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二十日鼠と人間(1992)

Of Mice and Men
1992年【米】 上映時間:111分
ドラマ小説の映画化
[ハツカネズミトニンゲン]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-07-05)【イニシャルK】さん


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監督ゲイリー・シニーズ
キャストゲイリー・シニーズ(男優)ジョージ
ジョン・マルコヴィッチ(男優)レニー
レイ・ウォルストン(男優)キャンディ
シェリリン・フェン(女優)カーリーの妻
ジョー・モートン(男優)クロックス
アレクシス・アークエット(男優)ウィット
ジョン・テリー〔男優・1944年生〕(男優)スリム
モイラ・ハリス(女優)
原作ジョン・スタインベック「二十日鼠と人間」
脚本ホートン・フート
音楽マーク・アイシャム
編曲ケン・クーグラー
撮影ケネス・マクミラン〔撮影〕
ドン・レディ(カメラ・オペレーター)
製作ゲイリー・シニーズ
MGM
製作総指揮アラン・C・ブロンクィスト
配給UIP
美術デヴィッド・グロップマン(プロダクション・デザイン)
衣装シェイ・カンリフ
録音ゲイリー・A・ヘッカー
字幕翻訳進藤光太
スタントスピロ・ラザトス
その他アラン・C・ブロンクィスト(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ケン・クーグラー(指揮)
バーバラ・A・ホール(プロダクション・コーディネーター)
あらすじ
二人は今日も農場を追われていた。子供並の知能しか持たない大男のレニーと小柄で賢く面倒見のよいジョージ。ジョージは問題児のレニーのために幾度と職を失い苦しめられながらも、心やさしいレニーを信頼し、レニーもまた彼を慕っていた。そんな彼等には、いつか自分達の農場を持つという夢があった。夢の話をせがむレニーにそのたびに夢を語るジョージ。農場で働く二人は幸せだった。やがて新しい農場の暮らしにも慣れてきた頃、二人に転機が訪れる。

MANABU】さん(2005-02-21)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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19.《ネタバレ》 農業&ロード・ムービーの傑作。 ジョン・フォードの「怒りの葡萄」を思い出すとても厳しくて優しい映画だ。 ルイス・マイルストンの「廿日鼠と人間」も悪くないと思ったけど、俺はリメイクの方が好きかな。 いつか大きな農場を持つと語るジョージ、それを楽しげ気に聞くレニーの二人。ジョージは知恵で、レニーは力でお互いを助け合う。 レニーは発達障害という壁を持つ。その壁が二人を衝突もさせたけど、何だかんだいって二人は互いを尊重して力強く生きてきて。 ジョージはいつも進んで貧乏くじを引き、レニーを支えた。レニーの心の壁を打ち壊して、彼をもっと楽にさせたかったのかも知れない。 レニーは自分なりに生きた。ジョージの夢を叶えようと彼なりに、精一杯。純粋が故に、農業も動物も人も同じように愛した。そんなレニーの純真さが悲劇を生んでしまうとは・・・皮肉としか言えない。 レニーはジョージの支えでもあったし、足に繋がれた鎖でもあったのかも知れない。そう思うと余計に切なくなってくる。 彼の姿は、何処か「フォレスト・ガンプ」を思い出してしまうのは何故なのだろうか。 ジョン・スタインベックの小説は、夢を持つ事の大切さ、現実とどう向き合うかをいつも教えてくれる。そこに映画という視覚が我々に生きる事の大切さも教えてくれるのだろう。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-06-25 19:35:45)

18.久しぶりに良い映画を見たという実感が強い。さすがにスタインベックの名作だけのことはあり、「怒りの葡萄」とともに大好きな映画だ。なぜに「二十日鼠」なのか、バーンズの詩を読み直し、わかったようなわからないような・・・。主役二人の演技はすばらしく、特にジョン・マルコヴィッチについては言うことなし。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 9点(2013-11-30 19:50:16)

17.《ネタバレ》 またひとつ名画たるものに出会ってしまった。ぴりぴりと張り詰める緊迫感。サスペンスでもなくホラー映画でもないというのに どうも胸騒ぎが止まらない。 結果、悪い予感は不運にもズバズバと当たってしまい 結果、やはりそうなってしまうのですね’ という ジ・エンドに閉口せざるを得ない やるせなさを誘う。しかし、悲しみのどん底で終わるわけではなかったラストにセンスを感じた。最後、肩を並べて歩く二人の姿を再び見れてホッとした。 3737さん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-17 23:17:29)

16.《ネタバレ》 観終わって、しばし呆然・・・。なんでだあっ! 舞台は、農場と地味ながら1シーン1シーンの重みが凄い。知恵遅れのジョン・マルコビッチと、冷たそうな顔立ちなのに優しく微笑むゲイリー・シニーズのコンビが素晴らしい。 特にゲイリー・シニーズはあんまり注目したことがなかったけど、こんな素晴らしい役者だったのね。惚れた! すべからさん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-25 22:49:42)

15.ゲイリー・シニーズとジョン・マルコビッチの演技力に脱帽です。 感動しました。 ぷっきぃさん [DVD(字幕)] 9点(2009-05-15 02:37:38)

14.《ネタバレ》 映画は鉄道内から始まり鉄道内で終わるが、下車は現実社会との繋がりを連想させる。農場ではジョージとレニーに周囲との距離感を持たせ、弱者が蹂躙される厳しく残酷な世の中で唯一無二の存在であることが強調される。そして二人が飽きずに夢の語る様子は稀有な友情を手にしているだけで満足だった事を伝え、全てを喪失する悲劇的な結末へ向かうあたりが巧い。言葉数少なくもゲーリー・シニーズの哀しげな表情は雄弁であり、賢いジョージが夢は夢に過ぎない事もレニーがいつの日か起こす問題にも感付いているように思え未来を予見させる。キャンディ老人の犬の死もその伏線となっているが、そこにはペットの犬とレニーとを同一化してしまう危うさもある。しかしジョージとレニーは主従関係ではなくあくまで対等に描かれ、モラルだけではどうにもならない現実世界での二人の友情に逆に温かなヒューマニズムを感じ心に深く残る。 役者陣も熱演でありシニーズ、マルコビッチ共に印象深い。特に舞台の演出家としても名を馳せているシニーズは同スタインベック作品『怒りの葡萄』の舞台でも高評価を受けたそうで自ら監督を勤めた今作は渾身の一作だったに違いない。 ちなみに39年のオリジナル版はさらに素晴らしいが、ジョージの解釈に限っては本作の方がレニーの必要性を感じしっくりとくる。 ミスター・グレイさん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-06 17:10:08)

13.切ないです。 B.Rabbitさん 9点(2004-06-07 22:40:20)

12.最高。完璧。寂しい男たちの繊細さ、ちょっとした喜びや悲しみ、小さな夢。その全てを台無しにする、財産目当てで牧場の息子と結婚したくせに話相手がいないとグチをこぼす自己中クソ女。喜怒哀楽全ての感情を刺激される。ラストの苦しさ、重さ、哀しさ、寂しさは涙が止まらない。 ラーションさん 9点(2004-03-29 02:36:42)

11.命の質量。単位は[kg] no_the_warさん 9点(2004-03-14 01:25:42)

10.マルコヴィッチが出演していること以外まったく予備知識がない状態で観たのですが、マルコヴィッチは勿論のこと、ゲイリー・シニーズの演技も素晴らしい。切ないけれど結末はあれでよかった。もっと早くに観たかったな。 はっぴ~さん 9点(2004-01-21 04:20:05)

9.ゲイリー・シニーズとマルコビッチの俳優の演技がこの作品の随所で光ってます。僕はちょっと暇つぶしのつもりで、見始めたのですが気が付いたら最後まで見てしまいました。 モモッちさん 9点(2004-01-21 03:24:30)

8.《ネタバレ》 久々に良い映画を観た感じがします。切なく、救いようがないですけれども。スタインベック原作と分かり、また映画とは違って原作の結末には救いがあるかもしれないと思い、早速本屋さんで翻訳本を購入。が、原作も救いなし・・・。映画は原作と比べて、キャラクター設定の違いや説明不足の点もありますが、そこを素晴らしい演技で補っているので遜色はありません(特にジョン・マルコビッチとゲイリー・シニーズは!)。個人的には原作より映画の方が好きです。映画を観た後、思ったのは原題の『Of Mice and Men』。直訳すると『二十日鼠と人間の・・・』となり、「『の・・・』の後は何だ?」と気になっていたのですが、ロバート・バーンズの詩の一部を引用していたのですね。『二十日鼠と人間の 最良の企ても だんだんと狂ってゆき 約束された喜びの変わりの 嘆きと苦しみのほかは 我々に何も残らない』。その通りの映画なのですが、どういう心境でこの小説を書いたのでしょう? 中岩無洋さん 9点(2003-12-17 16:47:50)

7.ゲイリー・シニーズが映画を文学的にしめた一大傑作。 Keith Emersonさん 9点(2003-11-14 00:13:39)

6.《ネタバレ》 ジョージにとってレニーは重荷だったことは間違いない、前半でもそんなことを言っていたし。けど、だからこそジョージにはレニーが必要だったように思います。日々無意味とも思える労働の中でレニーが居たからこそジョージは「こいつのために、俺は必要なんだ」と思えたし、頑張れたんじゃないだろうか。レニー以外の仲間とは気軽に楽しく付き合えるけど、彼らは別にジョージである必要はなく誰でもいいわけで、ジョージは日々楽しくても何か空虚感、虚無感みたいなものを感じるはずです。一方レニーは一緒にいて楽しいわけでもなく、重荷だけど、ジョージなしでは生きていけない、そんなレニーだからこそジョージの空虚感を埋めてくれる存在だったんだと思います。このへんは複雑ですね、大切だけど重荷、重荷だから捨てたいと思うけど、捨てるのは寂しいみたいな…このあたりのジョージの心情はうまく描けていると思います。 そういうレニーを失うはめになり、自ら引き金を引くジョージの姿は痛ましかった…うまく文章にはできませんが、印象に残るシーンでした。 ペリエさん 9点(2003-11-03 21:32:53)(良:2票)

5.声をあげてなきました。人の持つ優しさや、友情、それらが全て失われた後の悲しみ、怒り、悔しさだけが胸に残りました。ジョン・マルコビッチの演技が素晴らしすぎて、途中から彼が演じているということを忘れました。ジョージ役のゲイリー・シニーズは監督もやったそうですが、本当にこの映画と彼の演じた役を愛しているんだなぁ、というのが伝わってきた。この映画はスタインベックの同名小説が元になっているけれども、英語だからこそ分かる微妙なニュアンスもあるので原文で読むのがお勧めです。 zakkiさん 9点(2003-04-21 13:55:49)

4.とにかくこれはゲイリーが監督ということで、たいした期待はせずに見たが、本当によかった彼はもっと監督に挑戦してほしい。ラストは悲しいが仕方ないと思うしジョージが撃ったことですこしは救われただろう。 まさるす12さん 9点(2003-02-12 00:18:12)

3.泣きました。とにかく泣いた。あのラストはシニーズの人としての究極の選択なのでは。思いやる気持ち%2Cかばう気持ち、憐れむ気持ち。全てをマルコビッチに捧げた彼の行動に感動しました。 まろちゃんさん 9点(2001-06-08 12:53:32)

2.スタインベックの描く人間は、いつもどこか悲しくて、美しくて、強くて、そして弱い。マルコビッチは、名キャストだった。レニイィィィィィィ!!! ぶんばぐんさん 9点(2001-01-14 17:02:20)

1.映画館で何年も前に見たので、そのときは「マルコビッチって誰?」という感じでしたが、本当に記憶に鮮明に残っています。スタインベックの原作に負けない作品! シャノンさん 9点(2001-01-03 21:59:59)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 94人
平均点数 7.76点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
322.13% line
433.19% line
566.38% line
644.26% line
71819.15% line
83031.91% line
91920.21% line
101212.77% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.75点 Review4人
2 ストーリー評価 8.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review4人

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