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【クチコミ・感想(9点検索)】
7.久しぶりにいい映画を観ました。「天然コケッコー」というタイトルからもっとポップな映画を想像していたのですが、観てみたらびっくり!なんともノスタルジックで、心にしみいる映画ではありませんか!島根県浜田の自然の風景がとっても美しい。セミの鳴き声はだれしもの心にあるようなあの夏の日を思い出させるし、そよと大沢くんが芝に座り込んでいるシーンでは「寒い」という大沢くんの言葉とともに吹いてくる風を感じる。一緒に観た人は実写版ジブリみたいと言ってたけど本当にそうだな。そして映像美だけでなく、主演の夏帆が素晴らしい!
あまり気に入らなかった点は、そよが岡田将生演じる大沢くんのどこに惹かれるんだ?と終始気になってしまったことと、タイトルが映画の内容とあっていないように感じたこと。原作を読んでいないからわかりませんが、映画化にあたって内容というか雰囲気がかなり変わっているのでは?タイトルもそれに合わせて変えてもよかったかも。英語タイトルの"A Gentle Breeze in the Village"の方がよっぽど内容と合っている気がする。 【kaneko】さん [インターネット(字幕)] 9点(2013-03-19 23:37:24)
6.《ネタバレ》 いいです!!1回目の鑑賞では8点をつけましたが、2回見て、9点に変更しました。この質の高さは尋常じゃないです。人の心の動きを、丁寧に、繊細に描いていく、染みる映画です。田舎の風景の撮り方も美しい。無駄なシーンがまったくないし、本当にいい作品。それにしても何でこんなタイトルがついているんでしょう?タイトルでずいぶん損してるんじゃないかな。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 9点(2011-10-21 13:48:32)
5.《ネタバレ》 自分はこの手の映画にヨワイ。まず、そよちゃん役の夏帆の演技が秀逸です。驚いたときや動揺したときの視線の定まらない表情が特に良かった。そして、子供たちらしいエピソードがよく抽出されていると思います。自分はお祭りの境内でそよちゃんが泣いてしまうところに感心しました。やっかみに近い軽い悪意に敏感に反応して流れる涙。あの年頃と環境ならではの微妙な感情の起伏だと思います。どうしてもこの先のことに想いが巡る。共学の高校へ進み、広海クンとの仲にも波乱があるだろう。母校の廃校を目の当たりにするかも知れない。でも成長ってそういうことだ。ただ、矛盾するようだけど、この映画の中に流れている時間だけはいつまでも続けさせてあげたい、と思ったのは自分だけではないだろう。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2009-03-24 18:19:42)(良:1票)
4.一昔前の田舎町といういかにもな舞台を、こうも嫌味なく創り上げているのには驚いた。牧歌的な情景にしても素朴な人物描写にしてもごくごく自然で、役者さんたちがみんな伸び伸びとして生きづいている感じがする。
そよや大沢君もいいけど、さっちゃんや弟もかわいくていい味出してる。親父さんが原作のイメージと変わらずうざいのには笑った(佐藤浩一さんだとちょっとかっこ良過ぎる感はあったけど、そこはさすがの演技力)。シゲちゃんも上手い具合にうっとうしい感じ。総じて、脇役のはまり具合が半端じゃなかった。
原作ファンとしても、何の文句も出てこない。コミックの映像化は多いけど、山下敦弘×『天然コケッコー』ってその中でも最高の相性じゃないかと思う。漫画にはまったく台詞のないサイレントの回もあったけれど、山下さんならそういうのも違和感なく映像化できるんじゃないかな。予想以上にエピソードが盛りだくさんだったのに急ぎ足の印象もなく、調度いい按排に仕上がってる(もっとも、浮気や漫画の下りはいらなかったかも)。
繰り返し観たくなる、柔らかで温かな世界。観ている人が少ないのがちょっともったいないなあと思う。 【no one】さん [DVD(邦画)] 9点(2007-12-23 01:54:30)
3.イマドキのジョシコーセーを描いた「リンダリンダリンダ」。今回は田舎のイモ中学生。まるで対極にあるような作品ですけど、どちらもそれぞれ違う独特の空気感があって、この監督上手いな~と思います。そよちゃんも大沢君も、他の子供たちもみんな可愛い。青春らしい青春の一歩手前くらい、その僅かな輝きの瞬間を上手く切り取ってある。なんだか見ていてとっても幸せな気分でした。 【ぽーち”GMN”ありしあ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-09-25 20:32:27)
2.《ネタバレ》 思春期を迎えたそよと大沢が、憧れから本当の恋へ発展する一歩手前までを島根県浜田市の四季の移り替わりと共に見事に描いています。
物語自体は幾つかのエピソードの積み重ねのなかで、ひょんなことから、そよと大沢が神社でキスをすることでグッと面白くなってきます。
結局そよと大沢は最後まで愛がこもったキスができなかったけど、その卒業式が終わった教室でのシーンは、明らかにお互いのドキドキ感が伝わって「あぁ、これからこの二人は本当の恋へ発展するんだな」と感じさせてくれます。そして最後にそよが今まで愛した教室の黒板に愛のこもったキスをすることで「うん、間違いない!」と確信できました。「リンダ リンダ リンダ」もそうですが、山下監督の青春映画は、観終えた後に何処か懐かしさを感じ心が温まります。
【ありあ】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-08-03 13:35:42)
1.《ネタバレ》 この作品に出てくる登場人物たちは皆、驚くほど魅力的に描かれている。一人一人の登場人物たちがそれぞれの思いを胸に生きていて、悩んで考えて、日々を過ごしているのがすごく伝わってくる。そこには平凡な日常があり、平凡だからこそ理解できる想いがそこにはあった。そよの他人への純粋無垢な優しさや思いやり、そよを取り巻く登場人物たちの感情。全てが疑うこともなくすんなりと心に届いてくる。もう、信じるとか疑うとかそんな感情はもともとそこにはなく、彼女たちの住む町の海のように、少しの汚れもなく澄み切っていたように感じた。彼女たちの些細な行動一つ一つからもそれが伝わってきた。例えば、海に行けばバケツを持っていって家族のために貝を捕ってくるし、たったワンシーンしか出ていないお好み焼き屋は彼女たちが毎日のように通っている憩いの場だということも感じ取ることができた。全てが断片の物語で情報量も少ないはずなのに、そこに説得力があるのは、その全てに生き生きとした登場人物たちが存在しているからだと思う。ぼくはこういう作品を心のどこかでものすごく望んでいたような気がする。東京から引っ越してくるイケ面の大沢君と恋をするそよ。なんというベタ。だけど、いやだからこそぼくは共感という視点で彼女たちの成長と変化を楽しく見ることができたんだと思う。この作品に登場する人物たちが、ぼくは愛しくてしかたない。そよと大沢君の未来をずっと見ていたい。二人はこの先どうなるんだろう?ケンカもきっとするだろうし、でもすぐ仲直りしそう。いや、してほしい。ずっとこれからも二人には最後のキスシーンみたいに輝き続けてほしい。まるでこの世のどこかにいるみたいに二人のことを思ってしまう。改めて感じる。これが映画の最も素晴らしいところだと。そしてそう思わせてくれるこの作品は、素晴らしいと思う。 【ボビー】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-08-02 18:54:21)(良:2票)
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【点数情報】
Review人数 |
87人 |
平均点数 |
6.54点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 5 | 5.75% |
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4 | 6 | 6.90% |
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5 | 13 | 14.94% |
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6 | 9 | 10.34% |
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7 | 30 | 34.48% |
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8 | 16 | 18.39% |
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9 | 7 | 8.05% |
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10 | 1 | 1.15% |
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【その他点数情報】
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