みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
184.《ネタバレ》 身体に障害を負って辛いのは当たり前。周囲の人間が心配したり世話を焼いたりするのも当たり前。そんな日常は、近所の病院に行けばいくらでも転がっています。わざわざ映画で見せられなくても…。これにかぎらず、イーストウッドの作品でいつも感じるのは、徹底した“featuring俺”の姿勢。監督&主演なんだから仕方ないが、そのいかにも米人風の安っぽさに、辟易したり失笑したり。 【眉山】さん [地上波(吹替)] 3点(2006-12-16 08:18:50)(良:3票) 183.《ネタバレ》 「シンデレラマン」のような感動モノと勝手に決め付けていたので、後半の展開には本当に驚かされた。余りに救いの無い展開に、すぐさま答えが出る様なものでは無いが、此処まで死のうという意志の強い患者は極めて稀で、普通に思い浮かべる重病患者の”尊厳死”とは少し別の様に思う。格闘の道を選んだのは本人だし、厳しい言い方ではあるが死も覚悟していた筈である。主人公が普通に男性であればここまで欝になることはなかったと思う。私は女性の格闘に全く興味が無い。女性が殴りあい、顔を傷つける様に何の爽快感も得られないからだ。どうしようも無い親であったが、「結婚して、子供を産みなさい」という言葉は、ごく一般的な言葉であるが至って自然な考えである。演出も、あの反則だけは度が過ぎている。完全に殺人である、格闘というスポーツを侮辱している感じさえする。クリント・イーストウッドにモーガン・フリーマンという大ベテランコンビはその存在感だけで違った空気にしてしまっている。趣味は違うが、主役の役作りも見事である。 【まさサイトー】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-12-16 06:12:26) 182.偉そうに薀蓄たれるにはあまりに壮絶なストーリーだったため、敢えて簡潔に…ヒロインの魂が自分に巣食ってしまったかのような感じを受けた、忘れられない作品でした。。。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-15 08:25:45) 181.《ネタバレ》 映画にタブーが存在するならば、それはおそらく性か死の問題であろう。イーストウッドはまさに死の問題を扱い、それをシリアスに、しかしながら至極現実的に描いた。ただそれだけである。どうやら人はホラーなどより、現実の負の一面を見せ付けられたほうが遥かに衝撃で、暗いと重いと嫌悪をあらわにするようである。しかしこの映画は暗いのではなく現実の一部を切り取った映画にすぎない。 重要なのは、イーストウッドが感動的なハッピーエンドよりも、目の前の現実に向き合うほうに自らの映画的価値を置いているということ。死んでも蘇生するような非現実的世界を描くことよりも、終末期医療に一つの現実的な答えを(映画的特権を用いて)出す方がよっぽど難しいということである。以上のことを把握しなければ、本作は前半の成功劇に目を奪われ、後半部をただ暗いと斬って捨てるだけだろう。 個人的には、映画が娯楽性だけで秤量されるべきものならば、映画はなんとつまらないものだろうと思う。イーストウッドの、娯楽性を抑えてでも表現したかったもの、そこにこそ映画的価値が置かれてもいいのではないだろうかと思う次第である。 【ノマド】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-14 18:14:09)(良:1票) 180.なんて残酷な映画なんだ。ただ生きてるだけでつらい世の中、こんな映画を観たら、さらに生きていくのが困難に思えてくる。これが夢を追いかけた代償にしてはあまりにもひどすぎる。クリント・イーストウッド監督作品を観るのはこれが初めて。ああ、あんたはやっぱりダーティハリーがお似合いだよ。 【ケジーナ】さん [地上波(吹替)] 3点(2006-12-11 20:39:36) 179.役者の配置とか掘り下げ具合がうまいなーと思った。その辺そつない映画。でもストーリーは普通で特に何も思わなかったな・・序盤から何か暗い雰囲気漂うのでこのままでは終わらないんだろうとは思ってたけど。全体的にあまり起伏がない、そうしてるんだろうけど、何か足りないような気がしないでもない。 女性同士のボクシングシーンがなかなか見ごたえありました。 【Mari】さん [地上波(吹替)] 6点(2006-12-10 12:01:11) 178.《ネタバレ》 地上波初ということで吹替で観ましたが字幕で観た時とはまた違った良さがありました。救いのない終盤で賛否が分かれるところだと思いますが、これはあくまでクリント・イーストウッド個人の死生観だと解釈すると妙に納得出来ます、最近でも『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』など精力的に活動していますが彼の年齢を考えると自身の願う最期とも理解出来なくもないです。アカデミーの作品賞以外にもいくつかの賞を取っていますが、モーガン・フリーマンの助演男優賞は今までの功績を讃えます的な賞になっている気もしますが、ヒラリー・スワンクの主演女優賞は文句なしですね、肉体派のイメージも必要とするとても難しい役なのにちゃんとボクサーらしい体を作って頑張った最大の功労者だと思います。 【眼力王】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-12-08 23:08:34) 177.う~ん…すいませんけどちょっとこれは… 【亜空間】さん [地上波(吹替)] 4点(2006-12-08 17:10:49) 176.フィクションだと分かっていてもマギーの人生には涙を禁じえない。ラストも悲し過ぎる。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 9点(2006-12-08 12:06:16) 175.はぁ~こんな映画だったのね…まあ、メッセージはよく伝わるんだけどこの流れでこのオチはちとつらいものがあります。やっぱここはスポ根モノでスカッと終わらせてほしかった気がするなぁ。ぶっちゃけ後味良くありません。PS:レモンパイって美味しいの? 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 8点(2006-12-07 23:51:57) 174.《ネタバレ》 とても繊細で複雑な映画である。こんな映画を撮ることができるのかいうくらい、繊細さを感じた。光と影によるコントラストが、さらに本作を繊細にしている。また、セリフのない数秒のカットでさえ、数分間を物語るくらいの効果があるものがいくつも垣間見られた。この点に関しても、流石と感心せざるを得ない。 ストーリーにおいて、一番気になったのは、彼女が「悔いのない人生」を送ることができたかどうかということだ。 あのような反則による事故によってあのような結末に至り、また「彼女が何のために戦い続けていたか」ということと家族の酷い仕打ちを見ると、果たして悔いのない人生と言えるのだろうか疑問に感じる。むしろ失意のうちに、また無念の想いを抱いていたのではないか。 家族については、家は買えても、心は買うことは出来ないので仕方がないとしても、ボクシングの試合に関しては、自分が脚本家ならば、チャンピオンの反則により、大きな怪我を負う。怪我を負っても戦うことを止めようとしないマギー。何度もタオルを投げ込もうとするも、戦う彼女の姿を見て、どうしてもタオルを投げ込めないフランキー。勝つか負けるかどちらでも良いが、最後までリングで戦った代償として全身不随の怪我を負うという流れにした方が良いのではないか。最後までリングで戦うことができれば、彼女は「悔いのない人生」を送ったと思うし、スクラップが失明した試合をカットマン故、止めれなかったけど実際はどうだったのか…という話ともリンクする。 フランキーはトレーナーとしては、マギーの試合にタオルを投げ込むことができなかったけど、トレーナーを超えた存在として、マギーの人生にタオルを投げ込む業をフランキーに背負わせるというのが、すっきりする流れと思われる。彼女の人生に自己責任を負わせることが出来ないと、後味の悪い、救いのなさだけが残ることになるのではないか。 他方、彼女を死なせないという流れの方が整合的なストーリーのような気もする。スクラップの語る「誰でも一度は負ける」というセリフには、裏を返せば「負けたとしも、どんなに傷ついても、人間は再び立ち上がれる」ということを言いたいのではないか。ラストで彼女が大学で車椅子の姿でもゲール語を学ぶ姿が見られたら、アカデミー賞受賞作品に相応しい映画になったのではないかと思う。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-12-07 21:22:10)(良:2票) 173.《ネタバレ》 アメリカでは、キリスト教右派や保守派の評論家、障害者団体が反発して、ボイコット運動が起こった。その一方で、アカデミーでは高く評価され、4部門受賞に至った。この二極分化された、文字通り賛否両論のリアクションは、まさにあたし個人のリアクションでもある。人物描写、キャスティング、画面作り、プロットなど、映画としてはものすごくよくできた一本であるという気持ちは否めない。しかし、個人的には、高く評価したくない。その理由は、もともと映画にポジティブな娯楽を求める傾向があること。この映画の、特に後半から結末にかけて描かれるテーマは、人生を考える上で無視することの出来ない重要なテーマである。しかし、映画を通してそれを考えたくはない。ましてや、これみたいによくできた映画にそれを提示されると、人物設定や演じる役者が優れている分、現実からは切り離した次元で架空の世界を楽しもうとするあたしの基本姿勢は揺るがされる。いっそのこと、駄作だったらもっと素直に批判的になれるのに、という感じだ。 【黒蜥蜴】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-29 19:53:56)(良:1票) 172.うーん、重たい最後だったなぁ。 マギーの家族のひどさといったらむかっ腹立つし。 あなただけが・・と言われたフランキーにも最後の選択を迫られるし。 どうにもならんかったんかいなという辛さがありますね。 【ネス】さん [DVD(吹替)] 5点(2006-10-04 16:02:58) 171.賛否両論を求めるようなまさかのジ・エンドに、私はクリント爺さんの行った行動に大賛成だったのですが、しかし、 最終的に重たいラストで終えてしまった事が残念でならない。そのせいか、賞を獲りたいが為に生まれてきた作品のように思えてしまって・・・ ただし、ヒラリーの主演女優賞には もうめちゃ納得。ビバヒル青春白書の準レギュラーだった頃からすると とてもまさかまさかでしょ?いう思いなんかもあってか その後の成長ぶりにもかなりビックリしています。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-09-07 22:10:30) 170.《ネタバレ》 まずみなさん高得点なのがビックリです。 これは改めて言う事も有りませんが聖書の啓示などから物語を組み立てています。 ただ私はそれで作品の良し悪しを言う訳では有りません。 まずこの作品について最大の疑問はチャンピオンが倒れてレフリーがストッピングサイン つまりロープダウンしたチャンピオンに向かい両腕を大きく振って TKO(テクニカルノックアウト)を示してる。 つまりタイトル戦はマギーが勝ったはずです。それでこの試合の勝敗はついたはずですよね? 不意に殴られてマギーの首が折れたのはその後です。 それがなぜか後でマギーが「私は頑張ったのよ」と母につぶやき「でも負けたんでしょ」 と母が言う。誰もそれを訂正しない。つまり劇中マギーは負けていた。なぜか? まったく、この点でもう話しに成りません。その後のストーリーはどうでも良く成りました。 ボクシングもうちょっと調べてから映画作れ!と言いたいです。 フランキーのする事はまず試合が終わったにも関わらず後ろから殴りマギーを不具にした元チャンピオンを始末する事です。 チャンピオンも試合後の暴行ですから傷害罪に問われますよ。 その他マギーの母親やその他家族の描き方。酷いです。極端過ぎるでしょう。 この作品を高尚と言うならこの世は闇です。物事はそう簡単に割り切れません。 ボクシングの神様に教授されあれよあれよと言う間にチャンピオン寸前にまで昇りつめ 一転地獄に叩き落される主人公。 白痴の様な青年を諭す神(フランキー)のしもべエディ まったく高慢ちきで話に成りません。 この作品がアカデミー賞4部門独占したって所が怖すぎですよ。 自分としては3点を付けざろ得ませんでした。 役者さんとしては私は非常に好きで才能と個性のある人なのに。。。残念で成りません。 【一般人】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-08-08 21:12:22)(良:2票) 169.いろいろと説明されていないことが多い映画だけれど、なんというか バランスがいいのでしょうね。 共感できるかどうかは別にして悪くはありませんでした。 【かじちゃんパパ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-08-01 13:24:01) 168.《ネタバレ》 評価の高さに騙された感のある作品です。なんか暗くて、重いし爽快なボクシング映画と期待した自分にはキツかったです。まさか女性のボクサーの話とは思っても見ませんでした・・・個人的にスポーツ系の女性は苦手ですな。格闘技の世界は勝つことがすべてです。反則を使ってでも失格にされず勝利を奪いにいくビリーの方がセンスがあるかと思います。仮にマギーが最後の試合に勝っていても寝たきりや足の切断なんてことになってしまったら、試合に勝ったけど、勝負に負けたってことになるでしょう!!こういう救いのない結末の作品は苦手です。 【マーク・ハント】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2006-07-26 04:50:36) 167.《ネタバレ》 映画としてはよくできていると思いますし、あるタイプの思想を典型的に表現しているとは思います。・・・・・・・・だけど、僕は、とりあえず今は、そういう思想とは戦いたいという立場なので、今はめいっぱいに低い評価にします。・・・・・・・・ところで、ある作家の短編小説に次のような作品があります。・・・・・・50歳を過ぎて妻がアルツハイマーにかかってしまいました。妻は、まだ記憶がしっかりとしているときに夫に懇願します。もし私が自分が自分であるとわからなくなったら、生まれ故郷の海に私を連れて行って、その岸壁から私を突き落としてください。私は自分が自分でいられなくなることがほんとうに辛いのです。・・・・・・・小説は病が悪化した妻を故郷の海に連れて行くところで終わっています。・・・・・・・もしそうなったら、あなたは、妻を殺すことができますか。・・・・・・・・イーストウッドは、言うでしょう。Of course, I do.・・・・・・・・だけど、平和な社会のエキスをたっぷりとすいこんだ僕には、とてもできそうもない。記憶はなくたって、そこに立っているのは生きた妻にしか思えないから。・・・・するとイーストウッドはいうでしょう。「愛しているからこそ殺せるんじゃないか」・・・だけど僕は断固として言いいたい。「愛しているから殺せないんじゃないか」・・・・この二つの考え方の間には、人と人との関係について架橋しがたい深い淵があります。・・・・・・・・またイーストウッドは、人間の人生の意味は偉業を成し遂げ、それが人々から語られることにあるのだ、というところにあるようです。だから何かを成しどけられないなら、生きている意味はない、ということになる。戦士的、武士的な人生観ですね。・・・・・・この時代に、そういう感性に諸手をあげて賛同してよいのだろうか。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-07-22 00:35:37)(良:1票) 166.《ネタバレ》 これは重いし暗い。前半と後半のギャップにびっくりです。最後は尊厳死の話になってしまいましたね。 【ギニュー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-07-20 21:03:18) 165.《ネタバレ》 クリント・イーストウッドのナルシスト映画にしか思えませんでした。マギーのような従順で努力家で完璧な人間なんていないです。誰もが弱さや卑劣な面を持っている。同様に、彼女の家族ほどひどい人間もいないと思います。だから、人間を真剣に勧善懲悪に描く映画は私の好みではありません。それに、マギーは試合において挫折することはたった一度もなかった。あの、最後の試合を除いて。それってどうなんだろう?根本的にクリント・イーストウッドの監督作品は私には合いません。 【kaneko】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2006-07-18 17:05:06)
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