みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
22.《ネタバレ》 当初はDVDでいいかな~、と思っていたが、未だに熱が冷めやらず良かった良かったの絶賛の嵐で、そこまで絶賛される理由を、今この旬な時に知りたいという気持ちになり、映画館へと足を運びました。 で観た感想。あ~なるほどね~こりゃあたしかにうけますうけます。サイエンスフィクションにラブストリーにコメディと、笑って泣いて感動して、とにかく観客を楽しませる創意工夫が半端ない!作品の世界にドップリと浸かれます。 大ヒットした理由も分かりました。分かった上で言わせてください。この国もまだまだ捨てたもんじゃないなと。なぜならみ~んな純粋な人たちばかりだから。物事を斜めに見たりしないから。真っ直ぐで実直な人たちが多いんだな~って感動しました。 だってこの映画たしかに面白いし良く出来ているとは思いますよ。思いはするけどそうとう心がピュアじゃないと手放しで絶賛はできないですよ。異性に対してものすごく興味が沸く思春期に男女の体が入れ替わっちゃうという男的にはニヤニヤな状況を、爽やかな草原の風のごとくまとめちゃってさ、おっぱいをモミモミするくらい全然可愛いもんですよ。まあ設定上、主人公の男の子はうぶで純粋なことになってるから、過剰な考えがないにしてもだ、トイレ事情はどうなる?見るし触るよね。着替えだってあるし、体育の時はどうすんの?そこを女の子側から特になんの注文もないのはちょっとね~・・・はい、いかがなものかと。 それとこれを言ったら身も蓋もないんですが、3年前と3年後で入れ替わった。高校生ですよね。毎日学校に通って授業を受けてるわけで、普通さ、どこかしらにカレンダーあるはずだし、ないにしてもスマフォのダイアリーにメモってるんだから、何年何月って分かるでしょ。それともなに?SF的設定で記憶が曖昧になるから云々・・・てことですか?でもな~、なんかそこは詰めの甘さな気がしてならんのです。ずるいです。 それに三葉の父親が心変わりするところが、見せなくても想像してください、でこれまたなんかずるいな~って思った。そういえば歴史を改変しても何の弊害もないのも、よくよく考えるとずるい気がしてきた。てか相当数の人間の運命を変えちゃったんだからね。分かってんのかな~。 それからいくら肉親とは言え、あんなにも簡単にダイナマイトを持ち出せるのってどうよ?保管甘すぎやろ!田舎で穏やかだから、とかいう能書きは勘弁です(゜´Д`゜) とまあ、なんだか重箱の隅をつつくみたいになっちゃいましたが、決してつまらなかったわけじゃないんです。十分楽しめたんですよ。ただ私はそこまでピュアなハートを持っていなかただけなんです。はぁ~、みんなが羨ましい・・・。 【Dream kerokero】さん [映画館(邦画)] 4点(2016-10-20 20:47:27) 21.《ネタバレ》 この映画のすごいところは、洋画や邦画関係なくタイムリープものに多い矛盾点、見事に覆いつくす映像と脚本である。 たとえば「アルマゲドン」なんて、重力が少ないはずの隕石の地上で普通にスタスタと歩いちゃってる。でもやっぱりブルースウィリスがスイッチをポチってするときは涙がグアーって流れちゃう。 「ガタカ」なんて、宇宙ロケットに入るのに宇宙服じゃなくてスーツとかどう考えてもオカシイダロと思う。でもあの映画ほど何度も見て引き込まれる映画はない。 それと同じように、「君の名は。」もまた、細かいところばかり重箱の隅をつつくようないやらしい見方をする人間でなければ、しっかり感動できる。そんな映画である。 ここで持論なのだが、SF映画には2種類あると思う。 ①「矛盾点が多少あっても、全体が総合的にすばらしく感動させられる良い映画」(たとえば「ミッション:8ミニッツ」もそう) ②「矛盾点が多少あって、全体もグダグダな話や映像なので、感動できない映画」(B級SFに多い) そして「君の名は。」は、①であることは間違いない。 補足だが、市原悦子演じる三葉のおばあちゃんが語る(彼女もまた三葉や瀧と同じように、入れ替わりができる能力をもつ血筋)”結び”のお話は、他のアニメ映画にはない深いものがあった。 (うわさによれば、たくさんの恋愛や人間関係を持ってきた30代以上がここでジ~ンとするとか) 【フィンセント】さん [映画館(邦画)] 10点(2016-10-20 17:20:01) 20.《ネタバレ》 新海誠と言えば、影のある若者が自分の苦悩に酔っている筋書きをセンチメンタルな映像美で被せている、世界観第一で物語は二の次というイメージだった。しかし、今作は表情豊かであっけらかんとした登場人物に、非常に娯楽性が強いあたり、監督の転換点・新境地と言える。だからこそ、手垢のついた入れ替わりものとギャグシーンで占める序盤の印象が強いほど、311が頭によぎる中盤に意表を突かれ、やがて未来改変ものにシフトチェンジしていく構成は巧い、引き込まれる。と同時に欠点も少なくなく、なぜ二人はタイムラグに気付かなかったのか、どうして二人は入れ替わったのか(共に母親不在の設定が気になる)、如何に三葉の父親を説得出来たのか描かれていないために、良くも悪くも世界観第一の監督らしい。未来を改変出来ても、村が消滅して故郷を去らなければならないことには変わらない。それでも新たな出会いがあり、新たな希望も残されている。過去作のようにすれ違いを続けてきて終わる不安もよぎったが、階段での再会、またすれ違い、ふと振り返って、そして『君の名(前)は。』──この演出に鳥肌が立った。これ以上の結末も、この先の物語もいらないくらいに。 【Cinecdocke】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-17 22:04:49) 19. ダメじゃダメじゃー。ネタバレは絶対ダメじゃー。 何も知らないで映画館(DVDの時期になったらDVDブレーレイ)GO! もう絶対はずれないから。 【JF】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-16 10:40:14) 18.《ネタバレ》 最初は見るつもりはなかったが、友人(男)がRADWIMPSが曲を提供しているから見たい、というかなり不純な目的で鑑賞を決定。 ところがどっこい、全然チケットが取れない。何これ、こんなに流行ってるの? この作品とシンゴジラのせいで、他の映画がほとんど公開されてないんだけど…。 …と、見る前から文句タラタラで鑑賞したわけですが、想像以上に良作で衝撃的だった。 絵の美しさもさることながら、演出もいい。特に曲の挿入の仕方がうまい。 邪魔にならず、むしろ歌詞とストーリーがリンクしており、相乗効果で心に響く。歌って凄い。 ストーリー自体はタイムパラドックス物に恋愛を絡めた物で、単純といえば単純なんだけど、内容は複雑。 中盤までは主人公2人の時間軸がズレている、というのをなんとなく見せており、そのすれ違いがもどかしく切ない。 それが最後の演出につながっており、胸をうつものがある。 …のだが、まさにその時間軸のズレに妙を感じた。 片や山奥の田舎、片や東京のど真ん中。環境は違うとは言え、今がいつなのか…という情報は周りからいくらでも入ってくるはず。 そして、そもそもの疑問。なぜこの2人だったのか? ヒロインの血筋に潜在的に誰かとリンクしてしまうという能力があることは示唆されているが、それがどういった理由で発揮されているかは不明。 リンクしていた事は覚えていても、リンク先が誰だったのかは誰も覚えていない様子だし、一応今回のために過去から繋いできたというような雰囲気ではあったけど。 理由なんてなくてたまたまなんだよ、でもいいとは思う。 でも、そこは、なんとなくでいいから登場人物に描いて欲しかったかなぁ。 そこは敢えて描かなかったのかな?見る人が感じてください、との事なのかな? それにしても今回の声優陣は凄い。 男性が男性の声で女性を、女性が女性の声で男性を演じるわけですが違和感なかった。 これは演者が主人公2人を理解しているということで、恐らく監督らの指示があっただろうけど、素晴らしい演技だった。 正直、小学生とかが見ても理解は大変だと思う。少なくとも自分が小学生時代は、見たところで絵が綺麗だなー、くらいの感想だったと思う。 黄昏刻、逢魔ヶ刻とかちょい説明されてたとしても分からないよなぁ。 オリジナルストーリー故に予習のしようがないので、話題性だけで見に行くとお子様連れは結構痛い目を見る気がします。 取りあえず、男2人で見るものではなかった…。 【HIGE】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-11 11:09:29) 17.《ネタバレ》 公開3日目に見たが、今更覚え書き。 以前の作品から一貫して映像美は、素晴らしい。今作を一言で言うならずるい作品。 ・難しいシーンは描いていない(ヒロインが父親と対峙する場面や、お風呂など瀧がヒロインの体に興味を持つ場面は無し ・入れ替わりは設定として許容できても、なぜ「逢魔が時」になると時間軸が違う2人が出会うことができるのか、説明が弱い 良くも悪くも万人向けの「いいとこどり」な作品。ただ、自主映画出身の監督がここまでヒットを飛ばせるという可能性を 見せてくれたのは、いいことだと思う。 昔から監督のファンをしていた身としては少し寂しいが、また以前のようなクセのある作品を作れる機会(資金と知名度)を得られたのなら、この作品のヒットにも意味があると感じる(笑) 【Sugarbetter】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-10-08 07:52:21) 16.《ネタバレ》 ああ。秒5から随分経ったもんな。天を焼きながら砕け散るように新海誠愛を語らせてもらうよ、オイラは(苦笑 (詳細はブログにて) 【エスねこ】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-10-06 23:54:25) 15.《ネタバレ》 面白かったです!前半で笑い、青春っていいなと羨ましくなり、後半で手に汗握り、ちょっとうるっとする。実に楽しい作品でした。ただ設定が現代の日本、それも舞台の半分が自分の住んでる東京なので細かいところがどうしても気になってしまう。例えば入れ替わりを通じて2人が話をするタイミングはほぼなかったのになんでお互いが好きになったんだろう、とか。3年先と3年後に行ってて携帯で日付見なかったのか?とか。そもそもiPhone4?!みたいな感じで機種からでもわかるんじゃないか、とか。電車内に紐投げ入れたら届くの?とか。たきくんイケメン枠に入るにはもみあげ太すぎないかとか。これが国が違うか時代が違うかしたら全然気にならなくていいと思うんですけど、リアルな背景のせいで気になって気になって仕方なかったです。。。あと個人的にはてっしーの方が好きです。あんな説得力のない話で爆弾まで設置してくれるてっしー、男前です。 【メリーさん】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-10-05 23:47:09) 14.《ネタバレ》 評判なだけあって良かった。 毎度絵は良いのに・・・だったけど今回はストーリーも良。 ところどころキュンってなったし、ハッピーエンドだったし。今年一番かな。 口噛み酒はちょっと×。次回作も楽しみです。 【すたーちゃいるど】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-24 17:19:49) 13.つっこむところはいろいろあるけども。 【センブリーヌ】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-23 12:55:50) 12.《ネタバレ》 傑作。絶賛されるのもわかる。先週までで興収91億で、100億が通過点とも言われているが、このまま記録を打ち立ててほしい作品。【ネタバレ注意】序盤、「夢の中で現実との区別がつかない」ということはあっても「現実で夢かどうか区別がつかない」ということにリアリティを感じないので、いつまでも「あれは夢」と思っているのはおかしいだろ、と思っていた。入れ替わって“現実世界”で生きているのだから、自分に電話すればいいじゃないかとも思った。なんでスマホで日記を付けるだけなのか。だが中盤の展開で、そのあたりの醒めた気持ちが吹っ飛んだ。そういうことだったのか。そこから先の展開は引き込まれるばかりだった。序盤の疑問も、入れ替わりの記憶を忘れてしまうものと理解すれば(ご都合主義とはいえ)納得できるものだ。それが結末に結び付いている。一点、気になるのは三葉が自転車をこぐ場面で見せたパンツ。“サービスカット”なのかもしれないが、要らなかった。 新海誠監督の過去作を思えば、この爽やかな結末は意外でもあるが、「よく話し合って作った」とのことだ。今後の作品にも期待したい。 【mohno】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-09-21 22:05:28) 11.《ネタバレ》 おっさん一人で映画館で見てきました。中高生に混じっておじさん一人で完全に"痛いおじさん"状態でしたが、、、おじさん、感動しました! 秒速5センチメートルの最良の終わり方を何年も考え、この映画でやり遂げたのだろうと思います。それが最高に嬉しかった。 最後の探して探してやっと出会って、でも一度はうつむいてすれ違い、、、これは秒速5センチメートルへの懐古とオマージュです。素晴らしい。 僕は、新海監督の"星を追う子ども"で酷評しました。2点をつけています。あれは失敗だったが、本作ではやってくれた。彼のいいところが全部出ました。中二病チックでありながらそのギリギリをいく絶妙な作り。やられた! とにかく、おじさん、嬉しいです!次も期待してます! 【Keytus】さん [映画館(邦画)] 9点(2016-09-20 19:00:07) 10.《ネタバレ》 「アニメにもかかわらず大ヒット」と紹介されていたので、急きょ見に行きました。 新海誠監督作品は、「雲のむこう、約束の場所」以来です。絵が綺麗だけどストーリーは破たんしているという印象でした。 今回、絵の綺麗さは大人しくなっていましたが、ストーリーはギリギリのところでまとまっていました。 若い人は良かったーって言ってましたが、年配者はまあこんなとこかという感じでした。 入れ替わりは、「転校生」。未来から来るのは「時をかける少女」ですかね。 それぞれオマージュがあったような気がします。 ならば、再会の場所も数寄屋橋でなくっちゃね。 【ぶん☆】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-19 16:12:13) 9.男女の入れ替わり等、今まで見たこと、読んだことがあるような要素が混在している印象です。 若い時に見たら、かなり感動していたかも。歳をとった証拠ですね。 今後の新海作品に注目したいと思います。 【tonao】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-19 10:57:57) 8.《ネタバレ》 笑いあり、スリルとサスペンスあり、感動ありで程よい感じの青春アニメではあります。 でも、脚本の構造のために歪みが生じているのも事実で。 まず時間を超えて入れ替わっていたという仕組みを隠すために二人が自分の身に起きた異常事態に対して日時の確認をしない、気付く事がない、っておバカになっちゃってるのが残念だなぁと(夢だと割り切ってたりして)。っていうか、スマホの日記アプリ使ってる時点で西暦は明確になりそうなものなのですが。つまりこれ、お利口さんでは成立しない物語なんですよね。 それから映画は三葉主体で始まりながら、クライマックス前は三葉の人格を脚本の構造のために出せない、っていうのも人称のブレを生んで「主役の心が消える長い時間」が生じるゆえの不満感が。 その他、おばあさんが仕掛けの説明のためだけに存在しているので、その説明が終了すると共に用なし扱いになってるとか、お父さんの意思決定が絶対的な〇か×かのみで成立しているけれど、その絶対性が生まれる根拠があまりに脆弱だとか、二人が入れ替わる理屈(システム的な)が結局曖昧だとか、始めに結論ありきで組み立てられているがゆえの強引さが目立つお話ではありました。 組み紐や流星の描く尾が繋がりを示し、開閉する扉が断絶を示すあたりの映像表現は良かったと思います。でも綺麗と言われる美術に関しては、んー、自分的にはラッセンの絵みたいなモンで。キレイですね、以上。みたいな。光と影の魔術師みたいな故・椋尾篁氏とか、深層に触れるノルシュテインとか、そういうトコ、そういう世界が見たいです。空気感、その匂いは希薄に思いましたしね。 モノローグが多用されるのって、「日本」の「マンガ起源」の「アニメ的表現」独特のもので、それをみんなが何の疑問もなく受け入れている状態は果たして良いのかどうか。人称ブレブレになるんですけど、それでいいのかなぁ? 私はそこで今一つ入りきれなかったんですよね。 意外に心よりも(余計な事に)アタマを使う時間が長い映画だったので、評価そこそこ。ひっかかりなく存分に心で見たいものですが。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-13 22:33:52) 7.《ネタバレ》 1953年の同名作品より個人的にはこちらの方が楽しめた。比較するものではないけど…。 口噛みの酒をアレのためだけに出すのは監督の趣味かな?とか、なんというか、全体的に幼さが見えるところはありましたが、映画作品で、別の世界線もので大事な人のことを忘れる作品って、あまり見ないので、私的にはめっちゃ琴線揺さぶられました。 メイドインヘブンや、明日の記憶のように「記憶を無くし、再会する」作品って、そんなになくないですか? 鑑賞後は、どうせ新海誠は映像美だけだろ?とか、あーRAD入っちゃったか、事前に抱いてたそんな思いは吹き飛んでしまいました。 文芸作品としてだけ見れば荒削りなところもあるのでしょうが、個人的にツボなテーマだっただけに、この点を贈りたい。 【よこやまゆうき】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-09-10 00:20:13) 6.《ネタバレ》 新海誠作品を見たのは初めてでしたが、普通に面白かったです。事前の期待通りの面白さということです。事前の期待を上回ることも下回ることもない、ハズレのない作品です。夏休みも終わった平日の昼間に見たのですが、8割くらい埋まっていてびっくり。ほとんどが10代20代でした。みんな学校や仕事サボったのでしょうか(笑)。遠く離れた2人が不思議な方法で「出会い」、その後「会えなくなり」、最後には「本当に会える」というストーリーは誰もが一度は見たり読んだりしたことがあるであろうある意味よくある話です。この作品では彗星の衝突からいかに逃げるかという要素を加えたことでダレることなくストーリーを進めることに成功しています。前述のようにグッドエンディングで終わる本作ですが、彗星が落下する最後の最後で三葉が父親である町長を説得することに成功しほとんどの町民が避難できた様子が詳しく描写されないため、なぜ町民が助かったのか理解できない人も出てくるかもしれません。あと、三葉と瀧の時間が3年ずれていると判明してからの「今どっちの時間か(現在か3年前か)?」というのが少しわかりづらく混乱しそう。RADWIMPSの楽曲はタイアップと違いこの映画のために作られているため歌詞も映画の内容に合っていていいと思います。声優以外の俳優・女優が声を当てているのも全く自然で気になりませんでした。 【MASS】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-09-09 17:23:43) 5.あいまいな部分が多い作品だが、ポイントはおさえているので観てる時はそれ程気にならない。細かい部分にもっと説得力をもたす事ができれば、名作クラスに入ったかもしれない。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-09-03 21:55:37) 4.《ネタバレ》 その時間差などに関する整合性や疑問点を指摘し、あげつらうのは容易い。その弱点は作り手が一番自覚しているだろう。 それでも尚、現在ー過去の時間差にこだわるのは新海的な郷愁の風景を立ち昇らせるうえで重要なモチーフだからだ。 「仕掛け」をばらすに至るまで、時代差を意識させることなく二人の交流をテンポよく畳みかけることが出来たのは編集と省略の巧さでもあるし、 何よりも現実的な異界を舞台と出来るアニメーションの強みだろう。 その仕掛けによって島根の風景や事物や風俗が「過去の光景」であることが明らかにされたとき、その繊細に描き込まれた情景の数々は さらにかけがえなく美しくノスタルジックなものとして輝き、匂い立つ。 朝陽の中に光の粉として舞う羽毛、紅葉の山道を歩く三人の顔を流れる木漏れ日の斑模様の光。 すり鉢状の山頂でのマジックアワーでは、ショットごとに背景の空の色が繊細に描き分けられ、短く長い時間の推移が表現される。 キャラクターの影も4色使われているというこだわりようだ。 情景のみならず、映画のアクションもこれまでで最も充実している。 歩行する足、駆ける足、自転車を漕ぐ足、その足の表情が想いを語っている。 ローアングルからレイアウトされた、閉まる引き戸のショットが反復され、フェードアウトと共に断絶的なアクセントになっている。 【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 7点(2016-08-30 21:58:36) 3.《ネタバレ》 岐阜の方言がいい味出しています。また、登場人物のキャラがそれぞれ立っていて楽しむことができます。ストーリーとしては中盤までの展開はよい。立花瀧と宮水三葉の交錯(岐阜の大自然に囲まれたノスタルジックかつローカルな青春生活、および東京での現代っぽい高校生の生活)が戸惑いの観点および甘酸っぱい観点から描かれ、ユーモアも含みながら楽しく見ることが出来る。中盤あたりから、だんだんタッチングなシーンが増えてきたなと感じ、「3年前に宮水三葉が東京まで来ていた」ということが判明したシーンが感動のピークだった。それ以降の隕石落下を防ぐところあたりから、やや事実関係がぼやけてきて、感情移入できにくい展開が続いた。個人的には、ハッピーエンドで終わるよりかは、糸守町を守ろうと高校生たちが動いたものの、隕石落下による壊滅は防ぐことができず、立花瀧と宮水三葉の交錯は儚くも途絶えてしまった、という展開になったほうが過去の意思疎通の味が出てくるのではないかなと感じる。しかしこのような細かな部分にわだかまりは感じながらも、全体的な印象としては、心が研ぎ澄まされ、身近にいる大事な人を大切にしたいなと感銘を与えてくれた映画でもありました。 【カジノ愛】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-08-28 21:02:18)
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