みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
169.《ネタバレ》 主人公は命と引き換えに少年の未来を守りました。感動しました。しかし何度も観る気はしません。やっぱり、真面目に生きている人は幸せになってほしいんです。死んでほしくないんです。イーストウッド監督作品はこういうのが多いですね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(吹替)] 8点(2017-06-04 13:01:08) 168.良作には違いないですが、なんというか・・ 「重たい」です。皆さん高得点が多いようですが、こんなに重たい映画が好きですか?ホントに?? イーストウッドが監督した映画はチト重すぎます。個人的には彼の作った映画でバランスが良いと感じたのは「パーフェクト・ワールド」くらいです。それ以降は特に重たい映画ばかりで疲労困憊。しかし困ったことにどの映画も内容的にはかなりの高得点なので評価し辛いことが多いです。 今回のグラン・トリノも非常に完成度が高い映画ですが、、何度も見たいとは思わないのでこの点数です。あ、牧師さんパートは全体的に良かったです。セリフが深くてよいですね。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 5点(2017-03-17 16:00:36) 167.ぼんやりと見ても、真剣に見ても、ついつい考え込んでしまう。 どうやったらこんな画の中に生きることが出来るのだろう。 何年たっても、このような想いの食い違いだったり、 近場に災難を被ったりするのだろうけど。 人種、育ち方、本当の家族、自身の人生結論、 すべてがストーリーとして一つになって、 映画としてみられる。 これは自叙伝なのか、それとも。 少なくとも想像だけ、でつくることのできる映画ではないと想います。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 10点(2017-02-15 23:05:07) 166.自分が犯した過ちへの、正しいケリのつけ方。感動以上の感情は、一人で噛みしめるものらしい。妻に先立たれ、自分も余命僅かだろうことを自覚した男ウォルト。彼の自宅の隣に、異文化を体現したような東洋人が越してきたことで物語は動き始める。毛嫌いしていた隣人たちとの交流により、彼は新しい価値観を見出す。人生最後にできた若い友人。ウォルトは自動車工場に長年勤め、戦争で敵兵を殺したことも公言する。裕福でも、高学歴でも、由緒正しき家柄の出でもない。だが、彼は常に自分のことは自分で決め、一握りの財産を大切にし、そして責任を全うしようとしている。題名となっている『グラン・トリノ』という車も、その僅かな誇らしい財産のうちのひとつだ。若いタオに親切にすることも、彼には一人の友人として当たり前のことなのだろう。タオが同族の不良どもに付きまとわれて困っているとき、良かれと思って行なったことで、事件が起きる。逸るタオに彼は言う。「冷静になれ。考えろ。作戦をよく練るんだ。」隣人への償いのために、過ちを犯した自分へのケリを付けるために、彼は一人命を掛けて行動に出る。彼の静かな戦いは、まさに「本当に格好いいとはこういうことさ」ということそのものだ。そんな彼は「旧き良きアメリカ人」(またはアメリカそのもの)の具現者だった。ハナマル。 【しぇんみん】さん [DVD(吹替)] 8点(2016-11-20 13:36:01) 165.《ネタバレ》 スーツを新調し、整髪し、愛犬を預ける姿に、刑務所に入る覚悟を見たのですが。隣家の為に命を投げ出し、分身のようなグラン・トリノをタオに譲る。50年かけて揃えた工具が示す様に仕事一筋で子や孫の事は亡妻に任せきりだったのだろうか、あまりにも希薄な息子一家との絆がうら悲しい。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-09-27 14:56:30) 164.《ネタバレ》 クリントン・イーストウッドはこういう偏屈ジジイはほんとはまりますね。内容も面白かった!俺のグラン・トリノを貸してやるってセリフはシビレました。 【SUPISUTA】さん [DVD(字幕)] 9点(2016-04-16 08:58:54) 163.《ネタバレ》 初めて見た時は悪人の処遇に納得が行きませんでした。強姦致傷に殺人、おそらく余罪も多数あるだろうに有期刑?甘すぎる!死刑でしょ!とね。でもこれって劇中で「あいつらをぶっ殺してやる!」と声を荒げていたタオと同じじゃないか、と気付いてからようやく冷静に評価出来るようになりました。 良いシナリオですね。私が好きな言葉の一つに「人の一生の価値は、その人が何を手に入れたかではなく何を与えたかで決まる」というのがあります。ウォルトは病に侵されて残り僅かであった人生を使って、タオやスー達に平穏を与えました。彼の死は間違いなく価値のある物であったし、事あるごとに銃を取り出して物事を解決して来たウォルトが最期は銃を使わないと言う演出にも惹かれました。 【alian】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-11-21 22:25:37) 162.《ネタバレ》 頑固で孤高な感じで描かれる老人を掘り下げた映画。その実態は実は孤独で、隣の家の住民(モン族)とのわずかな交流から物語はゆっくりとスタートしてゆく。もう一人の主人公であるタオは、そんな彼との付き合いの過程でどんどんと成長してゆく。妻に先立たれてどんな人間にさえ冷たくあしらっていたコワルスキーだが、徐々に心を開いていく。決して派手ではなく、登場人物も少なめなので、そのぶんコワルスキーの心情にすごく焦点が当てられており、表情や動作ひとつひとつに重みがあった。タオにあれほど手取り足取り人生の勉強をさせていたのは、世界で一番美しいと思っていた亡き妻にかけていた愛情のベクトルをタオに向けたのだろうか。妻が逝った後の誰も近寄らないコワルスキーを人肌で支えたタオとスーは、最後はコワルスキーによって命に代えて守られた。最後は他の展開も考えられたのだろうが、この老人らしい不器用かつ思いやりのある生き様が表れていたと思う。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-10-13 23:08:32) 161.《ネタバレ》 偏屈で昔堅気で嫌われ者のアメリカ人のじいさんが 東洋の移民一家とひょんなことから交流し序々に打ち解け始める。 しかし一家はギャングから嫌がらせを受けていてそれがエスカレートし酷い暴力となっていく。 じいさんは一人ギャングのアジトに向かう・・・といった話。 クリントイーストウッド主演、監督。 現代風荒野の用心棒ですねー。 現代風としたのは単なるヒーローものではないからです。 決めポーズだったり絵面が西部劇っぽいのに主人公がすごく人間臭い。 最後は賛否両論なようですね。 俺は数ある西部劇の一つならいいけどこれを集大成とするならいやかなー。 なんにしても名作なのは間違いないです。 【Dry-man】さん [DVD(吹替)] 6点(2015-04-10 21:42:03) 160.映画館で観て「凄い映画だ」と思っていて、久し振りにもう一度観た。 これは名作と言っていい。何故生きながらえるのか、どう死ぬか、暴力にどう向き合うか、男とは、という多くのテーマを上手く描いている。神父との会話のやりとりもまた興味深い。主人公が見つけた自分の「最後の場所」が運命的。 目を背けたくなるところもあるが、最後まで観させる作品としての惹きつけも十分だと思う。 最後の海沿いのシーンで流れる静かなエンドロールも素晴らしい。 【simple】さん [映画館(字幕)] 9点(2015-04-05 15:39:52) 159.かなりおもしろかったねー 【Memento】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-12-13 01:46:54) 158.《ネタバレ》 グラントリノに象徴される古き良きアメリカ。色々な形で、時には形を変えて後世に伝わっていくのでしょうね。そしてこの映画自体もアメリカを伝えてくれます。 床屋のシーンが特に好きです。タオに驚いているウォルトと床屋さんのシーンは良かったなあ。 【さわき】さん [地上波(吹替)] 6点(2014-11-12 13:32:18) 157.《ネタバレ》 共和党支持でライフル協会に入ってそうな朝鮮戦争で勲章もらった老人(おまけに神父をからかう無神論者)が、ベトナム戦争の移民との交流により心情変化し(この過程は微笑ましくてよかった。家族との確執の描き方は松竹かと思えるほど)最後は自己犠牲で復讐の連鎖を終わらせる。これは斜陽産業である自動車産業(フォード工場勤務とトヨタ営業の親子ってのはちょっとベタだが)や移民・貧困・差別等々のアメリカの没落や病理を描きつつ、戦争批判したものなのだろうが、復讐の連鎖が終わるのは警察や裁判制度が機能しているから。テロとの戦いに翻弄され、裁判もせずにビンラディンを暗殺したアメリカはもはや世界の警察などではない。結果、復讐の連鎖は終わらず、延々と続いている。イーストウッドのメッセージは米人にどのように届くのか?所詮ファンタジーでしかないのか?この世から復讐の連鎖は終わるのか?なんか答えの出せないまま終わってしまいモヤモヤ感は残るが、正義の復讐ばかりを演じてきたイーストウッドによるこの難問提示がラストメッセージなのかと。 【東京50km圏道路地図】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2014-09-24 11:09:39) 156.しっかりした脚本としっかりした映像。 きちんと映画になっていていいんだけど すべてが古い。新しい何かを生み出していない。 18-19世紀に飛躍的に発展したクラシック音楽が、現代では新しい音楽を追い求めることもなく、10世紀以前から続く長い音楽の歴史に目を向けることもなく、ある限られた数百年の音楽だけを異常に高く評価する変な状況。 まさにイーストウッドの映画のよう。素晴らしい映画を見た満足感はあるものの、これまでにないもを創り出してやろうという野心的な思いがまったく伝わってこない古典には、ゾクゾクさせられない。 【aimihcimuim】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-06 10:37:23) 155.《ネタバレ》 (グッドウィルハンティングでも書いたが…) 男が男に車を贈る。これがこの映画の全てだと思う。車を贈られる側は贈られるだけにふさわしい男になり。車を贈る側も願いを込める。グラントリノという車がかっこいいのかどうかではなく、グラントリノに乗る男のかっこよさを成長と喪失を含めて描く。 【JF】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-08-28 14:45:30) 154.《ネタバレ》 おじいさん世代の主人公が信念を貫くという内容は、ハードボイルドな味わいもあり、なかなか良かったです。 【DAIMETAL】さん [DVD(吹替)] 5点(2014-08-27 15:18:19) 153.物語の骨格は良い内容だと思いますが、肉付けとなる身の回りの出来事や人間関係の描写に若干の不自然さを感じた分、共感もそこそこでした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2014-08-14 21:11:26) 152.すばらしい作品です。社会の表層しか見えていない人には、退屈に思えるかもしれません。 【cogito】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-07-30 18:59:34) 151.《ネタバレ》 再見。やはり何度見てもこの映画は圧倒的に面白い。 死に始まり死に終わる、葬式に始まり葬式で終わる。 今までそういう傑作は幾らでも存在したが、イーストウッドのこの作品は一味も二味も違う。淡々としているようで、あちこちに火種が転がってやがる。 物語は単純明快、「グラン・トリノ」という鉄の馬をめぐりコワルスキーの家族、タオたち、タオに因縁を付ける不良たちが絡み合うスリル。 先に手を出した奴が、負ける。 今まで散々人を撃ってきたイーストウッドが、この作品では最後まで引き金を引くか引かないか悩み続ける。 拳で殴りつけるのも銃を抜くのももっぱら威嚇であり、警告であり、盾としてだ。 往年の銃が出てくる作品でもその“警告”によって駆け引きや緊張が簡単に生まれていた。それは銃じゃなくとも刀でも、とにかく殺傷能力があれば何でも良いのだ。 ハワード・ホークス「ハタリ!」ですら威嚇とはいえ2発撃っていたが、この作品はそれをさらに進化させた側面も持つ現代の“西部劇”。様々な西部劇やギャング映画の記憶がこの作品にも息づく。 亡き妻の葬式で始まる場面。 コワルスキーは失った妻に対する思い、一方で葬式に集まるコワルスキーの家族はそんな事知ったこっちゃない、コワルスキーにもさっさと死んで貰って遺産を残しなといった態度。 子供達もラフな格好で携帯までイジりだす始末。マナーもへったくれもない、ワザとやっているかでなければ常識が無さ過ぎる。その遠因がコワルスキーの頑固さにもあるのだが。この場面だけでも、コワルスキーとその息子達との冷え切った関係を物語る。 コワルスキーとその家族の関係を掘り下げるのかと思いきや、イーストウッドはそこをバッサリと切り捨てコワルスキーとタオたちの交流と別れに物語を移していく。もうこの時点でコワルスキーの家族達は見捨てられてしまうのである。 残った愛犬と共に静かに過ごす一時。大切に愛車のグラン・トリノを磨きながら、妻も失い家族関係もあんなだ。コワルスキーは己の死期を見出し始める。 のうのうと生きて死ぬか、それとも誰かのためにすっぱり死ぬか。その選択をタオたちと出会った瞬間から彼は決め始めていたのではないだろうか。 一瞬映る勲章や写真、セリフで語られるコワルスキーの過去。散々戦場で人を殺してきた罪悪が、彼の心を閉ざしてきた。 イーストウッドはかつてドン・シーゲル「ダーティハリー」で、犯人を撃ち殺さなくて良かったという“笑顔”を見せていた。それは「本当はおまえなんざ撃ち殺しても良かったが、ちょうど弾が無くてラッキーだったな」という意味もあったのかも知れないが、どちらにせよ無益な殺生を避けられて嬉しかったのは確かだと思う。 劇中のコワルスキーも、「頼むから俺に二度と人を撃たせないでくれ」と何処か祈っているようにも見える。 「許されざる者」の元ガンマンは目的のために生きて帰る事を選ぶが、「グラン・トリノ」の元軍人は目的のために死へと向う。 コワルスキーは上記の警告によってタオたちを救い、同時に不良たちへの宣戦布告。 「アウトロー」でも異文明との交流が描かれ、この作品も彼等を助けたカウボーイが歓迎されるような平和な時間。 が、同時にいつ不良たちが襲撃にくるかという緊張も続く。その緊張は銃撃された隣家にコワルスキーが愛銃を取り出し、駆け付けるシーンから始まるのである。 タオたちは彼を“ヒーロー”だと慕うが、コワルスキーは戦後50年間“修理工”として生きてきたんだとタオに話し、タオの家族から送られる花を困り顔で断る。彼は過去の人間として、未来を見つめる新しい人間であるタオたちと距離を置き、教示し、軽口を聞く中である床屋といった知り合いたちにタオを託し、彼らとアメリカの関係を“修復”して去っていく。 アメリカは、懐に手を入れるだけで殺されてしまう社会だ。「殺られてからでは、遅い」。 コワルスキーは軍人としてその事を知り尽くし、彼らはその挑発に耐え切れず敗れ去る。自分の“命”と引き換えに。 だが、彼の意思はグラン・トリノと共に新しい世代へと受け継がれていくのだろう。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 10点(2014-04-05 09:53:55) 150.《ネタバレ》 とても良かった!クリント・イーストウッドの実質の俳優引退作、といいつつ後日復活しますが(苦笑)、自らの俳優生活を終わらせるかのようなラストはとても印象に残りますね。ほんとお見事!の一言です。個人的に、遺書にある「グラントリノ」を変にイジるなよ!!というところがとてもこの人らしいと思ったな~。おすすめだと思いますが、本作はある程度の年齢に達してないとあんまり伝わってこないかもね? とっても良作でゴザイマシタ 【Kaname】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2014-02-18 11:52:35)
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