みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
12.面白いんですけどね、思いどおりのストーリー展開じゃなくてガッカリといいますか。映画自体は基本的にミステリーなんですから、結末もミステリー仕立てにしてくれたら、納得のいく結末といえたんでしょうけど、そうではないのです。好みが分かれるかもしれませんね。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-23 00:24:31) 11.《ネタバレ》 ★良き妻が実は変質者だったという基本路線を手を変え品を変え映画に仕立てたものだが、まあまあ発想は面白いと思うのだが、話を面白くしようとしたのはよいが、その分穴だらけになっている感が強い。設定や展開が無理やりすぎて突っ込みどころ満載だ。もっと丁寧に話を練ってほしいものだ。ゴジラのSFじゃあないんだから。★映画は映像が大事だと思うのだが、果たしてこの映画、映像化する必然性ってあったの?映像にちっとも深みがなくて、あちらのテレビドラマを見ている感覚だったけど。★人がたくさんいれば一定割合でこういう変質者はいるってことを意識していない人には新鮮に感じられるかもしれないが、そうでない私にとっては、ちょっとつまらない話だったな。 【小鮒】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-12-20 21:34:06) 10.《ネタバレ》 『セブン』『ゲーム』『ファイト・クラブ』『パニック・ルーム』の様な初期作品の、切れ味鋭いシャープな演出や独特のカラートーン等控え目で、フィンチャー監督としては非常にオーソドックスな作りであると感じました。(原作があるから仕方ない?)オープニングからの風景の静止画カット等、『画』の一つ一つには相変わらずのこだわりが感じられる。画面に映る背景とキャストの立ち位置、カメラアングルや構成がいつもながら完璧なおかげでオーソドックスなのに各シーンを見ているだけでも退屈しない。「映画作り」が上手い証拠。ただ、この作品に限って言えば(言わせてもらえれば)、スティーヴン・ソダーバーグ監督の『サイド・エフェクト』(私的8点)や、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『プリズナーズ』(私的10点)等の類似ジャンル作品と演出面では拮抗していると感じる。何が言いたいんだ、って言われそうですけど、僕としては大好きなフィンチャー監督作として期待しまくっていたせいか、やや凡庸に思えたので。それでも映画の基礎がシッカリしているので安定感は抜群で、140分がちっとも長く感じません。やはりこの監督サンも『流石』としか言いようがないです、はい。キャストでは初期の頃から知ってるパイク嬢、若返った?って位お綺麗でしたね。二役(?)は賞狙いなるか。元カレの喉を掻っ切って鮮血を浴びた下着姿の妖艶さと、このシーンでのカット演出は流石のフィンチャー印!対するボニー刑事を演じたキム・ディケンズさんはやや老けたご様子で。観察眼が鋭く、優秀が故にまんまと筋書き通りに動いてしまう刑事を上手く演じてました。双子の妹マーゴを演じたキャリー・クーン(トニ・コレットに似てる!)もイイ味出してました。(グミ投げてベンの口に入るシーンがこの二人の仲を感じさせて微笑ましい)総じてもう一度観たい映画ですが、賞狙いは気にせず、初期の様な、「これぞフィンチャー!」というシャープでソリッドな映画を観たいとは思いました。 【miki】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-16 16:42:37) 9.《ネタバレ》 過去の作品で、アングラ、サブカルといった裏社会のカリスマを登場させてきたフィンチャーが今回描いたのはサイコパス。ロザムンド・パイク演じる"完璧な"エイミーが我々に与えた衝撃はあまりにも強烈で、これはしばらく脳裏に焼き付いて離れそうもない。サスペンスのお手本のようなストーリーテリングはもはや至高の域。エイミーの失踪、ニックの裏の顔、デジーの偏愛、止まることを知らない人間の狂気、そして背筋も凍るラストに身震いする。たとえ夫婦だろうが、お互いの心のうちまで覗くことはできない。人間、信じるべきはやはり血の繋がりなのか。 【タケノコ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-15 20:57:15) 8.《ネタバレ》 まだ公開中の今の段階ではあまり内容は語れないのですが、ストーリー展開、キャスティングともに素晴らしかったです。 本作は単なる失踪事件から始まるのですが、そのネタ晴らしまででも一つの作品として成立すると思います(ただし、ありふれた一作品として)。 ただ、ここからさらに2段階に変化するストーリーに、最後まで気を抜くことができませんでした。 いわゆる”大どんでん返し”の作品ではなく、心をじわじわといたぶってくるような感覚です。たぶん男だからそう感じるんでしょう。 女は怖い、男はバカだ・・・これを表現するにロザムンド・パイクとベン・アフレックはまさにはまり役。 特にロザムンド・パイクの狂気を感じさせる目つきが怖かった・・・ 若い人が鑑賞して、さらに未婚率が上がらないか心配(^^;) 【午の若丸】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-14 21:17:55) 7.《ネタバレ》 なんでも全米興行収入では、過去のD.フィンチャー作品でNo.1の成績とのこと。この陰惨な映画が売れてしまうというのも道徳的にはどうかと思ってしまうが、観客に与える「不快さ」もまた映画の価値となりうるのも真であり、その意味では確かにこの映画は自分にとってセブンを超えている。エンドロールでかかる音楽も、私が今までに聴いた中で最も不安な気分にさせられる曲であった。率直に言って、映画が終わった時に「観るんじゃなかった」と思えた自分に少し安心した。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-13 21:45:39) 6.《ネタバレ》 前述されている通り、少しでも「見ようかな」と思っている方はレビュー等見ずに鑑賞されることを痛くお勧めします。内容は怖すぎ。童貞諸君が見たら独身貴族万歳!と三唱すること間違い無し。ただ、原作を読んだことはありませんがやはり勧善懲悪であって欲しかった…。気持ちがモヤモヤして仕方がありませんでした。ですので個人の好みとして低評価です。しかし何故、Gone 「girl」だったのかは鑑賞後に何となく分かった気がしました。美しいカメラワークは流石でした。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-12-13 21:33:32) 5.《ネタバレ》 この手のジャンルの映画ってハッピーエンドにしろバッドエンドにしろ、解決すれば一定の安堵感とか余韻に浸れるものじゃないですか。しかし、この映画に限っては全くそういった感情を抱く事がなく、むしろ解決してからが本番であって…画面が暗転しても尚余韻に浸れる余裕などなく、ただただエンドクレジットを呆然と見送りながら"その後"の展開に思いを馳せていた。こういう終わった後も色々想像して楽しめる映画は好きですね。観た人それぞれに色んな結末があると思います。 映画が終わって近くに座っていたご老人が呟いた「なんかホラーみたいだな」 全くその通りだと思った。下手なホラー映画よりよっぽど怖い! 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-13 18:27:46) 4.《ネタバレ》 デヴィッド・フィンチャーらしい絶妙のさじ加減ですね。文句なく傑作だと思います。エイミーが幼い頃から「完璧なエイミー」を演じなければならなかった不幸な境遇、それゆえに完璧な夫婦を演じようとして挫折したあげくに夫を殺人犯に仕立て上げ最後は自分も自殺する(?)筋書きを立てたものの思わぬ展開でそれも挫折し、クライマックスの夫のワイドショーでの絶妙の演技を見て夫の下に帰ってくる決心をする。ストーリーも演出も完璧でした。夫の「練習の成果」をテレビで見るあのうっとりとした表情、こんなことができる夫なら帰って良いと決心したのはいいけど、その後の行動はいささかやりすぎた。あれじゃモンスターです。「渇き。」じゃないけど「愛する妻はバケモノでした」と言う言葉が脳裏に浮かびました。それにしてもアメリカのワイドショーも相当エゲツないですね。それともあっちが本家かな?双子の兄妹の近しい関係まで憶測してましたが、そこは何となく含みを残したラストでした。 【ぴのづか】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-13 16:31:55) 3.《ネタバレ》 エンドロールが流れている時、思わず吐きそうになりました。なんだこの残酷な物語は……。最高じゃないですか。デヴィッド・フィンチャーやりますねぇ。残酷非道なエイミーにはちゃんと動機があって、逃走先でしっかりひどい目に合うという点が良い!単純なサイコパス大暴れ映画に留まっていないのがたまりません。俳優の演技も細かなギャグも文句なし。 【カニばさみ】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-12 19:21:03) 2.《ネタバレ》 カメラに正対した第一ショットのロザムンド・パイクの妖しい瞳の表情から 一気に引き込まれるのだが、ラストで反復されるその黒い瞳の力は145分の ドラマを経て一層の凄味を増して迫る。 映画を牽引していく彼女のキャラクターが圧巻だ。 携帯カメラで撮られた表情によって印象操作される、 テレビショー出演の反響と印象度を即座にネットでチェックするなどといった、 メディア批評も随所で光る。 スクリーン内スクリーンの中で夫を演じるベン・アフレックの表情に交差する 虚と実が何ともスリリングだ。 そして本作でも、ズリ上げを始めとする音使いの妙が映画のテンポを上げている。 有り金を奪われたロザムンド・パイクが公衆電話で話す声をかき消す トラックの騒音、ドアのロック音・ノック音など、さりげない音を サスペンスにしてしまう演出に唸る。 妻の帰宅シーンにあえて安堵感に満ちたBGMを被せるシニカルな選曲なども堪らない。 【ユーカラ】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2014-12-11 23:43:37) 1.娯楽性だけに注目するととてもレベルの高い映画だと思います。しかも、かなり笑えるんですよね。ちょっとしたジョークがあちこちに挟み込まれていて、面白いです。でも、この有り得ないような話の展開そのものを笑いに変えてしまう演出に何よりも感心しました。緊張感も程よく持続させているし、刺激的なシーンもあるので、とても楽しく鑑賞できます。ただ、欲を言えば、もう少し作り手の私的なエッセンスも組み込ませてほしかった。この監督の作品を観ているといつも思うのですが、棘があまりないんですよね。良く言えば職人的、悪く言えば無難な印象。でも、楽しかった! あの顎を指で隠す仕草、真似しようと思います。 【Y-300】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-11 23:12:00)
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