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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
7.《ネタバレ》 子供の頃テレビで何回か見ています。原作小説は未読です。幼少期の強烈なトラウマという意味では、犬神家のスケキヨサンにはかなわないものの、本作の半身赤あざの里子サン、顔黒焦げの恩田サン、ならびに、そのおぞましい血しぶきは、充分心に焼き付いております。静謐ながら何かの意思や存在をも感じさせる奥山の森林、外界から閉ざされがちな地に細々と伝承される手毬唄の調べ、手毬唄を題材にした見立て殺人の異様なビジュアル、時の流れに翻弄される人の生活と情、複雑な人間関係、二十年前と現在の殺人トリックの重ね合わせの妙、効果的に配置された笑い、などなど、様々な要素がバランスよく絡み合っていて、浮いてる要素がないため、創作世界としてのリアリティが得られており、多少ムリなところがあっても押し切れていると感じます。 【camuson】さん [DVD(字幕)] 9点(2023-07-06 18:32:20)
6.岸恵子さん、若山富三郎さんが素晴らしい。
何度目かの鑑賞だが、石坂金田一シリーズの中でも1、2位を争う名作。 【tonao】さん [DVD(邦画)] 9点(2020-04-18 19:02:37)
5.ミステリーとしてより、一種のファンタジーとして大変素晴らしい。凄惨な連続殺人、辺鄙な田舎で旧家の対立、昔の迷宮入りの事件、謎に包まれた登場人物…。いわゆる「お約束」の目白押し。犯人も含めて意外性ゼロの、直球ど真ん中(当時リアルタイムで観た人に取っては違うのかもしれないが)。でも、そうそう、こういうのが観たかったの!みたいな、こちらの期待に100%応えてくれていて満足。って言うかこういう世界が好きなんだからもう仕方ない。金田一のキャラも最高。犯人がすぐ分かってしまうとか、この映画が「名画」であるかどうかとか、そういうこともどうでもいい。とにかく好きです。 【すらりん】さん [地上波(邦画)] 9点(2016-05-15 09:57:07)
4.《ネタバレ》 横溝正史の金田一耕助シリーズで、私の一番好きで作品で一番悲しい物語である。
この映画は市川崑、石坂浩二、岸恵子それに若山富三郎という名監督や俳優陣が勢揃いすることによって生まれたのだろうと思う。
最初見た時は、鬼首村の手毬唄と謎解きに興味を引かれたが、2回目3回目と回数を重ねて鑑賞していくうちに、青池リカの心情に引かれるようになった。
「歌名雄さん、どんなに好きであっても、兄妹は結婚できないのよ」と言えれば良かったのだが・・・。 【ESPERANZA】さん [映画館(邦画)] 9点(2011-03-01 16:47:35)
3.《ネタバレ》 歴代金田一映画の中で、一番好きな作品です。これぞ横溝作品、というエッセンス(戦後という時代背景、山奥の田舎という舞台、そこでの古い因習や価値観、過去の事件との因果関係、複雑な血縁関係、見立て殺人等々)が満載です。また、小説が作られた時代ならではの動機が映画にも色濃く出てたので、このような評価にすることにしました。皆様からご指摘の多い犯人の動機に関しては、この作品の設定を考えれば十分納得ができると思います。戦後という時代に、外の世界を知ることもない人達がほとんどの閉鎖された環境では、現代では理解不能の価値観がそこに存在するわけで、父親が同じ3人娘が綺麗なのに自分の娘だけが痣があったり、その妬みの対象である娘(しかも兄妹)に息子が盗られそうになったり、というのは充分動機に値すると思います。また、何故20年も経ってという意見もありますが、放庵のゆすりに対する恨みと3人娘に対する嫉妬(小さい村だから綺麗に成長していく様を日々目の当たりにしているのですよ)が積もり積もった20年に、息子の恋愛と千恵の帰郷というタイミングが重なった、ということで充分に納得できるのでは、と思うのです。俳優陣が完璧な点も、かなり評価してます。中でも岸恵子と若山富三郎は秀逸なのですが、特に若山富三郎が岸恵子を疑っていながら、恋愛感情との狭間でゆれる磯川警部の役を熱演しています。最後の駅での金田一耕助と磯川警部の会話、とても感動しました。 【なおてぃー】さん 9点(2004-02-15 02:52:33)(良:2票)
2.《ネタバレ》 シリーズ中で、一番好きな映画。色々な要素が賑やかに盛り込まれた『犬神家』から一転、寒々しくも落ち着いたトーンの中に展開する物語、岸恵子の魅力(フランス臭なし)、そしてやっぱりラストシーンの悲しさ、渋さ全開な若山富三郎の存在感にとどめを刺す、と。細かいところをよ~く考えると「ん?」っていう部分もないことはないですけれど(いくら相手の目が悪いからって、変装して騙せるモンなのかなぁ? 金田一さんもあんなにも怪しい存在にすれ違っていながらスルーしちゃってるし)、確かな演出と演技によって、おどろおどろしさよりも、しっとりとした深い味わいが後に残る映画になりました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 9点(2003-11-22 13:35:30)
1.不気味でした。市川崑の演出がGood!!! 【ます】さん 9点(2001-08-04 12:09:49)
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【点数情報】
Review人数 |
107人 |
平均点数 |
7.31点 |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 0.93% |
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4 | 3 | 2.80% |
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5 | 8 | 7.48% |
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6 | 21 | 19.63% |
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7 | 24 | 22.43% |
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8 | 30 | 28.04% |
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9 | 7 | 6.54% |
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10 | 13 | 12.15% |
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【その他点数情報】
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