みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
10.《ネタバレ》 悪くはないけど良くもない。両手を上げて喜べない。複雑にしすぎたせいで、鑑賞後にモヤモヤが残った。テロリスト集団に占拠されたゴッサムが、どういった状況になっているのかが分かりにくい。占拠された市民側の心理描写があまりにもないため、今彼ら市民が、何を思い何を考えているのかが伝わらず、前作のような奥深さがなく残念な結果に。地獄と呼ばれる地下深くにある収容所。一体どこにあるんですか?その地獄から出てきたブルースウェインはどうやってゴッサムまで戻ってきたん?無一文のはずなのに。橋は落とされ警戒厳重なはずなのに。で戻ってきて、発煙筒の仕掛けをセコセコと作ってたんですか?博士にしか起動できないはずの起爆装置、どうやって改良したんだ?ツッコむ要素が多すぎ。監督の意図的な演出なのか今回のバットマン、一度もマントを広げません。この演出は最後のバットマン像にも表れていて、うつむき、マントを体にぐるぐるにまいたその姿はまるで、拘束具で身動きできない囚人のようにも見えました。本来ならここで、怒濤の感動が押し寄せてくるのでしょうが、前途したツッコミ部分があまりにも目立ちすぎ、感情のやり場に困ってしまいました。バットマンよ、永遠に・・・。 【Dream kerokero】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-07-29 02:04:31)(良:4票) 9.IMAXシアターにて鑑賞。 関係者の想定以上によく出来てしまった『ダークナイト』の続編。傑作になることを義務付けられた完結編という相当な重荷の中、上がりまくったハードルをきっちり超える映画に仕上がっています。アクションはより派手に、ストーリーはより重厚に、世界が見たがっているバットマンを正確に理解した映画となっているのです。『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』『マトリックス・レボリューションズ』等、要らないものを足しすぎて失敗する完結編が多い中で、ここまで過不足なく綺麗にまとめられた完結編は珍しいと思います。とにかくクリストファー・ノーランの仕事が圧倒的。日本のオタク以上に厄介なアメリカのオタクを納得させてきたストーリーテリングの手腕はさすがのものだし、アクション演出は前作以上に的確です。『ビギンズ』の時には演出に固さがあったものの、娯楽部分の演出はどんどん巧くなってきています。007を思わせるスカイアクションにはじまり、ウォール街襲撃に、バットマン再登場に、ゴッサム陥落にと圧倒的な見せ場が連続するのですが、CG全開のマーブルヒーローとは一味も二味も違うリアリティある見せ場には大変恐れ入りました。。。 物語については賛否が割れているようですが、私は良い内容だったと思います。最大の武器であった財力とテクノロジーを奪われた時、ブルース・ウェインはどう戦うのか?というのが本作のテーマ。なかなか面白い点に目を付けたなぁと感心しました。第2のロシア革命を目論むベインという敵にも、完結編に相応しい重厚さがありました。無目的な狂人であったジョーカーでは完結編の主役は務まらなかったはずであり、バットマンとは相要れぬ信念のために突き進む怪人こそが、サーガの幕引きには適任だったと思います。。。 そして最期に一言。どんなに扱いが悪くてもシリーズに出演し続けたキリアン・マーフィの度量は素晴らしすぎる! 【ザ・チャンバラ】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-29 01:08:11)(良:1票) 8.《ネタバレ》 緊張感とスカッとするシーンが続くわ、布石は多いわ。アン・ハサウェイのボディには釘付けだわで全く長さが感じられなかった。 特に闇の中から現れる演出がズルイね。割れまくる氷の正面から現われるシーンとか鳥肌もん。(火を付けたら更に割れやすいんじゃ) 終わった後の清涼感が半端無かった。3部作の完結篇に納得。 【ひで太郎】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-29 00:29:09) 7.迫力もあり面白かったんですが、残念ながらバットマン・サーガに疎い日本人には受け入れ難い内容だと思います。スケール感が特に壮大な訳でもなく、ベインに魅力ある訳でもなく、キャットウーマンが大活躍する訳でもなく…そう考えると3時間は長すぎます。「シリーズ ファン」なら勿論必見でしょうが私の様な「ダーク・ナイト ファン」には改めてジョーカーの凄まじさを再確認させる作品でした。 p.s 孤立したゴッサムの荒廃感は「AKIRA」を彷彿とさせました。実写化の際はぜひ、ノーラン監督に。 【Kの紅茶】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-28 19:25:56) 6.《ネタバレ》 その日、目を疑うような事件がテレビの中で起こっていた。冗談であるに決まっている、あるいはある意味でショウなんだろうと、心をだました。とぐろを巻く恐怖感が与える生々しさはしかし、現実にしか見えなかった。 あの人達は次々と、死んでいる。間違いない、死んでいる。画面に映る慈悲を乞うあの人も、絶望に包まれながら落下していくあの人も。確かな死をブラウン管が伝えている。 「この国には起きないだろうけど可能性はあるよね」なんて、時間がたつと有識者みたいなことを誰もが口走る。 十年前、誰の想像も及ばないこの事件が地球の裏側で起こって、僕も全ての人と同じように為す術が無いその瞬間をテレビで見つめ、眺めてため息をついた。 21世紀になった瞬間、負のパラダイムシフトを経験した世の中はずいぶん変わってしまった。暗くなった世の中で、事件や災害は絶えなかった。 その内に僕の側から離れて行ってしまったあの人も、猫も、風景も、何の手も打たないまま、記憶になっていく。 「将来に向けて頑張って行かなきゃね」なんていう冗談めかしたやりとりも、現実だったその時と一緒に作り物のような塊になって、心のどこかに転がっている。 もし、時間も、手放した何かも帰って来てもきっと今のこの世界にはなじまないのだろう。違和感を拭わないで放っておいてしまう僕はきっともう一度それを失ってしまうのだと思う。 ダークナイトで英雄という像のパラダイムを変えられてしまった僕たち受け手は、変わってしまった新しいパラダイムの中で新しい評価基準を植え付けられ、そして自分の中でも作り出してしまった。 少し複雑な主人公の事情と難しい危機が振りかけられたキラキラしたストーリーが、今では決して主流でも定理でもなくなってしまった。 この世界で、そんな以前の様な様式の新しいダークナイトを見たとき、僕は引っかかりを感じた。この10年間の間に僕から離れていった様々な物と同じ悲しさが、同じ違和感を作り出している。少し切なくなった。 膝の上で喉を鳴らす猫も、後ろ姿しか記憶にない彼女ももう居ない。少々のつじつまなど気にせずに目まぐるしく場面が飛んでしまう、出来の良いこのアクション映画を素直に楽しめる僕ももう居ないんだ。と思う。 で、昼間に何分か追いかけている内に真っ暗になる、中東から裸足で歩って帰れるゴッサムシティ。うん、まあいいか。 【黒猫クック】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-28 16:51:47)(笑:1票) 5.《ネタバレ》 自分の存在意義を見出す一作目。正義とは?悪とは?を問いかけた前作。ウェインが悩み、もがいた先に見出した答えを見せてくれる今作。物語として立派な完結編でしょう。そして私たちが平和を願うなら、この作品の続編は望んではいけませんね。お上手!そう考えると、アルフレッドがいかに人間味があって観る人に近しい人なのかわかります。親であり、友であるアルフレッドとウェインの会話で目頭が熱くなりました。何より、ウェインもいい加減報われてもいいのでは?と思っていた私にとっては最高のラスト。監督、次回作も楽しみに待ってます笑 【honeydew】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-28 14:58:50) 4. 後半までは観客にかなりのフラストレーションを与える展開だが、後半の盛り上がりかたは鳥肌ものだった。 畳み掛けるような音楽と、クライマックスに相応しい怒濤の展開。 三部作として上手く締めくくった。 IMAXのカメラで映された、最高にかっこいい衣装のヒーローが活躍する姿がもう見れないと思うと、妙に寂しくなる。 人は何故落ちるのか。印象的だった第一作の台詞がまた一段と印象に残った。 【タックスマン4】さん [映画館(字幕)] 9点(2012-07-28 03:48:04) 3.《ネタバレ》 ドラマチック『風味』をかもし出しているがただ長ったらしいだけの駄アクション映画。 敵の目的が分かり難い上にジョーカーの様な『狂気』も無いただの小悪党。なのに気付けば爆弾で政府と市民を脅してシティを占拠し無法地帯化、たぶん『劇場版パトレイバ-2』っぽい事をやろうとしていると思うのだが、キャラや展開の描写がお粗末且ついい加減且つぶつ切りなので、そのシーン1つ1つに説得力が無い。 『数千人の警察官は下水道に閉じ込められる、マンホール?無いんじゃないの?』『たぶんこの監督『核融合』と『核分裂』の違いが分かっていない』『中東っぽい所に監禁されていた無一文ウェイン、一瞬でゴッサムに到着』『敵の戦力がシーンによって変わり過ぎ』等。細かい事かもしれないが、そう言った細かい所に気を使えない人間にドラマチックな映画は作れないよ。 せっかく『恐怖の対象』となったバットマンも、今作でそこら中にいる『みんなに愛されるただの英雄』に成り下がる、死んだ恋人を何年もズルズル引きずっていると思ったらロクに面識すら無い女とイチャイチャ等と監督自身が前作を冒涜する様な演出をしている。 アクションも全然大した事無い。CGは極力使わないようにしたらしいが、だったら演出や演者のアクションなどもっと気合入れないと観ていてもつまらない。 『トランスフォーマーからド派手なCGを抜いた』と言っても過言ではない。いや、もっといろいろ批判したいんだけど無駄に長かったから全然内容思い出せないんだよね。 総評 伝えたいことはなんとなく分かるが、それを短く且つ面白く且つ物語として筋を追って表現する能力が下手。 上述したパトと比較してもあちらが『目的』としていた行為を本作では『手段』としているが、じゃあ『目的』が良いかと言えば否だし、その目的を描くために余計長ったらしくなっている二重苦。 ドラマチックなアクション映画を見たければ個人的に『ウォッチメン』をお薦めします。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 4点(2012-07-28 01:35:28)(良:3票) 2.《ネタバレ》 震災によって日常が簡単に崩れてしまう事を実感し、原発事故によって放射性物質に怯え、国に国民を安心させる能力が無く政治が国民を欺いているようで信用できない、何を頼り、何を信じて生きていけばいいのか見えてこない、そんな今の日本人の心に合っているような内容の映画でした。正義の味方とは何ぞや?と問うた時の1つの答えが描かれます。法の番人でただ人々を救ってくれるだけの便利な存在に限定されるのではなく、人々の正しさを求める意志を喚起させるもの。無関心でいる事、自分だけのために生きる事から脱却し社会形成への参加を示唆する、そんな奥深さを持った作品でした。もっとも、映画そのものはやや歪な感じが。これまでノーラン作品ってクドくて途中で飽きちゃって仕方なかったのですが、今回は2時間44分しっかり楽しめました。でも、その長さを以ってしても大急ぎのダイジェスト状態。切り過ぎのせいかカットが繋がらずに1シーン内で時間が飛んでしまっている箇所が散見され、登場人物は生身の人々まで含めて神出鬼没、一方で他のエピソードが流れている間、殆ど動かなかったと見受けられるキャラ続出。詰め込み過ぎですね。重層的に描く事で(それは反芻される空と地上と地下のモチーフにも象徴されます)世界の成り立ちを表しているのだと思いますが、層の一つ一つは扱いが軽く薄べったくなってしまった感もあって。アクションをいっぱい盛り込んだ娯楽映画にこれだけの要素を織り込んでいるのですから上手い作品ではあるのですが。蛇足ですがこの映画で初めてアン・ハサウェイをイイと思いました。まあ「ああいうキャラなら誰でも手放しで喜んじゃうクセに」って言われたら反論できませんが。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-07-27 22:01:19) 1.《ネタバレ》 本日、蘇我で見てきました、12時スタート、実際には12時20分頃から、クリスチャンベールもすごいけど、ベイン、アノ悪者との戦い、いや、すごいです、完全に、やられる、、、、、とか、思わず声を出しながら、見てしまいました。キャットウーマンがアンハサウエイ、何か、優しい女性をイメージしてしまいます。あの医療ドラマに出ていた方ですよね。キャットウーマンなら、ハルベリーとかなら、色っぽいんだけどね。最後の最後で、バッドマン、脇腹を刺されるのだが、最後の巻き返しもあり、驚いてしまいました、モウイッサク、作るのかな?。2時間40分、見応えありました、不覚にも、おそらく、5分位、意識喪失、だが、目覚めても、えんえんとみごたえじゅうぶんです、楽しめますよ。でも、怖かったです、思わず、何度も、ウ、ウ、ウ。とか声出しちゃいました。怖いのダメな人は、このバッドマンは見ない方がいいかも、刺激強すぎるぜ。クリスチャンは、ターミネーター4より、コノバッドマンの方が、私は好きですね。映画楽しめますよ、面白かったです、暑い中、90キロ走って見に行った価値ありました。 【yasuto】さん [映画館(字幕)] 10点(2012-07-27 21:13:10)
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