:25) 5.《ネタバレ》 原作未見。ドラマ版も未見。 男たちの臨場感ある戦いにテンションは昂揚、純粋にわくわくした。 堤真一・堺雅人・エンケンの熱演に脱帽。 残念なのは冒頭、高嶋の長男の声が割れてまったく聞き取れなかったことかな。 【凛】さん [試写会(吹替)] 9点(2008-07-03 23:10:24) 4.《ネタバレ》 原作は読んでいません・・・試写会場の音響の悪さによってだと思うけど会話がすごく聞き取りにくい、大事なところのセリフがよく解からなかった。しかしそれを差し引いてもこれはダメな映画なのでは?わざとなのだろうがへんてこりんなカメラワーク(素人のビデオ撮影みたいなブレと急なズーム等)観ていて腹立たしくさえ思えた、話もエピソードの集まりでメリハリが無い、現在と過去のシーンの切り替えタイミングも意味不明。素材が重厚なわりに観終わった後何も残らない、時間も無駄に長い。試写会で良かったです、お金出して観ていたら相当凹んでたと思う。 【カーヴ】さん [試写会(邦画)] 3点(2008-06-23 23:51:56) 3.『突入せよ!「あさま山荘」事件』や『金融腐蝕列島[呪縛]』と同様、起きた事に主眼があるのではなく、監督が描こうとしたのは組織の中での人間。完成度は高いと思いますし、キャスティングは最近の邦画の中ではピカ一。堺雅人は嫌いな俳優ナンバー1といってもいいほどでしたが、本昨の中ではジャストフィットでした。日航機事故は題材なのである、ということをふまえた上で見れば、見ごたえはあります。抑制がきいてるからこそ、私は事故の悲惨さや理不尽さに涙も出ました。センチメンタルやお涙ちょうだいがきらいに人にとっては、むしろこういう表現のほうがしっくりきます。 但し、私には2点ほど、どうしても納得のいかないとこがありました。主に、後半。最後にカタルシスが得られないとこが、かなり不満です。でも、そういうのって最近の映画の作り方の傾向なんですかねえ。米映画の「ノーカントリー」でも、同じようなことを感じましたから。それと、不満な点にも通じることなんですが、原田監督は観客の期待や思い込みを裏切ることに勢力を注ぎすぎてる?と思います。映画作家として「自分はこうだ」という主張は必要だとは思うのですが、度が過ぎると、こういうことになるんだなあと。そこにももっと抑制をもりこんだら、もっと大物監督と思えるんですけどねえ。これでは、観客がおいてけぼりになってしまいます。 【おばちゃん】さん [試写会(邦画)] 8点(2008-06-12 21:45:11) 2.日航機の墜落事故をスクープする地方新聞の記者の話ですが、回想部分と現在部分の混ぜ方がいまひとつなのか緊迫感がありません。日航機事故の話と仕事の話、どちらも中途半端だったので見終った後に残るものがありませんでした。もしかしたら演技がオーバーアクションの俳優が多かったので、逆に醒めた目で見てしまったのかもしれません。螢雪次朗がいい味を出しています。 【omut】さん [試写会(邦画)] 5点(2008-06-12 13:06:50) 1.横山秀夫の原作を読んでいないと分かりにくい部分もあるかもしれないが、北関東新聞社内の映像化はかなり良い。映画全体としての出来もかなり良い。2秒も経たないうちに目まぐるしく変わるアングルは、現場の臨場感をひしひしと伝えてくれた。編集技術だけでなく、俳優陣もすばらしかった。中でも座敷席での悠木と等々力のやりとりには脱帽だった。ただ、どうしても、ラストシーンの違和感だけは否めなかった。残念だが、2時間半の枠にはおさまり切らなかったのであろう。原作を読み切ったあとの爽快感が味わえなかったこと・安西の存在が原作と異なる扱いであることで-2点とさせて頂く。しかし、スクリーンに居た悠木はまぎれもなく私の頭の中にあった“悠木和雄”そのものだった。 【SAEKO】さん [試写会(字幕)] 8点(2008-05-27 23:00:59)
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