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2.軸である事件への興味を持続させるのを放棄する内容で、物語としては明らかな失敗。 前作はかなりうまい具合に事件とテーマを絡めていたし、何より最低限商業作品として内容を理解させようとする努力を感じるのだが、今作はどうしちゃったんでしょう。 哲学談義をしたいならしたいで構いませんが、物語に仕上げて欲しい。 【カラバ侯爵】さん [試写会(邦画)] 0点(2007-03-20 06:09:16)
1.《ネタバレ》 オタクに失礼な映画だ。レベルの低い哲学を持ち出してきて、自我と意識が肉体と一緒になって滅びてしまうことに、どうしても納得がいかない連中が考え出した輪廻転生まがいのパロディアニメを、韜晦したふりをしながら見せている。イノセンス、というよりも、むしろナンセンス。身体髪膚これを父母に受く、あえて毀傷せざるはこれ、孝の始めなり、監督はこの言葉を知っているのだろうか。物理的に義体と肉体の境界線を隔てることは、フロイトの「死の欲動」(つまりカントで言うと永遠になろうというか、不死に向う衝動のこと)に影響を受けているのは分かるのだけれども、一言でいえば、子供騙し。 ゴーストという記号は、現代の自分探しに夢中になっている自意識過剰の若者にとっては共感しやすい商業的な発想なのである。 しかしそもそも「私」というものに核など存在しない。人は他人を通じてしか自分を確認することができないのです。 そんなことは監督も知っているだろうに、この男はわざと根暗な自意識過剰者が共感しそうなテーマを捻れた形で装飾し、コアな人気を獲得しようという僥倖を期待している。そこが鼻につく。既に論理が破綻していることは火を見るより明らかであるが、もっと始末に終えないのは、この映画が、監督の悪趣味な言葉遊びが嵩じて、その言葉に溺れてしまっていることだ。 【花守湖】さん [DVD(邦画)] 0点(2006-11-25 18:29:39)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
195人 |
平均点数 |
5.86点 |
0 | 2 | 1.03% |
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1 | 10 | 5.13% |
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2 | 3 | 1.54% |
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3 | 12 | 6.15% |
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4 | 20 | 10.26% |
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5 | 35 | 17.95% |
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6 | 36 | 18.46% |
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7 | 31 | 15.90% |
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8 | 22 | 11.28% |
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9 | 14 | 7.18% |
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10 | 10 | 5.13% |
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【その他点数情報】
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