みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
141.《ネタバレ》 ダークナイトの期待を背負いながらまずこれだけの野心的な大作を作り上げた所は素直に凄いと思う。 夢の中に入り込んで~という大まかな設定自体は 自分が知る限りでも存在するし、そう斬新なものではないが、夢に階層を設けてる所とか細かな設定がオリジナリティあって良し。 ただ、ところどころ映画内ルールに疑問点が。1階層目の夢で橋から落ちて2階層目は無重力になってるのに3階層目の夢に影響はないのは何故?キックは聞こえてるのに・・・とか、 他人の夢の中で別人の意識の投影が入り込んでくるという設定はいくらなんでも強引すぎないか?とか、 その他諸々、疑問点を挙げるときりがない。 SFファンタジーの作りものなんだからと言われればそれまでだけど、都合の良いように理論を無視して作るなら 何だってできると思うし、せめてもっと理論を付けて欲しい。 それとノーランは映像クリエイター的な才能とエンタメ大作の作り手としての世界観の構築とかは優れてると思う反面、人間ドラマの描き方が画一的で見せかけだけのものだというダークナイトからの思いを強くした。 主人公コブとモルの関係も、御曹司と父親の関係も全てが類型的でセリフが安っぽく、心に響いてこない。ディカプリオの役なんかはシャッターアイランドと被ってるから比較しやすい。役者はみんな演技派で心に響く良い演技する俳優なのに、今回に限っては何も伝わってこなかった。これじゃあ物足りない。三島由紀夫は黒沢明のことを「思想は中学生並」と言ったらしいけど、ノーランにも同じことが言えると思う。 【ピカレスク。】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-02-14 11:56:39) 140.《ネタバレ》 夢の世界を描いた映画といえば、押井守の『うる星やつら2/ビューティフルドリーマー』を思い出す。何層にも分かれた夢の世界を行ったり来たり…どこからが夢でどこまでが現実なのか。登場人物同様、観客も夢の迷宮世界に迷い込んでしまう。これまでアニメでしか描けなかったようなことを実写で表現したクリストファー・ノーラン監督の才能は確かなもので、極力CGに頼らなかったという壮大なロケーションと、誰も観たことがない無重力アクションに目が釘付けになる。含みをもたせたラストも素晴らしい。…ところで、トム・ベレンジャーの姿を久し振りに見た(随分老けたな…)。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-02-06 06:42:00)(良:1票) 139.こんな映画をずっと見たかった。この監督、このままいけばキューブリックみたいになるかもね。次作でも凡人のオレに素晴らしい夢を見せてほしい。 【Junker】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-02-02 17:48:41) 138.いや~ 面白かったですね~ エンターテインメントとして、合格点以上でしょ~ 観ていて、引き込まれましたから.. ただ、、観終わって、冷静になると、気に入らないところが2つ..1つ目は、人の深層心理に入るのに、必ず夢の中から夢へ..このプロセスが決まっていること..ちょっと強引です、色んな方法があって良いはず..2つ目は、1つ前の夢の環境(状況)が、そのまま反映されること..映画としては面白いが、理屈として変..夢の中なので、繋がりは無くていいはずなのに..よって、-1点です... 【コナンが一番】さん [DVD(吹替)] 8点(2011-02-02 13:05:29) 137.《ネタバレ》 『プレステージ』で詐欺のような無駄時間を経験したので、同監督のこの作品も全く期待はしなかったが、ここでの高評価を確認すべくチェック。結果、時間の無駄にしか思えなかった自分が不安になったが、まかださんの書き込みにホッとした次第。まかださんと全く同じ感想を持ちます。それに加えて思ったことを書きます。自分が見た夢の出来事ですが、空一面を覆う無数のパラシュートに気づきその荷物のひとつが庭に落ちたので箱を開けるとうんちが入っていたり、チャンバラや時代劇には全く興味もないのにお侍さんになっていたり、明日試合を控えるボクサーなんだけどお腹が大きい妊婦さんになっててボディブローが心配で試合放棄を考えたりしたことがあります。とにかく夢ってもっと荒唐無稽だと思う。毎度突拍子もない夢ではなくとも、突然場所が変わったり、それまでいなかった人が突然現れたり、あまり関わりのないはずの人から唖然とするようなこと言われたりして、もっとつじつまがおかしな世界だと思う。そもそも何の夢を見ようと計画してその通りに見れるものじゃないし、ドリカムの歌にもあるように、夢で会おうと思って特定の人に会えるものでもないです。ましてや他人の夢のなかで本人以外がそれをコントロールできちゃったり夢を見る主を説得したり、何度でも同じ夢の場所に行けて続きを見られたりなんて、設定上の説明や説得力がなくてついていけない。主人公の妻のストーリーは『惑星ソラリス』の二番煎じ感が強烈。蹴られて転んだら夢から覚めるとか言うけど、いきなり床が抜けて飛び起きた経験を持つ人はいるでしょう。つまり誰から何もされないうちに計画未遂行のうちに目覚めることもあり得ます。エレクトロニックな仮想空間ならまだしも「夢」という世界であらゆることがコントロールでき過ぎ。そして、まかださんが既に言ってますが、自分でも再度言わずにおれないのが「夢の中でどれだけ派手な攻防やアクションが展開されても何の緊迫感もない!」ということ。この監督、バカにしか思えなくなりました。何でもアリなら、この映画より自分で夢みてる方がマシ。 【だみお】さん [DVD(吹替)] 1点(2011-01-23 01:08:58) 136.《ネタバレ》 とてもアイデアが良くて、でも複雑で理解が難しいくらい、だからこその魅力がある。映像も素敵で、自然美、都市景観、歴史意匠、SFとバランスが取れて、観客を引き込む。最初は課題をどうこなせるかのアクション映画かと思ったけど、以外と内容深かった。たとえ夢オチであったとしても許せる作品だなあ。普通夢オチは落胆してしまうんだけど。夢オチ逆手にとったな。これ一回で終わらせるには惜しいと思うくらいの練れた設定だなとは思った。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(吹替)] 8点(2011-01-21 12:33:32) 135.《ネタバレ》 こ、これは…よくこんな突拍子もない話をハリウッド大作として完成させ、ヒットさせたもんだ。ダークナイト大ヒットがあったからこそ許された大冒険だったことでしょう。 自分的にあら探しをする気になっていないので、これは自分としてはかなり満足した映画ということです。クリストファーノーラン監督のくそが付くほどまじめで硬質な作りは緊迫感を出すのに非常に効果的で、ラストシーンまで緊張感を持続させられました。ラストシーンのコマが回るのを見て狂おしいほど止まれ!止まれ!と思ったのは自分だけではないはずです。 ところで冒頭で突拍子もない話と書きましたが、実はこの映画の基礎を形成している夢の階層構造については実際に何度か見た経験があります。この不思議な体験を映画化してくれたことを喜んでいる人が、自分の他にも世界中におそらく何万人もいると思いますよ。 このアイデアを大作としてではなく中作(?)として、かわりにノーラン節全開で作ったらどれだけワクワクするものができるんだろうと思わず考えてしまいました。とにかく楽しい時間でした。 【HAMEO】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-18 14:13:34) 134.《ネタバレ》 2010年公開の映画の中で私的No.1だった作品。 この映画のコンセプトのひとつが、いわゆる夢の世界の映像化である。そこで描かれる夢は、一見して現実と区別がつかないが、何かのきっかけで破綻し、崩れていく世界。そういう夢を人工的に作り出すというアイディアは特に新しいものではない(『クラインの壺』とかがある)けど、そこで作り出される夢が、夢の中の夢という括りにより何層にも積み重ねられるという構成(これまでは並列的世界が多かったと思うけど、これは階層的)と、それを「設計」するという発想は面白いと思った。 人間の意識について、ホーキング博士はこう言っている。「人間くらいの大きさのエイリアンであれば、1兆の1000兆倍もの粒子を含んでいるので、たとえエイリアンがロボットであったとしても、方程式を解いて、その行動を予言することは不可能でしょう」 これはロボットにも自由意志が持てる可能性があることの言説だが、その前提として、意識は人工的に創出可能で、その拡散度合にはほぼ無限の(人間が推算できる以上の)可能性があることを示している。夢や仮想現実の世界も、宇宙と同じように量子論的探究が可能な世界であり、そこに様々な想像を加えることで実際的なサイエンスフィクションの対象となりえるのである。(夢だからといって何でもアリというわけにはいかないでしょう) 仮想現実を扱った映画といえば『マトリックス』がある。これはシミュラークル的な奇想から発展した荒唐無稽なSF的映画だと僕は思うが、本来、理論的位置づけがそこはかとなくあって、主題が現代思想的にも有意で、なおかつ人間的に必然な要素(恋愛とか利己とか家族愛とか)が絡んでいて、とにかく面白い、というのがSF作品に僕らが求めるところではないだろうか。 そういう意味で、『インセプション』は、SF映画として、想像力を刺激される印象的な作品だと僕は思っている。 【onomichi】さん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-18 02:18:41) 133.《ネタバレ》 面白かった。でもちょっと知的すぎてよくわかりませんでした。街を折り畳む映像とか派手だったけど、直接お話には関係なかったな。 アクション映画ばりの夢を観て目が覚めるときのフッ…とした感覚がリアルでした。 【えむぁっ。】さん [DVD(吹替)] 7点(2011-01-18 02:13:39) 132.久しぶりに頭をフル回転させながらみた作品。ジョセフ・ゴードン=レビットがめっちゃよかった。あの無重力シーンはやべえ。エレン・ペイジも存在感あった。彼女の存在意義考えたらこの映画は絶対ハッピーエンドだと思う。名前アリアドネだし。 【Surfer】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-17 20:45:33) 131.ものすごーくド派手な映像見せられても、「これは夢の中です」なんて言われたら、萎えることこの上なし。 そりゃあ、何でもありだよね。夢なんだから。 そんなこと考えてたら、もう開始30分で退屈になり、眠くてしょうがなかった。 これだけ映像に金かかってて展開もめまぐるしいのに退屈という、ある意味貴重な作品。 映画って、夢のような話をいかに現実っぽく見せるかだと思うけどね。 【まかだ】さん [DVD(吹替)] 2点(2011-01-17 01:54:27)(良:2票) 130.《ネタバレ》 現実と夢の世界がミルフィーユ状態に折り重なっていく様が面白くて目が離せなかったです。どんどん込み入った展開になっていって、見ている側の頭が混乱していくようで・・・。ただ、そのミルフィーユな光景を見ていくにつれて、もっと作り込めるんじゃないか?っていう期待が膨らんできちゃいましたw 監督!もっとできるはずでしょ!っていうw まぁ、あんまり作りこみすぎちゃうと本当に視聴側が話についていけなくなっちゃいそうだから、このくらいが妥当だったのかもしれないな~と思いました。時間が経ったら再度見てみたい映画です。 【VNTS】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-15 15:52:28) 129.《ネタバレ》 設定、映像、主人公のストーリーなど、総合的には楽しめた。 しかし、肝心の夢の階層の設定が曖昧。設計士がいるのだから、すべての階層は設計士が作ったものが基本になり、設計士の夢を全員が共有するというならわかるが、どうやらそうでもない様子。特に第三階層、そしてその下の階層が、一体誰の夢が基本になっているのか大変わかりずらい。虚無に落ちたロバートを探しに行った先に、なぜ主人公と嫁の作り上げた世界があったり、ケンさんの城があるのかもよくわからない。 ラストシーンについては、これがもし夢オチだとしたら、主人公のストーリーを通して描かれた「結局、現実で生きるしかない」というテーマがまったく無意味になるため、夢オチかもよ?とも匂わせるような引き自体をしたことがナンセンスではないだろうか。 【ブラック武藤】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-13 20:47:20)(良:4票) 128.《ネタバレ》 心地良いほど意味不明でかえって感動した。つまり「キック」とは、夢世界ではその対象者が受動的な立場にあるから必要となるわけだ。ありがとうと言って監督にキックを食らわせたい気持ちだ。ただし、意味が分からなくてもこの作品はフィーリングで楽しめてしまう。まずディカプリオが集めたチームは知的でカッコイイ。しかもイケメンだ。チームの要になる建築士は、もちろん一級建築士ではなくて、夢建築士のことだ。あの才気溢れる女優エレンペイジが夢を設計する!もうこのアイデアだけでワクワクしてくる。空から道路が落ちてくるようなシーンはやはり圧巻だ。こういう頭の良さそうな連中が、キックの連鎖における上階層でのキックの定義およびその虚無に関する現階層での扱いについて、意味のワカラナイことをほざいていても、つい知的なルックスにのまれて、説得力があることを言っているように聞こえてくる。見終えたあとも、キック、虚無、3階層、キック、虚無、3階層!とそんな言葉をぶつぶつ言ってる自分がいる。不思議なことに意味が分からないのになぜかすべてワカッタ気になってしまう。でも私は本当に理解したのだろうか?それとも私は本当にこの映画を観たのだろうか?まだ映画館の中で眠っているのはないか?もしかして今レビューを書いているつもりでいるけど、現実にかえったらもう一度レビューを書かなくてはいけないのではないだろうか。そうだとイヤだな・・。せっかくの力作レビューなのに(わらう)とりあえず、ディカプリオがインセプションされているだとか、いやそうじゃないワタベネの夢物語だとか、いろいろな解釈があるだろうが、じつは観客がインセプションさせられていたと考えるのが一番しっくりくる。さあみんなで叫ぼう。キック!虚無!三階層!これは面白い。こんな斬新な娯楽映画久しぶりにみた。 【花守湖】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-12 20:38:01) 127.《ネタバレ》 大人向けの娯楽大作。 こんな宣伝文句がぴったり合う秀作です。 難解なストーリーも脚本が練りに練りこまれ、夢の中を映像として魅せる高い技術力、レベルの高い役者陣の演技で最後まで飽きずに鑑賞することができました。 途中、雪山のシーンは正直だれましたが、そこから一気にラストまで畳み掛ける演出には拍手! こういった大人向け映画をポーンと作ってしまうのがハリウッドの底力なんでしょう。 映画好きの大人には「たまらない」作品だと思いますよ。 【ゆたさん】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-01-11 14:04:26) 126.ラストに向けての収束がすばらしかったです。中ほどにちょっと退屈なところがあったので辛口気味に7点にさせていただきました。エンディングは何度も考えてしまうほどいいところでまたプツリと終わってしまえたものですね、メメントと比べて1点下にしました。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-01-10 17:49:24) 125.非常に素晴らしい。凄い。こんなにもオリジナリティーに溢れた映画は久々に見た。夢の中で夢に入る連鎖がゾックゾクする。メメントの監督なんだね、クリストファー・ノーラン、天才すぎる。 【六爺】さん [DVD(吹替)] 9点(2011-01-10 12:23:46)(良:1票) 124.《ネタバレ》 ラストシーンは非常に印象的で見る価値ありです。 ただし途中は明らかに中だるみしており、寝そうになりました。 特殊な能力を持った仲間集めを描いた割には仲間の能力が活きる場面が皆無なこと、アクションシーンが退屈なこと、夢を行き来する場面が複雑でわかりにくいことが原因だと思います。 もう少しコンパクトにまとめれば、もっと楽しめると思うのですが。 【アシュ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-01-02 03:51:39)(良:2票) 123.難しいような難しくないような、わかったようなわからないような しかしながら画面に釘付けになってしまった。 【くまさん】さん [インターネット(字幕)] 10点(2011-01-02 03:34:13) 122.これぞ映画!素晴らしい!映画館で観賞しなかったのが惜しまれる。 【Dream kerokero】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-01-01 03:17:33)
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