みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.我が家にも7歳と雪と5歳の雨がいまして、「あー、それわかるなあ」というシーンは数知れず。ただ、基本的に母親の視点からの映画なので、父親である私には、完全な感情移入は不可能でした。監督の細田守って、名前からして男性と思い込んでますが、実は女性ということはないですよね!? 【Northwood】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-08-12 23:25:13) 9.《ネタバレ》 何でオオカミ男でなければならないのか、と見る前から思っていたが、見た後も疑問は解消されなかった。別にハエ男でもいいだろうと言っているのではなく、子どもの成長と巣立ちに対する親の思いを描くなら にんげんおとこ、にんげんこどもでも当然可能だということである。もちろんファンタジックなアニメだからこそ見る気にもなり、それでこそ可能な映像表現もあるわけなので荒唐無稽なのは構わないが、全体のテーマとの関係では必然性のない浮いたアイデアのように思われた。これは時かけ、サマーウォーズとの比較でもそう思う。 またこの映画の内容だと、子連れの観客のうち母親にはアピールするだろう(何しろ受精の場面からある)が、子どもが面白がるかは不明だし、また従来のファン層と思われる青少年(男)は置き去りにされかねず、アニメ大作としては妙にバランスが悪い気がする。それでよければ別にいいのだが、前作までは作り手も観客も青少年(男)向けの映画という意識で一致していたのに、今回は背伸びして柄にもなく子育ての問題を扱ってみた、という感じで落ち着かない気分だった。 いずれも本筋から外れたことで申し訳ないが、どうも全体として釈然としない感覚が残り、また少し時間が経つと、見ているときにペンディングしていた細かい疑問点が山のように積み重なっていることにも気づく。ここで高評価の皆さんが書かれていることにも同感ではあるが、納得できないことを見過ごしにしたままで絶賛しようという気にはなれない。 【かっぱ堰】さん [映画館(邦画)] 5点(2012-08-11 17:33:59) 8.《ネタバレ》 親視点の珍しいアニメだったので8点。 前半の子育ての苦労してるパートはあまり大きな盛り上がりはありませんが 後半の雨と雪のそれぞれが自分なりの成長を遂げていく部分が良かったです。 特に良かったのは雪の変化、雪と雨のけんかあたり。 悪かったのは先が読めるありがちなシーン多いとこ。 前評判からハンカチ必須だなと思ってたけど 全然そんなことなかった。 【Dry-man】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-07 23:36:35) 7.終盤の雪と草平のカーテン越しのやりとりは名シーン。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 6点(2012-08-04 22:36:56) 6.《ネタバレ》 観れば人の子であろうと狼の子であろうと胸打たれるでしょう。母親の温かさ、懐の深さはまさしく聖母そのもの。雪山の場面は秀逸。種族を超越した愛、ハーフの母子愛、凛とした自立心など命の美しさを綴っています。奇抜な設定で心揺さぶる作品を次々生み出す細田守監督、今年の映画館観賞有数の傑作。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-30 02:30:53) 5.積もった雪にダイブして子供ギューってするシーン。母性本能が半端ない。男だけど。 【ひで太郎】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-29 00:16:34) 4.心に染み入る。 まるで実写を画に起こしたような繊細画像、自然が映る背景など画面全体のどこも微妙に揺れ動いている、凄い。何か特殊な手法でもあるのか?例によってカットバックの雲もモクモク動いている。登場する人物以外は通行人でさえリアルに描く、話に関わる者だけが感情の多いアニメチックになりよく引き立っている。 以前ポニョを観た時もそうだったが前半部、特に感動するシーンでもないのに涙が溢れてくる、何故だか自分でも解らない。 シングルマザーの子育て記と言ってしまえばそれまでだが、気持ちが入ってしまっているこちらは、はしゃいだり、困ったり、悩んだり季節が移り変わる風景と共に気持ちが昂る、そして雪と雨の成長による変化を感じ「あぁこれは別れが来てしまうんじゃないか、もっと観ていたいのに~」と思い結論を待たず、すでに目頭が熱い。 観終わって思うが、悪い人が出てこない上に、花、雪、雨、の他に村人にも感情移入している自分がいて、それぞれの立場で苦悩や楽しみ、応援までしている。 完全にやられちゃった感満載の良い映画でした。エンディング曲にサマーウォーズぐらいの余韻があれば完璧だったのになぁ。 【カーヴ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-25 11:08:01) 3.すごく感動した。母親の物語なのだが、寓話的でもあり、一つ一つのエピソードやおおかみこどもであることの困難さがうまくストーリーとマッチしており、感情を動かされた。そうですね、感情を動かされた、これだけですね。 【Balrog】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-24 21:11:05) 2.反応見てると、ツイッターでは絶賛、2chでは賛否両論、みたいな感じなんですね。この評価の別れ方、すごくよくわかります。表面だけを見てファッション的に語れるアニメとしては良作だし、芸術作品として本質的な部分に着目すれば、けっこう薄い映画であるということでしょう。いろんな意味で細田監督らしい作品です。おそらくその原因は「人間」が描けていないこと。いわゆる「アニメ」のお約束の枠内から出ていないがゆえに、いまを生きる我々の現実に影響を及ぼさない映画だということ、だと思います。これは細田監督がつくるものに終始一貫するので、もうやむを得ないかと思います。花と雨は「物語のためのキャラクター」という感じで心から共感できる行動原理を持ちません。成長後の雪もただのテンプレキャラです。ただ、じゃあ映画がつまらなかったか、と言われたらそうではなく、アニメのお約束の中での技術的試みのうまさはかなりもの。新しい挑戦を成功させています。12年の歳月を2時間で見せるこれまでの映画にはあまり見られない独特なテンポとリズム。背景の絵を自然に動かす技術。CGの使い方のうまさ。感嘆しました。あと、雪の子供時代の声優さん。天才だと思います。あんなに明るく自然な笑い声、どうやって録ったんだろう。蛍の墓の節子以来の衝撃でした。そのおかげか、幼少時代の雪のみ例外的に、突出して魅力的な人間が描けています。このあたりはすごく評価したいのです。でも映画としてはどこか違和感があるのです。こんなに芸術的批判と、技術的称賛が入り混じる映画もあまりないです。 【コダマ】さん [映画館(邦画)] 8点(2012-07-22 02:15:48) 1.《ネタバレ》 色んな意味で見る人を選ぶ映画だと思った。 映画館には小さい子も来ていたが、多分ほとんどおもしろくなかったのではないか。 逆に子育て経験者には涙を誘うようなシーンも多いと思う。 普通の子供ひとりでも、シングルマザーで育てるのは大変。それに加えて年子の二児持ちで学生結婚?で自分の親はなく公的機関にも頼れない。都会育ちのコが初めての田舎暮らし。 子育ての大変さのすべてを背負いこんだような環境で、ちょっと不思議系のお母さんが真っ直ぐに子育てをがんばる。 普通の親が子供の就職くらいまでに味わうような子育ての悲喜こもごもを、成長の早いオオカミゆえに10年ちょっとの駆け足で味わうこのお母さんの「御伽噺のような時間だった」という言葉は重みがある。 ストーリーの起伏はサマーウォーズに比べるとほとんどない。 けれど、ハッとさせられるほどキレイなシーンが何度もあり、見終わったあと色んなシーンが思い浮かぶ。 ここで叱らないの?とかここでこのセリフなの?とか違和感をたくさん感じてしまえば楽しめないかもしれない。 自分個人の違和感は、エンディングテーマソングがイマイチいい歌だと思えなかったことくらいか。 子供ができたらまた見てみたい。 【風見】さん [映画館(邦画)] 7点(2012-07-21 23:36:12)
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