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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
3.《ネタバレ》 素晴らしい作品でした。
もちろん決して明るく楽しい作品ではないけれど、
始まりからラストカットに至るまで、制作陣、出演者達に一分の隙もなかったです。
特に菅田将暉さん、彼は凄かったですね。
なんとも愛らしくて、感情移入しまくり。
達夫、千夏、拓児がとにかく這い上がる事だけを切に願って、映画に没入してしまいました。
そんな中、三人で祝杯をあげるシーン。
よーし、やったぞ!
と思って、何気に時計を見たらまだ80分。
そう、前半の陰鬱な展開で時間感覚が麻痺していたようです。
と言うことは、もう一悶着あるのか。。。って落ち込みましよ、マジで。
そしたら案の定、祝杯を台無しにしてしまう事件発生。
あちゃーと思ったけど、誰も死ななくて、本当に良かったです。
なんとか踏みとどまった彼らに、泣きそうになりました。
そして美しいラストシーンとタイトルの余韻。
この軽薄な時代にこんな作品に出会えて良かったです。
余談ですが、テレビとかで喫煙シーンを問題視する向きがあるようですが、
この姉弟のようにライターひとつで運命が変わるような事もあるんですよね。
性描写や暴力シーンなどレイティングは仕方ないにしても、
世の中が勝手に『汚い』と定めてるものを観て、どう感じるか?
そんな問いかけすら許さないような風潮は怖いですね。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2016-02-20 15:24:25)(良:1票)
2.《ネタバレ》 目を背けたくなるようなシーンが多々あり、重い内容ではあるけどラストの達夫と千夏のかすかな笑顔とそこに差し込む光が今後の2人の将来を表しているようで心が救われました。
また綾野さん、池脇さん、菅田さんの3人の演技が圧巻。 【くーちゃん】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-05-06 23:17:27)
1.浜辺を歩く綾野剛と池脇千鶴。それを手持ちでフォローするカメラの揺れが
二人の心の昂ぶりを静かに、生々しく伝えてくるようで、胸をざわつかせる。
後景で、池脇が意を決して海に入るその波打ち際は立派な「動線」ではないのか。
時に彼らと距離を置き、時に不器用な二人に寄り添うカメラの距離感が程よく、
人物間の心情の交流が画面から滲み出て来る感がある。
綾野、池脇、そして菅田将暉の三人が食堂で談笑するスリーショットの束の間の幸福感。
綾野のベランダに座りこんでの、綾野・菅田のやり取りに滲むエモーション。
これを「座っているだけ」だから動きがないと解する者にとっては、小津作品などは
さぞ「退屈」に違いない。
俳優らの芝居のみならず、カメラと対象との距離、構図、配光が見事に
融合している。
薄暗い綾野のアパートの室内に入り込む屋外からのネオン光の点滅。
そのギリギリの光加減の中に身体を重ね合う二人が浮かび上がる様は単に艶かしい
というだけではない、深い情感が漲っている。
どこが「暗いだけ」なのか。
ラストの浜辺の眩い朝焼けに浮かび上がる二人の表情の美しさ。
これこそ言葉に代え難い。
【ユーカラ】さん [映画館(邦画)] 9点(2014-05-03 22:38:31)
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【点数情報】
Review人数 |
30人 |
平均点数 |
6.40点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 1 | 3.33% |
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2 | 2 | 6.67% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 3 | 10.00% |
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5 | 2 | 6.67% |
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6 | 4 | 13.33% |
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7 | 8 | 26.67% |
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8 | 6 | 20.00% |
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9 | 3 | 10.00% |
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10 | 1 | 3.33% |
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【その他点数情報】
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