みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
189.《ネタバレ》 クリント最高!この監督の映画は、いつ見ても秀逸。 何も無いようで、何かある。・・・泣ける。 【朴モグタン】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-07 12:33:28) 188.イーストウッドは一貫して、アメリカの現代を偏りのない目線で描くことに長けていると思います。だからそれ以外の国の人から見ると必ずしも共感できない部分があります。今作は、あくまでも標準的なアメリカを描いていて、それも淡々としており余韻の残る作品です。ただ私には後味の悪さしか残りませんでした。女の子や家族も結果として救われたとは言えないですね。ラストは、ゴッドファーザーか、ボニーアンドクライドかって言うくらい蜂の巣にされますけど、あれは映画俳優としては一度は、やってみたいシーンなんでしょうか? 【たかちゃん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-22 20:04:26) 187.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドが描いた現代の西部劇なのでしょう。混迷の現代ではもはや西部劇も単純な勧善懲悪作品にはなれず、あの夕陽のガンマンをもってしても、自分を犠牲にするという復讐劇。暴力には暴力で対抗する時代ではないというメッセージがこめられているのでしょう。それでも差別の連鎖は無くならないのだとしたら・・・。クリントイーストウッド作品では一番のお勧めです。歳取ったけど本当にすばらしい演技です。理髪店主とのやりとりがイイネエ。 【カボキ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-05 00:05:21) 186.イーストウッドに、人の生き様を見せる映画を撮らせたら右に出るものはいないと思う。 この、ミリオンダラーベイビーを見た際に感じた思いが、この作品で確信となった。 イーストウッドは、どうすれば観客の胸を打つかという見せ方を知り尽くしている。 言葉にしなくても突き刺さる凄惨な事実。 ラストシーンの、言葉では表せない格好良さ。 言葉での説明が無くても"見せ方"が上手ければ、そんなことは問題ではない。 そういうことを改めて深く思い知らされた。 見せ方を知り尽くしているのは、勿論今までの経験に基づいたものだと思う。映画人として、人間としての70年以上の積み重ねが、今のイーストウッドを作っているのだから。 映画界の生きる巨匠。 願わくば、これからもずっと、彼の作った作品を見たいと思う。 【Sugarbetter】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-27 16:23:57)(良:1票) 185.《ネタバレ》 イーストウッド渾身の力作といった感じで、一気に魅せてくれます。 ただ、私としては共感は出来なかった。感情移入できなかった。何故なら、主人公の下した決断がどうしても受け入れられないから。生と死を見つめてきた彼の人生。その最期の時に自らの人生の幕引きをあのような形としてしまった彼の決断。おそらくは戦争体験を契機に只管貫いて来た彼の人生哲学。それを異民族の青年との交流が徐々に解きほぐし、そして迎えた彼の人生の終幕。理屈では解るけれど、やはり受け入れられない。月並みな言い方かもしれないけれど、遺されたものの心の平穏はどうしてくれるのだ。傷付いた若者の心は、彼の死によって救われるとでも言うのか?特にスーの心は。スーの胸に灯っていたのは、ある種の恋心だったのではないのか?更に街のクズどもも極刑や終身刑にはならないだろう。必ず帰って来る。その時、何が起こるのか。それは考えなくてもいいのか? あぁ釈然としない。 【タコ太(ぺいぺい)】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 23:25:44) 184.こういう頑固な老人になりたいものだ。でも、70超えて若いチンピラ相手にタンカきるほど強く離れないし。でも、なんか一つでもいいから男の美学ってやつを持っていたいものだ…。なんてことを考えました。 【木村一号】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-12-31 22:12:07) 183.《ネタバレ》 イーストウッドは本作で俳優業を引退すると語っていますが、それは非常に残念なことではあるけれども、しかし引退作としてはこれ以上ないほどの素晴らしい作品だったと思います。 本作は多民族国家米国の現実と、共生、戦争、赦し、戦うこと、生きること、死ぬこと、様々なテーマが重層的に描かれており、人々は作品のそこここに自分なりに琴線に触れる部分や共感する部分をみつけることになると思います。 それを80年近くの人生を生きてきたイーストウッドが暖かい目線で包み込んでいきます。 「荒野のガンマン」「ダーティハリー」と悪党を問答無用に鉛玉で倒してきたイーストウッドのキャラクターが、本作にいたって大きく成長し、新しい次元に到達したような感慨を憶えます。 彼の監督作品、特に「許されざる者」など90年代以降のものは、プロットだけ辿れば激しく荒々しいものなのですが、しかし実際の作品中に流れるのはとても穏やかで静かです。 そして彼の作品が独特なのは、多くのハリウッド欧米系作品が「生きること」を大きなテーマにしていることに対して「死ぬこと」「死に様」を要に持ってきているところだと思います。 本作の主人公ウォルトの「死に様」を、僕は大変羨ましく思いました。 ウォルトは自分なりの「義」を最期まで貫き通しました。たとてそれが不器用ではあってもそれが彼の人生だったのです。 ハリウッド作品にありがちなご都合主義や楽天的ラストを拒否しながらも鑑賞後に決して後味を悪くさせない、イーストウッドの作品。 スクリーンの向こうに生きる登場人物の、エンドロールのその先に続いていくであろう彼らの人生に思いを馳せたくなるのです。 【ロイ・ニアリー】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-12-09 13:09:01)(良:1票) 182.《ネタバレ》 カッコよすぎ。石碑を立てて、何百年も語り継ぐべきですな。 【ケンジ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-12-05 21:38:05) 181.事件と言うか出来事と言うか、展開が唐突過ぎて最後までのめりこめなかった。冒頭から中盤から最後まで「こう展開させたいのでこういう事件を起こそう」という意図が見えてしまって実に残念だった。例えるならば、私もブックのあるプロレスの試合をそれと知りながら楽しむファンではあるが、今まで最強のコンビを組んでた同士が互いの誤解から憎悪を募らせ、イザ血で血を洗う抗争に発展するか!という瞬間に、美女がリングに上がって「あなたたちは、本当は兄弟なのよ!」と言っていきなり「兄さん!」「弟!」と泣いて抱き合うような、そんな感じ。最後の和解が予想できるようなブックだとしても、もっとやりようはあるだろう!と突っ込みたくなる。とりあえず少年とお姉さんは素晴らしい演技だった。せつなさが伝わってきて感情移入できる。が、一度見たらあとは忘れてしまう類の映画ではあった。 【DeVante】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-11-23 11:48:31)(良:1票) 180.《ネタバレ》 隣人が暴行された後の終盤の雰囲気が重々しく、またストーリー展開がベタになりかかっていたため、後味が悪くなりそうだなと思って観ていましたが、最期のライターに救われました。かなりの頑固爺がけっこう簡単にお隣さんと仲良くなってしまったり、ただのチンピラ風情が洒落にならないほど銃乱射してきたりなど、展開が唐突すぎると感じた部分もありましたが、ラストはイーストウッドが自らの引き際を演じているように思えてグッときました。 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-10 18:08:31)(良:1票) 179.《ネタバレ》 そもそも交流を深めなければ何も起こらない平穏な日々を送れたはずなのに、関わるから。近所付き合いは極力控えたほうが良いということを学びました。 【いっちぃ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-31 18:35:43) 178.予期していたのと反対の結末がよかった。なかなかよい映画です。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2010-09-23 21:14:28) 177.《ネタバレ》 もっと陰鬱な映画を想像していたので、意外に楽しめました。タオと打ち解けてゆく一連のシーンは心が温まります。ビールとタバコが美味そうで、自分も観賞しながら何本のビールとタバコを消費したことか。ウォルトの死には切なくなりましたが、遺書が読み上げられるシーンではホッとした感じに。メイキングを見たら、イエローギャングを演じた俳優たちが普通のアンチャン達で更に心が和んだり。自分は登場人物たちの差別用語はそんなに気になりませんでした。 【キノコ頭】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-19 16:11:30) 176.《ネタバレ》 それほど評価される作品でしょうか、私には分かりませんでした。不愉快に思う部分が多く全体の印象が悪いのもそうですが、まとまりが無いもののような気がしました。本編では命と引き換えてまで強引に終幕させましたが、引退と言っても健康であれば周りが放っておかないでしょうから、監督業も含めてますます頑張って欲しいところです。 【HLB傭兵】さん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-18 08:16:02)(良:1票) 175.《ネタバレ》 ほんと良い映画をみたなぁと思える作品。不器用なじいさんがお隣さんとどんどん交流を深めていくシーンを見ていると心が暖かくなります。物語の台詞によく入る悪態をつく言葉もクスっと笑える感じなので良いスパイスです。最後のシーンはダーティーハリーばりにチンピラどもを蜂の巣にすると思ったのですが、まさか蜂の巣にされちゃうとは・・・。先が長くない自分の命を引き換えにタオとスーに安息の日を与えたかったのでしょうね。あとは親愛なる友人にグラントリノをあげたかったんだろうな。とにかく良映画でした。 【とむ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-11 16:00:55) 174.チンピラは人種を問わず屑だと実感しました。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-29 23:07:23)(良:2票) 173.《ネタバレ》 まず最初に書いておきたいのですが、タオの家が襲われて以降のあの一連の物語の流れ、あれに関しては僕は釈然としない思いを拭い去れません。僕自身は、「死をもってささげる好意よりも生きたままで持ち続ける交流の方が守りにくく、それだけに一層そちらの方が尊い」と感じるからです。それに普通に考えても、「復讐よりはまずは『警察に通報』だろう」と考えてしまいます。ましてや映画の中盤まで、あれだけ「掛け替えのない」交流を深めてきたウォルトとモン族(とりわけタオ)との「関係」があるのだし、たとえウォルトが病気で死にかけていたとしても(もしかしたらそれゆえ先が長くないだけ余計に)、残された時間における彼らとの「関係」は一層貴重なものになるのではないかと思ってしまうのです。 また、「『あいつら』がいる限りタオとスーには平和は訪れない」といった内容のウォルトのセリフがあり、そのセリフの意味に乗っかった上でのあのラストの展開がやってきますが、僕はあれも結局は対症療法でしかなく、厳しい(そして身勝手な)言い方になってしまいますがそれは最終的にはタオ自身の問題の解決になっていないのではないかと思うのです。劇中のタオ自身には、劇が進むにつれて「たくましさ」の感触が少しずつ感じられてくるのですが、それを差し引いてもなお、「『あいつら』みたいな『やつら』がゴロゴロいるこの世界にあって、あんな解決ではタオ自身が、この先自分の力だけで新たな『あいつら』に対処していけるかわからない」という気持ちが残ってしまいます。 ・・・と、ここまで不平みたいなものを述べては来たのですが、しかしそれにも関わらず、僕はこの映画が大変好きになってしまいました(今回レンタルで見たのが初見です)。それは何を置いても、劇中でのウォルトとモン族、そして言うまでもなくタオとの交流が非常に心温まるものに感じられたからです。同胞であるモン族のギャングたちは「一人前になるための儀式」としてタオにグラントリノを盗ませようとしますが、本当に「一人前」になるためのきっかけを与えてくれたのは、そのグラントリノの持ち主である異人種の老人であり、また血を分けた家族の中で寒々とした思いを味わい続けてきたウォルトの心を再び暖めたのは、やはり異人種の人々であり、とりわけ一人の少年の存在でした。 僕自身は以上の理由から、単純に彼ら二人を「精神的境遇の似た者同士」と見ていたような気がします。そしてそんな潜在的な「似た者同士」を、全くの異人種間でお互いが見出したことが、僕にはとても印象的でした。 また上記僕の不満めいた感想にもかかわらず、例えばラストのあのウォルトの遺言状の口ぶりが、相変わらず辛辣な皮肉屋っぽい響きを失っていなかった点などによって、何だかんだ言ってそういうご都合主義的なように見えるところまで「これは映画だ」と割り切らせる気持ちにもさせます。そしてその結果、映画を観終わった後に残るのは、僕にとって一番印象深かった「老人と少年の交流、そして双方の成長」という大変優しい、そして力強い光景なのです。 【マーチェンカ】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2010-08-14 12:24:18)(良:3票) 172.クリント・イーストウッドを見る映画。 私は特別彼が好きなわけでは無いが、あまりの渋さにため息が出た。 ストーリーは格別良いというクオリティでは無いかもしれない。 撮り方も巧いというわけでも無い気がする。 ただ、この世を去っていく愛すべき男の哀愁が漂う。 【タックスマン4】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2010-08-12 12:59:47) 171.典型的なるアメリカ正義。 勿論鼻につくところは一杯有るけど それを補ってあまりある、ラスト。 我知らず、涙しました。 【leo】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-08-07 21:48:23) 170.《ネタバレ》 ハートフルストーリが次第にシリアスなり、いったいどんな落ちが待っているのか期待しながら観ていると、爺さんが命と引き換えに事件を解決... そう来たかーといった感じでした。やっぱり、クリントイーストウッドの映画と覚悟して観るべきでした。 ファーストインプレッションは、 古き良きアメリカの強さと正義を愛し、現代の軟弱アメリカ人どもを 憂う爺さんことクリントイーストウッドから若い世代への 「若者よ常に正義であれ強くあれ」といったメッセージと受け止め、いい映画のような感じがし、目頭さえ熱くなる思いでした。多分自分がアメリカの片田舎の白人だったらこの時点で感動して終わるとこなのでしょう。 しかし、同じアジア人の私としては、アジア人の同じ民族の中の争い(なおか親戚をレイプ)ってところが、どーしても引っかかって納得できなかった。 なぜアジア人同士の争いという設定なのか? 朝鮮戦争退役軍人という老人の設定との関係は何なのか? 主人公の爺さんがアジア人に殺されて死ぬ必然性はあるのか? などと考えていくと、 この映画が、”朝鮮戦争ではアジア人同士の争いを、武器でアジア人を殺すことで救った白人老人が、 今度は、アジア人同士の争いを、アジア人に殺されて死ぬことで、武器無しで救ったという構図になっていることに気づき、 結局のところ、この映画が言いたかったことは、 朝鮮戦争と同様に、争いごとを起こすのはいつだって有色人種ということなのか? 有色人種は、親戚の女の子をレイプする鬼畜か?正義と平和を守るのは白てことなのか???? ...とこの映画の印象がまったく変わってしまって、だんだん腹が立ってきました。 上記の考えは、自分が考えすぎかもしれないし、 グラン・トリノをもらった少年は喜んでいたし、少女が救われたことは良かったし、 何より、クリントイーストウッド爺さんがかっこよかったし、 もうクリントイーストウッドは出てこないらしいのであんまり悪く解釈せずに、 いいところもあったので、5点ってことにしておきます。 この映画のチンピラの設定がもし老人と同じポーランド系白人移民(さらにクリスチャン)で、 このポーランド系白人がアジア人をレイプし、無宗教の老人が体をはって救い命を落とすといったストーリーだったら、10点満点だったんですけどね。 【うどん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-08-07 12:49:31)
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