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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
5.《ネタバレ》 やはりどうしても、同じ「シン」を冠した、庵野&樋口の前作「シン・ゴジラ」と比較してしまいますね。オリジナルからして「ウルトラマン」は「ゴジラ」などに比べて、わかりやすい子供向けスーパーヒーロー作品であり、あのマンガチックなウルトラマンの造形を生かしたまま、作品に人間社会のリアルを落とし込むようなアプローチをしたところで、「シン・ゴジラ」を超えることは難しいと思われます。そんな中、長澤まさみの魅力を最大限引き出すことに注力したのは、大正解だったと思います。前作「シン・ゴジラ」の石原さとみの熱演は評価していますが、素のタレントとして見たとき、個人的に圧倒的に長澤まさみの方に魅力を感じるということもあり、ポイント高いです。巨人化GJ! 巨まさみGJです!きょまさみ(※)しかないと感じました(※筆者注:わかりみ的な何かか?詳細不明)。あと特筆すべきは山本耕史ですね。知的かつ胡散臭い宇宙人役をここまでなりきって演じられるとは。前作「シン・ゴジラ」が、人物を大量に登場させ、役者に演技をさせず、キャラ造形は、肩書や立場などによるところを大きくし、人間的描写による味付けを極力削ぎ落しているのに対して(これにより、唯一マンガチックなキャラ付けがなされた石原さとみが悪目立ちしてしまったのは否めない)、本作は、全体的にマンガチックで、比較的キャラクターのバランスがとれていると思います。まあ、普通の娯楽作品に近くなったとも言えますが。その分、緊迫感や切迫感は薄くなりますね。 【camuson】さん [インターネット(字幕)] 9点(2023-05-19 17:50:42)
4.《ネタバレ》 「ウルトラセブン」と「空想科学読本」と「とり・みき先生のSFマンガ」を混ぜたような「シン・ウルトラマン」。雑なCGのようなシーン(直立して話したりするウルトラマンなど)や、大事件が起きているのになんかこじんまりとした界隈で話が進んだりするのは、それがウルトラマンらしい趣きなんだと思っています。つまり、あえてそうしていると。よかった。【追記】もしかして、ブラウン管で見るのが最適な映画だったりして(困難)。テレビの画面にこそ、なじむんじゃないか。 【なたね】さん [インターネット(邦画)] 9点(2022-11-18 20:43:28)(良:1票)
3.《ネタバレ》 観たい人はほぼ観終えたであろうタイミングでやっと劇場鑑賞。それも私自身久々の映画館来訪で、ノーラン監督の『テネット』以来のご無沙汰ぶり。今回出張で地元を抜け出したついでに念願を叶えました(生活圏内には新作が公開される映画館はありません)。空白の約2年間の間に料金も値上がりしたようで、ちょっとした浦島太郎気分です。コロナ恨めしや。早く気軽に劇場鑑賞やライブに行ける世の中になって欲しいものです。すみません、舞い上がって前置きが長くなりました。感想に入ります。
率直に言うと想像以上に「面白くなかった」です。少なくとも『シン・ゴジラ』のようなエンタメ性は感じられず、ひたすらマニアックなオタク志向のエピソードが続きました。間口は狭く、敷居は高く。物語に起伏が無いので、ともすれば退屈してしまうかもしれません。しかし面白くないから駄目だとは思いません。少なくとも本作にはウルトラマン愛が詰まっていました。本気でウルトラマンを空想科学で検証し、現代にアップデートさせた努力に拍手を送りたいです。メフィラス星人やゼットンの新解釈とその帰結。ゾフィーではなくゾーフィの呼称。その拘りはリスペクトに値します。ただし、長澤まさみさんのケツ叩き癖など、おじさん丸出しのギャグは如何なものでしょう。センスは欠片も無く、シラケる御仁も多いに違いありません。それが分からぬ監督ではないでしょうに。あるいは監督は腹を括ったのでしょうか。おじさんの、おじさんによる、おじさんのためのウルトラマン宣言。その判断が賢明とは思いませんが、かつてウルトラマンに心を奪われたおじさんである私が、本作を否定できるはずもありません。「そんなに人間が好きになったのかウルトラマン」その台詞を聞けただけでもう何も言いますまい。見事な「大人だまし」映画でありました。 【目隠シスト】さん [映画館(邦画)] 9点(2022-07-08 20:59:46)(良:3票)
2.《ネタバレ》 ゴジラ映画が低迷を極めていた時見た「ガメラ」、あの衝撃に匹敵する作品でした。恐怖映画たる「シン・ゴジラ」とは全く異なる空想特撮映画として凛とそびえたっていました。二時間をかけて一匹の怪獣を見せた前作とは違い三十分番組を五つ繋げたような構成がまずウルトラマンの本質をついていました。
作品冒頭にすでに登場した五匹の怪獣を見せたあたりにウルトラQを感じ、怪獣との戦いにウルトラマンを味わい、異星人との絡みにウルトラセブンを思い出しました。CGがリアルじゃない事なんてあの頃の特撮へのオマージュとしか思えませんでした。庵野さんのとがったセンスを樋口監督が見やすくしてくれた感があり非常にナイスです。
さて、ちょっと理屈こねますが、あの頃は「しらけ」とか言って大学紛争で大騒ぎをしたにも関わらず社会を変えることが出来ずにニヒリズム(虚無主義)が問題になってたんです。この映画にもそんなシーンがあります。私個人がニヒリズムを克服するのに有効と思うのがヒロイズムです。ところが、いろんな人のいろんなヒロイズムはぶつかり合ってしまうこともあって難しんです。そんな時はどうするのか?話し合うんです。リピアもメフィスト星人やゾーフィと話してましたよね。話し合いは大事なことです。
ここまで怪獣って書きましたが、禍威獣ですね。結局、この字を当てないと「カトクタイ」って言葉が使えないんですね。まさか今時科学特捜隊なんていくら何でも使えないでしょ。そういう事だと思います。
最後、最後の戦いに赴く神永を見送る浅見はキスしませんでした。するのかなーとドキドキしながら見てましたが、しませんでした。これは、日本映画の心意気だと思いました。日本には日本の伝統と良識がある。その表明だと。ありがとう。うれしかったよ。 【たこのす】さん [映画館(邦画)] 9点(2022-05-24 01:04:54)(良:4票)
1.《ネタバレ》 私は昭和シリーズには間に合わず平成シリーズの頃には卒業していたので、これがウルトラマン映画初鑑賞です。
夕方の再放送をかぶり付きで見ていた私には、子供時代の神格化されたアイコンを前に面白いという感想しか出てきません。
最後の肩透かし気味のラストもこれが今風なのかな、と納得しています。
できれば子供の時に大スクリーンで観てみたかったのですが、きっとお母さんを質問攻めにして困らせていたでしょう。 【4吉】さん [映画館(邦画)] 9点(2022-05-22 20:52:23)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
95人 |
平均点数 |
6.29点 |
0 | 1 | 1.05% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 1.05% |
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3 | 4 | 4.21% |
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4 | 6 | 6.32% |
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5 | 16 | 16.84% |
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6 | 27 | 28.42% |
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7 | 15 | 15.79% |
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8 | 16 | 16.84% |
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9 | 5 | 5.26% |
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10 | 4 | 4.21% |
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【その他点数情報】
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