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インサイド・ヘッド

Inside Out
2015年【米】 上映時間:94分
ドラマコメディファンタジーシリーズものファミリーCGアニメ3D映画
[インサイドヘッド]
新規登録(2015-06-27)【+】さん
タイトル情報更新(2024-06-15)【Cinecdocke】さん
公開開始日(2015-07-18)


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監督ピート・ドクター
エイミー・ポーラーヨロコビ
ビル・ヘイダービビリ
カイル・マクラクランパパ
ダイアン・レインママ
竹内結子ヨロコビ(日本語吹き替え版)
大竹しのぶカナシミ(日本語吹き替え版)
佐藤二朗ビンボン(日本語吹き替え版)
小松由佳ムカムカ(日本語吹き替え版)
落合弘治ビビリ(日本語吹き替え版)
浦山迅イカリ(日本語吹き替え版)
花輪英司パパ(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕ママ(日本語吹き替え版)
さとうあいママのカナシミ(日本語吹き替え版)
定岡小百合ママのイカリ(日本語吹き替え版)
立木文彦フリッツ(日本語吹き替え版)
小宮和枝夢監督(日本語吹き替え版)
辻親八潜在意識の守衛(日本語吹き替え版)
仲野裕潜在意識の守衛(日本語吹き替え版)
原作ピート・ドクター(原案)
脚本ピート・ドクター
音楽マイケル・ジアッキノ
作曲中村正人日本語吹き替え版主題歌「愛しのライリー」
編曲Dreams Come True日本語吹き替え版主題歌「愛しのライリー」
主題歌Dreams Come True日本語吹き替え版主題歌「愛しのライリー」
製作総指揮ジョン・ラセター
制作ピクサー・アニメーション・スタジオ
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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11.インサイド・ヘッド2公開&夏休みということもあってか、トイストーリーなどと併せて本作が録画されていました。そもそも全く興味もなく本作の存在すら知りませんでしたが、見てハマりました、かなり泣けました。他のディズニーアニメとは一線を画する面白さ、やはりディズニーの横暴を許さずピクサー精神を死守しているだけのことはあります、さすがピクサー。 まず頭の中をシンプルな感情のみで描いたことは賞賛に値します。人間とは実際もっともっと複雑なものですが、それをこれほどまで分かりやすく描いたのは本当に素晴らしい。凄いのはシンプルで分かりやすいだけでなく、きちんと各キャラクター・セリフ・行動に意味があることです。 イカリとムカムカとビビりは三位一体で本能的に本人を守っている点も素晴らしいですが、ヨコロビとカナシミはペアでないと帰り道が判らなかったり、喜びの記憶を悲しみで満たすことで人として成長できたりと、とにかく非常に奥深く考えられていていちいち納得。その人の核となる素敵な思い出の蓄積で形成される”性格の島”も非常に分かり易く、しかしその島はとてももろく本人の心無い言動でどんどん崩壊していく姿も素晴らしかったです。その他、考えの列車、夢の仕組み、過去の記憶の処理の方法、CMソングのネタ、ピエロ、ビンボン(涙がキャンディーだなんて愛らしすぎて・・)、良い点を挙げるときりがありません。 余談ですがライリーの嫌いな物として”ピーマン”が出てきましたが、実はアメリカ本国版ではブロッコリーなのはご存知でしょうか。日本の子供に合わせてピーマンに書き換えてあるそうで、看板や新聞なども字幕でなく丁寧に各国文字で作られていますし、そういった様々な配慮もピクサーならではといったところです。ラストも文句なしで、悲しみ色に包まれて家族の元で泣くシーンは名シーン。成長=コンソールが新しく大きくなっている点も笑えましたし、もう本当に何から何まで大人が納得の本当に素敵な作品でした。 ちなみに原題「Inside Out(裏返し、表裏が反対)」は、おそらく感情は裏腹で表裏一体(コインの表と裏のように)という意味合いを持つ題名だと思いますが、それをややもじったインサイド・ヘッド(頭の中)とした日本語版の題名も素敵です。絵もかわいらしくトイストーリーより大人向けで良かったです! アラジン2014さん [地上波(吹替)] 9点(2024-08-08 15:16:48)

10.《ネタバレ》 これは本当に凄い。同じ記憶が別の感情に触れるとカラーを変える。感情が迷路に迷い込むと性格を構成する要素が停止する。脳内地図を移動するのは思考。眠ると思考も止まるが感情と想像は動いている。喜びと悲しみはコンビ。怒りと恐れと嫌悪はトリオ。喜びは原動力だが道を憶えているのは悲しみ。怒りが突破口を開き嫌悪がそれを焚きつける。恐れは身を守る。イマジナリー・フレンドは成長のために犠牲となって忘れ去られる。11歳が12歳になるとコンソールがいきなり複雑になる。 少年とおっさんの感情メンバーがやたら単純なのは面白い。そうなんだよ、我々の種族では感情は「同時」に働かず「一緒に」動いてしまうんだよ。女性教師が休暇と男のことだけ考えてたり、このあたりの描写は少女の複雑さに魅せられた大人のいかにも大人っぽい自己診断という感じがする。でもあんたらのバックヤードも実際は多分えらいことになってるよ。 この映画では人間の原動力であるヨロコビが世界の仕組みや様相、他のメンバーの大切さを学んで進む成長物語になっている。現実世界でも物事を学ばないで得る「喜び」はすぐ虚無に落ちてしまう。そんな知的な話でありながら知性はあくまで脇に置くという知性が凄い。 追記:一つだけ文句を。子供向け映画で邦題『インサイド・ヘッド』てなんだよ。「あたまのなか(直訳案)」「ライリーの大切な仲間たち(平凡案)」「ココロレンジャー(冒険案)」でもなんでもいいから邦題考えようよ。邦題は何かと叩かれやすいが、ひるむな。もしアナ雪が邦題「フローズン」だったらどうなってた? tubirdさん [DVD(字幕)] 9点(2019-07-02 23:43:42)(良:1票)

9.《ネタバレ》 竹内結子さん演じるヨロコビが輝いてみえるのは、大竹しのぶさんの演じるカナシミの闇が深いから。本作以上にエラい吹き替え現場だったのではないでしょうか。叫ぶ大竹、かわす竹内。 なたねさん [DVD(字幕)] 9点(2019-06-12 20:14:52)

8.そうそう!どの感情も感じる事が大切で全て必要。 悲しみがあるからこそ楽しいがより感じられる! 喜びが全てじゃない、 悲しみも怒りもムカムカもビビリもネガティブだからだめじゃなく、 ネガティブな感情こそ肯定する。 そこにフタはしなくていい!子どものように生きたらいい! そして、感情は溜めてはいけない。出して表現することが大切。 川の流れも、お金の流れも、血の流れも、うんこも、笑 溜めるのではなく流して循環させる。溜めると濁るし腐るし破裂するよー この映画では主人公の感情は頭の中で操作されていたけど、 これ実際そうなのかも知れないのご存知でしょうか? みんな自分で考えて、自分で行動してるように思えて、 実はこれが何かの指示通りに動いている可能性も否定出来ないんです。 というかもっと言うとこの世は幻想。笑 これトンデモのように聞こえるでしょうが、 実際に科学の最先端の現場で議論、研究されている内容なんですよ! ノーベル賞物理学者がこう言ってます。 「この世界が“ホログラム”であるかもしれない」 ゆにおさん [地上波(吹替)] 9点(2017-06-28 22:46:47)(良:1票)

7.《ネタバレ》 やられました。この作品は秀逸ですね。 少女の物語は他人から見れば、さほど複雑ではありません。転校により過去から 新しい環境に移り住む過程を描いただけの物語ですが、子供の頃の微妙な心理を 1本の映画にしエンターテイメントにしてしまう発想と手腕に脱帽です。 脚本の好みで言えば、ヨロコビとカナシミが司令部に戻る旅の序盤が 戻れそうで戻れない所が少々じれったいのですが、その感情たちの別世界の冒険が 実際の少女の微妙な感情と成長と言う全く異なる世界を、互いに邪魔する事無く 自然とシンクロさせて居る所が見事です。少女の方が感情の存在を意識しすぎたり 感情側が少女を動かしすぎてもこの話が架空の物語になり興醒めしてしまった事でしょうから。 子供の頃のキラキラした心や、思い出がいつの間にか消えて居たり思い出せなく なっていく過程が悲しくも成長である事を感じさせる。素晴らしいですね。 人の頭の中を映像化するというアイデアが出たとしても人の心や記憶の仕組みは 複雑で簡単では無いだろう。それを見事に具現化しただけでなく、 子供から大人まで楽しめるようコミカルで夢のある世界で描ききる 制作者達の力に関心させられるばかりです。時間も長くなりすぎず良いですね。 デミトリさん [DVD(吹替)] 9点(2017-03-26 08:18:41)(良:1票)

6.感情を擬人化するというワンアイディアだけで終わらず、それを生かすバラエティーにとんだアイディアがたくさん散りばめられていて非常に楽しい映画でした。ストーリーラインもしっかりしていて全体としてのまとまりもよかったです。 映画大好きっ子さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2016-08-29 21:41:31)

5.《ネタバレ》 『頭の中が色々なキャラクターや建物が存在する町になっている』と言う古典的な設定を見事に使いこなしている。 そもそもガチガチの専門家ですらよく解明されていない頭の中を良く再現しており、小さいころは『楽しい思い出』『悲しい思い出』等単純なものから『悲しかったけど良い思い出』『いい想い出だからこそ思い出すと悲しくなる』と言う心の多様化(成長)が劇中全体を通してとても丁寧に画かれている。 細かいところでは思い出の保管庫(ボーリング玉をしまっておく棚みたいなの)が脳のシワを表していたり。 ただ何といっても素晴らしいと感じたのが、主人公である少女の体験と頭の中のキャラクターの成長がシンクロしているところ。 この手の内容の場合、例えばギャグ作品とかだと頭の中がグチャグチャになった結果、登場人物がハチャメチャな行動をとってしまうというのが良くある(決してそれが悪いとは言わない)が、本作の場合『ヨロコビ(キャラクター)と、少女の人格を形成している『大切な思い出』が行方不明になっていしまう』と言う事件の結果、少女に起こってしまう心境の変化を『引越しで不安になり何もかも上手くいかない』と言う実生活でもありうつイベントで無理なく表現しており、『頭の中の事件で主人がおかしくなる』と言うよりは『生活している上で起こる心の不安定と言った『化学反応のようなもの』を、『頭の中の事件(擬人化?)』として表現する』と言う逆説のような演出が非常に素晴らしい。まぁこういった演出も無くはないが、なんと表現していいのか分からないが、片方の演出が強すぎてもう片方が引っ張られること無く、非常に滑らかにお互いが干渉し合っているのが凄い。 所々のギャグもピクサー作品の中では好きな部類で、私の父親も人の話を利かなかったり、意味も無く『ポリンキーのCM曲』が無限ループしてしまう、と言った部分の理由がものすごく共感して笑ってしまった。 ムランさん [ブルーレイ(吹替)] 9点(2016-01-02 20:00:12)(良:1票)

4.俺の頭の中もこんなになってたらいいなあ! ピクサーは最高。 kaaazさん [レーザーディスク(字幕)] 9点(2015-11-27 23:25:44)

3.《ネタバレ》 正当な『トイ・ストーリー』の後継作品だと思いました。物語の大きな核は二つあります。つまり"どうやって親として子に接するか"という子育ての話と、"職場の仲間とどうやって仕事をしていくか"という話です。『トイ・ストーリー』もウッディがアンディの保護者として見守っていくという話と、バズという自分より性能の高いおもちゃに嫉妬しながらも職場仲間として理解し合っていくという話でした。 本作もそれと非常に構成が良く似ている。カナシミは職場で要らんことばかりするちょっと扱いづらい同僚。それをヨロコビは最初非難する。カナシミには彼女なりの仕事があるのだということが分からずに、ライリーが喜びを沢山感じるのが何よりも良いことなんだとカナシミに押し付ける。「とりあえずマニュアルでも読んでてよ」という適当な指示方法は駄目な管理職の典型的な姿でしょう。但し、カナシミと旅を続けていく中でカナシミにも彼女なりの重要な仕事があることに気づいていく。それは共感したりとか、つらいときにつらいと正直に言う大切な感情です。そしてそれは自分のヨロコビと表裏一体("Inside Out")なんだと気付かせてくれるラストシーンの素晴らしさ。楽しい思い出は悲しい思い出と本質は同じなのですね。美しいメインテーマも相まって思わずホロリと来てしまいました。 ヨロコビは仕事仲間としてキチンとカナシミの存在意義を見出して、職場の一員として互いに認め合う。ライリーが生まれた時からライリーの保護者として彼女を守り続けていた感情たちは、何も喜びの感情だけを子どもに与えておけば子どもが幸せではないことを知る。全ての感情が子を豊かに成長させるのですから。こうやって感想を書くと、やっぱり非常に大人向けな作風であったと言えますね。 それから、心の中という極めて抽象的な舞台の構築、途中で3Dアニメからキュビスムになったり二次元までキャラクターが分解されてしまったりの画的な面白さ、ライリーの両親の感情たちの様子など、冒険心を忘れないPIXARだからこそ作り得た作品だったと思います。個人的にはPIXARの全作品の中でもトップクラスに面白い作品でした。 民朗さん [映画館(字幕)] 9点(2015-07-27 21:02:19)(良:2票)

2.人が成長するほど、感情というのは複雑になっていくということを、視覚的に説明されていて、とても感心しました。また、思い出の扱い方にも、とっても感心しました。大切なこと、いつも思い出してしまうこと、忘れたいこと、忘れてしまったこと、などなど。人と接するときに大切なことも、教えられた気がします。 shoukanさん [映画館(字幕)] 9点(2015-07-27 17:18:41)

1.《ネタバレ》  シンプルなキャラクターがシンプルに織り成す複雑な「心」の物語。  ライリーという一人の少女を中心に据えてその心の動きと精神の成長を描いていますが、それはライリーのみの閉じた世界ではなく、誰にも共通して存在する世界。映画を見ているうちに自然と観客は自分を見つめる事になります。これは子供向けのようでありながら、全ての世代に対応した物語。  指令室から放り出されてしまったヨロコビとカナシミが帰還するまでの冒険物語は、引越しによって大きく揺らぐライリーの心にシンクロし、そこには成長する事の痛みが描かれます。谷底に棄てられた無数の記憶、イマジナリーフレンドとの別離はこちらの深層をも揺さぶってきます。可愛らしいキャラクターとファンタジックな映像によるポップな映画のように見えながら、非常に奥の深い作り。  ディストピアもののようなスタイルで、世界が滅びに向ってゆくファンタジー(そう、『指輪物語』や『はてしない物語』のように)でもあって、そこには暗さ、重さ、悲しさといったネガティブなイメージがつきまといます。でも、それこそがこの映画のテーマを映しているのですね。悲しみもまた成長にとって重要な感情であるという事。喜び、悲しみ、怒り、嫌悪、恐れ、それらと上手くつきあって成長する。自分はそれと上手くつきあえてますか? 子供や他人のそれと上手くつきあえてますか? そんな事を考えさせてくれる映画。  そこにはディズニー、ピクサーの作品的成長すらも反映されていて、アメリカのアニメーションの奥行きと可能性をしっかと感じさせてくれる作品でした。良質なものに触れて心を豊かに、そんな成長の欲求を満たしてくれる映画だと思います。 【追記】字幕版を見てきましたが、字幕版の方が理解しやすいようです。吹替版は何故か抽象的表現が多くて難解になっている気が。それにしてもセリフだけでなく各所のブロッコリーの映像を全てピーマンに置き換えてあるあたり、ディズニーのローカライズ能力は凄いです。 【追記2】日に日に思い返しては心の中で大きくなってゆく映画で、なので点数をちょっと訂正。本当はいちばん悲しい存在なのはヨロコビ(ジョイ)なんですよね。それが切なくて。 あにやん‍🌈さん [映画館(吹替)] 9点(2015-07-18 21:23:43)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 60人
平均点数 7.03点
000.00% line
100.00% line
211.67% line
300.00% line
423.33% line
51118.33% line
61118.33% line
7610.00% line
81525.00% line
91118.33% line
1035.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review4人
2 ストーリー評価 7.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.60点 Review5人
4 音楽評価 7.75点 Review4人
5 感泣評価 7.25点 Review4人

【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
脚本賞ピート・ドクター候補(ノミネート) 
長編アニメーション賞ピート・ドクター受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
アニメ映画賞 受賞 

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