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トーク・トゥ・ハー

Talk To Her
(Hable con ella)
2002年【スペイン】 上映時間:112分
ドラマロマンス
[トークトゥハー]
新規登録(2003-10-07)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-06-21)【Olias】さん
公開開始日(2003-06-28)


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監督ペドロ・アルモドバル
キャストハビエル・カマラ(男優)看護士 ベニグノ
ダリオ・グランディネッティ(男優)フリーライター マルコ
レオノール・ワトリング(女優)元ダンサー アリシア
ロサリオ・フローレス(女優)女性闘牛士 リディア
ジェラルディン・チャップリン(女優)アリシアのダンスの師匠 カタリナ
フェレ・マルティネス(男優)サイレント映画の男優
パズ・ヴェガ(女優)サイレント映画の女優
セシリア・ロス(女優)(ノンクレジット)
マリサ・パレデス(女優)(ノンクレジット)
ロラ・ドゥエニャス(女優)
松本保典看護士 ベニグノ(日本語吹き替え版)
山路和弘フリーライター マルコ(日本語吹き替え版)
魏涼子元ダンサー アリシア(日本語吹き替え版)
高乃麗女性闘牛士 リディア(日本語吹き替え版)
佐藤しのぶ【声優】ロサ(日本語吹き替え版)
稲葉実ロンセロ(日本語吹き替え版)
仲野裕アントニオ(日本語吹き替え版)
脚本ペドロ・アルモドバル
音楽アルベルト・イグレシアス
撮影ハビエル・アギーレサロベ
配給ギャガ・コミュニケーションズ
衣装ソニア・グランデ
字幕翻訳松浦美奈
あらすじ
交通事故で4年間昏睡状態のアリシア(レオノール・ワトリング)を献身的な愛情によって世話する看護士のベニグノと、昏睡状態の恋人を持つマルコは、お互いの境遇を話し合ううちに友情が芽生えてくる。2人の女性昏睡者に変化はなく、この状態がずっと続くかのように思われたがある日、ベニグノのとった思わぬ行動から事態は一変する。せつない異色のラブストーリー

花守湖】さん(2007-03-09)
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【クチコミ・感想】

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10.タイトルの出し方にアルモドバルを感じて、巻頭から不安な思い。で、映画自体は昔の彼女を思い出して涙を流した挙句、今の彼女にその事をとうとうと語る馬鹿男と、絶対に拒否されない究極の幸せを手に入れたストーカー男との友情物語? 見返りを求めない究極の寛容の感情が愛であり、相手に対して何か対価を求める様になれば、それは欲である。昔、「愛の無いセックスはそれなりに楽しめるが、セックスの無い愛は苦しいだけだ」という台詞を読んだ事がありますが、俗物である我々男と女はプラトニックには生きられないもんです。所詮この男達も女を愛し、女の幸せを望んでいたのではなく、自分の幸せだけを求めていただけのエゴイストです。ラストの二人を待ち受けるのも不幸以外の何物でもないでしょう、4点献上。 sayzinさん 4点(2004-02-07 14:19:37)

9.この映画で描かれるものは紛れもなく「愛」であるが、その形は非常に生々しく、奥深い。この愛の形は、人間が人間である以前にひとつの動物であること、その極めて本能的な愛を象徴している。ストーリーだけを追えば、何ともどろどろしく、嫌悪感さえこみ上げるものだが、ペドロ・アルモドバル監督の技量がそれを否定している。ひたすらに美しく、ひたすらに真摯に描き出すその映画世界は、人間の社会としての常識を超越した極めて濃厚な愛の映画として完成している。 鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2004-02-06 18:06:19)

8.切なくも醜い男の欲望。不遇な半生、哀れな末路に同情はすれども、所詮は変態。たとえそれが真実の愛だったとしても、対象にされた方はたまったもんじゃない。しかも彼女は、何の価値判断も、選択も、許されないのだから。ベニグノによる献身のおかげで、アリシアは綺麗なままでいられたわけだが、彼がそのあとトイレでマスかいてる可能性だってゼロじゃない。さらに彼はそういった行為に罪悪感を抱いてないからタチが悪い。彼は、健常者である。そこを忘れてはいけないと思う。ただきれいなだけで終わらなかったのはよかったと思うが、欲をいえば、もう少しベニグノを断罪するような展開でもよかったように思う。主題はタイトルにもあるとおり「会話は大切」なんだろうが、この展開ではストーカー礼賛と解釈する変態も少なくなさそうだ。カメラワーク、音楽を入れるタイミングなど、映画的にはそりゃもう一級品。 ドレミダーンさん 7点(2004-01-31 19:12:12)

7.ベニグノの醜い外見がよりいっそう愛情のグロテスクさを強調させているのですが、見返りを求めない植物状態の彼女にささげる愛は言葉では表現できないものを感じてしまいました。結局回復したのは愛をささげ続けた女性というのも皮肉な結末ですよね。真実の愛とはなんなんですかねえ? バチケンさん 7点(2004-01-12 02:15:06)

6.すごく好きな映画です。ベニグノが男前だったら一部の鑑賞者に不快感を与えることもなかっただろう。マルコとベニグノとの友情は泣ける。ただ、あのポスターは万人受けを狙ったがために騙された人も多いはず。家族で見る映画ではないです。 アレヒさん [映画館(字幕)] 9点(2003-12-11 22:09:39)

5.はっきり言って好きな映画じゃない。見終わっても嫌悪感すらある。見てるときはベニグノの一生懸命さにけなげさを感じてたけれど、植物状態の彼女にした彼の行為はとても看過できない。奇麗事を並べても、結局独りよがりのストーカーじゃないか、、って。でもいつまでも尾を引いて心に残る。いい気分の残り方じゃないけれど、インパクト(というよりショック)が非常に大きかった。特に映画の中のサイレント映画、縮みゆく男のシーンはテーマを象徴してるみたいなんだけど、、、<変更追記>点をつけるのがホントに難しい映画。嫌なんだけど否定もしきれない。複雑なんで中間の5点から気分的にマイナス1点ということで、、 キリコさん 4点(2003-10-27 22:49:01)(良:3票)

4.人の数だけ愛の形はあり、これも1つの愛の形。眠りから覚めたアリシアがあんなに瑞々しい女性でいられたのも、ベニグノの愛のおかげだったのかもしれない。そんな彼女がマルコと出会うわけだけど、こういったことが起こるのは映画だからじゃなくて、現実世界でも起こってくれたら、もうちょっと世の中ややこしくなくなると思うんだけどな。 Bridgetさん 9点(2003-10-22 23:14:46)

3.。「植物状態の女性に男性医師が恋をしてしまうストーリー」と聞いていて、懸命な医師の介護で女性が目覚める感動的な話なのかなと思っていたら、ぜーんぜんそんなことは無く、共感しかねる作品でした。特に植物状態の女性に対して・・・は、かなりきつくて嫌気が差しました。 暇人さん 4点(2003-10-18 12:15:28)

2.ペドロ・アルモドバル監督は人間の動物としての生々しさを描き出すことが非常に巧いと思った。この映画で描き出していることはもちろん「愛」であるが、それは人間の極めて本能的な部分であり美しさと同時に危うさを秘めているのだと思う。愛を体現する時こそ人間はもっとも動物的で社会的な常識などは超越した熱情に溢れるのだ。もしこういうテーマを他の凡庸な映画監督が描いたなら、その映画は嫌な意味であまりに痛々しくあまりになまめかしくて見れたものではないと思う。しかしアルモドバル監督はそのテーマ性を真摯に見つめ繊細な演出で紡ぎ出すことによって、一遍の美しい映画に昇華させている。 スマイル・ペコさん 9点(2003-10-14 15:47:16)(良:1票)

1.《ネタバレ》 強引極まりない設定と、途中からさらに出てくる無謀な展開。しかし、これを作品として成り立たせているのは、ひとえにベニグノ役の彼の絶妙な存在感だと思う。どこまでも物腰丁寧な控えめな青年でありながら、行動自体はストーカーそのものだし、発想も根っこの部分で何かが完全に飛んでいる(が、彼自身はそれに疑問を持っていないし、当然だと思っている)。そして、他者と自分の発想の違いにも実は気づいていて、その距離感も保っている(だから、平素のコミュニケートで支障を生じていない)。これが少しずれただけでも、単なる変態に堕ちるか、あるいは犯罪者そのものとして袋叩きになっていたはず。ストーリー自体はむしろ単純でありながら、何かがじわじわ浸食されていくような感覚でした。 Oliasさん [映画館(字幕)] 6点(2003-10-12 00:19:46)

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【点数情報】

Review人数 110人
平均点数 6.37点
000.00% line
100.00% line
221.82% line
343.64% line
41311.82% line
52018.18% line
61311.82% line
72926.36% line
81311.82% line
91210.91% line
1043.64% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review5人
2 ストーリー評価 7.28点 Review7人
3 鑑賞後の後味 6.12点 Review8人
4 音楽評価 8.40点 Review5人
5 感泣評価 6.50点 Review2人

【アカデミー賞 情報】

2002年 75回
監督賞ペドロ・アルモドバル候補(ノミネート) 
脚本賞ペドロ・アルモドバル受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2002年 60回
外国語映画賞 受賞 

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