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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想(9点検索)】
4.《ネタバレ》 この映画は、非常に地味だけど名作です。米西戦争でスペインから分捕ったオンボロ砲艦というプロットが渋すぎですが、本国は好景気に沸いているローリング・トゥェンティの時代に水兵をしている、しかも砲艦に乗せられて中国をウロウロしているという時点でサンバブロ号の乗員は艦長以下みんないわば負け組です。軍人とはいえ平凡な乗組員たちが、魔境中国の人間の営みを歯牙にもかけない歴史の渦にいや応なく巻き込まれてゆき、そしてあえなくすりつぶされてしまうのはあまりに悲しい。この作品が公開された当時はベトナム戦争はまだ泥沼化する前でベトナムに対する関心も低かったことを考えると、その先見性には感服してしまいます。 マックイーンはアクターズスタジオで学んだ経験があり本来は演技力も持っている人なのですが、この映画の演技でそれを証明してくれました。人間よりも機械を愛する孤独な男、このキャラは彼が生涯演じてきた役の典型でもありますが。 リチャード・アッテンボローと結婚する中国人メイリーですが、なんと『エマニュエル夫人』を執筆する前にちょこっと女優業もしていたエマニュエル・アルサンが演じているんですよ。このあと世界中をエロで席巻することになる女性にはとても見えないところが不思議です。 【S&S】さん [映画館(字幕)] 9点(2011-06-21 22:05:54)
3.《ネタバレ》 随所に良いところはあるが全体的に長いので中だるみする部分もあるし、競りのシーンは嫌悪感を覚えるがやはりラストがあまりに素晴らしいので見る価値十分。秩序を否定され紙切れを手に殺される神父、無駄死にに近い艦長、そしてマックィーン。ラストまでの流れがあまりに哀愁と美に溢れていてラストの3ショットは震えた。1926年の中国を舞台に間接的にベトナム戦争を批判した本作ということであるが極端に皮肉る事無く他国に首を突っ込む列強の愚かさを奥深く描いた様は面白く、またもっと根底の戦争の虚しさというものがひしひしと伝わってきた。ラストだけでなくマックィーンを始めとした役者陣の動的且つ魅せる演技も迫力ある。特にR・クレンナは好きだった。マコやエマニュエル・アルサンの存在も見逃せない。R・ワイズ作品ではマイナーな一作かもしれないが見逃せない大作である。 【きいろのくじら】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-01-08 02:41:10)
2.映像、ストーリー、豪華なキャスト。こんなに素晴らしい大作が人々の記憶から消えてしまっているのはとても残念な気がする。スティーブマックイーンが、その優しさ故に、軍隊生活に馴染めないトラブルメーカーの兵士を好演している。「俺はどうしてここにいるんだ」と叫ぶラストはとても悲しい。一生に一度は見る価値のある映画。 【lafish】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2006-01-06 03:06:35)
1.悲しい映画だ。でも何故か好きになる作品だ。ずっしりとくる、重みのある作品。 【ケンジ】さん 9点(2003-06-16 19:58:54)
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【点数情報】
Review人数 |
25人 |
平均点数 |
7.28点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 0 | 0.00% |
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3 | 1 | 4.00% |
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4 | 1 | 4.00% |
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5 | 3 | 12.00% |
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6 | 2 | 8.00% |
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7 | 6 | 24.00% |
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8 | 5 | 20.00% |
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9 | 4 | 16.00% |
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10 | 3 | 12.00% |
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【その他点数情報】
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