みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想(9点検索)】
7.《ネタバレ》 オチはオチで秀逸でしたが、それが無くてもしっとりとした雰囲気を楽しめる作品。 知的障害者を犯罪者に仕立てるべきではないと言う声がありますが、それは現実から目を背けているに過ぎません。 「知的障害者=無垢で悪意を持たない存在」というのは健常者が作り出した勝手な理想像です。 現実の嫌な事から逃げ出し、小さな理想郷に閉じこもった長老達と同じように・・・。 【郭嘉】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-10-01 23:36:54)(良:1票) 6.《ネタバレ》 前半のゆったりとした村の営み風景だけで全部いけたと思います。まぁそんなんじゃ映画にならないですが…。ノアみたいな登場人物は決まって純粋ゆえに残酷なもので、そんな部分が出てきたシーンは正直怖気を感じまして、そこがこの映画で一番怖かったところですかね。サスペンスというより純愛ものとして何かヒロインの女性は凄いなと思いました。 【亜空間】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-17 11:29:43) 5.注意>この映画を見る前にあまりネタばれレビューを読むことはお勧めできません^^ 英国風ののどかな田園風景のなか、村で生活している人々。誰しも平和に生きられたあの時代、一生続けばいい、と思わずにはいられませんでした。まったく基礎知識もなく(あってもわからないと思うけど。ネタばれしない限りは)観たので、ものの見事に良い意味で期待を裏切ってくれました。あの人々の不幸を思えば、このひとときの幸せも、否定することはできないと思います。なにより、憧れますね。 【sherlock】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-08-16 07:53:03) 4.《ネタバレ》 相当の力作。冒頭から「洋服の生地はどうやって調達するんだろう」「鉄製品等、材料は?」と、気になって気になって仕方なかったが、オチには驚愕した。 ユートピアを築いて満足する彼は、病気の子供は見捨てるが、娘の恋人のためにはユートピアを崩す危険を冒す、なんと主観的で勝手な行動。 秘密を知らず、金、という概念のない若者たちは幸福なのか不幸なのか。 知ってしまったアイビーは、今後、病人が出たらどう感じるのだろう。冷静になったとき、ノアをどう思うのだろう。 ノアの死はみなを救ったのだろうか。 エンディング後、いろんな思いを抱いてしまう、複雑な映画だった。 このオチをここまで引っ張れるのは、役者が良いからでもある。 どの役者も、人をひきつける迫力を目に持っているように感じた。ルシアスやノアに負けないほど、アイビーの盲目の目は光っていた。 アンブレイカブルと同様、大傑作。 【しょりちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-06-14 12:20:49) 3.《ネタバレ》 全体に漂っている目に見えない不安を感じさせる雰囲気は、シャラマン監督ならではで流石だなと感じました。 内容も只のホラーサスペンスではなく、心の傷を描いたヒューマンドラマで纏められている良質な作品だったと思います。 哀しい物語ですが、過去と離別して暮らしていても、愛と哀しみは表裏一体で逃れられないモノなのかもしれない....そんな風にも感じた一本でした。 【sirou92】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-08 18:52:43) 2.《ネタバレ》 いやいや、お見それしました。ネタ師シャマラン監督が、またクライマックスで壮大にコケさせてくれるのかな~、って期待してたワケなんですけど、なんちゅー悲しい映画なんだろ、これ。自由な社会がもたらした悲劇ゆえに、自由を捨てた人々。その中で生まれ育った第二世代に訪れる愛の悲劇。それは社会の中にある見えない不安に怯える人々の姿であり、実のところ社会の入れ子細工に他ならないのですね。映画は最後に明るい希望をもたらして終わる訳ではありません。ひとつの愛の到達点が描かれるだけ。ヒロインの、愛を動機とした行動すらも、この社会にとっては必ずしも望まれたものとは言えず、でも、じゃ、この見渡す事のできない世界で個人と社会とはどう折り合いを付けてゆけばいいのか、と。その明快な答えは描かれていないのですが、そこに描かれたのは決して絶望や諦めではない、と信じたいところです。深い味わいを持った映像のイメージに酔い、そこに暮らす人々の生を感じる映画。単なるネタ師ではなかったシャマラン監督、今後も目が離せない人になりました。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-09-14 23:33:31) 1.《ネタバレ》 シャマラン監督は、これまで以上に演出力を上げたなぁというのが第一印象。本来ならば情報量的に描き足りないはずのカップルの愛を、美しい画作りによって充分浮かび上がらせている。シャマラン作品というと、とかくオチばかりが語られがちだが、本作にもいくつかのツイストが用意さている。しかし、そのツイストによって驚かせようという趣向ではなく、観客の興味を維持しつつテーマを浮き彫りにさせるために用いている。第一世代が文明社会・資本主義社会から逃げ、作り上げたユートピア。その存続のためには、文明を頼れば治すのことのできた愛娘アイヴィーの目も、わずか8歳にしてこの世を去ることになるダニエルをも犠牲にする。人間の欲による犠牲者達が、欲を抑制するが故に生まれる悲劇。『シックスセンス』には及ばないものの、本作は示唆に富んだなかなかの傑作である。 【恭人】さん 9点(2004-09-13 18:59:22)
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