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1.《ネタバレ》 貞淑で上品であるはずの未亡人が、事の成り行きに興奮し、ついもらしてしまった「糞から餅をつくったのよ」の一言に、観客は笑い、痛快になり、わくわくし、感動する、はずであったと思う。ところが不思議なことに、お話の意図はつかめても、決して痛快でも、おかしくも、わくわくも、感動もしないのだ。それはすべてのエピソードにわたる。頭ではわかるが、面白くない。物語がうねらない、盛り上がらない。何故なのだろう。■例えば、カット尻が短く余韻が無いからかもしれない。エピソードが詰め込み過ぎなのかもしれない。台詞の間が性急に過ぎるから、ロングショットが少ないから、役者たちがテレビサイズだから、かもしれない。■あるいは例えば、「仇討ち」をなぜ岡田君はあきらめたのかということ。作者は子供同士の喧嘩から忠臣蔵まで持ち出して、あくまでも「お話」の中でそれを納得させようとする。しかし「映画」には、一瞬で、1カットで物語のあれこれを説得しうる「力」がある。そして私はその「力」をこそ観たいと思う。作者は、出来のいいエピソードを程よく配置し、うまく映像化することに汲々とし、そのような「力」を呼び込む余地を映画に与えていない。あるいは、様々なエピソードは良質であるが故に、イメージの膨らみに欠け、この「力」が生み出される契機になっていない。■程よく収まりのいい、しかし決して面白くも痛快でもないこの映画で、唯一、岡田君が素晴らしい。ラストの笑顔は感動的であった。この笑顔が感動的なのは、物語の落ちであるから、登場人物のハッピーな未来を予感させるから感動的なのではない。「お話」を超えるこんな一瞬を、このような表情をこそ観たかったと思う。 【まぶぜたろう】さん [映画館(字幕)] 0点(2006-06-04 22:14:38)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
32人 |
平均点数 |
5.72点 |
0 | 1 | 3.12% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 3.12% |
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4 | 4 | 12.50% |
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5 | 10 | 31.25% |
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6 | 7 | 21.88% |
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7 | 3 | 9.38% |
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8 | 4 | 12.50% |
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9 | 1 | 3.12% |
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10 | 1 | 3.12% |
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【その他点数情報】
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