みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
29.テレビドラマの映画化で初めてまともな良い映画を見ました。しっかりと作りこまれていて設定はドラマと同じですがドラマっぽい演出もありません。福山雅治ではなく堤 真一が主役の直木賞ミステリーの映画といった感じです。 【じょーー】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-13 12:02:17) 28.ドラマ見てなくて、わかるか不安でしたが、この作品は、石神さんと靖子さんが主役ようなものだったので、すっと入れました。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-12-04 21:06:36) 27.《ネタバレ》 これは驚きました。TVドラマのスケールアップ版などではなく見ごたえのある「一本の映画」に仕上がっています。堤真一の濃密な演技が全体を引っ張っていますが、そこに絡む福山雅治のドラマでのキャラ作りが生かされた良い意味での「軽さ」がまさに黄金比のバランスを保っており他にはない独特の雰囲気を醸し出していました。柴咲コウは一見存在感皆無ですが、観ていて疑問に思ったことを湯川に代弁してくれるので助かりました。気になったのはダンカンの胡散臭さと石神が自殺を考えるほど生きることに絶望していたようには見えなかったことくらいか。 【8bit】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-01 19:40:06)(良:1票) 26.TVドラマは数回見ていたけど、原作は未読。あまり先入観なく劇場へ行ったのですが、なかなかよい映画だった。期待していなかったから、本編が終ったらすぐ帰るつもりが明るくなるまで立てなかった。予告CMの華やかなイメージとは異なり、最初から最後まで、とても哀しい気持になる映画。この容疑者はタイトルのような“献身”ではなく、自ら進んで“犠牲”を望んでいて、その気持を推し量るととても寂しくて哀しい。 【SAEKO】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-11-29 11:56:21) 25.《ネタバレ》 テレビドラマの時とは違うトーンと色で、劇場版として見事に独立した作品である。映画化になると何を勘違いするのか変に力を入れて破綻してしまう作品が多い中、しっかりした骨格の基、人の悲哀を丁寧に描いている。KOH+の歌もはまってる。欲を言えば、2人の天才の頭脳戦をもっと見たかった。 【リニア】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-23 22:27:44) 24.《ネタバレ》 泣けた~。特に娘がしのび泣くシーン。孤独はやっぱりしんどい。生きてる事に虚無感を感じた人を救えるのは誰かとのかかわりでしかない。家族、親、友人、会社の同僚、そしてそれは例えば、なんのかかわりもなかった隣人だったりする。そんなつながりののなかで人は心を維持していけるのかもしれない。孤独を理解している数学者がふれた隣人とのかかわりは、隣人にとっては大した事でなくても、彼にとっては、生きてる喜びを感じれた救いだったわけだ。なんて思ってしまった。それにしても、東野は女性につくす男を描くのが好きだな~ 【なにわ君】さん [映画館(邦画)] 10点(2008-11-16 23:33:32)(良:1票) 23.人生、意味がある方が良いですね。 【よしふみ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-11-15 21:10:59) 22.《ネタバレ》 推理の細部に焦点を当てずに、うそ臭いほどに爽やかな福山と過剰に抑えた堤の演技の対比を物語の中心に据えたのが良かったのでは? 【きいろくま】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-11-15 09:51:26) 21.テレビドラマ『ガリレオ』の映画化としては、ヘンにがんばってスケールアップしたりせずこじんまりした中に質を充実させて好感が持てる。多くの方が書いているが堤真一の演技オタクぶりがとても素晴らしい。ただし、一本の独立した劇映画として見たときはどうか?福山雅治や柴咲コウのキャラクターなどは初めての人にわかるのだろうか。 あと内容とは関係ないが、映像が汚くて残念だった。特に松雪靖子の家のライティングはひどかった。 【とと】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-10 19:17:49) 20.堤真一じゃなかったら、こんなに売れてなかっただろうなと思った。 【えいざっく】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-11-08 14:03:53) 19.テレビドラマ(未見)からの映画化ということで、さほど期待せず見た。 テレビドラマの延長なのか、捜査側はコミカル。しかし、犯人側と演出はシリアスという変な作り。映画は映画なんだから、シリアスならシリアスで通してほしい。 興行としての失敗を避けるために、テレビの構成を持ち込んで、映画作りに大きすぎる制約になっている。ちょっと嫌な風潮だ。 見ている方としては当然、シリアスな方を応援してしまう。だから、ラストは納得いくものじゃなかった。映像に映らなかった娘さんの幸せを祈ってしまった。 途中途中は手に汗握れるのに、惜しいなあ。 【まかだ】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-11-02 21:12:39) 18.《ネタバレ》 原作をタイトに纏めつつ、面白さはそのままに分かりやすく、かつ間口の広い映画作品に仕上がった。ドラマのいち企画物として位置付けるのはあまりに短慮。「容疑者X」を質の高い作品に導いたのは、役者堤真一の力量と、松雪泰子の説得力のある美しさに他ならない。こんなにも瞳というものは雄弁に心の内を語るのか。散りばめられた僅かな幸福を噛み締める、石神の伏し目がちな瞳が悲しすぎる。特にラストの号泣シーン、役者の演技で久々に震えた。勿論、石神との対比としてはこれ以上無いほど、颯爽とコートの裾を翻して歩く湯川福山の魅力も素晴らしかった。 【凛】さん [映画館(吹替)] 9点(2008-11-02 00:19:49) 17.《ネタバレ》 ドラマの映画化作品としては上手く出来ていたと思いました。しかもジャンルは映画化しにくい本格ミステリと呼べるモノですし。原作を既読の方なら誰しもが共感してくれると思うのですが、この作品のキャストが発表されてから石神役に抜擢された堤真一の事が非常に気になっていました。だって石神は余り容姿は優れていない設定ですから。でも堤真一が石神の性格面や表情面で熱演していたので観ているうちに「こういうのもアリかな」と感じました。 しかし工藤役のダンカンだけは完全にミスキャストでしょう。どう考えても工藤が石神より容姿が整っていた方が物語に説得力が生まれる筈です。まあ大人の都合というヤツがあったのかもしれませんが……。 【民朗】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-11-01 10:49:13) 16.《ネタバレ》 自分はガリレオシリーズ含めて原作既読でTVシリーズ未見。原作との違和感をあげるなら、湯川が石神を「ライバルではなく友達」と呼んだことが残念でした。自分の記憶が正しければ、原作では「好敵手」と言ってました。天才という設定の二人の関係には、友達の友情とは違った次元のコミュニケーションが存在し、それを湯川は好敵手と表現していたはず。孤高の二人がよくある友達じゃあ、締りが無い。ラストの石神の叫びは描いた解が完璧に「美しいもの」にならなかったことに対して発せられたものです。それは悔しさや無念ではなく、論理にそぐわない不条理に対する慟哭。でも、真相を知った靖子が取る行動として、あれは当たり前だろう。この、他者の感情を計算に組み込めなかったことが石神の方程式の限界であり、結果としてこの後の石神を救うことになると思いたい。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-10-28 13:24:02)(良:4票) 15.《ネタバレ》 よかった。だいぶ前に原作を読んだとき、「謎解きと心理の密接な関連」が最大の見せ場になっている小説なので、これは地味過ぎて映像化が難しいと感じた。結果的には、納得の出来。「地味」に徹した堤真一の演技、特に天井で4色問題を考えるシーンが、泣ける。「派手担当」の福山雅治とも意外にいいバランスで、なんだか直木賞受賞作「X」の映画化企画が先にあり、その地味さを埋め合わせるためにテレビシリーズを作ったのでは、と思っちゃったほど。 全然関係ないけれど、テレビシリーズのスピンオフ「ユンゲル」を観たら「ユージュアル・サスペクツ」のオマージュになっていて、笑いました。 【coco2】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-26 19:37:58) 14.彼氏と一緒に映画館へ行き、 観たいのが無く、彼氏が観たいと良い、 いやいや観たこの作品。 ドラマは一応観ていたので、 どうせドラマの延長戦で作っちゃいました的映画だろうと思ってましたが、 皆さんがおっしゃるように一つのサスペンス映画として出来ており とても面白かったです。堤さんの演技にも圧倒されます。 【ゆりたぬき】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-26 16:16:00) 13.《ネタバレ》 意外や意外、結構、泣ける。2時間越えの映画ですが、長いと感じなかった。 ホームレスが殺されてかわいそうだった。 松雪に逢う前の堤真一の心境をもっとアピールすると、 殺す背景がわかって、よかったかも。でも、名作。 【オドリー南の島】さん [映画館(邦画)] 9点(2008-10-24 17:59:23) 12.《ネタバレ》 「テレビドラマの映画化」=「所詮ドラマの延長」という穿った先入観を持って見ました。 しかし、ドラマで頻繁にあった「主人公福山と警察官柴咲」の絡みを極力抑えてあくまでも原作に忠実な作りをしていたので「いい意味」でびっくりしました。 主人公と犯人はお互い唯一の友人同士というシチュエーションも良かったですし、犯人役の堤が最後に号泣するシーン、福山の慟哭する演技は素晴らしかったです。 ドラマではメインとされていた柴咲はちょっと損な役どころでしたかね。 彼女目当てで行くと肩透かしを食うと思います。 ドラマの延長としてではなく一つの映画作品に仕上げた努力と勇気に拍手したい作品です。 【ゆたさん】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-23 08:58:53) 11.《ネタバレ》 原作未読。1ページも読んでいない。 原作は相当に素晴らしいのだろうなというのが第一印象。 堤真一が演じる石神が素晴らしかった。 自分の才能を活かせる場がなく、自分の人生に絶望していた際に、愛する人たちのために自分の才能を活かせる場を与えられたことに対する喜びのようなものが伝わってきた。彼は初めて生きることへの意味を見出せたのではないか。 彼が唯一失敗したとするならば、あまりに“美しい回答”を求めすぎたことだ。 石神がただ単にアリバイ作りや遺体処理をしただけならば、恐らく花岡靖子も彼に最後まで従っただろう。 自分の組み立てた方程式が崩れたときに、泥臭く泣き崩れる姿が印象的だった。 いかに天才であろうとも、人間の感情までも計算どおりにはならないということか。 また、意外だったのは湯川が真相を暴いたことだ。 鑑賞中は友人のために真相を闇の中へ葬るのかと思っていたが、暴いたことでさらなる“深み”が増したような気がした。 友達のために真相を暴くべきではないという苦悩や葛藤、真実を明らかにしなくてはいけないという使命、同じ志を持つ同士として頭脳を犯罪に利用したという怒り、そういった複雑でどうしようもならない感情が湯川には渦巻いていた。 本作において影が薄かったところがある湯川だが、内海を冷たくあしらったり、内海に打ち明けたりと悩める深みのあるキャラクターには仕上がっている。 そして、本作で一番伝えたかったことは、人間の不可思議さということではないかと感じられた。石神が罪を犯そうとした心理、花岡が最後に取った行動、湯川が真相を暴こうとした理由、どれも論理的ではない。 科学や数式や論理では解明できないのが“人間の感情”ということなのがよく分かる作品だ。 本作において問題になりそうなのは、演出ではないか。 冒頭の実験やドッペルゲンガー的な分身といったシーンはあるものの、“過剰な演出”は極力避けようとしているように思われた。恐らく原作の良さを殺さないようにという意図を込めて、ニュートラルな状態を保とうとしたのだろう。 確かに、原作の良さは殺していないのかもしれないが、原作の良さを活かし切ってもいないようにも感じられた。 もうちょっと自分らしさを出してもよかったような気もする。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-10-20 23:19:10) 10.《ネタバレ》 テレビドラマの映画化と言うよりは小説「容疑者Xの献身」の映画化なので、予想より真面目に作られてる印象。原作も読みたくなるようなレベルには仕上げています。 しかしまだまだ脚本、演出は力不足。まず、ドラマからの流れとは言え内海薫が全く必要がなく、湯川と石神の登山シーンも、映画なんだからスケール大きくしなきゃ、ぐらいの意図しか感じられずこちらも不要。ストーリーもミステリーとしての魅力が少々欠けています。 そしてこの映画最大の見せ場である石神の号泣シーン。あれは石神一人だけで泣かせるべきです。靖子まで一緒になって泣き叫んでしまうと絵的にちょっと滑稽に見えてしまうというか、石神が感情を爆発させた衝撃、感動が薄れてしまったように思うのです。それから、これは本編に大きく関わる事ではありませんが、工藤という男がうさん臭く見えて仕方がなかったのも気になりました。 ・・・が、及第点ではあります。何よりも俳優陣。原作通り石神は醜男で、もっと冴えない俳優の方が良かったとは思いますが、やはり堤真一は上手い。ラストの衝撃度は薄れたかもしれませんが、全体を通して石神というキャラクターに魅力を持たせています。花岡親子もいい味出してます。 ストーリーも原作に忠実なので、演出に問題はあっても流れは非常にいいです。 テレビ局などの制約がある中では中々頑張った作品ではないでしょうか。 【Sgt.Angel】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-10-20 20:38:18)
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