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【クチコミ・感想(9点検索)】
2.《ネタバレ》 「リオ・ブラボー」の超絶進化版とも言うべき傑作。
ジョン・カーペンターは学生時代にジム・コロスと組んで「ブロンコ・ビリーの復活(The Resurrection of Broncho Billy)」という西部劇の世界に憧れる若者を描いた現代劇で編集と音楽を担当した(その年のアカデミー賞の短編部門で受賞した事は有名な話)。
今作もまた西部劇の雰囲気を持った現代劇だ。
文字通り警察署をまるごと要塞化し、「リオ・ブラボー」における冒頭の緊張が最初から最後まで持続する。
低予算をその並々ならぬ演出でカバーしてしまうカーペンターの凄さ。いや、低予算を逆手にとった閉鎖的空間に登場人物を閉じ込めてしまう見事さと言うべきか。
まるでホラー映画の、サイレント映画のように音も無く署内の物が破壊されていく恐怖。「遊星からの物体X」でも味わえるホラーテイストが、この映画でも遺憾なく発揮されているのだ。
ギャングたちの冷徹さ、アクション映画としても一級品の傑作です。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-05-18 13:19:42)
1.《ネタバレ》 リメイクのひどさにさんざ悪態をついたのち、ちゃんと全部見ました。
オモロイわ~。
「要塞警察」の正当なリメイクは「ゴースト・オブ・マーズ」だったというべきですね。
カーペンターは、「要塞警察」では逃がせなかったウィルソンを、アイス・Tを逃がすことで逃がしてやったということです。
低予算短期間でこんなオモロイものを作れるとは、今さらしつこいけどカーペンターはスゴい。
このカーペンター独特の音楽、ベンベベベベン、ベンベベベベン、ちゅうお約束のベースノートがイカしているぞ(なんとなく笑えるけど)!カレ独特の「間」もこの時から健在だ。いきなり子供は死なす、黒人警官が主人公、掟破りとはカレのことさっ。
カーペンターの「間」って、いったいなんなのかと考えるに、現実の出来事ではマヌケな間って必ずありますよね。フツーにドラマや映画を作るときには「間」を摘んでドラマティックにしますけど、そのほうが見やすいですけども、リアリティを損ねるには違いないです。「間」を摘むほど、「舞台」に近くなります。カレはドラマに照れているうえ、「舞台」も嫌いなんだと思う。なおかつこの「間」は笑いも狙っています。
さて、「要塞警察」鑑賞中、私はゲラゲラ笑いました。登場人物の全員がシリアスであるにもかかわらず、いや超シリアスであるほど笑いを誘うようにちゃんと設計されています。
たとえばウィルソンですけど、こんな状況でも女に色目を使いつづけるという、もう「救いようがないほどバカなアメリカ男の生きざま」とかね。まるでそれが「義務」であるかのように、女を口説き続ける姿は、笑えるしなんだか憎めなくなってくる。「この期にいたってまだ口説いてるよ」あ~あ。あと、この状況でいきなり「シリアスじゃんけん」とかね。ほかにも笑いどころ満載。
ゲラゲラ笑ってください。カーペンターもそうしてほしいと思ってます。きっと絶対。 【パブロン中毒】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-14 18:00:53)
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【点数情報】
Review人数 |
22人 |
平均点数 |
7.05点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 1 | 4.55% |
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5 | 3 | 13.64% |
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6 | 3 | 13.64% |
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7 | 6 | 27.27% |
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8 | 6 | 27.27% |
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9 | 2 | 9.09% |
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10 | 1 | 4.55% |
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【その他点数情報】
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