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シャーロック・ホームズ(2009)

Sherlock Holmes
2009年【米・独・英・豪】 上映時間:129分
アクションコメディアドベンチャーシリーズものミステリー小説の映画化
[シャーロックホームズ]
新規登録(2009-08-08)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2024-01-10)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-03-12)


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監督ガイ・リッチー
演出鍛治谷功(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストロバート・ダウニー・Jr(男優)シャーロック・ホームズ
ジュード・ロウ(男優)ジョン・ワトソン
レイチェル・マクアダムス(女優)アイリーン・アドラー
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)ヘンリー・ブラックウッド卿
エディ・マーサン(男優)レストレード警部
ロバート・メイレット(男優)ドレジャー
ジェラルディン・ジェームズ(女優)ハドソン夫人
ケリー・ライリー(女優)メアリー・モースタン
ハンス・マシソン(男優)カワード卿
ジェームズ・フォックス〔男優〕(男優)トマス・ロザラム卿
ウィリアム・ホープ〔1955年生〕(男優)スタンディッシュ大使
クライヴ・ラッセル(男優)タナー船長
ブロナー・ギャラガー(女優)手相見の女 フローラ
藤原啓治シャーロック・ホームズ(日本語吹き替え版【ソフト】)
森川智之ジョン・ワトソン(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐古真弓アイリーン・アドラー(日本語吹き替え版【ソフト】)
加藤亮夫ヘンリー・ブラックウッド卿(日本語吹き替え版【ソフト】)
後藤哲夫レストレード警部(日本語吹き替え版【ソフト】)
園崎未恵メアリー・モースタン(日本語吹き替え版【ソフト】)
村治学クラーキー巡査(日本語吹き替え版【ソフト】)
咲野俊介カワード卿(日本語吹き替え版【ソフト】)
小林修トマス・ロザラム卿(日本語吹き替え版【ソフト】)
土師孝也ジェームズ・モリアーティ教授(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木敏タナー船長(日本語吹き替え版【ソフト】)
楠見尚己(日本語吹き替え版【ソフト】)
大滝寛(日本語吹き替え版【ソフト】)
大塚芳忠シャーロック・ホームズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
堀内賢雄ジョン・ワトソン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
沢城みゆきアイリーン・アドラー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚明夫ヘンリー・ブラックウッド卿(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
樋浦勉レストレード警部(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大友龍三郎ドレジャー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
竹口安芸子ハドソン夫人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
田中敦子〔声優〕メアリー・モースタン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小山力也カワード卿(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚周夫トマス・ロザラム卿 / タナー船長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
宝亀克寿スタンディッシュ大使(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石塚運昇ジェームズ・モリアーティ教授(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
糸博(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
木村雅史(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂詰貴之(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
白熊寛嗣(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
伊藤和晃(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
間宮康弘(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作アーサー・コナン・ドイル(キャラクター創造)
脚本サイモン・キンバーグ
音楽ハンス・ジマー
編曲ブルース・ファウラー〔編曲〕
リック・ジョヴィナッツォ(ノンクレジット)
撮影フィリップ・ルースロ
製作スーザン・ダウニー
ジョエル・シルヴァー
ダン・リン
スティーヴ・クラーク=ホール(共同製作)
製作総指揮ブルース・バーマン
マイケル・タドロス[製作]
制作ブロードメディア・スタジオ日本語版制作(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
配給ワーナー・ブラザース
特殊メイクマシュー・スミス
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
フレームストアCFC(視覚効果)
美術サラ・グリーンウッド(プロダクション・デザイン)
ケイティ・スペンサー(セット装飾)
衣装ジェニー・ビーヴァン
日本語翻訳アンゼたかし(日本語吹き替え版【ソフト/ テレビ朝日】)
動物グラッドストーン
その他ビル・ドレイパー〔その他〕(プロダクション総指揮)
あらすじ
19世紀末のロンドン。若い女性を狙う猟奇殺人が連続する。警察の捜査が進まない中、名探偵シャーロック・ホームズが捜査に協力、彼は持てる能力を駆使して犯行現場を突き止め、犯人のブラックウッド卿が逮捕される。そしてブラッグウッド卿は絞首刑となるが、不気味な復活宣言を遺すのだった。やがて報される卿の復活。ホームズは裏に潜む恐ろしい策謀を知り、それを阻止すべく助手のワトソンとともに戦いを挑むのだった。 数多く映像化されたコナン・ドイルの「シャーロック・ホームズ」を斬新な表現でガイ・リッチー監督が描く。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2012-05-03)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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27.《ネタバレ》 コナン・ドイル好きの私ですが、ホームズとワトソン君を武道派にしてアクションシーンを盛り込んだのは、良いアレンジだったと思います。お話の方ですが、コナン・ドイルと言うよりはカーター・ディクスンの様な、オカルトと宗教が科学によって成り立っている展開は個人的に好きなので、映画としては結構満足しました。
その他にも、ホームズの初対面の人に対しての分析、ベイカー街221B、モリアーティ教授などシャーロキアンが観るとクスリと出来る要素が入っていたのも面白い。 民朗さん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-28 20:49:37)

26.《ネタバレ》 ダウニーJrのホームズのキャラは「アイアンマン」のスタークスとかぶってるしストーリーや雰囲気は「天使と悪魔」には負けてる感じだし、途中、ラスボス?(教授)は今回じゃ姿出さないな・・・というのもバレバレで次作があるのも分ってしまうし、全体的にイマイチな印象でした。 よりさん [映画館(字幕)] 5点(2010-03-24 17:11:16)

25.とてもおもしろかった。今まで見たことのある「シャーロック・ホームズ」とはテーストが異なるが、まったく問題無し。 センブリーヌさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-24 01:48:10)

24.欧米発「やおい」映画キター! 腐女子文化がアングロサクソンにも浸透したのかと確信してしまうほど、ロバート・ダウニー・ジュニアとジュード・ロウが組んず解れつ、付かず離れず、ステキ光線だしまくり。2人のイチャイチャっぷりが楽しさの約半分を占めますが、演出のテンポもよく、薄汚れたロンドンの雰囲気もおもしろく、見どころは満載。あちこちの映画館で満席が続いているようですが、これなら納得。映画らしいダイナミズムもケレン味もたっぷりなので、ぜひ映画館で見ることをおすすめします。 ケルタさん [映画館(字幕)] 9点(2010-03-23 11:46:32)

23.★ぼくも「シャーロキアン」ではありませんが、ホームズ・ワトソンのコンビはおそらく詳しい人から見てもなかなか上手く原作のキャラをアレンジしてるんじゃないかと思います。 ★だらしないホームズが、かっこいいワトソン博士に精神的に頼ってる図ってのもなかなか日本のアニメっぽい設定です。そういやホームズはどうしても最近作の「戦うCEO」氏がアタマに浮かんじゃうのが難ですが。あの社長も執事に怒られてたっけ(笑)? ★昔のロンドンの薄汚さ、異国趣味雑多な感じは面白かったです。あと作りかけのロンドンブリッジ?なんてのはCGの発達した今じゃなきゃ見れない光景なんで、こういう使い方はいいですね。 ★イギリス民謡・舞曲を思わせる音楽もいい。ただあれはイングランド?なんとなくアイルランド系の音楽に聞こえるんだけど(すいませんよくわかってないです。頓珍漢な指摘だったらごめん) ★ストーリーはそこそこ。どうして映画になると起こる事件って、みんなあんな大げさになっちゃうんでしょうね。普通に、貴重な宝石強奪!とか政府の高官暗殺!とかそれくらいでいいじゃないですか(普通じゃないか)。しかもいろんな人物の視点からどたばたどたばた、おかげでこの映画、推理モノじゃなくてただのアクション映画に少々の推理をくっつけた、それこそよくある映画になっちゃった。 ★せっかくホームズなんですから、次回作、作っていただいてけっこうですので、そのへんの正統的面白さも加えてください。あの尺ならもう少し無駄な部分削って出来ると思う。 wagasiさん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-22 23:14:04)(良:1票)

22.《ネタバレ》 随分と武闘派なホームズとなっている。つまらなくはないのだが、中だるみアリで期待していたものとはなんか違う感じ。重要な謎解きがさらさらと進んでしまい、どちらかというとアクション重視な内容になっており、力技で「はい、解決ね」。ストーリー展開も、「不二子ちゃん」がいるせいで「ルパン三世」な匂いがする。ラストでいろいろ種明かしをしてくれるし、宿敵のあの教授も出てくるので、売れたら続編あるんだろうなと。原作当時のロンドンの汚さや風俗を感じさてくれる映像は非常に買うが、全体的にもっと面白くなりそうな雰囲気があるので惜しい。 しぇんみんさん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-22 22:52:15)(良:1票)

21.《ネタバレ》 大好きなシャーロック・ホームズをガイ・リッチーがどう料理してくれるのかと観る前から楽しみにしていた。ロバート・ダウニー・ジュニアのやさぐれホームズに、ジュード・ロウのイケメンワトソン。レストレード警部にアイリーン・アドラー、ハドソン夫人、そして「教授」と、おなじみのキャラが勢揃い。19世紀末のロンドンを再現したセット&CGも雰囲気抜群でまずは楽しめた。グラナダTVのワトソンはホームズの引き立て役といった感じで少々お間抜けなキャラだったが、本作ではホームズの相棒として対等に渡り合い、むしろホームズの方がワトソンに依存している節がある。この二人のキャラが最高に立っていて、作品に求心力がある。推理が貧弱だとかアクションが多過ぎだとか演出がせわしないだとか、まあ色々文句はあるのだが、エンターテインメント大作として上出来の部類でしょう。このキャスティングで是非続編を期待したい。 フライボーイさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-22 01:01:05)

20.シドニー・パジェットの挿絵から抜け出たようなオーセンティックなシャーロック・ホームズはグラナダTV版があるので作る必要はないし、好かないガイ・リッチーがホームズ・エレメンツを使って暴れてる感じですが、まずまずなエンタメ・ホームズ? グラナダ版にも出演経験のあるジュードのワトスンには大方の観客がOKをだすでしょうが、ダウニーJr.のホームズは英国英語発音もふくめてちょっとな~~(ヤク漬けのイメージ合致はともかく、戦う社長トニー・スタークの方があってない?) 2人の女性キャラ、アイリーン・アドラー(ボヘミア国王と別離後結婚した夫と離婚? 峰不二子キャラはヤだな)、メアリー・モースタン(この中では「四つの署名」は存在しないようですね)も魅力薄。 リッチーは「ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎」をジュブナイルでも同じホームズ物のバリエーションとして意識していたでしょうし、似た印象をもつものになっています。(まがまがしい秘密結社的な邪教集団、モリアーティの影) 高名な人物の落し胤であるブラックウッド卿の出自は「プライオリ・スクール」的かな。 クライマックスの建設中のタワーブリッジ(1894年完成)は今の技術でないと見られない光景。 ヴィクトリア朝のロンドンを小綺麗でなく生々しく描いたのはいいし、「ワトスンに冷たくされるとサミシイ」ホームズはやはり観客のツボ♪♪♪ 正統派ミステリーファンはホメない映画でしょうけど、仕方ないかな。 フィッシュ&チップスはああいう風に食べてるとおいしそうに見えます。 レインさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-21 13:11:06)(良:1票)

19.《ネタバレ》 “新しいシャーロック・ホームズ像”を描くという点では、ホームズの大ファンというイギリス人監督のガイ・リッチーを起用したのは頷ける。
既成概念に捕らわれないガイ・リッチーらしい切り口で物語を構成し、独特の演出・手法がいいアクセントになっており、テンポのいい展開を生み出している。
ただ、往年のホームズファンからは、この目まぐるしい展開やカット割りについていけない、こんなのホームズ、ワトソンじゃないとか言われてもしょうがないかも。
じっくり謎解きを楽しみたい、またホームズのトリック解説を見ものだと思ってる方には少々物足りないかもしれません。ガイ・リッチーが監督では、好き嫌いハッキリ分かれそうです。
余談ですが、オープニングのクレジットロゴ(路面をデザインしたもの)やエンドロールがかっこよかった。 シネマブルクさん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-21 12:12:23)(良:1票)

18.ホームズに関してはシャーロキアンではありませんが多少原作を読んで知ってる程度。 今までのホームズのイメージを脱却させたのは冒険だと思いますが、原作やドラマ版にそれほど思い入れはないのでアクティブでエネルギッシュなホームズ像はなかなか面白かったです。探偵らしい推理の面では期待外れでしたけど世界観はよく出来てます。 原作などではホームズより格が落ちるちょっと間抜けな相棒程度だったワトソンが同格的な活躍を見せるのも悪くないし、全力でワトソン依存症なホームズも微笑ましい。ホームズが唯一愛した女性アイリーンとワトソンの婚約者も、ホームズ、ワトソンとそれぞれ微妙な三角関係を形成していて雰囲気が良かった。ブラックウッド卿も邪悪でミステリアスな雰囲気を醸し出してて良かったけど、今作でも軽く出ていたホームズ最大のライバルであるモリアーティを今後どう持ってくるか楽しみですね。 ロカホリさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-20 20:54:02)

17.《ネタバレ》 まずロバート・ダウニーJrとジュード・ロウは素晴らしかったとは書いておきます。従来のホームズ&ワトソンとは違う現代的な要素を取り入れたキャラと世界観には全く文句はありません。でも・・目まぐるしく展開が変化する手法は別にいいんですけど、この映画の場合はその手法が物語とキャラをとっ散らかしてる印象にさせてるとしか感じないんですよ。その影響かアクション・シーンの見所が詰まっているのに全体のメリハリが損なわれているので、観てて盛り上がらず退屈に感じるんです。あとは悪役のブラクウッド卿の心霊現象の諸々の謎解きですけど正直、『ショボ・・』買収して看守に演技させてたって何だよ・・トリックでも何でもないですよ。とにかく悪役が大袈裟な雰囲気出しているのにやっている中身はショボイし見せ方もショボイ・・まぁ失笑です。他にやりようがあったんじゃないのかなぁとつくづく思いました。あと一応ヒロイン的な立ち位置のアイリーンの存在の薄さはにもびっくり、観ていて『この人、必要?』と思いました。峰不二子的ポジションに置きたいのか知りませんけどキャラの書き込み不足にも程があるので(別にこのキャラの素性を全部、語れとか言いたい訳ではありません)。ただロバート・ダウニーJr.の軽妙で逞しいホームズが本当に素晴らしいので、彼の出ているシーンはちゃんと魅力的に見えてしまいます。ワトソン君の関係も面白いしなぁ・・だからこそ他の部分の不満が多いのが本当に残念!(あっエンドクレジットも良かった)これほどの素材がありながら映画全体は見掛け倒しの並みの出来になってしまったガイ・リッチーという監督の手腕に疑問を抱かざる得ません。はぁ・・ロバート・ダウニーJr.とジュード・ロウのコンビの良さにおまけの5点です。 まりんさん [映画館(字幕)] 5点(2010-03-20 20:18:59)

16.面白い映画と面白くない映画を分ける要素は何だろう?

予告は面白そうだったんだけどね。 幸志さん [インターネット(字幕)] 3点(2010-03-20 00:22:12)

15.《ネタバレ》 うーん、ストーリーは単純なんだけど、セリフとか撮り方がゴチャゴチャした感じがして、頭の悪い私には楽しめませんでした。推理や種明かしの部分が速すぎてついていけない・・(笑)

シャーロック・ホームズって、今までよく知りませんでしたが、あんなに強いキャラクターだったんですね。
格闘シーンになんだかブルース・リーの匂いを感じるなと思ったら、ファイトシーンの顧問にクレジットされてるエリック・オーラムって人は、ブルース・リーの学んだ詠春拳っていう拳法の先生なんですねぇ。 かすおさん [映画館(字幕)] 5点(2010-03-18 21:01:49)(良:1票)

14.《ネタバレ》 つまらなくはないが、期待度が高かっただけに少々物足りなさも覚える。全体的にドキドキ感やワクワク感には乏しく、爽快感やサプライズも感じられなかった。もっとホームズを危機やピンチに陥らせて、もう少しハラハラさせた方がよかったのではないか。危機に陥ったとしても明晰な頭脳で切り抜けたり、本当に危険な際にはワトソンが助けてくれたりしないと盛り上がらない。屠殺場でのアイリーン救出劇や大爆発といった展開はもちろん用意されているが、基本的には予定調和気味の仕上がりといえる。
アクションをメインにしてもよいが、ホームズらしい謎解きという要素がほとんど見当たらないのも残念だ。ホームズがおかしな動きをしたり、やたら変な物をクローズアップして、伏線的なものはきちんと張っているが、観客が推理するという仕掛けにはなっておらず、観客はやや置き去り気味となっている。最後に一気にネタ晴らしされても、「ふ~ん、そうだったんだ」位にしか感じられない。
その肝心のトリックや謎や陰謀も分かるごとにテンションが下がってしまった。自分に従わない国会議員を殺すというどうしようもないネタには拍子抜けであり、トリックは古典的かつ既視感があるだけではなくて無理があるものばかり。ブラックウッド卿自身にカリスマ的な“悪”が見えてこないのもマイナスだ。
そのようなネタやトリックを無視できるほど、ホームズとワトソンの相棒愛やコンビが光っていたかというとそうでもない。ロバート・ダウニーJr.は頭脳明晰ではあるものの、人間的にやや足りず、女には甘いというルパンⅢ世のような親しみやすいユニークなキャラクターには仕上がっているが、アイリーンは峰不二子、ワトソンは次元や銭形のようなキャラクターには仕上がり切っていないため、肝心のホームズとワトソンの友情や信頼感などをそれほど深いものだとは感じられなかった。
変装して彼を見舞い治療するという姿にはやや驚いたものの、それだけでは足りない。
モリアーティ教授の登場は嬉しいが、こちらもどうしようもない動機にはテンションが下がる。モリアーティ教授を登場させるくらいならば、ホームズもブラックウッド卿も実はモリアーティ教授の掌で転がされていただけ、事件は何も終わっていない、むしろ今から事件が始まるというオチくらいのものを出して欲しいところ。
そうしないと続編に対する期待感を欠くこととなるだろう。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-15 21:03:57)(良:3票)

13.なんだよガイリッチー!やればできるじゃん!よくできた娯楽映画だと思います。これだけ魅力的なキャラクターを創ることができたら続編も期待できそう。みなさんおっしゃっている通り、予測と実践の格闘シーンがかなりおもしろいので、次回作が作られるならばここをもっと工夫してほしいなぁ。。

アイリーンがビビアンスーにしか見えなかった&メアリーぶす過ぎでこれなら自分でも結婚妨害しちゃいそう HAMEOさん [映画館(字幕)] 7点(2010-03-15 14:49:35)

12.まさかの、あれでした。悪くないと思いますよ。 ジダンさん [試写会(字幕)] 6点(2010-03-15 14:37:09)

11.《ネタバレ》 アクションパートは勿論、推理パートまでもオマケになってしまう程ホームズとワトソンのキャラ押し映画。
劇中の推理はほとんどが”時間を巻き戻して解説”パターンで、じっくり謎を解いていく楽しみもないし、そこまで感心したもんではなく、2人のキャラでこの映画の楽しみを7割近く占めちゃってる気がしないでもないんだが、これがとっても魅力的なのでしょうがない。ダウニーJr.のやさぐれキャラはそれだけでも2時間観ていられるほどやっぱりイイ。とにかくイイ。ジュード・ロウもダウニーJr.としっかり張り合っているし、レストレード警部もいい顔している。
また19世紀ロンドンの再現も素晴らしく、おかげでたっぷり世界観に浸れる。
ややセンスばかりが先行しがちなガイ・リッチー演出も今回は抑えめで、古き良き世界観の中にアクセントとして効いている。イメージで予告した後、実践というアクションも格好いい。ただこのアクションは何らかの形でクライマックスに生かせたんじゃないだろうか?殴り合いのシーンじゃなくとも、アイツが動いたらこれを使って、と思ったら予想外の動きに出て・・・みたいにしても面白かったと思う。まぁ同じ手を使っては飽きてしまうから控えたんだろうけれど。
ガイ・リッチー作品の中では作品全体と演出の調子が非常に整った、バランスのいい出来で、弱点はありながらも、物語、美術、世界観、演出、全て「シャーロック・ホームズ(とワトソン)」という人物を楽しもう!といった趣で、その点映画としては勝ちの作品で、しっかり楽しませてもらいました。 Sgt.Angelさん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-15 02:09:50)

10.《ネタバレ》 ロバート・ダウニー・Jrが演じるシャーロック・ホームズがイメージと違ってだらしな系で格好良かったです。
(私のシャーロック・ホームズのイメージは、原作の何作品かと、NHKでやっていた犬のホームズのアニメと、NHKの海外ドラマです。)

脚本や撮り方も面白く、2時間14分飽きずに観れました。
一瞬で観察した人の職業やら秘密やらをズバリ見抜く推理力や、拳闘の強さが原作通りで楽しめました。
相手の動きを予測して動く格闘シーンも、先にスローの映像を使ってホームズの予測を先に見せてくれるのでバッチリ予測がはまる様が見ていてスカッとします。

ホームズが、一方的に敵にやられて後手後手に回っているように見えますが、最後に一気にネタばらしするところで、ホームズはすでにトリックのいくつかを推理していたことが分かります。
墓の石を拾ってなめているところや、麻痺を引き起こす植物に着目しているところ、レストレード警部と結託してわざと敵に捕まるところなど、ちゃんと推理して、敵に近付くための手も打ってます。

見終わってから、物語の構成上、推理のネタばらしを最後に持ってきたのは、「ダークウッド卿は本当に黒魔術を使うのか?」あるいは「この作品のホームズは、事件の推理ができないんじゃないか?」と観客に思わせるための製作者側の意図だったことに気付きます。

久々に映画館でワクワクしながら楽しめた作品です。

最後に、ホームズの実験に供されるブルドックくんの姿が愛らしかったです。 かずろうさん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-14 18:40:36)

9.《ネタバレ》 「『ホームズ』ってなんで『ヤング』といい、犬アニメのヤツといい、これといい、映像化されるとアクションアドベンチャーになっちまうワケ?」と見る前はちょっと苦々しく思ってたのですが、見終わって「まあ、面白ければいいや」と。アドベンチャーワールドと化したロンドンを舞台に繰り広げられるミステリーアクション、既存のキャラをヒネる事で生まれる面白さも手伝って、ワクワクドキドキ楽しめました。イメージで動きを予告して、実際は超速!ってアクションや、凝った編集も楽しく、独特な雰囲気の音楽がこれまた良くて。ホームズはちょっとアイアンマンの社長とイメージがダブっちゃうし、筋の運びが雑だったり(捜査シーンがいちいちアクションやスペクタクルになってドーン!とオチ付けて終了、みたいな)、議員を全滅させたからって世界が変わったり、征服できたりするかぁ?みたいなツッコミどころはありますが、演出、美術デザイン、編集、音楽、特殊効果に独自の色を持っていて、魅力的な作品世界を創造する事に成功していたと思います。最後にあの名前が出て来るなんてのも定番ではありますが、やっぱり続編を期待しない訳にはいきませんね。ところで『ヤング』の方の続編も、ずーっと待ってるんですけど、マダ? あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 8点(2010-03-14 17:37:03)(良:1票)

8.《ネタバレ》 まず、この映画は、コナンドイルのホームズ物の設定を借りた、魑魅魍魎の住む魔界ロンドンを舞台にしたミステリー・アクション映画と感じました。テンポが速すぎて、ホームズ物の醍醐味である鋭い観察眼と溢れ出る知識を駆使した「謎解き」の面白さを端折ってしまい、最後にまとめて説明するという白けた展開になり、失望しました。さらに、ドイル物・ホームズが唯一興味を示した女性「アイリーン」が使い走りをしていた最強のライバルである「モリア-ティ教授」は姿を見せず、続編の臭いぷんぷんにも白けました。その他、特に気になったところを幾つか上げてみます。
▼アイリーン役は、もう少し知的でかつ妖艶な女優さんが望ましかったような・・・。
▼メアリー役の女優さんの雀斑の多さには幻滅しました。
▼結局、本当に「モリア-ティ教授」はリモコン装置が欲しかった為だけで、アイリーンを使ってブラックウッド卿の途轍もない陰謀を手助けしたのだったのでしょうか?自分が英国、さらには世界制覇を目論んでいたのではなかったのでしょうか?▼もっとも英国国会内に撒布しょうとした「青酸ガス」は、その前に回し飲みをした解毒剤で解毒出来る訳がありません。その辺は、少々脚本が杜撰に書かれていたと思います。「青酸ガス」の治療は、酸素吸入、亜硝酸アルミ吸入+亜硝酸ナトリウム静注etcと、絶対に内服薬のみでは解毒できません。▼そんなこんなで減点因子が多く5点となりました。 亜酒藍さん [映画館(字幕)] 5点(2010-03-14 16:30:34)(良:3票)

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【点数情報】

Review人数 127人
平均点数 6.06点
000.00% line
100.00% line
221.57% line
353.94% line
4118.66% line
52418.90% line
63527.56% line
73225.20% line
8118.66% line
953.94% line
1021.57% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review10人
2 ストーリー評価 5.35点 Review20人
3 鑑賞後の後味 6.41点 Review17人
4 音楽評価 6.22点 Review18人
5 感泣評価 3.58点 Review12人

【アカデミー賞 情報】

2009年 82回
作曲賞(ドラマ)ハンス・ジマー候補(ノミネート) 
美術賞サラ・グリーンウッド候補(ノミネート) 
美術賞ケイティ・スペンサー候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2009年 67回
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ロバート・ダウニー・Jr受賞 

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