みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
63.《ネタバレ》 ホラーじゃないのに怖い映画でしたな。 人間とは恐ろしい生き物だなぁとつくづく感じてしまう一本。 なんとか希望を持たせてくれる締め方が唯一の救いですね。 主演3人の演技は素晴らしく、特に京マチ子さんの鬼気迫る表情には圧倒されました。 動揺しまくりの殺陣もある意味リアル。 ってか本当に半世紀前の映画なの?出来良すぎ! 【ふくちゃん】さん 9点(2004-12-29 02:28:13) 62.イタコが出てきたときはさすがに笑ってしまったが、この短時間(88分)でこの重厚感は凄い。 【夏目】さん 8点(2004-11-10 17:11:51) 61.モノクロ映像美と真実の虚構性。黒澤は好きじゃないけど、これは良いです。 【みんな嫌い】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2004-10-24 18:44:34) 60.欲望を感じさせない、3人・他の思惑が飽きさせない侍風味のメロドラマ。90分の時間配分に無駄が無い。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-09-15 12:14:48) 59.《ネタバレ》 期待して見たのですが・・・ まず原作を知り、粋なサスペンス的映画&哲学的な人間の本性の 映画化を期待し、MISTYで失敗し(でも5点つけた)この有名な 羅生門でなら思ったとおりの世界かと期待しすぎたのかも。 だから可もなく不可もなく厳しい点になりました。 原作がとても私の中でウェイトを占めていたので、解釈から外れるとこうなります。 描こうとしている世界はとてもわかるのですが、かなり美化されているラスト。 映画としては大成功、でもぞっとするような原作のラストの謎がない。 爽やかすぎる・・天国と地獄のときのような終わって放心状態になり、 考え込むことがない。木こりや羅生門や赤ん坊など、あとから足したものが なければこの映画はこんなに評価されていたか。だから原作をも超えたのでしょう。 でももうひとつ、京マチ子が怖いだけで色気や妖艶さが伝わらない。 うるさいし濃いです。もっと切れたところとさめざめしたところがあると 期待したのですが・・それと三船さんが軽い。聞き取りにくいセリフ。 音楽と映像と(森の中は白黒で大正解)脚本はよい。何が特に気に入らなかったか。 結局まるめこまれてしまったと、見ていてしらけてしまったということ。 羅生門のしたでの3人のうちひとり、本音を言い続ける男のいうことが一番。 洋画のサスペンスであまり好きではないですが、将軍の娘エリザベス・キャンドル、 ああいうタイプの問題作のほうか、閉ざされた森みたいなのを期待してたんですが。 結局でもこのふたつは、羅生門のオマージュですよね。 ということはすごい作品なんだろうなあ・・・ 【アルメイダ】さん 6点(2004-09-09 06:38:26) 58.《ネタバレ》 グロテスクです。変なホラーよりある意味グロい。自己中心的、うそつき、泥棒、そんな奴らが交わす濃厚なストーリー。だけど面白い!あれが人間の本性なんですかねぇ?ラストもなんかあいつを、信用できなくて・・・あーーーっ俺は性格が腐っているー!!あっ京マチ子さんキレイでした。 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-09-01 23:45:59) 57.やはり、後のヒットメーカーと呼ばれる監督たちに多大なる影響を与えた黒沢監督だけあって映像、ストーリー共に最高水準ですね。冒頭の土砂降りの中不気味に佇む「羅生門」そして、「死体なんざ、この上にあがってみればいつも5,6体は転がってらぁ」の台詞が異常なほどに不気味。そして、自分さえよければあとはどうでも良いといわんばかりの登場人物たちの意見の食い違い。結局、真実は誰にも判らない。それが人というもの。平安時代だろうが現代だろうが、いつの時代になっても、それは変わらないものなんですね。しかし、だからこそ、理想主義の僧侶のように、人を信じるという事がより大切なんですよね。 【クリムゾン・キング】さん 8点(2004-08-20 03:19:59) 56.人間の不可解な奥深さをみごとに描いていると思う。この映画見ただけで、ひとりになって人間関係の無い世界に行きたいと思ってしまう作品。映画として、非常に特殊な状況を作り出し、人間のエゴを異常なほどむき出しに表現しているが、多かれ少なかれ、会社や組織の中にいると同じようなことが日常茶飯事に、起こっているような気がする。京マチさんがきれいですね。 【やまさん】さん 10点(2004-08-14 18:18:44) 55.観終えた今の気持ちが、なんだかとてもずっしり重い・・・ 自分を正統化させようと嘘をつくのは、なんとなく理解できる。 でも、ここまで登場してくる人達の性格がドロドロしていると・・・ キツイ・・・人の本性というのはこういうものなのかな・・・!? ん~文学はむずかしい・・・ 【ボビー】さん 7点(2004-05-22 20:03:13) 54.やっぱり、日本=大雨なんでしょうか。京マチ子のお多福顔みただけで平安時代だと思ってしまう。この頃のクロサワ映画の女優さん達は、品があって美しいな。(カラーになってからの女優の酷いこと。クロサワも枯れちゃったのかな。w) 【Waffe】さん 10点(2004-05-10 00:22:36) 53.最初の土砂降りの雨の中にたたずむ羅生門の姿は素晴らしい。ラストの終わり方はなんか微妙な感じだけど、途中の展開には圧倒される。 【アルテマ温泉】さん 8点(2004-04-05 21:47:46) 52.「欧米式帝国主義からアジアを解放した」という日本の言い分、「平和を乱すもの(?)を押さえ込んだ」という米国の言い分、被害者気取りの第三国の言い分…こうした論争が盛んだったと思われる当時の暗喩かな…と思ったりしました。そうみると少し「公平」を気取りすぎで、それがラストの詰めが甘く見える事に繋がっている気がします。一つしかない事実の解明を放棄して安易なヒューマニズムでお茶を濁す…まさに戦後の多くの日本人の姿そのものかも知れませんね。 それはともかく映像が素晴しい。冒頭の土砂降りのシーンからしてこの監督が世界的に評価が高い理由が腑に落ちました。お白洲の幾何学的な構図のシーンの端っこに覗く入道雲など、細かい所まで見応え有ります。 【番茶】さん 8点(2004-03-14 22:28:34) 51.《ネタバレ》 テーマはおもしろいが、いかんせん今となっては テンポが遅すぎる。60分でもいいくらい。 京マチコさんの演技は黒沢が好きそうな 気の強い怒鳴り泣きわめくタイプの女。 しかし、今見返してみると逆のほうがいいと思った。優しく静かでさめざめと泣き、殺してと男にねだる女が本当に怖いんじゃないだろうか。ラストも甘いと思った。 誰かも書いていたが、全編に絶え間なく流れてる音楽もうるさく、合わない。 【うさぎ】さん 2点(2004-02-05 21:40:34) 50.“Rashomon syndrome”という言葉がある。権威のある英語辞書(Oxford やRandom Houseなど)にこの言葉が熟語として収録される日も近いと思われる。この熟語の発祥の地である日本で対応する言葉、「羅生門症候群」が一般的に使用されていないのは不思議な気がするが、英語圏でこの熟語が市民権を得てきた背景にはキリスト・ユダヤ教に基づいた一元的世界観、また裁判を好むアングロ・サクソン民族の風土が存在する。西欧の一元論において真理は一つしかないとされる。しかし裁判など「人」がどうあっても真理を探りそれに基づいて何らかの結論を下さなければならない場合において、「人」の証言というものは各人の背景や利害、証言を行う環境などに容易に左右されてしまう。“Rashomon Syndrome”は一つの真理に対して複数の見方を存在させるに至るような集団の心理状態を指す。この熟語が権威ある英語辞書に収録された場合、語源は[Rashomon < Japanese, the title of a film by Akira Kurosawa]と記載されることは間違いない。なお、“Rashomon syndrome”に対して ”Trashomon”という言葉がある。この単語が権威ある英語辞書に収録されることはまず無いが、一応意味と語源を日本語を交えて記しておく。意味:どうでもいいようなくだらないことに複数の人間がやかましく意見を述べること。また、その状態。 語源:[trash(はきだめ)+ Rashomon < Japanese] (付記:黒澤の他作品でこの作品を越えるものが多数ある、という理由で初投稿後2点減点しました。) 【かわまり】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-02-04 03:30:49) 49.「自分勝手じゃなきゃ生きていけない世の中」で人を信じる事は出来るのか?理想主義者の坊さんと諦観した下人の人物対比が面白い。坊さんの「人を信じられなくなったらこの世は地獄だ」のセリフが印象に残る。(※「子供が6人いる」もウソだと思ってしまった・・・) 【東京50km圏道路地図】さん 7点(2004-02-04 02:57:22) 48.不思議な世界観がある。僕的には、原作には無い最後の木こりの告白に衝撃を受けた。 【ボーリック】さん 9点(2004-02-03 02:30:59) 47.過剰の期待は、持たないようにします。 【キダム】さん 6点(2004-02-01 22:55:41) 46.美しい。しかしそれが「検非違使」や「羅生門」という字の美しさを上回っているとは思わないのでこの点数。余談:「難解」じゃないというレビューがあったけれども、ストーリーがどうとかそういうこととは別に、この映画のように映画の「経験値」がある程度ないとその良さがわからない映画って、十分「難解」だと私は思う。 【veryautumn】さん 6点(2004-01-08 15:24:47) 45.素晴らしいの一語に尽きます。ミステリとして非常に面白い趣向が施されていて、ラストまでこちらを飽きさせませんでした。これほど濃密な80分映画はそうそうありません。 【K】さん 9点(2004-01-07 00:26:10) 44.う~ん、原作好きだけど映画は哲学過ぎてわかりませんでした。でも、好きだからいいけど。 【あつお】さん 8点(2003-12-31 16:20:40)
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