みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
40.物語だけを追っていたら大して面白くもない作品。しかしストーリーなんぞ軽々と超えたこの映画的ダイナミズムはどうだろう。観るほどに「映画の驚き」と「楽しい!」を味わえる作品。 【るーす】さん 9点(2003-01-26 20:25:31) 39.若干25才で、製作・監督・主演をこなしたウェルズは本当に驚異的。しかも60年以上昔にですよ。映画手法的にも、後に多くの作品に影響を与えたと言うのが良く解る。正に歴史的名作でしょう。ただ、21世紀の今観て、映画史上最高の作品とは思わない(保守的なアメリカ人は、一生これがNo1と言うでしょう)と言うのが正直なところ。 【クロマス】さん 8点(2003-01-26 15:30:18) 38.アメリカン・フィルム・インスティチュートの選定した米国映画ベストテンの第一位に選ばれたということで見ました。個人邸では世界最大、ありとあらゆる贅をこらし、美術館10個分もの収集品があるというその持ち主、億万長者の映画王チャールズ・F・ケインの物語。一生愛を求め続けたが自分以外は決して誰をも愛さなかった男。二度の結婚に二度の離婚。晩年は、客が誰も来ない広大な館に使用人と共に寂しく暮らした男。物質的にはどんなに豊かでも愛がなければ惨めな人生というメッセージを映画にしました。愛、人生、幸福といった永遠のテーマということでベストワンに選ばれたということでしょうか。しかし映画自体としては、余り面白いものではありませんでした。台詞の意味がよく分らない場面が多くあったし、第一、冒頭に出てくる 「ばらの蕾」という死ぬ間際にケーンが言った謎めいた言葉。この謎解きでストーリーは展開するのですが結局何だったのかよく分りません。膨大な収集品の中に「ばらの蕾」と書かれた何か椅子の背中のような板があって、それを暖炉に投げ込み燃えていく。これがラストシーンで、謎の解答ですよということらしいですが、この意味も分りません。それに題名ですが市民ケーンの市民とはどういう意味でつけたのか。これも分りません。 【野ばら】さん 6点(2003-01-05 12:17:48) 37.劇中「東亜日報」なる日本語新聞が画面に出てくるのにちょっとびっくり。多分この作品は100年後も1位にいるんだろうなあと思います。過大評価といえばそうだし、もっと面白い作品は山ほどある。でもこれは、ハーストを敵に回して作り上げたという点で、すでに伝説などでしょう。トーマス・インスを射殺しちゃったという人物ですからね。ハーストは。こういう舞台裏で戦う映画は、時代を経るごとに神格化していくものです。グイグイいく演出は見事なもので、作品としても一級だと思います。 【FOX】さん 8点(2003-01-03 21:36:28) 36.あんなにもシリアスな話だとは思わなかった。画面が白黒だからただでさえ暗い感じなのに、一層暗く感じた。最後のソリもイスに見えたし。ネットで調べてやっとソリだってわかったよ。世間的評価、画期的な技法、それらなんだかんだを無視して4点。 【kett】さん 4点(2002-12-31 00:30:18) 35.ウェルズのヘンな風貌が気にいった! 「バラのつぼみ」の意味は、確かにわかりにくいと思う。(私はちょっと巻き戻して確認しました)でも、ストーリーのほうで「結局はそんなもんさ」って言ってるみたいな感じがするので、わからなくてもいいような気がします。 【ぽんた】さん 9点(2002-12-28 00:42:49) 34.第1位という先入観に踊らされました。その分物足りなさがありました。自分的には100年の30位くらいかな。 【ヌリ】さん 6点(2002-12-22 10:48:23) 33.パンフォーカス撮影、ローアングル撮影、長いカット割などこの映画で取り入れられた技法は後々の映画界にとって意義のあるものである。回想と現在が入り乱れてケーンの真実が段々浮き彫りになるという演出も見ごたえ十分。内容としてはトンプソンという記者がケーンの最後に残した言葉「薔薇の蕾」の謎を解くべくケーンを調べる、栄華を極めたケーンではあったが彼は孤独な人物であった、何故そうなったのか、と段々ケーンの真実が明らかになっていく。しかし記者は最後までその謎を解くことができない。しかし、観客はラストにその意味を知ることとなる。オーソンウェルズは物語の進行を記者では無く、観ている観客に訴えかける手法を取った、これもまた見所の一つ。そしてまた事実は小説より奇なり、とも良く言ったものだ。彼の作ったこの映画は当時新聞王だったハーストをモデルにしている。「薔薇の蕾」というのもハーストが飼っていた犬の名前からきている。この映画に反発を持ったハーストとオーソンウェルズの現実での争いというのも実は映画になるような凄いものであった。一説によるとその影響もあり、この映画はオスカーを逃したとも言われている。そしてここのレビューを見て私が思ったことは、どうして「薔薇の蕾」がケーンが幼少のころの母親との思い出の橇に付いてたマークだといういうことに気づかない人がいるのか、映画の内容を理解していない人が多いということ。彼は孤独を愛していた訳ではない、孤独になってしまったのだ。記者トンプソンが彼の何を探そうとしていたか、彼の実像を探していたのだ、それをトンプソンは最後まで知ることなく観客だけに知らせる。その演出が分からない人がいることが凄く私には残念に思う。 【恥部@研】さん 10点(2002-12-20 11:47:13)(良:1票) 32.キューブリックの映画といい、この手の映画は非常に難解であり、一度見ただけで100%理解できたと言うのは背伸びのし過ぎだろう。実を言うと自分もこの映画はまだ、よくわかっていない。仮に自分なりの解釈を見出したとしても決してレビューをするつもりはない。なぜなら、もしこの映画を見る前に他人の解釈を先に見てしまえばこの映画の意味がなくなるからだ。もっと、言ってしまえば他人の解釈ばかり当てにしていくと自分の思考する力がしだいに失っていく危険があるのだと思っている。映画は単純明快であるべきだ。このような言い方をすると映画を単なる娯楽として考えていると思われるが自分にとって映画は娯楽ではない、経験そのものであり、うまく伝えられれば何らかの喜びを得る。ただし、二度見る価値のないものは一度見る価値もない。単純明快なら何でも良いわけではさらさらない。美を感じれば難解も単純明快もいいものはいい。この映画は僕には美を感じず個人的に好きではない。 【カルビー】さん 4点(2002-12-14 10:36:42) 31.うーん、いまいち理解できませんでした。第3の男のコンビ、ジョセフコットンとオーソンウェルズが出てるということで見ましたが。 【ヨシモニー】さん 3点(2002-12-10 22:30:49) 30.シナリオは10点。最後のバラの蕾の正体ががちょっとわかりにくいかなと思いました。ビデオで見たんですけど白黒の映像で形状がわかりにくかったです。何回か巻き戻してみて、やっとそれが序盤で出てきたアレだとわかったときの衝撃はすさまじいものがありましたが。それがちょっときになったんでマイナス1点です。 【keeper7】さん 9点(2002-12-09 15:55:42) 29.好意的に解釈すれば「薔薇のつぼみ」って国木田独歩の「忘れえぬ人々」みたいな事言いたかったのかな?と思いました。でもその伏線になるような演出ってどこかにあったっけ?思うんですけどねえ。名作とされた昔の作品って結構出鱈目な演出やってたの多いと思うんですよ。例えば地獄の黙示録とかね。そういうのってきっちり厳しい目で再評価してあげないとダメだと思うんですよね。勘違いしたモラトリアム監督が量産されちゃうから。でまあ、辛いけどこの点数って事で。 【anonymus_Q】さん 5点(2002-11-22 23:23:56) 28.最後は期待ハズレでローズバドの意味がわからなかった。もう一度みたいかと言われれば答えはNOだけど、酷評するほどつまらなくもない。現在の映像技術でリメイクすれば彼の豪邸とその中での孤独感がもっとよく表現できたと思う。 【自炊君】さん 4点(2002-11-22 17:19:44) 27.名作・・・。といわれたので見てみました。あの当時にこれだけの映画は類をみなかったんでしょう、というか、今観ても色あせていないと言うことはすごい。やはり名作なんでしょう。でも、なんだか普通だった。最後に燃えているバラのつぼみのあれは絵?ですか? 個人的に、彼が死んだときに落としたガラスだまの中にある雪の降り積もる家、あれのほうが印象的でした。彼の全てが、あそこに凝縮されているような気がしました。上手くいえませんが。 【アルパチ夫】さん 5点(2002-11-20 18:26:59) 26. 衛星で放送していたので数年ぶりに観ました。この映画の演出に感激する人は評価が高いでしょうし、さして映像に興味がない人は評価は低いでしょうね。 巧緻なシナリオですけど、孤独を想像できない人はわかり辛いでしょう。それはそれで幸せなんでしょうね。 【ハリー】さん 10点(2002-11-19 18:03:46) 25.今となっては当然の事をやっているので「それがどうしたの?」程度にしか感じられないかも知れない。それはそれで真っ当な感覚だがオリジンを知っておくのも悪くはない。第二次世界大戦の幕開けの年に封切られたという時代性も加味すると感慨が増す。 【バムジン】さん 9点(2002-11-17 01:05:24) 24.この映画の評価というのはマンガで言う手塚治虫、ロックで言うビートルズといったところでしょうか。手塚治虫やビートルズをけなせないのと同じように、この映画をけなすことも難しい。1カットっぽさを醸し出すカメラワークと抜群のカット割り。画面の隅々にまでポイントを配置する構図。徹底的にリアルで大がかりなセット。それでいながら必要最低限に抑えられた映像情報。そして秀逸な脚本によるミステリー。当時初めて観た人は、「2001年宇宙の旅」を初めて観た時のような衝撃があったのではないかと推察します。従いまして、8点献上。 【sayzin】さん 8点(2002-11-16 19:30:30)(良:1票) 23.映画、そして、ドラマとしてのおもしろさでは名作だ。しかし、オーソン ウェルズの才能が開花したのはこの作品が一番と考えられるか、それとも最初で最後か。 【本間】さん 8点(2002-11-12 19:30:25) 22.観た後、素直に面白いと思える作品だった。「薔薇のつぼみ」については、人によってさまざまな意見があると思う。だが、観終わってから自分が思った答えがあれば、それが正しいのだと思う。人によって意見が異なる作品だからこそ、名作と呼ばれるに相応しいのだろう。 【ロウ】さん 9点(2002-11-06 19:25:32) 21.前評判が良すぎるため、見た後の感想は、’名作かな?’でした。でも、勧善懲悪型ばかりの現在のハリウッド映画よりは好きです。色々考えさせられました。 【Ruah】さん 7点(2002-10-28 16:54:01)
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