みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
8.映像技術が進むってのも痛し痒しだなあ、なんて思った。 猿の表情があまりにリアルなんで、もはや猿に見えない。人間そのもの。 だから、ただの頭が切れる人間リーダーとチンピラ軍団に見えてしまった。 それに、映像はもちろん迫力あるけど、お話に意外性がないし、悪役も憎たらしくないから、主役の猿にもイマイチ感情移入できないし。 もう一歩なんとかならなかったかなあ。 【まかだ】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-10 21:22:13) 7.《ネタバレ》 地球が猿の惑星となるに至るまでの序章となる物語。面白かった。VFXが素晴らしいのは言わずもがな。自分たちでは制御しきれないほど科学技術が発達してしまい、それにより神の領域にまで踏み込んでいく人類への警鐘を程よく織り込んだ内容が深い。科学者と知能を高められた猿が、本当の家族のようになっていく序盤を丁寧に描くことで、彼(猿)が人間に絶望し、同じく虐げられていた仲間を率いて人間に反旗を翻すこととなる物語に一層説得力を与えている。人類にとっての救いとなるべくして創り出されたもの(薬も猿も)が、やがて人類自らの首を絞めるモノとなってしまうという展開が皮肉っぽくて良い。本作ラストで猿たちは局地戦に勝利したにすぎないが、人類が滅亡への一歩を踏み出したと取れる描写もあり、今後の展開が非常に気になる。続編に期待大。 【しぇんみん】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-10-10 21:03:51) 6.《ネタバレ》 まず、残念に思ったのは「人間の愚かさ、醜さ」がそれほど伝わって来なかったこと。自分のことをすっかり人間だと思い込んでしまった猿が最期は人間社会に適応しきれなくなって、単に逆ギレしているように見えてしまいました。家族愛や製薬業界等、ディティールに欠けるのがそう思わせてしまったのかも。しかし、猿たちが立ち上がる姿は圧巻。シーザーが咆哮するシーンは鳥肌ものです。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-10-10 19:33:34) 5.《ネタバレ》 流れるようなカメラワークや猿達の表情を巧みに映し出したCGの素晴らしさという切り口だけでも十分に評価されるべき作品ではあるが、私はこの映画の「人間に対する徹底した幻滅感」が最も面白いと感じた。 この映画のヒーローはシーザーという猿であり、人類は脇役に過ぎない。どうやって猿が人間に対立する種に育つのかを追った作品であり、一種の建国伝説と言うこともできる。そのため、観客はシーザーの成長やその他の猿達の覚醒を見守り、それが達成されるはずのラストに向けて彼らを応援することになる。結果的に人間と猿の両種が相争うことになるのだから、その相手方を応援するというのは何とも不思議なことであり、一見、興行的にうまく行かなさそうな演出である。しかし、これがうまく行ったのだ。アメリカでは、この作品は製作費の倍近くを稼ぐスマッシュヒットとなった。 「キングコング」は人類が異種族に対する寛容さを持つべきと問題提起した。「アバター」は人類と異種族でお互いの理解が進むことが重要と説いた。しかし、この映画はそこからもう一歩先に進んでいる。異種族である猿の側を全面的に肯定し、人類の醜さや独善性を浮き彫りにしている。この映画の中では、猿のほうが人間よりも賢いし「人道的」なのである。 この映画がヒットした理由もそこにあるのではないだろうか。この作品はテロリズムの跋扈や環境破壊の進行など、人類に対する信頼感が揺らいでいる時代をうまく捉えた。人類が人類らしさを失っていると感じている人が増えているのではないか。そういう意味で、この作品は現在の人類世界(マクロからミクロまであらゆる意味で)に満足していない多くの人に受け入れられた。 自分も猿側に立って快哉を叫んだクチだ。まあ、元祖「猿の惑星」の猿のモデルは日本人であり、日本人の僕が猿の勝利を祝っているのはアメリカ人から見たら当然かもしれないが。 【枕流】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-09 22:15:41) 4.《ネタバレ》 ダークナイトのようだ。シリーズの根幹を壊さず、プラスαをもたせた。素晴らしい。最後のシーンを観るまでは続編のにおいがプンプンしていたが、それもなさそうなので一安心。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-09 01:05:44) 3.《ネタバレ》 VFXの凄さと脚本の見事さに脱帽です。1968年の第1作目の時のエンディングでも吃驚しましたが、本作の設定は本当に見事でした。隣人がパイロットという設定も、最後にその隣人がウイルス感染パンデミックの最初の媒介者になるという設定に拍手です。遺伝子治療には、その時点で人間に無害と思われるウイルスを細胞癒合等に使用するとは聞いていましたので、ALZ112で使用したウイルスとは異なったウイルスを使用して、ALZ113を合成したのだと勝手に思い込みました。それにしても、最新の注射器や見たこともないような医療機械が出てきて嬉しくなりました。安楽死やその他、色々な命の場面を、その時々の場面にあった音楽と共に見させてくれ、考えさせられる事も多々ありました。シーザーが「No!」と言っているだけならよかったのですが、最後は少し作り過ぎという感があったので1点減点となりました。久々に人に勧められる映画でした。 【亜酒藍】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-10-08 14:25:49) 2.《ネタバレ》 人間の醜さ。欲に目を奪われて、悲惨な末路を辿る人間達。長生きしたくてしたくて、その欲を満たそうとする余り、逆に絶滅の道へと進んでしまう。哀れだ。それとは逆に、チンパンジーはピュア。嘘は付かないし、自分に正直。協調性が強く、判断力、身体能力も高い。これに知性がプラスされたら、人間は到底叶わない。ウィルは作中では一番のチンパンジー想いだ。一見、ウィルは良い奴っぽい。でも、やってることは神に反してる。神=自然の摂理って言い換えることもできるので、やってることは自然の摂理に反してるとも言える。捉え方を変えると、チンパンジーに対しても反してることに繋がる。チンパンジーのシーザーは、知性が高まるにつれてそれを感覚で理解したんだろうな。だから、最後にウィルの元へは帰らなかった。神に反する人間達とは、「家族」として一緒に暮らせないと、チンパンジー側からご遠慮願ったわけだ。そうさせたのは、言うまでもなく、人間が醜すぎるから。 【VNTS】さん [映画館(字幕)] 6点(2011-10-07 23:57:56) 1.《ネタバレ》 ●面白い映画にはちょこちょこ出会いますが、ここまで勢いのある映画を見たのは久しぶりです。猿の表情、動き(しかも人間が同時に映って動いてる状態で!)どこまでがCGでどこまでが実写なんだろう?主人公の猿に感情移入しすぎて、動物園の檻のシーンは本当に悲しくなりました。●知能って、人類の長い進化のうえで築かれてきたものなのに、それをホイと薬物投与で持ってしまったアーサー(猿)の悲しさを感じました。●学生時代に先生が、TVの動物番組に出る芸の出来る猿はオムツをはいていると教えてくれました。排泄行為は人が調教しても変えられないと。なのでアーサーがトイレから出てきたときは『おおっ!』と思ったのですが、・・・。アーサーが見せる感情は「攻撃」「好奇」「悲しみ」が主で、「羞恥」「恋愛感情」「憐れみ」なんかを描くともっと映画として広がったたのではないかと思います。●後半の警察対猿の戦いは、勢いは素晴らしいけれど、知能が人間に近づくどころか人間を越えちゃってるんじゃない?という点にー1点と、サブキャラの飼い主がヘタレ過ぎてこれならいないほうがマシと思ってしまったことにー1点。 【キュウリと蜂蜜】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-07 21:49:53)
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