みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 向田邦子ドラマスペシャル(久世光彦演出)のアニメ版のよう。いや、向田ドラマも嫌いじゃないんです。すず役は、田中裕子です。つつましい人々の暮らしのいじらしさやかけがえのなさ。本当に、北條家でくるくる働くすずをずっと観ていたい本作です。ただ、最後に直接的に原爆のシーンを描いたのは必要だったのか。孤児をあっさりと引き取ることが当時よくあることだったのか。晴美の場所に、すんなり納まってしまっているかのようなところに違和感が残りました。 【なたね】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-28 23:19:50) 10.素晴らしい映画でした。もう何人に勧めたか・・・ 【東京ロッキー】さん [映画館(邦画)] 10点(2016-12-25 15:31:12) 9.《ネタバレ》 戦時中の広島・呉の片田舎を舞台にしたホームドラマ、アニメ。前半は戦争を主題にせずフツーの日常を描くが、ほのぼのしすぎて冗長。空襲が激化するにつれて徐々に引き込まれていく。失った右手と義姉の娘。戦火にて愛を再確認するフタリ。良作の域ではあるが、評判ほどではねえな。 【獅子-平常心】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-12-24 01:36:34) 8.《ネタバレ》 主人公の女の子がとにかくかわいかった! 見ていてほのぼのさせてくれます。 悲しい話になるのは分かってたけど、右手を失った後はちょっとつらくて楽しめなかった。 子供が生まれずに、流産したのかなぁと思ってたけど原作では妊娠は間違いだったらしい。 映画では「二人分」が「一人分」に変わっただけでイジメか?と思ったけど、 それで勘違いを表現したらしい。ちょっと分かりにくいかな。 【あきんど】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-12-20 21:11:05) 7. いい映画でした。ラジオ等で作品の良さを聞いていたので見たいと思っていました。 近所で上映している映画館がなかったので少し遠いところまで行きましたが、その甲斐がありました。 【海牛大夫】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-17 23:07:38) 6.《ネタバレ》 市井の人々を普通に描いているだけなのにこんなにも残酷で胸が締め付けられるとは。。 リンのエピソードを抜きにして、水原とのくだりを見せるのは少し無理があるので-2点で。 ディレクターズカット版モトム。 【雲の上から】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-12-12 00:08:20) 5.《ネタバレ》 リアルで戦争の悲惨さや、翻弄される人間がこまかく描かれており、名作なのはまちがいない。 どこまで本物に近いのか分からないけれど、とてもリアルでとにかく実話っぽい。 はっきりものを言い、しばしば厳しい態度であたる夫周作の姉というキャラクターがいるのもリアル。 芯は弱くはないがのんびりおっとりした主人公もまさに現実にいるタイプで、終始理解のある夫がいるのが救いだ。 戦争下の生活や雰囲気までひしひしと伝わってくるのはなぜなのか。 便利になった現代とはかけ離れてしまっているからこそ、話題になるのだろう。 でも背景説明もナレーションもいっさいなく、字幕もないので、分かりづらいことが多々ある。 時間軸もとつぜん過去に飛んだりするのでやっかい。 原作未見の人には何度か観ないと全体を捉えきれないと思うが、悲惨すぎて何度も観たくないよ。 とりたてて反戦でもないけれど、反戦争というメッセージが伝わってくる稀有な作品。 名作には違いないかもしれないけれど、泣けるという理由だけで人には勧めたくないし、勧めない。 自分にとっては評価は低い。4点でもいいくらいだけれど、後半すこし心を動かされたので5点にした。 【mhiro】さん [映画館(邦画)] 5点(2016-12-10 15:04:46) 4.《ネタバレ》 原作未読。戦争を背景に広島の呉に嫁いできた18歳のすずと家族の物語。相当なリサーチをしたという昭和の広島の風景や軍港であった呉の景色と、彼女の視点から描かれた戦時下における家族や庶民の慎ましく何気ない日常が美しい。優しく暖かなタッチの画とユーモアを交えたとても丁寧な演出で描かれており惹き込まれる。コトリンゴによる音楽と彼女の透明感のある優しい歌声がまた作品にマッチしていて心地良かった。その幸せな日常を奪おうと日一日と迫りくる戦禍と遂に来てしまう原爆投下。無音と閃光によるそれの表現は息を飲むほどの衝撃だった。ぼんやりと生きてきたすずの居場所を奪っていった戦争。居場所を見失ってしまったすずは見つけ出してくれた周作に救われ、母を亡くして居場所を無くしてしまった孤児はすずと周作に救われた。あの世界の片隅で居場所を取り戻したすずたちはどう生き抜いたんだろうなと思った。 主役すず役のん(本名:能年玲奈)。「この世界の片隅に」というタイトルに境遇が似てしまっているが、天然でノンビリとした性格のすずを演じるための試練だったのかなって思うくらいにハマっていて上手かった。それに負けじと他の声優陣も頑張っていたな。容赦ない描写もあるけどぜひ劇場で観てもらいたい一本。 【ロカホリ】さん [映画館(邦画)] 10点(2016-12-06 21:40:42) 3.素晴らしい。傑作。作品についてはもうこれ以上何も語る必要がないが、能年玲奈ことのんについて。声が完璧に合っている。しゃべれない、演技もアドリブもからっきしなんで今後を危うんでいたが、この作品は奇跡的なまでのハマリ役だった。是非これをきっかけに再起して欲しい。 【ぴのづか】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-11-26 17:31:57) 2.映画館で観て以来5回以上は観ていると思うが、なかなか納得のいくレビューが書けず削除してしまっていた。 結局この映画の何が良いのかと言うと、最初はほのぼのした戦時下の日常が描かれ、大変な時でも常にマイペースなすずさんに癒され、のんのちょっと間の抜けた優しい台詞にもホッとさせられ、戦時中とはいえほんとに普通の日常が描かれるので楽しいなぁと思っている所に突然降りかかかる戦争の火の粉。まさに不意打ち。しかし、戦時下を描いているのだから当然の展開。この映画はそういう展開にならないんじゃないかと何処かで安心していた心をこれでもかと打ち砕く。 だからこそ、最後の悔し涙を流すすずさんを見ていると胸が張り裂けそうになる。 このシーンはほんと何回観ても心が揺さぶられる…。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 10点(2016-11-17 02:44:53) 1.《ネタバレ》 キャラクターの描線の淡い色調が背景画とよくマッチして、柔らかなトーンで統一されている。 一時期のスタジオジブリのような極端な細密さではなく、ほどよい加減で省略を採り入れた美術も大らかでよい。 それでいて、道端の草なども当時の植生を細やかに再現しており、道行くエキストラの服装に至るまで妥協がないのが 画面作りに対する仕事ぶりから察知できる。 廃墟となった家の入口付近に重石をされた書置きがある。通りの端で子供ら二人がままごと遊びをしている。 背景に配置されたそんな細部から主人公家族以外の人々のドラマまでが立ち昇ってくる。 風に揺れる松の木の葉、米一粒一粒の白さ、風に舞うタンポポの白い綿毛一つ一つの動きの細やかさが タイトルと共に主題を浮かび上がらせる。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-11-13 19:36:06)
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