みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
534.《ネタバレ》 「うーん、最初から最後までまぁまぁの作品って感じですかねぇ。」っていうのが最初に観た時の感想。たまたまテレビをつけていたらやっていたので、二度目の鑑賞をしてみました。気がだいぶ変わったのでレビュー変更します。一度目はしっかり観てなかったんだろうなー、とにかくストーリーが気に入らない。他国の人が観るならば、この作品は上出来だと思う。渡辺謙も真田広之もトム顔負けの演技。しかし、武士道を極めたわけではないと言え、自分は日本人である以上、この点に言及せざるを得ない。一見、侍を賞賛した作品に見えるけど、自分は「侍を潰したのはアメリカ、日本を侍から守ったのはアメリカ、えっへん!」という印象を受けた。更に言えばラストシーンでも「全滅した一族からたかを守れるのは私しかいない。」「あぁ、アメリカ人って素敵☆旦那殺されちゃったけどー。」という会話が頭に思い浮かんでしまった。確かにそれは深読みし過ぎなんだけど。アメリカは好きなんだけど、こういう「ヒーローはアメリカ」みたいな点はどうも違和感(否定はしないけど)。侍という日本文化をいわば「借りている」わけだから、その点もっとちゃんとしてほしかったなー。あと、この作品の一番の突っ込みどころは天皇陛下でいいんですよね? 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 5点(2006-03-12 15:02:21) 533.やはり日本人ではない人間が、今となっては日本人さえも理解し難いこの時代の“武士道”を映画にするのは無理があると感じることしきり。 【Miranda】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-02-26 20:35:14) 532.《ネタバレ》 何より腹立たしく痛恨なのは「未亡人たかが亭主の仇オールグレンに接吻なんてフツーありえなくね?」とか「ヲイヲイ明治時代にニンジャ?」とか「村の入り口に鳥居?」とか「なぜオールグレンにはガトリング銃が当らないのか?」とか「官軍兵士一同なぜラストで土下座?」とか(皆さんの今までのレビューで散々ガイシュツだしキリがないので割愛!)そういう些細なツッコミ処では断じてなく、こんな陳腐かつ薄っぺらい「日本&武士道」勘違い映画をお耽美に撮るしか能がないエドワード・ズウィック如きに渡辺謙をオスカー(助演男優賞)へノミネートせしむるだけの力量を見せつけられたコトだ!珍妙な日本の風俗描写に辟易かつ失笑したヒトらも、勝元の画面における存在感には目を見張り、合戦場面のスペクタクルには思わず息を呑んだハズ。つまりそういうコトだ。要するに我が邦画界は”役者のポテンシャルを十全に引き出し増幅させる”という点に絞っても「ブラックレイン」のリドリー・スコットや本作のエドワード・ズウィックといったハリウッド二流作品及び監督にさえ完敗を喫している、という屈辱的な苦い”事実”を認めざるをえないのが現状なのである。取り敢えず日本人監督による(ジブリアニメ以外の)映画で逆にハリウッドをぎゃふん(死語?)と言わしたるくらいに奮起していただきたい!! 【へちょちょ】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-02-14 02:59:44)(良:2票) 531.《ネタバレ》 ネイサンが、日本の侍と触れ合った事により、具体的にどのような心境の変化があったのか。その心理変化の描写がイマイチ雑な気がして伝わらなかった。それと同時に外国人から見た時の「侍魂」の表ツラをなぞっているような解釈の演出方法も残念だった。ただキャストの熱演は素晴らしい。主要キャストは本当に迫真の演技だったと思います。渡辺謙は本当凄いですね。小雪の表情で見せる演技も素晴らしかった。物語的には最後、ネイサンが自ら命を絶つとかだったら映画全体からくるメッセージ性がもう少しまっすぐだったような気がしました。最後の合戦の迫力はさすがハリウッドという感じがしたので、評価したい部分と残念な部分が半々のような気がしました。だからこの点数です。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-30 11:28:47) 530.邦画より、日本っぽい。邦画も頑張って欲しいです。やっぱり、外から見ると、中からは見えない良さに気が付くこともあるって思いました。でも、しかし、、他のアジアからみると、どういう風に見えるのでしょう? また、まったく違う見方になりそうです。 【ぱんこ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-01-29 22:57:21) 529.日本の文化を正確に表現できていたのは良かった。でもそれだけで、話自体はつまらなかった。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 3点(2006-01-11 18:47:40) 528.日本人より日本を知っている。忍者とか日本人より絶対理解し~。あと兼の演技力がスゴイことこの映画で気づいた。それにしても日本の刀はカッコイイね~ 【Pepe】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-01-07 01:04:31) 527.《ネタバレ》 「ダンスウィズウルブス」の日本版のノリで作ったのかもしれないが、皆さんご承知のことでしょうが、蛇足と思って聞いてください。この作品を見る時に、「西南戦争」「田原坂の戦い」「西郷隆盛」「山縣有朋」を押さえつつ見てください。こないだNHK「その時歴史が動いた」で「西南戦争」やってましたね。あれは「西南戦争」を大変分かりやすく説明していました。あれを見てから「ラストサムライ」を見るのです。「おお、なーるほどう」となります。日本人が見たらこれは「西南戦争」にしか見えぬ。「大村」のメインモデルとなったであろう山縣有朋の名誉のために言っておくと、彼が汚職で私財を貯めこんだという事実はなさそうですよ。(松本清張のうけうり)大久保利通、伊藤博文と3人足したようなキャラであるが。 「ありえない」の突込みどころは満載ですが、まあ、これはハリウッド映画。ひとつだけどうしても許せないのはどうみても西郷隆盛である勝元を「殿様」に設定したことだ。西南戦争は殿様が起こした戦争じゃない。西郷隆盛はもちろん殿様じゃない。「殿様」にされてしまったら、「西南戦争」(武士による最後の反乱)の「意味」が全然違うじゃないかあ。 「西郷」を「殿様」にされてどうですか、と鹿児島方面のレビュワーさんの感想を伺いたいですね。「武士道」については、個人的には徳川家の都合によって押しつけられ、朱子学により歪められたものという感が強い。その「武士道」に欧米人が勝手にロマンを感じて映画までつくっちゃうなんて、片腹痛い気がするのは否めない。「西南戦争」においては、旧薩摩藩士たちは「武士道」というよりは「カリスマ西郷」のために戦ったと言われているし、そう考えている。鹿児島方面の方はよくご存知であろう。監督はほとんど日本人の観客のことは念頭に置かず「私のロマン、サムライ」と思ってつくったようだけど、(勝元役、大村役に対し、何よりも英語力を求めたことから明白)ここまで実在の人物や事象に添っている以上、日本方面から「違う」の声が出ることはしょうがない。奈良橋陽子なんて見た目だけが日本人な女を重用したのも腹立つ。あんな女が日本事情を教えるなんか、へそで茶がわくよ。ラストの戦闘場面以外のアクションには鬼気せまるものがあった。護衛の福本清三が素晴らしい。(70歳!)彼はそのままタイムスリップしようが全く違和感無さそうだ。子役秀逸。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-01 19:54:55)(良:1票) 526.映画館で観てから2年目です。一時の興奮から冷め、この間、黒澤映画やミフネ映画を観てかなり評価を下げた作品になってしまいました。岡本喜八の作品に「日本のいちばん長い日」があります。この中の三船敏郎演じる阿南惟幾陸軍大臣と「ラストサムライ」の渡辺謙演じる勝元盛次参議がオーバーラップします。共に多くの部下を統率しているリーダー・責任者であり、天皇の信任厚く、国体護持に苦悩します。切腹シーンもあります。(是非、両者を見比べてください)サムライ時代は、遠い昔のことではなく60年前まで続いていたことが理解できます。渡辺の方は、帝国軍でしたが、三船の方は、連合軍の日本本土進攻です。大きく異なるのは、前者が自決をトム(ある意味部下?)に止められ運を天にまかせて来襲する敵と絶望的な戦いをしリーダー切腹・部下玉砕してしまうのに対し、後者は、リーダーの三船が一人切腹することで徹底抗戦を叫ぶ部下をなだめ多くの日本人の命を救います。しかし、玉砕した「ラストサムライ」では国体護持された?のに対し、徹底抗戦しなかった「日本のいちばん長い日」の戦後日本は、国体護持はされていない?ということです。「ラスサム」の監督は日本人が連合軍と本土決戦をやっていれば、天皇は人間宣言させられずに済んだと言いたかったのでしょうか?映画の後半の方で飛源がトムに「おまえも白人と戦うのか」と問いますが、勝元軍の玉砕戦は実現しなかった1945年夏の昭和陸軍の本土決戦なのか?なら敵は大村が雇った合衆国騎兵隊にしたほうがテーマがわかりやすかったと思う 【Waffe】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-28 08:45:27) 525.村の入口に鳥居が突っ立っていたのも,小雪が水浴びするシーンに熱帯植物が映っていたのも,中世ヨーロッパ風の鎧甲冑が登場するのも,全部目をつぶる。つぶるから,ハリウッド製作陣は今後こういう映画を撮る前に1回…いや理解するまで何度でも「忠臣蔵」を,「勧進帳」を観て欲しい。日本人の心の琴線を鷲掴みにしたかったら,まずそういうところから入らなければダメだ。それを達成して,初めて名作の誉れを得ることができると思う。本作を観て,ハリウッドはやはりどこまでいってもハリウッドだと思い知った。登場する全てのキャラクターの設定が薄っぺらく,私はまったく感情移入できなかった。と書いてしまうと,頑張った日本人俳優達に失礼なので,4点。古いし題材は全然違うが,まだ「レッド・サン」の方が感銘を受ける。“武士道”を描くのではなく,日本人はかくあるべし,といった手法の方がよりよかったのでは。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2005-12-17 12:46:30)(良:1票) 524.確かにハリウッドの日本物にしては良くできていたと思います。しかし、映画を評価する際に「この国が作った割には良くできている」という視点で見てしまったら製作者側に失礼だと思うので、純粋な視線で評価させてもらうことにします。かといって、何か風景に違和感があるとかそんな細かいところに口答えはしません。僕がこの映画で一番ダメだったと思うところは、俳優陣の演技はなかなか熱いものの、登場人物に個性が感じられないところだと思います。見終わった後に、結局主人公や勝元がどんな性格だったのか印象が非常に薄い気がしました。おそらくこれは、武士道の上っ面だけをなぞり、登場人物の個性をそれにあわせて設定したことに原因があると思います。武士道があまりにも単純に割り切られてしまって奥深さがないのです。その浅い思想をもつ勝元と、勝元に浅い思想を教わる主人公のキャラに奥深さが無いのは当然のことで、よって映画自体もアクションシーンが多くて飽きはしないものの、とても薄っぺらなものとなってしまったような気がします。勝元をかこんで土下座するシーンも、かっこつけた演出をしているだけに過ぎず、とても寒いものでした。友人は号泣したらしいのですが、僕には全くでした。見終わった後にこれだけ印象の薄い大作もなかなかないですね。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-17 02:56:58) 523.ハリウッド映画にしては、なかなか日本を肯定的に捉えてると思いました。”They are ...all... perfect."これに尽きますね! 【H.S】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-12-10 20:32:16) 522.《ネタバレ》 若干日本の文化に対して違和感を感じる場面もあったが、外国映画にしてはよかったと思う。ようは全てに西洋文化をとりいれるだけでなく、日本特有のワビ・サビの文化を残しなさいといったところでしょうか。外国人に言われるようではだめですね。少し恥ずかしい気がしました。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-12-10 12:55:36) 521.謙さんの迫力の演技、トムの変な日本語とともに、テレビ取材が自分の村にやってきたときのような喜びがご堪能できます。 【paraben】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-26 23:14:29) 520.《ネタバレ》 侍に関する描写は不満もあるもののアメリカ映画としては頑張ったといえる。 アクションもサービスたっぷりで中々楽しませてくる。 だがラストがあまりにも酷い勝元が死んだ後ネイサンも自ら命を絶てば満足だったがそうはならず生き残るのはあまりにも酷い。 ネイサンが自ら命を絶つラストだったなら6点だったがあのラストなので-2点で4点。 【トクタ】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-11-16 13:10:16) 519.ハリウッド凄いですね!!ネイサンを獣臭がる所などあ~日本人の気持ち分ってるな~って思いました。そりゃ、変なとこもありましたが、アメリカ人にこんな映画作られて、日本人監督は悔しくないのかあ。謙さん達が東京に上っていくシーンは鳥肌が立ちました。音楽も壮大でとても良かったです。あと、皆さんが言っているように、謙さんはトムより存在感ありありでしたねw真田さんもよかったです。ただ、キスシーンはなかった方が良かったです。 【はりねずみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-11 19:46:55) 518.サムライってこんなんじゃないよ? 等など。。。色々と違和感はありますがね。 渡辺謙のカッコよさが光ってて嬉しかった。 眼力で、トムよりはるかに上いってます! 国際派俳優がついに誕生したなぁって感慨があります^^ モヤの中から騎馬軍が登場するシーンはゾクゾクですねぇ^^ 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-05 00:40:25) 517.渡辺謙、真田広之、かっこいいです。不覚にも映画館で泣いてしまいました。 【ひで】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-01 23:03:45) 516.良くも悪くもアメリカ人が創った映画なんですよね。トム・クルーズは過去にインディアンを虐殺した経験があり、そのことに苦しんでるらしいんだけど、その描写が弱いのでただ単に横柄なだけにも見えるしな~。真田広之が剣術の指南をするとこもいじめに見えるし、トムが目を閉じて集中したとたん勝利するシーンは呆れてしまった。小雪のキスシーンもありえないし、勝元がトムを生かしていた理由も分らんし、トムにだけ弾が当たらないのはなんで??戦国時代から鉄砲はあったのに、なんで、勝元軍は鉄砲を一切持ってないの?怪我するとそんなに酒が飲みたくなるの?「サーケー!!」って囚われの身なのに態度でかすぎ。勝元は幕府軍じゃないんだね。勝元と政府軍の対立の理由も良く分らん。確かに、開国のとき日本に来た外国人は日本の秩序と豊かさに驚き、開国により日本が資本主義に毒されるのを嘆いたらしい。この映画はうわべは日本の神秘的な魅力に敬意を表しているようにも見えるんだけど、結局何も分ってないって感じですね。ただ仕事だから、それらしく仕上げただけのガタクタですね。 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 2点(2005-11-01 16:03:21) 515.飛行機の中で観ました。 感想。眠くはならないです。それ以上のものはございません。 映画には、いくら「突っ込みどころ」があってもいいと思います。 それをもってあまりある魅力があれば。 又,製作陣が最初に提示した「約束の線」を自ら超えなければ。 しかし... 例えば、黒澤明、宮崎駿、武満徹,小沢征爾等のインタビュー/対談、スタッフの話、等をお読み下さい。 作る側の心構え,最低ラインというもののご参考になるでしょう。 「突っ込みどころ満載だが、魅力溢れる作品」の代表格として、「太陽を盗んだ男」を挙げたい。 特典DVDもご覧になれば更に「なるほど」と思われるでしょう。 勿論私にとって、そうした資料は「後付け」のもので、 彼らの作品はそんなことを知らなくても楽しめる、とてつもないパワーを持った作品です。 その源泉を知りたくて、その一部に触れて、「成る程!」というわけです。 この作品からはそうしたパワーが感じられない。 何に対してであれ,感動できる心は素晴らしい。 しかし、客が育たねば,映画の質はますます衰退します。 同時に、提供する側の心構えや「ここでOK」というラインが下がれば,作られるものの質も下がる。 そうした作品が全体に占める割合が上がれば、全体が薄まる。 客はその中で相対的な判断を行う。 そしてその中の作品や監督を「目標」にしてプロになる者。 そして彼らの「目標」は「目標」で「最低基準」でないために、さらに質が低下したりする。 料理同様,芸術にも「口に合う,合わない」という要素は存在する。 例えばベジタリアンであっても、近江牛というものは良質のものなのだ、と認める心は持ち合わせておきたい。 この映画がここまで絶賛されてしまうのは、私たち客側にも問題あるのでしょう。 トム・クルーズは現代の大スターであり、ハリウッドの中で最もパワフルな人物の一人です。 彼に「ここでOK」と思わせてはいけない。もう一押し,ふた押しさせるのは、観客の眼です。 「ここで大丈夫と思ったら、もう一押し。それが映画だよ」 と その昔、黒澤明は言われたそうです。 このような現象は、音楽界、マンガ界においても非常に顕著なものですが。 【tj】さん [ビデオ(字幕)] 2点(2005-11-01 01:49:00)(良:3票)
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